ポケットミニゴルフ
【ぽけっとみにごるふ】
| ジャンル | ゴルフ |  | 
| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売ソフト | 
| 発売元 | QubicGames | 
| 開発元 | Vivid Games | 
| 配信開始日 | 2020年7月9日 | 
| 定価 | 300円 | 
| プレイ人数 | 1~4人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | ミニサイズコースのゴルフゲーム 専門性カットのお手軽重視
 コースの練習ができない厳しさ
 | 
 
概要
QubicGames発売、Vivid Games開発によるNintendo Switch専用のダウンロードソフト。
ジャンルとしてはゴルフゲームそのものだが、コースはすべてミニサイズであり、ゴルフ特有の専門性をほぼカットしたお手軽重視な内容となっている。
元はスマートフォン向けのアプリゲームだが、Switch版の移植ではコントローラーによる操作体系や対戦プレイといった新要素も加えられている。
ゲームルール
- 
モードについて
- 
1人プレイでは「シングルプレイヤーモード」がプレイできる。
- 
クリア方式であり「3回のショット以内でボールをホールインする」とコースクリア。全50以上のコースが存在するが、ゲームはエンドレスとなる。
- 
ショット3回を打ってもホールインできないとゲームオーバー。コースの外壁超えや穴もしくは池に落ちると、ボールの位置がコース初期に戻されるペナルティ。
- 
ゲームオーバーになるまでコースを変更した上でゲームが進行する。クリアしたコースがスコアとしてカウントされ、好成績であればハイスコアとして記録される。
 
- 
2~4プレイでは「マルチプレイヤーモード」がプレイできる。ローカルマルチプレイに対応。
- 
1コースあたりに打てるショット回数や対戦コースの設定を行った後にゲーム開始。ゲームを終えた後に最も高いスコアを出したプレイヤーが勝利となる。
- 
コースはシングルプレイヤーモードと同じものが使用されるが、後述のダイヤやボーナスコースは登場しない。
 
 
- 
ダイヤについて
- 
シングルプレイヤーモード限定で各コースに「ダイヤ」が複数配置されており、ショット後のボールにダイヤが触れると獲得できる。
- 
ダイヤは複数ストックが可能で、後述の救済に関わってくる。ダイヤは単なるアイテムでしかなく、獲得してもスコアの影響は全くない。
- 
一定までコースをクリアすると、ダイヤが大量配置されたボーナスコースがプレイできる。もちろんコースの1種なのでショット3回制限は例外ではない。
 
- 
ゲームオーバー時に特定のダイヤを消費する事で、以下の救済処置が受けられる。任意なので救済を拒否する事も可能。
- 
ゲームオーバーになったコースをスキップして、次のコースへと進める。また、タイトル画面に戻った場合、ゲームオーバーになったコースからの再開もできる。
- 
コーススキップ及び再開は行うたびに特定ダイヤを消費してしまう。消費後に余ったダイヤは次回プレイ時でもストックが引き継がれる。
 
 
- 
操作体系
- 
コントローラー側とSwitch本体のタッチ側の両操作に対応。ただし、マルチプレイヤーモードは人数分のコントローラーでしか操作できない。
- 
コントローラー側はアナログスティックでショットの方向及び打つ強さの調整。ボタンでショットを打つ。ボールの位置をコース初期に戻す操作もある。
- 
タッチ側はスライドでショットの方向及び打つ強さの調整。その状態からスライドを離すとショットを打つ。アイコンタッチで先述の戻し操作ができる。
- 
部分的ではあるがコースのカメラワーク変更も行える。ただし、マルチプレイヤーモードでのカメラワークは2タイプの切り替えしか行えない。
 
 
評価点
- 
超お手軽なミニミニゴルフ
- 
「目先のホールに向かってボールを打つ」というだけのシンプルな内容であり、小難しさ抜きでお手軽にプレイできる。
- 
コースのイメージとしては「手のひらサイズの小さいゴルフコースのおもちゃ」そのものであり、それをTVゲームで行うものと思っても差し支えない。
- 
風向きやクラブの使い分けといったゴルフ特有の専門性はなく、「ボールを打ってホールインする」とさえ理解すればなんら問題はない。
 
- 
その一方で地形に合わせたボールの打ち方をしないと、まともなホールインは望めない難しさも含まれている。
- 
シングルプレイヤーモードでは1コースにつき3回までのショット制限もあるので、ただ適当なショットでは即ゲームオーバーに繋がってしまう。
 
 
- 
色んなバリエーションのコースの数々
- 
安価発売のゴルフゲームとしてはコース数は50種類以上と多彩で、色々なバリエーションのコースを堪能できる。
- 
各コースのデザインセンスは優秀で、コンパクトながらもゴルフコース感が多く詰まっている。おもちゃをそのままデジタル化したかのようなデザインといえる。
- 
また、「ダイヤの配置」「地形が常時動いている」「コンベアや通路上の地形にボールを潜らせていく」等といった実物のゴルフにはない仕掛けも数多い。
 
 
問題点
- 
コース選択や練習ができない
- 
ゲームシステムの仕様上、プレイしたいコースの選択や練習ができず、苦手なコースの克服が非常に行い辛い。
- 
そもそもゴルフ自体が試行錯誤による攻略が必要となるゲームなので、それが利用できないのは相当きつい。常にぶっつけ本番でコースを挑まなければならない。
 
- 
ましてやシングルプレイヤーモードでは3回ショットという制限があるので、打ち方によってはホールインが絶望的になる場面もかなり多い。
- 
ダイヤによる救済でコースに復帰できるものの、ダイヤの消費量が半端なく多いので救済の回数は大きく限られてしまう。
 
 
総評
専門性抜きでお手軽にゴルフを堪能できるという意味では優秀な一作。安価販売としてはボリュームもそれなりにあり、対戦プレイができるのも嬉しい。
あくまでもミニゲームライクなゴルフであり本格的なものは望めないが、その軽さに魅力を感じるのであればプレイする価値はあるだろう。
最終更新:2020年11月13日 09:03