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【げんかいとっき せぶんぱいれーつ】
ジャンル | パイ育RPG | ![]() 通常版 |
![]() 限定版 |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | ||
発売元 | コンパイルハート | ||
開発元 |
FELISTELLA コンパイルハート |
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発売日 | 2016年8月4日 | ||
定価 |
通常版:7,344円 / 限定版:9,504円 ダウンロード版:6,480円 |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
判定 | バカゲー | ||
ゲームバランスが不安定 | |||
ポイント |
ガール・ミーツ・パイ育 胸を盛ったり減らしたりするRPG シンプルそうに見えて難解な設計 アップデート前は初心者お断り |
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限界凸騎シリーズ 限界凸騎 モンスターモンピース / 限界凸記 モエロクロニクル / 限界凸起 モエロクリスタル 限界凸旗 セブンパイレーツ / 限界凸城 キャッスルパンツァーズ |
コンパイルハートより発売された、限界凸騎シリーズの四作目に数えられているRPG。前作と違いDRPGではなくなった。
本作は『超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1』系列をコンパイルハート(アイディアファクトリー)と共に作り上げたFELISTELLAがプログラム部分を担当した。
『モエロクロニクル』『モエロクリスタル』と続いた流れを断ち切り、二年ぶりにゲームジャンルを変更して登場するモン娘も全員変更。
世界観はもとより各システムが根本から作り直されている。
ただし、ザコ敵は馴染みの顔ばかりで戦闘勝利BGMも同一なため、シリーズの雰囲気は十分に保っている。
一言で表すと、『ネプテューヌ』シリーズ寄りになった『モエロクロニクル』である。
過去作との最大の変化としては、全キャラが3Dモデル化されたことが挙げられる。
ザコキャラであるHモンスターやオットンも例外ではなく、側面や背後も本作のために再デザインされている。
戦闘中はキャラがドアップになるカットが多い他、マップの探索中も方向キーでカメラをズームインでき、見せることには抜かりがない。
大胆な刷新を受けてか、キャラデザも『セブンスドラゴン 』等で実績のあるモタへと交代。
脈絡の無い人選というわけでは無く、同氏は過去にコンパイルハートの『聖魔導物語 』でもキャラデザを手掛けた他、
シリーズ一作目の『限界凸騎 モンスターモンピース 』にもイラストを寄稿しているため縁自体は十分。
平野克幸に負けじと凝りまくった衣装デザインと、可愛さを重視した造形が特徴である。
ゲーム中にはモタが担当した一枚絵イラストも登場するので、2Dと3Dの両方で描かれたキャラを楽しむことができる。
あるところに、偶然にも不思議な羅針盤を手にしたという人間の少女がおりました。
少女の名は「パルテ」。海賊団の一員です。
彼女は自分が選ばれし者だと勘違いし信じており、
伝説の秘宝が眠ると伝えられているモンスター娘の楽園を、仲間と共に船で目指していました。
ところが航海の最中、「オットン」と名乗るモンスター息子(*1)が空から落ちてきて……
なんということでしょう!パルテは衝撃により一人、海へ投げ出されてしまったのです。
辛くもオットンと共に島に漂着しますが…またまた偶然にも、そこは彼女が目指していた目的地「モンスピ海」にある島だったのです。
さらにオットンは七つある秘宝の一つを既に手にしており、他の秘宝を集めているのだと言います。
そしてパルテの持つ羅針盤が、実は秘宝の在り処を指し示す装置だったとも…。
話に魅せられたパルテは自身の伝説をつくるべく、オットンと2人で残りの秘宝を探すことを決意するのでした。
他のモン娘との出会いは彼女に何をもたらすのか。 船すら持たぬ海賊少女の、明日はどっちだ!?
