【はうす おぶ ざ でっど すかーれっと どーん】
ジャンル | ガンシューティング | ![]() |
|
対応機種 | アーケード(ALLS UX) | ||
販売・開発元 | セガ・インタラクティブ | ||
稼動開始日 | 2018年9月 | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
ゾンビの更なる物量攻め 選べる2つのアイテム 絶妙な難易度は健在 プレイヤー泣かせの不具合 |
||
THE HOUSE OF THE DEADシリーズ |
バンダイナムコの『タイムクライシス』と対をなす、人気ガンシューティングゲーム『THE HOUSE OF THE DEAD』シリーズの本編タイトル5作目。
アーケードゲームとしては前作の『4』から13年ぶり(*1)で、筐体は『2』のSDX筐体から20年ぶりとなるシアター型を標準で採用。
近年のガンシューは敵が強すぎ・敵が多すぎ・ストーリーなど色々と不評とプレイヤーに好ましくない作品も多く、そんな中で突如発表された本作も当初は不安視された。
だが、約半年のロケテスト兼調整を経て発売された本作は「HODらしさ」を各所で維持しており、プレイヤーからは概ね好評を得る作品となっている。
なお、本作に登場する敵は従来作と同様「人工的に作られた『ゾンビ』」なのだが、公式では『クリーチャー』と呼称するようになった。
本ページでは便宜上、公式サイトからの一部引用であるストーリー欄以外は、従来作のページと同様の『ゾンビ』表記とする。
20XX年12月6日の夜。数年前の事件で命を落としたAMSエージェント「ジェームズ・テイラー」の弟、『ライアン・テイラー』と、
数年前の事件でジェームズと共に戦った女性エージェント『ケイト・グリーン』はとある館で行われているパーティに潜入していた。
2人の任務は「正体不明である『パーティ主催者の男』の調査」であったが、収穫も無くただ時間だけが過ぎていく状態に陥っていた。しかし突然、轟音と共に大きな地響きが発生、パーティの主催者が会場に無数のクリーチャーを放ち、パーティ客を襲い始めたのだ。
この惨劇に対し、2人は隠し持っていたマシンガンを武器に、道中のパーティ客を救助しつつ無人ヘリで脱出を試みるが失敗してしまう。
退路を絶たれた2人は「もう後戻りはできない」と、更なる情報収集を目的にクリーチャーの蔓延る広大な館を駆け巡ることになる…。
「標準武器は30発のマシンガン」「敵の弱点は頭部」「敵に押し倒されることがある」など、基本システムは『4』の踏襲だが、それ以外は多数の追加変更が行われている。
+ | アイテム一覧 |
シリーズ十数年ぶりのアーケード新作。難易度の分化、サブウエポンなど新要素を盛り込み、期待と不安に包まれた状態で稼働した。
過去作のオマージュや難しいながらもやりこむことでノーコンティニュークリアも容易な難易度は健在である。
しかし、シリーズでも多いプレイヤーに不利なバグ、Aimeカード未所持者に厳しい仕様とやや粗が目立つのも見受けられる。
それでも過去作の要素はファンとして嬉しい内容が豊富なので一度遊んでみたらいかがだろうか。
*1 外伝作品を含めると『THE TYPING OF THE DEAD:OVERKILL』から5年ぶり。
*2 例えば最初のチャプターでは、ゾンビの大群に対して有効なグレネードランチャーを渡されるなど。
*3 セガが展開しているサービス。対象のアーケードゲームのデータを保存できるほか、サービスサイトに登録するとカードを紛失等で使えなくなっても新たなカードにデータを移行できる。
*4 同じ武器を選ぶこともできる
*5 ただしこうしたアイテムはクリティカルヒットが狙えない為、スコアアタックには向かない。
*6 ショットガン、MGM700、マシンガンプラス、レーザーガン、手榴弾の5種類のみ。コインは消費しない。
*7 コンティニューをすると全て回復する。
*8 作中で主人公二人が使用するメイン武器及び筐体のガンコントローラーのモデルは「H&K MP7」
*9 ALLSにはハイエンド仕様の「ALLS UX」の他にローエンド仕様である「ALLS HX」があり、『オンゲキ』や『WACCA』で使われているのは後者。
*10 加えてBルートの後半では、ケイトのセリフとして「(ゾンビは)人に似せて作られているが、別の生命体と思ったほうが良い」という解説もなされている。
*11 一方でハイスコアを目指す上では敵の撃破数を稼ぐ為に用いられる程度であまり使われない。
*12 高耐久の大型ゾンビの攻撃はキャンセル出来ないが、それはノーマルモードも同じ。また、大型ゾンビは他のゾンビより後方に配置する等、攻撃開始までの猶予が長く設定されている。
*13 『4』では低成績だと容赦なくランクEやDをつけられ、主人公らが不満や自信を失くしかけるコメントをしていたが、今作では最低ランクがCに留められており、主人公らのコメントもマイルドに抑えられている。
*14 『1』『III』のローガン・『III』のデス・『4』『4SP』の一部ボスが「しつこい」と各作中で言及される。本作の場合は「潜入任務中のケイトに付きまとっていた」らしい。
*15 例外として、敵が客を投げ飛ばそうとしてくるイベントに関しては、失敗するとダメージを受けてしまう。
*16 「イベント成功数」に関わる。
*17 ただし一部場面にて、こちらが撃った弾が客に遮られ敵に攻撃が届かないといった状況もあるが、その場合でも誤射された客が死んでしまうようなことはない。
*18 『1』の裏設定では「事件以前に潜入したエージェントが壮絶な死闘の末つけたもの」とされている。
*19 柱などの障害物に遮られながらの射撃、ケイトで撃破した際にリサのそれと似たセリフを言うなど、明確にオマージュされている様子。
*20 公式サイト内での表記より(HIGH PRIESTESS)。しかし、何故かゲーム中では「PRIESTESS」という表記になっている。
*21 閉まっていた扉を突き破ってゾンビが襲い掛かる、窓を覗くとゾンビが飛び出す、バギーや車といった乗り物に乗ってゾンビの大群の中を移動する等。
*22 胴体に装甲を纏っている為、頭部以外への攻撃を一切受け付けない。またチェーンソーを持っている為に頭への攻撃を遮られてしまう。うまく狙えば2発で倒せるのだが、初見ではあまりにも対処が難しい。
*23 容姿について、本人いわく「(カゲオには)似ていない」との事らしいが…。
*24 同キャラは『1』と『III』で2P側・『4SP』『OK』で1P側主人公、『2』では序盤にて各ボスの情報ファイルを渡す脇役、『4』ではエンディングの1つに登場と、外伝作である『EX』を除いた全作品で登場していたシリーズおなじみのキャラクターである。
*25 ただし通常『THE HOUSE』には館という意味はなく、実写映画版では最初から『THE』が除かれている。