【ろっくまんないん やぼうのふっかつ】
ジャンル | 横スクロールアクション | ![]() |
対応機種 |
Wii(Wiiウェア) プレイステーション3(PlayStation Network) Xbox360(XboxLIVE ARCADE) |
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発売元 | カプコン | |
開発元 | インティ・クリエイツ | |
発売日 |
【Wii】2008年9月24日 【PS3/360】2009年6月24日 |
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定価 | 1,000円 | |
備考 | 2019年1月31日にWiiウェアの購入期間は終了済み | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
「ファミコンロックマン」が骨太仕様で復活 「ブランクを経た過去の名作は失敗する」定説を覆す 人気の影響で続編製作&他社も一部追随 このときも!このときも!このときも! |
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ロックマンシリーズ |
『Wiiウェア』のダウンロード専用コンテンツとして提供された作品で、『ロックマン』シリーズ第10作目(ロックマン&フォルテ含)。
「長い年月を経た後、思い出したように出た続編にロクなものはない」という定説を覆した、驚くほどいつものロックマン。
かつてのファミコンロックマンと同様の内容でよく作り込まれた内容でありながら、1,000円という低価格で提供された。
これらの要素もあり、Wiiウェアのランキングでは永らく常連となった他、後にPS3/360でも展開された。
本作の成功を受けて同路線の続編の製作が行われたのも大きいが、他社もこういったリバイバル路線に追随するなどゲーム業界氷河期に一石を投じた。
ロックマンの度重なる活躍により平和を取り戻した世界だったが、ある日世界中でロボットが暴れだし、再び混乱が訪れた。
誰もがまたDr.ワイリーの仕業だと思ったが、なんと暴れているロボットの製作者はDr.ライトであることが判明。
同時に流れたワイリーの証言でライトが世界征服をほのめかしていたことが伝えられ、ライト研究所に抗議が殺到する。
ロックマンはライトの汚名返上のため、暴れているロボットを止めに再び立ち上がるのだった。(Wikipediaより)
+ | 本作のボスと特殊武器 |
+ | ネタバレ注意 |
過去作に引きずられている感はあるものの、作りはとにかく高水準。
特に軽快な操作性と強力な武器のもとノンストップで駆け抜ける快感は、2DACT全体で見てもハイレベル。
「現代においてもレトログラフィックは通用する」という認識に箔をつけた作品の一つとも言える作品であり、じわじわと業界にも影響を与えた。
2DACT好き、あるいはガチゲーが好きなら、是非プレイして欲しい一作。
難易度は高いが決して理不尽ではない、制作者の意図をしっかり感じられるステージやボスを堪能できるはず。
+ | 参考動画 |
*1 チャージは「時間あたりのダメージが通常ショットに負けないようにする」、スライディングは「ゴリ押しせずに避けさせる」という設計になるため、必然的に敵の無敵時間が伸びる傾向にあった
*2 被ダメージ2倍、ダメージ時のノックバック2倍、バスターが2連射まで(ロックマンは3連射)、ショットの発射位置が若干低い。
*3 稲船氏へのインタビューによると、本作の開発コンセプトは「2の続編を作る」であった。
*4 これはWiiリモコン自体が横持ち時にファミコンコントローラーを意識した仕様になっているため。一応エクストラボタン的にAボタンとBボタンはある(ファミコンにおけるA/Bボタンはそれぞれ2と1ボタンとなる)が、Aボタンは中央に、Bボタンは十字キーの後ろに位置し、角度的に左手中指の第一関節から先を起こす(ひらく、伸ばす)ようなような操作となるため、アクションゲームにおいてすこぶる操作性が悪いため、原則用いられることはない。つまり、横持ち対応ゲームは実質的にファミコンと同じボタン数での運用が基本となる
*5 漫画版では常用されている設定だが、ゲーム内で言及されたのは初めて。ロックマン&フォルテ内では『ロックマンワールド5』のボス達についても触れられている為、こちらも本家の時系列に組み込めることになる(W5のみ、OPのナレーションに従うなら4と5の間の出来事となる)
*6 ちなみにここのBGMは『2』のステージセレクトの画面のアレンジとなっている
*7 一応FC風の『7』と『8』は有志制作によるフリーゲームが存在する
*8 海外ではトーマス・ライトの綴りが「Thomas Light」のため
*9 スタッフによると、ロックマンでは「ロボット同士の戦い」という演出が重要であり、このような例ではロボット感が失われてしまうた為、ボツにしたのだという