【げんかいとっき もえろくろにくる / げんかいとっき もえろくろにくる はいぱー】
ジャンル | こすってつまんでパンツを穿かせるRPG | ![]() 通常版 |
![]() 限定版 |
対応機種 |
プレイステーション・ヴィータ Windows (Steam/GOG.com) Nintendo Switch (ダウンロード専売) |
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発売元 |
【PSV】コンパイルハート 【Win】Idea Factory International 【Switch】アイディアファクトリー |
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開発元 |
ゼロディブ コンパイルハート |
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発売日 |
【PSV】2014年5月15日 【Win】2017年8月17日 【Switch】2019年1月31日 |
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定価 |
【PSV】通常版:7,344円 / 限定版:9,504円 ダウンロード版:6,480円 【Steam】1,010円 【GOG】$9.99 【Switch】4,000円(全て税8%込) |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
判定 | バカゲー | ||
良作 | |||
ポイント |
コンパイルハートPSV用ダンジョンRPG第1作 お手軽な難易度でサクサク進める ちょっとHで可愛い仲間キャラが総勢50人登場 |
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限界凸騎シリーズ 限界凸騎 モンスターモンピース / 限界凸記 モエロクロニクル / 限界凸起 モエロクリスタル 限界凸旗 セブンパイレーツ / 限界凸城 キャッスルパンツァーズ |
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コンパイルハートWizライク系列 限界凸記 モエロクロニクル / 限界凸起 モエロクリスタル / メイQノ地下ニ死ス / 神獄塔 メアリスケルター 塔亰Clanpool / 神獄塔 メアリスケルター2 / 神獄塔 メアリスケルターFinale |
コンパイルハートより発売された3DダンジョンRPG。
公称ジャンルは
「こすってつまんでパンツを穿かせるRPG」
である。この時点で色々と酷い。
キャラデザ担当は、アガレスト戦記シリーズでも担当したコンパイルハート(正確にはアイディアファクトリー)所属のベテランデザイナー平野克幸(津雪)氏。
平野氏はこれ以前にもファンタジー作で膨大な人数のキャラデザを手掛けており、その実績あっての抜擢と思われる。
全体的には統一感がありつつも、各キャラの衣装は凝りまくっており表情の描き分けも上手くなされている。
2013年に発売された本作の前身『限界凸騎 モンスターモンピース』という戦略カードゲームでは、
メインキャラ担当のフカヒレ氏をはじめ他60名以上のイラストレーターが参加していたが、本作の担当者は平野氏のみ。
また、上記作からは世界観&登場人物が一新されている。
一部のBGMだけが続投し、他はモンスター娘(※以下、公式略称の「モン娘」表記)と呼ばれる美少女姿の亜人が多数生息していること、
マスコット的モンスターの「オットン」が登場することくらいしか共通点は無い。
同名のモン娘についても別デザインとなっている。
キャラは敵も味方もすべて2Dでの表現だが、モン娘については単なる静止画ではなく、立ち絵のケモ耳や羽の部分がヌルヌル動く。
敵のモン娘と戦う際には衣装破壊とその反動による胸揺れ・尻揺れ・羞恥ボイスも完備されている。
オットン「紳士向けのえっちぃRPGに仕上がっているんだじぇい」
人間とモン娘という二種族が共存している平和な大陸があった。
しかしある日を境に、あちこちの地域で天変地異が起こってダンジョン化が進み、
そのうえモン娘が凶暴化し人間を敵視・攻撃するようになってしまう。
原因を探ろうとした男たちはモン娘だけが住む領域【モンストピア】へ旅立ったが、誰一人として帰って来なかった……。
哀れなことに、彼らはH(ヘンテコ)モンスターへと姿を変えられてしまったのである。
人々は「伝説のモン娘が人間を滅ぼそうとしているのだ」と噂する。
人間が住む領域とモンストピアのちょうど狭間に存在する街、【セクレンド】。
そこに住む怠惰な少年「イオ」(主人公)は、街の長老によって「異変の謎を解き明かしてこい」と旅立ちを命じられてしまう。
そんな無謀な冒険に同行するのは、他のモン娘と異なり、何故か健常な精神を保っている幼なじみ「リリア」。
2人は旅の途中、モン娘を救う特殊能力を持った変態紳士モンスター「オットン」に遭遇する。
彼がリリアの親友「レーチェ」を正気に戻したのをきっかけに、「オットン」と「レーチェ」も旅路に加わる。
彼らの前には大勢のモン娘たちと、謎のストーカー男「カルゴス」が度々立ち塞がる。
そして敵か味方か、正体不明の美少女「ココ」までもが姿を見せて……。
果たしてイオとその仲間たちは、世界に平和を無事取り戻すことができるのだろうか?
+ | 人間キャラ&モン娘をまとめて紹介 |
+ | その詳細 |
コンシューマーにおいてはありそうで無かった、「すごく簡単なダンジョンRPG」である。EASYに変更したときの楽さは特筆もの。
ギミックも少なく、駆け足で探索してさっさと最深部のボスをはり倒して仲間にし、次のダンジョンへ向かうだけなのだが…。
ゲームのテンポが良いため、それだけのことが意外なほど心地よく仕上がっている。
その一方で厳選やタマゴシステムなどやり込める要素も多く、初心者から上級者まで楽しめる。
しかしカジュアルなゲーム性に対して、胸キュンスクラッチやコスチューム集めなどの点で不親切な部分が多く、折角の膨大なキャラクター数が逆にプレイヤーに対する負担になっている部分があるのも事実である。
テンポの良さや難易度の低さも相俟って全体的に作業感が強く、その部分をどう評価するかでゲームに対する評価も大きく変わるだろう。
それでも完成度としては、1作目にして同社開発の後継作を凌いでいるほど。
シンプルな作品が好みで、なおかつ下ネタに耐性があるというなら、今でも十分に楽しめる作品。