ラストウィンドウ 真夜中の約束
【らすとうぃんどう まよなかのやくそく】
| ジャンル | アドベンチャー |  
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| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| メディア | 1024MbitDSカード | 
| 発売元 | 任天堂 | 
| 開発元 | シング | 
| 発売日 | 2010年1月14日 | 
| 価格 | 4,800円(税5%込) | 
| 判定 | 良作 | 
| ウィッシュルームシリーズ ウィッシュルーム 天使の記憶 / ラストウィンドウ 真夜中の約束
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あらすじ
1980年12月18日、ロサンゼルス。あまりにも怠慢な勤務態度のため、エドからクビを言い渡されてしまったカイル。
失意のまま住んでいる「ケイプウェスト・アパートメント」に戻ると、アパートが取り壊されるため今月中に立ち退かなければならないことを知らされる。
さらなる不運に打ちのめされたカイルが自分の部屋に戻ると、探し物のオーダーの手紙が届いていた。依頼品は25年前になくなったレッドスター。
調べるうちに、13年前に起きた殺人事件と、25年前に死んだカイルの父親の謎に深く関わっていく。(Wikipediaより抜粋)
概要
『ウィッシュルーム 天使の記憶』の正式な続編。前作ではあまり語られなかった主人公カイル・ハイドの過去が語られる。
基本システムは前作と同じ。チャプター1開始時には基本操作方法が簡単に解説される。
前作からの変更点・追加点
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前作の会話パートは突っ込みマークが出たら突っ込んでいけば必ず話が進んでいたが、今作では時には突っ込まずに会話を聞き逃すというテクニックも必要になった。(突っ込んだ場合どの選択肢を選んでもゲームオーバーに直行するものもある為。)しかし前作のように突っ込まないと詰まる、あるいはゲームオーバーになる部分もある為、総合的に難易度は前作より高めと言える。
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ゲームの行動が小説になり、読めるようになった。さらに小説に付いている付箋は開けると次のチャプターのヒントが書かれている。謎解きの方法や選んだアイテムによって各部分が違う内容になる。
評価点
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電話とドアのアイコンが簡略化され、わざわざ目の前まで行って調べる必要が無くなった。
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ゲームオーバーのパターンが増えており(殴られる、閉じこめられる等)、さらにゲームオーバー時のデメリットが一切無くなったおかげで遠慮なくゲームオーバーを見られるようになった。
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クロスワードパズルやゲーム&ウオッチのような電子ゲームなど、オマケ要素も充実した。
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操作説明が付いて分かりやすくなり、小説の付箋によるヒントで初心者も安心。
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小説によりこれまでの展開を振り返ることができるため、以前のプレイで何をしていたか忘れて詰まるという事態は減った。
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相変わらずの面白主人公カイル・ハイド。今作では仕事と家を同時に失うという憂き目に合う。
問題点
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一部の行動が小説化されない(例:脱出方法がAとBの二通りある謎解きで、Aのやり方をやったにもかかわらず小説ではBの行動をとったことになっている…等)。
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前作からの登場人物であるミラの出番がとても少ない。
総評
前作はホテル内での1日での出来事だったのに対し、今作は長い時間をかけてゆっくりと謎を解き明かしていく。そのため前作のような早足感がない。
印象に残る音楽、面白い主人公、独特なゲームの雰囲気、幾重にも張られた伏線、多種多様な謎解きは本作でも健在であり、前作を楽しんだプレイヤーは勿論初めてのプレイヤーも楽しむことができる。
最終更新:2021年05月25日 08:36