もっぱら秘宝探しが中心となるストーリーのため、ゲーム中は海より陸に居ることのほうが多かったりする。
雰囲気としては尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』の最初期にやや近い。
びっくりするくらい脳筋キャラが多く、コンパイルハート全作品の中でも独特な雰囲気を型作っている。
+ | オットンと、7人のヒロイン(※ネタバレあり) |
+ | 敵専用キャラと脇役(※ネタバレあり) |
オープニングのイベントを全消化すると晴れてジュエルの船が手に入り、本格的にゲームがスタートする。
+ | 実際どんな感じか、百聞は一見にしかずだじぇ |
ワールドマップでもダンジョン探索中でも実行可能。本作最大のおバカ要素にして、かなり難解な部分でもある。
胸が大きい | 攻撃力○○%アップ | 素早さ□□%ダウン | 胸が小さい | 攻撃力○○%ダウン | 素早さ□□%アップ | |
胸が高い | HP○○%アップ | 素早さ□□%ダウン | 胸が低い | HP○○%ダウン | 素早さ□□%アップ | |
胸が上向き | 攻撃力○○%アップ | HP□□%ダウン | 胸が下向き | 攻撃力○○%ダウン | HP□□%アップ | |
胸が柔らかい | 防御力○○%アップ | HP□□%ダウン | 胸が硬い | 防御力○○%ダウン | HP□□%アップ | |
胸の谷間が開いている | 素早さ○○%アップ | 防御力□□%ダウン | 胸の谷間が閉じている | 素早さ○○%ダウン | 防御力□□%アップ | |
胸が張っている | 攻撃力○○%アップ | 防御力□□%ダウン | 胸が張ってない | 攻撃力○○%ダウン | 防御力□□%アップ |
以上の特徴から強敵との戦いでは、まずは皆で相手が弱点とする属性へフェロモンチェンジするゲームになっている。
ただしボスともなるとボス側に有利な属性へとこちらを強制フェロモンチェンジさせてくるので、3ターン経たないうちに属性を変えられることもあり、とにかく慌ただしい。
以上の特徴から、格闘ゲームのような空気感になっている。
まめにスキルを使うか、最初は溜めてから高揚モードを維持するか、全員で発情モードになり必殺技でゴリ押しか…などの戦法がとれる。
敵が状態異常を使いまくるゲームであるため、MP管理は死活問題となっている。
2015年頃の安定していたコンパイルハートとは真逆の方向性になっており、クエスト以外は楽しく簡単にクリアさせようとする気がほとんど感じられない。
ゲームのほとんどをレベル上げとガチなボス戦に費やすことになり、熱心なコンパイルハートファンほど不満が多かった作品。
上記についてはアップデートで全般的に調整が行われたものの、前三作で共通していた「無数のモン娘が登場して仲間になる(一作目はカード)」という要素が無く、目に見えてボリュームが減ったのが痛手。
しかし評価点自体は多く、システムに順応できた新規ユーザーからはアップデート前の時点であっても高評価する声もある。
「バカゲーかつ、気を配る要素が山盛りの戦闘システム」と食い合わせはよろしくないが、本作のヒロインたちに見惚れたならキャラの魅力で遊びきれるだろう。
良くも悪くも、往年のコンパイルハートらしい作品に仕上がっている。
*1 本作で急に出てきた、男性モンスターを総称する言葉。なおオットンの自称。
*2 偶然の一致か意図したものかは不明。一応『メアリスケルター』は『モエロクロニクル』のシステム的な続編ではある
*3 四女神の一人ブランが変身した姿
*4 当たり前である
*5 1箇所、10箇所、すべて見つけたタイミングで計3個のトロフィーを獲得可能
*6 スタッフロールによるとコンパイルハートのまなみつデザインとのこと
*7 ダウン分もあるが
*8 断じてRIZAPではない
*9 強いて付け加えると、本作の特色として、戦闘開始時にAGIがランダムで増減する。敵も同様なのでなかなか安定して先制できない
*10 スキル説明文だと5ターンになっているが明らかにそれよりも早く切れる
*11 ビンビンパワー
*12 敵の条件ドロップを狙う際には他の手段で倒す必要あり
*13 オットン砲には3回か4回のチャージが必要になる。一方で「高揚」状態だと、数%ずつBPが自動上昇するという要素も設けられた