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このページでは、オリジナルの『ランス・クエスト』(賛否両論)と、アペンド版『ランス・クエスト マグナム』(良作)を併せて紹介する。
【らんす くえすと】
ジャンル | 世界は救わない 正統派RPG | ![]() |
対応機種 |
ランス・クエスト Windows XP/Vista/7(パッケージ版) マグナム統合版 Windows 8/10(DL版) iOS / Android / MacOS / Windows(OOParts) |
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発売・開発元 | アリスソフト | |
発売日 | 2011年8月26日 | |
価格 | 9,180円 | |
レーティング | アダルトゲーム | |
配信 | マグナム 統合版:2018年9月28日/4,104円 | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
シナリオ・CGに難あり パッチを当てないと不親切な部分が多い |
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Ranceシリーズリンク |
美女と名高い香姫を奪うために、大陸の東の端にある島国・JAPAN に渡ったランス。
旅の途中で出会った、弱小国・尾張の武将・織田信長に軍の指揮を任され、JAPAN全土と美女の征服に乗り出すことに。
ランスは上杉、武田、今川などの強豪武将を次々と倒し、徐々に JAPAN全土を掌中に収めるが、戦いの終盤で一番信頼していたパートナーを失ってしまう……
そして……
大陸に戻ったランスは、自由都市地帯にあるコパ帝国にいた。道中気まぐれ (とはいいつつエッチ目的) で助けた学生・サチコをお供に、
今日も西へ東へ美女と財宝を求めクエストをやりまくる冒険の毎日!
「シィル?がははは!そんなものは後だ後!」
普段と変わらず(?) 美女とエッチしまくるランス。ところがエッチ目的で訪れたカラーの村で、なんと女の子とエッチができなくなる呪いを受けてしまう……!
ハイパー兵器を封じられたランスの人生はいったいどうなる?でも強い女の子ならエッチはOKだよ!
強い美女とお宝求め、ランスと美少女パーティーの冒険が始まる!
+ | 職業一覧 |
拠点フェイズ
システムにかなりクセがあり、特に初期はゲームバランス調整があまり褒められたものでなく、ユーザーの意見を元に随時調整されていった。
+ | (主に)最新パッチでは修正されている初期~Ver1.5までの主な問題点 |
以下最新版でも残っている問題点
+ | ラストダンジョン~無印EDについて |
単体のゲームとしては遊べる。叩く所しかない様なクソゲーではない。
ただ、システム面の不満点はパッチで改善された部分もあるが、盛り上がりに欠けるぶつ切り気味のストーリーは変わらないままで、そもそものコンセプト自体が人を選ぶ物なのは否めない。
また、キャラ・設定・CG方面にも難があり、ファンサービス要素に期待し買った過去作からのファンにとってはガッカリする要因が極めて大きかった一作でもある。
スタッフ側は低難度化・ユーザーフレンドリーな昨今のゲームを疑問視しており、本作は難易度自体は高くても失敗時のデメリットがなく、何度もトライ&エラーできることをコンセプトにしていた。
だが、どちらかというと本作は昔のゲームのような不親切さを感じる部分があり、高評価のプレイヤーも一応居るものの、否定派の意見も無視できないレベルで渦巻く結果となった。
実際にごく少人数だけの育成だけではクリア出来ず、裏ボスはやり込み必須と確かに難易度は高いが、そこに面白さを感じる前に煩わしさを感じてしまいやすいのである。
ストーリーも質・量の薄さからフルプライスゲーとしての割高感は無視できないポイント。
今からプレイするならば初期版は問題点が山積しているため、遊ぶ場合はまずパッチ導入をした方がいいが、シナリオ面も考慮するとなるべく『マグナム』との同時購入をお勧めする。現在DL版の単体販売はされておらず、アペンドとセットの『ランス・クエスト マグナム 統合版』のみ販売されている。
逆に言うとパッチ導入後や『マグナム』でも根本の部分は変わっていないので、大本の仕様や雰囲気が肌に合わないと感じる人にはあまりお勧めできない一作である。
【らんす くえすと まぐなむ】
