SIMPLE1500シリーズ Vol.38 THE リアルレーシングTOYOTA
【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむさんじゅうはち ざ りあるれーしんぐとよた】
| ジャンル | レースゲーム |  
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| 対応機種 | プレイステーション | 
| 発売元 | D3パブリッシャー | 
| 開発元 | アトラス | 
| 発売日 | 2000年9月14日 | 
| 定価 | 1,500円(税別) | 
| 周辺機器 | ネジコン対応 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | ひたすらレース機能に特化 ボリュームとしては上々
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| SIMPLE1500シリーズ | 
 
概要
SIMPLE1500シリーズ3つめのレースゲーム。
タイトルが示す通り、登場する車は全てトヨタ製の実在車種。
元となったのはトヨタのネッツ系列店で販促ソフトとして頒布された『ネッツ・レーシング』(非売品)。
本作は上記ソフトから車種の変更・一部コースの削除を行った、マイナーチェンジ版とでも言うべき物である。
ゲーム内容
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4つのモード
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スポットレース:1回ごとに項目を設定してレースを行うモード。
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グランプリ:16台が出走して全8レースを競うモード。
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タイムアタック:任意のコースを1台で走り、ラップタイムを競うモード。
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2P対戦:上下分割の画面でプレイヤー2人が対戦するモード。
 
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ゲームのクリアは特になく、レースコンディションを設定して走るだけ。
評価点
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値段以上のボリューム
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ひたすらレースをするだけという点はあるが、設定項目の組み合わせで遊び方が増えている。
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モードもレースゲームとして必要なものは一通りある。
 
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設定項目が多い
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グランプリモード以外はコース、時間帯、天気、周回数、ライバル車の台数を設定できる。
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また、耐久レースを再現するためにタイヤ磨耗&燃料消費の概念を導入できる。
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上記項目をオンにした場合は適時ピットインを行う必要がある。
 
 
問題点
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解禁していく要素がない
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ゲーム中の全要素が最初から完全解放されているため、達成感は自分で見つけるしかない。
 
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セーブ機能がない
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ベストタイムの走りを行っても電源を切ると消滅する。
 
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ロード時間が長め
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ロード時間が長い上に、ロードが挟まれるタイミングが多い。
 
総評
シンプルにレース機能だけに特化させたゲームであり、機能面では『THE レース』や『THE バイクレース』を大きく上回っている。
奥深さには欠けるが、値段以上の内容を持っているため他のゲームのプレイの合間に気軽にレースを行う分には充分だろう。
「非売品のゲームを(一部要素が変更・削除されているとはいえ)安価に体験できる」という意味でも価値はあるのではないだろうか。
最終更新:2021年06月16日 20:40