機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
Apogee Software時代 | ||||
MS-DOS他 | Duke Nukem | 横スクロールアクションのシリーズ第1作。スペック不足ながらも作り込まれた内容が評価された。 | 良 | |
Duke Nukem II | エイリアンが敵勢力となる続編。前作をベースにしつつ更なる改良が図られた。 | |||
3D realms時代 | ||||
MS-DOS他 | Duke Nukem 3D |
「Build engine」を採用し、時流に乗り3DFPSとなった3作目。 アメリカ映画的なノリと作り込まれたゲーム内容がカルト的評価を獲得。 ファンからは現在でもシリーズ最高傑作と称されている。 |
良 | |
PS | Duke Nukem: Total Meltdown |
PSへの移植にあたり若干の変更や追加要素あり。日本で発売された数少ない作品。 国内タイトルは『デューク ニューケム トータル メルトダウン』で、中古でも希少なレアソフト。 |
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携帯 | Duke Nukem Mobile | 携帯へのアレンジ移植。最限度は低いが健闘している。 | ||
N64 | Duke Nukem 64 | N64へのアレンジ移植。マップや武器に大幅な変更が加えられ、卑猥な要素も極力削られている。 | ||
GBA | Duke Nukem Advance |
ゲームボーイアドバンス向けにアレンジ移植。 マップはオリジナルだが、グラフィックは『3D』のものを流用している。 |
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PS | Duke Nukem: Time to Kill | 背面視点の3DTPS作品。『トゥームレイダー』型のゲームデザインを採用している。 | ||
Duke Nukem: Land of the Babes | 『Time to kill』の続編。同じくTPSスタイルを採用。 | |||
N64 | Duke Nukem: Zero Hour | 3DTPSシリーズの一つ。タイムマシンで時を遡りエイリアンと戦う。 | ||
Win/360/ Mac/iOS |
Duke Nukem: Manhattan Project |
横スクロールアクションに回帰しつつも奥行きのある地形を採用。 2.5D視点を生かした演出が多く見られる独特な作品。 |
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Gearbox software時代 | ||||
PS3/360/ Win/Mac |
Duke Nukem Forever |
開発プロジェクト停止を乗り越えて10年以上の後に発売に漕ぎ着けた作品。 しかし、シングルプレイの劣悪さと不快なジョークが問題となり『3D』ファンからは酷評の嵐に。 |
ク | |
PS3/360 | Duke Nukem Forever(日本語版) |
2012年KOTY据置機部門次点。本家の問題点に加えオンラインサーバー隔離やロード時間増加。 さらに、日本語版だけDLCやパッチが配信されないなど散々なサポートが問題となった。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
MS-DOS他 | Shadow Warrior | 3D realmsが『3D』の次に送り出した「Build engine」のFPS。本作の影響を受けバカゲー風味に仕上がっている。 | 良 |
携帯 | Duke Nukem Mobile II:Bikini Project | 『Mobile』の続編。3Dだった前作と異なりベルトスクロールアクションとなっている。 | |
PS4/One/ Switch/Win |
Bullet Storm:Full Clip Edition |
元は2011年に発売された『Duke Nukem』シリーズを髣髴とさせる豪快なバカゲーテイストが特徴というFPS。 同作はそれのリマスター版で、主人公がDuke Nukemに置き換わるDLCが配信された。 |
サングラスにタンクトップの金髪マッチョ男の「Duke Nukem」となり、美女や世界の命運を賭けて戦うゲームシリーズ。
元々は横スクロールアクションゲームだったが、3D realms移行後のキラータイトルとして3DFPS化した『Duke Nukem 3D』が1996年に発売。その出来栄えが絶賛されカルト的な人気を誇るFPSシリーズとして再出発した。
「ステレオタイプな主人公が、事ある毎にジョークを連発しながら単独で暴れ回るFPS」という分かりやすい構図から多くの移植や『Shadow Warrior』『Serious Sam』『ポスタル2』等の精神的続編が登場したもののFPSとしての正式な続編は延期が続き、1997年に発表された続編『Duke Nukem Forever』は3D Realmsが資金不足により開発メンバーを解雇した為に開発そのものが停止となるトラブルを経て、Gearbox Softwareが開発を引き継ぎ(*1)2011年に発売された。
『Duke Nukem Forever』の2012年KOTY据置機部門次点入りによってその名前を広く知られるようになったという、日本ではかなり不遇な立ち位置のFPSシリーズである。
*1 3D RealmsでDNFの開発に関わったメンバーも再参加している