ジャンル | 今度は世界も救います 正統派RPG | ![]() |
発売日 |
日本語版 2012年2月24日 英語版 2021年2月25日 |
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価格 |
パッケージ版:2,520円 DL版:1,995円 |
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配信 | マグナム 統合版:2018年9月28日/4,104円 | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
問題点をある程度解消 ユーザーの努力による有料パッチ 「パラレル扱いです」→続編で正史に |
ユーザーの意見によって無印の問題点をほぼ全改修し、佳作や良作と呼べるレベルまで持って行くことに成功した。
しかしアリスソフト初の分割商法(しかも無印発売当時からすると予告なし)になってしまったことや、発売に至るまでの経緯が影を落としてしまっている。
ゲーム自体は割と快適に遊べるようになっているのだが、ストーリーや内容量はフルプライス+αとしては物足りない。
そもそも戦闘・育成・アイテム収集等の根本的な所が不親切な設計なので、やりこみプレイヤーからすると多少改善された程度止まり。
『無印』単体をプレイしてそのシステムでもっと楽しみたいという人は『マグナム』もプレイすると良い程度のものでもある。
TADAパッチについて
*1 シリーズ通してランスは自身の「アレ」をこう呼ぶ
*2 本シリーズではレベルの上限が個人によって異なるという設定がある。どれだけ努力してもその人物の才能限界以上には成長せず、主人公のランスだけがこの法則から外れた特別な人物である。
*3 Ver1.6以降と『マグナム』での仕様。『無印』の状態ではワールド5まで存在するが、現行仕様とはかなり異なる
*4 魔法無効の敵で、バリエーションも多く色々なクエストで出現する
*5 ラスボスや裏ボスなどは流石に工夫するか高レベルにしないと難しい。
*6 これらはパッチやマグナムである程度緩和されたが、それもユーザーからの意見を参考に時間をかけて調整したもので開発が上手くバランス調整した訳では無い。
*7 マグナムで手間は緩和されたが、強敵追加等から結局選択肢は少ないし手間がかかることには変わりない
*8 ランスにとって貝は女と同じくらい大切な存在で、身内を喪った少女に「貸した」ことやif展開で大切な人物の墓前に捧げたことはあるが、タダで渡したことはそれまで一度たりとも無い。
*9 例えばこの世界の一般市民はレベル10程度の強さしかなく基本的に魔法が使えない。メインキャラも50~70程度が才能の限界で魔法や特殊な技能に目覚めるのはごく一部の人間なのに対し、魔人は少なくともレベル100程度の実力を備えており、魔法ないし特殊な技能を必ず持っており不老不死でまず死なない
*10 『マグナム』ではほぼ全キャラに何かしらのイベントが追加された。
*11 ただしこちらの人気投票はメインヒロインたちは別部門扱い
*12 特に後述のマグナムでその量が増えた為。ついでに言うと先に生まれている息子のダークランスに対しては気にかけてはいるが、男子であることとダークランス側がランスに対してあまり好意的に思っていないため放任している。
*13 その後の展開には賛否両論あるが…。
*14 比喩で使われることも多いが、アリスソフト側がユーザーに改善案を募集させて反映させていた本作においては純然たる事実。また、マグナム以前のパッチもほぼユーザーからの改善案とバグ報告によるものである。
*15 無印で待機に相当するスキルがなかったのは調整ミスではなく意図的な仕様であるが、ユーザーにしてみれば「なぜ待機という当たり前の行動が出来ないのだ」と非常に不評だった
*16 マグナムでは一部職業を除いて強力なキャラが作れるようになった。
*17 ただしこれは「最低限」の話であり、正直300レベルでは「勝つ可能性が多少出てくる」程度。きっちり倒す為には400~500レベルは普通に要求される。
*18 誘拐(殺人の疑いもある)・立ち入り禁止区域への出入り・強盗・破壊活動など、名目さえあればほぼ何でも許されたりAL教の権力によって逆らえない。一名のみは純粋なアホなのでクリーンかもしれないが…。
*19 パステル側の失策もあるが、それを差し引いてもパステルの自業自得とは言えない。完全にクルック達が悪い。