【りでぃーあんどすーるのあとりえ ふしぎなかいがのれんきんじゅつし】
ジャンル | RPG | ![]() |
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対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション4 プレイステーション・ヴィータ Windows(Steam) |
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発売・開発元 | コーエーテクモゲームス・ガスト | ||
発売日 |
【Switch/PS4/PSV】2017年12月21日 【Win】2018年3月27日 |
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定価 |
【Switch/PS4/Win】8,030円(税別) 【PSV】6,930円(税別) |
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プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
『不思議』シリーズの集大成的作品 最高傑作と称されるシステム 非常に濃いキャラクター達 賛否が非常に分かれるエンディング DLCでパーティ加入する主要キャラ |
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アトリエシリーズ |
錬金術RPG『アトリエ』シリーズ本編の19作目であり、
『ソフィーのアトリエ』『フィリスのアトリエ』に次ぐ不思議シリーズの3作目にして完結編である。
基本的には新主人公の「リディー」と「スール」がストーリーの中心になるが、過去2作の未回収の伏線消化なども行われている。
システム的には過去2作をより洗練させて遊び易くなっている。
貧乏な駆け出し錬金術士である双子の少女リディーとスールは、画家である父のアトリエで偶然見つけた不思議な絵画の中の世界に入り込む。
絵画の中で得た素材によって優れたアイテムが調合出来ることに気付いた2人は、不思議な絵画の秘密を探り始める。
一方、凄腕の錬金術士である師匠イルメリアの元、錬金術士としての成り上がりを目指すのだった。
前作『フィリス』で好評を博した点はそのままに、不便だった点などが解消され、プレイアビリティが向上した。
一方、前2作の伏線回収や未完だったストーリーの補完などが行われ、まさに『不思議』シリーズ集大成という公式の文言通りの作品となった。
特にシステムの完成度は目を見張るものがあり、ライザのアトリエ発売時のインタビューにおいて、公式からも「システムの最高峰」とまで言わしめたほど。
ほとんどの面で隙がない完成度を誇る作品のため、『マナケミア』と並んでシリーズ最高傑作と称されることも多い。まさしく不思議シリーズの集大成であり、有終の美を飾ったと言える作品である。
反面、過去作ネタの多さから新規プレイヤーには若干入りづらく、不思議シリーズ既プレイ者にはシステム的な新鮮味に欠けるというジレンマも負っている。
『ソフィー』や『フィリス』をプレイしてまだ遊び足りないと思ったなら、本作もプレイしてみると良いだろう。
「システム的に完成度の高い面白いゲーム」を遊びたいという方にもお勧めできる作品である。