ロストスター
【ろすとすたー】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売元
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Ratalaika Games
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開発元
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Petite Games Ratalaika Games
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配信開始日
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2017年9月28日
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定価
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400円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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36個のスターを集めるアクションゲーム 月明りが輝かしい幻想的な雰囲気 プレイボリュームはかなり控えめ
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概要
Ratalaika GamesとPetite Gamesの共同開発によるNintendo Switch専用のダウンロードソフト。かつてはレイニーフロッグが発売元だった。
ジャンルとしてはドットイート系の横スクロールアクションゲームだが、移動範囲はかなり限定されており全体的に閉塞感が強い。
原題は『36 Fragments of Midnight』で、四角い主人公「ミッドナイト」を操作し、舞台となる夜空の中で「光のかけら」を回収して妖精の元に届けるという設定。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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ミッドナイトを操作して、ステージ内にあるトラップを回避しながら36個の「光のかけら」を全回収するのが大まかな目的。
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いわゆるローグライク方式を採用しており、ステージはプレイするたびに全く異なる内容へと変化する。そのため、プレイは常にアドリブ重視となる。
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ステージ中に移動できる範囲は前後だけでなく、段差の乗り降りで上下にもスクロールする。光のかけらはあらゆる範囲にまんべんなく配置されている。
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操作体系
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アナログスティック左右でミッドナイトの左右移動。ボタンでジャンプが行え、ジャンプ中の移動制御や二段ジャンプも可能。攻撃手段等は存在しない。
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ステージクリアとミス条件について
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36個の光のかけらを回収した上で、妖精のいる場所へと到達すればクリア。トラップに接触すると即ミス後のゲームオーバー。
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本作は1ステージでゲーム終了なので、プレイ結果はステージクリアかミスのどちらかでしかない。なお、コンティニューは一切行えない。
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ミスした場合はそれまでに回収した光のかけらの総数が、ステージクリアの場合はクリア時間が記録される。ネームエントリー等は非対応。
評価点
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アクションゲームとして遊びやすい
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アクションゲームとしての小難しさは全くいっていいほどになく、移動とジャンプのみの簡単操作でテンポ良くプレイできる。
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トラップ接触で即ゲームオーバーという厳しいペナルティではあるものの、難易度そのものはごく普通で、星のかけら全回収もそう難しくはない。
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操作性は非常に軽快であり、操作のストレスとは無縁といっていい。しかしその一方で、繊細にジャンプを行わないとトラップの餌食になりやすい局面も少なくない。
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幻想的な夜空の雰囲気
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作中の外観は「暗い夜空の中で月光が部分的に照らされる」描写で統一されており、独特の幻影的な雰囲気を醸し出している。
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本作は常時色彩の変化のない外観であり、徹底的なまでに「夜空」と「月明り」が強調されている。BGMも風のせせらぎ音のみが流される。
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ミッドナイト自身も月の光を放っており、移動をするたびに光の残像を発する。この「光と闇の対比」的な演出も本作における味といえる。
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ストーリー描写は非常に簡素であり、ステージクリアをしてもエンディングらしきものはほとんどない。
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淡泊といえばそうなのだが、雰囲気ゲームとしての趣旨が強い本作では頻繁にイベントを入れない方が良かったのかもしれない。
問題点
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プレイボリュームはかなり控えめ
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1プレイあたりのプレイ時間は非常に短く、明らかにまとまったボリュームは期待できない。
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ステージクリアまでの時間は大体5分前後と推測される。本作における遊べる範囲は1ステージ分しかなく、クリアの成否を問わずゲームが終わってしまう。
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一応はローグライクなので繰り返しプレイを想定した内容ではあるものの、ゲーム自体の軽さややり込みの乏しさもあり飽きやすさは否めない。
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ボリュームが影響しているのか、「ポーズ中のリトライ」「音量などの設定」「タイトル画面に戻る」といったシステムがなぜか存在しないのも謎である。
総評
雰囲気ゲームとしてはなかなか魅力的な一作であり、アクションゲームとしても遊びやすい内容となっている。
しかし、価格を考慮してもボリュームはかなり小粒で、1タイトルとしては非常に軽い内容でもある。そこはそういう作風と割り切ってプレイするべきだろう。
後の展開
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本作の主人公ミッドナイトが登場する『ミッドナイトDX』が2018年6月28日に配信されている。
最終更新:2020年11月19日 20:35