モンスター・ハウス
【もんすたー・はうす】
ジャンル
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シューティングアクション
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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THQジャパン
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開発元
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Artificial Mind and Movement
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発売日
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2007年2月1日
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定価
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5,040円(税込)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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セーブデータ
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3個
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判定
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なし
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ポイント
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四方八方から迫る家具を水鉄砲で撃退 原作からの改変が多く単調
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概要
2006年にアメリカで公開された同名の3Dアニメーション映画(日本では2007年に公開)を原作とする洋ゲー。
通りの向かいに住まう気難しい老人の家が、ある日動き出して人を食べてしまうモンスターと化してしまったために、家を破壊して周囲の平和を取り戻すべく戦う少年たちの物語…というのが原作のシナリオである。
システム
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基本的な流れ
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本作は、画面中心に立つキャラクター(後述)を操作し、家の部屋の四方八方から迫る「家具」を水鉄砲で撃退していくシューティングゲーム。
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全54ステージ。うち3ステージではボスと戦うことになる。
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一定量の敵を倒し切るかボスに勝つことで1ステージ分クリアとなる。
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シューティング
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上画面ではキャラクターを中心に周囲の様子が3Dで表示されている。十字キーで移動可能。
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カメラアングルは常にキャラクターの頭上から見下ろす形をとる。
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下画面は上画面を平面マップ化したものとなっており、キャラクターが立っている位置と敵がいる位置が点で表示される。
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下画面のタッチした方向に向かって水鉄砲を断続的に発射し続ける。
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水鉄砲は撃ち続けていくと、次第に威力を失っていき射程距離が短くなってくる。下画面の右に表示されるゲージを空気圧ポンプのように往復でこすることで水鉄砲の勢いを回復させられる。
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キャラクター
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DJ(映画の主人公であるヒョロヒョロの少年)・チャウダー(DJの友人でぽっちゃりした少年)・ジェニー(優等生の少女)の3人から1人を選んでゲームを攻略する。
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撃てる水鉄砲の性能に差がある。
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チャウダーは連射が出来ない代わりに攻撃範囲が広い。ジェニーは弾が左右に飛散しやすいかわりに連射速度が高い。
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ゲームオーバー条件
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3人のキャラはいずれも残機5つを持つ。敵や敵の攻撃に触れると1つ失い、全て失うとキャラクターが脱落する。3人脱落するとゲームオーバーとなり、最後にセーブしたところ(最後にクリアした部屋)からやり直し。
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脱落したキャラは部屋をクリアするまで使えない。クリアすると次の部屋から使えるようになる(ただし残機は1の状態なので、回復アイテムをとって回復する必要がある)。
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アイテム
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一定量ゲームが進捗すると、マップにアイテムが現れることがある。
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アイテムは拾うとキャラの体力を回復させたり、攻撃手段を一定時間だけ強化したり、移動速度が速くなったりといった恩恵がある。
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おもちゃ型のアイテムもある。こちらは拾ったときに恩恵こそないものの一定量集めないと先に進めないこともある。
問題点
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代わり映えがしない内容
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敵や登場するトラップやギミックなど、多少のバリエーションがあるとはいえ、ゲーム中に出来るのはシューティングだけ。
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一発死の落とし穴
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中盤以降になると、落ちると一発死の落とし穴が仕掛けられる場合がある。
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見つけにくいものではないのだが、上記の物量に混乱していると気づきにくい。
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敵の理不尽な挙動
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とにかく敵の物量が多い。武器をアイテムで強化していないと押し切られてしまう場面がそこそこある。
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狭い場所で戦うときが特に危険。壁際から敵は出現するため、壁にぴったりくっついていると敵に気づかないままダメージを負うなんてことも。
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皿の姿をした敵は、攻撃を受けるとキャラクターの方にノックバックしてくることがある。このノックバックは実質プレイヤー側に瞬間移動してきたも同然であるし、当然その皿に触るとダメージになる。
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椅子といった歩いてくるタイプの敵は、上記の落とし穴に引っかからない。それどころか落とし穴を無視して空中歩行しながら歩いてくる。
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キャラクターの3Dモデルがひどい
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ポリゴン輪郭が粗い。目鼻といった顔のパーツも適当に作られており無表情なために人間らしく見えない。
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チャウダーに関しては髪型からして再現されていない。
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ステージ選択
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ステージ選択画面にワープ機能がない。ひとつずつ隣の部屋に移動することでステージを選ばなくてはならない。
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一回ステージを選ぶとクリアするか失敗するまで抜け出せない。
賛否両論点
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オリジナル展開が強すぎる
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無理矢理ゲーム性を作り出そうとしているために、本編からの設定的な改変がかなり多い。
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ゲームの肝である水鉄砲について、原作の本編では水鉄砲は確かに登場するのだが全編に渡って使用する程のものではなく、モンスター・ハウス攻略の主要手段ではなかった。
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ストーリーは一応原作にあった出来事をなぞらえてはいるものの、基本的に脈絡の無い話の連続である。キャラクター名といった固有名詞も何の説明も無く登場してくるため、原作の知識が無い人にとってはただただ怪文章を読まされている気分になりかねない。
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本編映画の「モンスター・ハウス」で家に食われて早期退場したキャラにもかなり出番がある。キャラクターのポリゴンモデルも作られているなど、変な所に気合は入っている。
評価点
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タッチペン連打不必要
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水鉄砲の発射は断続的なものの、タッチペンをあてがってさえいれば次の弾も発射しつづけてくれる。そのため連打の必要が無く手が疲れない。
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アイテムをとる・とらないの駆け引きができる
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アイテムの効果は永続的でなく、またいつまでもとらないでいると消えてしまう。
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中盤以降になると、木箱を壊すことで始めて出現するアイテムがあり、アイテムの出現のタイミングも多少調節できるようになる。
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不利になりそうな局面を予想して、アイテムをいつ使うべきかを判断することでゲームの展開をプレイヤー自身の手で変えていくことが出来る。
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効果音
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敵から発せられる効果音は豊富
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時計型の敵はゼンマイを巻くような音がするし、皿型の敵を撃つと皿を割ったような音がする。
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水鉄砲の勢いの維持のために必要な操作が、まるで空気の圧力ポンプを動かすように行えるため、臨場感がある。
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ステージとなる部屋の3Dモデルはマシに作られている。
総評
アイテムをとる・とらないの駆け引きができるシューティングゲーム。洋ゲーにありがちな粗いグラフィックとシューティング一辺倒のゲーム性がゲームをプレイする上ではネックとなりうる点である。
海外映画が原作となっているが、ストーリーは原作とあまり関係ないため、原作を知らない人も気軽に手にとってプレイできる内容ではある。
余談
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北米ではPS2、GC、GBA版がリリースされている。
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ジャンルはいずれもシューティングだが、PS2、GCは完全3Dのマップであり、GBA版はドット絵の2Dアドベンチャー風のマップである。
最終更新:2021年05月22日 05:47