パッキングマスター
【ぱっきんぐますたー】
| ジャンル | パズル |  | 
| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売元 | Forever Entertainment | 
| 開発元 | Digital Melody | 
| 配信開始日 | 2020年8月27日 | 
| 定価 | 500円 | 
| プレイ人数 | 1~4人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | スーツケースに荷物を詰めていくパズルゲーム 全260問収録・最大4人までの対戦も可能
 低難易度だが操作性に難あり
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概要
『Timberman』などのカジュアルゲームを主に手掛けるポーランドのDigital Melody開発によるNintendo Switch専用のダウンロードソフト。Switch版のみForever Entertainmentがパブリッシャーとして配信している。
元はスマートフォン向けのアプリゲームで、本作はその移植作にあたる。ジャンルとしては物詰め込み系のパズルゲームに該当。
スーツケースに荷物を詰めてパッキング(包装)し、世界各国のパスポートのスタンプを押していくという設定。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全14ワールド・260問のステージを順々にクリアしていく。一度プレイしたものはステージセレクトが可能。
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メインは1人プレイだが、最大4人までの同時対戦プレイも行える。ワールド選択後に3問のステージを先制クリアしたプレイヤーが勝者となるルール。
 
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問題の解き方
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スーツケースの形状をしたシルエットの中に、荷物にあたる複数のアイテムをすべて詰め込めればステージクリア。
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シルエット及びアイテムの形状はステージによって大きく異なる。アイテムの角度変更等はできず、必ず表示通りの状態で詰め込まなければならない。
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アイテムがシルエットからはみ出していたり他のアイテムと接触しているとクリアできないため、シルエットの隙間をできるだけ作らないプレイが求められる。
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ステージによっては「移動不能のアイテムがシルエットにはめ込まれている」「アイテムをすべて詰め込んだ後に追加アイテムが登場する」などの場面もある。
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ステージプレイ中は回数制限付きのヒント機能が使用できる。ただし、一度でもヒントを使用してしまうと後述の3つ星クリアが断たれてしまうペナルティ。
 
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ステージクリアをするとクリア時間の結果に応じて最大3段階の星マークがステージ別で記録される。また全ステージにおける星の累計表示もされる。
 
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操作体系
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コントローラー側とSwitchのタッチ側の両操作に対応。基本操作はアイテムを掴んで移動させた後にシルエットの中へと置くのみ。
 
評価点
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単純明快なルールでさくさくプレイ
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極めて単純明快で分かりやすいルールで、小難しい要素が一切ない内容で遊びやすい。
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とりあえずは「試行錯誤で直感的にアイテムを詰めていく」とさえ認識すれば問題はない。操作体系も非常にシンプルでゲーム初心者でもすぐに入り込める。
 
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難易度は全体的に低く速攻でクリアできるステージが大多数を占めるため、さくさくと攻略が進んでいく。
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意外とシルエットのスペースに余裕があり、多少のごり押し的なアイテム詰め込みでもクリアできやすい。ヒント機能もあるため攻略が詰まる心配は薄い。
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一方でごり押しではクリアし辛い手強いステージもあるため、ある程度の思考力も必要となってくる。低難易度ではあるが決してぬるいだけの内容ではない。
 
 
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ユニークなパッキングデザインの数々
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「スーツケースに荷物を詰めていく」という発想がユニークで、ゲームデザインのセンスはなかなかに高い。
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アイテムを全部詰めるとスーツケースの蓋が絞められ、ワールドクリア後にスーツケースが飛行機に乗せられて次のワールドに飛び立っていく。
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スーツケース及びシルエットの形状は一般的なもののほかに、「アボカド型」「サボテン型」など明らかに旅行向けではないものの登場する。
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アイテムの形状も多種多様で、中には「斧などの物騒な刃物」「アイスクリームなどの食べ物を直入れ」といったものもあるが、突っ込んではいけないのだろう。
 
 
問題点
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操作の微調整が効きにくい
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アイテム操作の微調整が非常に効きにくく、思い通りの位置にアイテムが置けないという現象が起こりがち。
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上記の通り、大半のステージにはシルエットスペースに余裕があるため、さほどの繊細な操作は不要だが、思い通りの操作がし辛いのはストレスでしかない。
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アイテムが多いステージではこの操作性の悪さがネックとなり、クリア自体は容易でも3つ星クリアが異様に難しいという局面に遭遇しやすい。
 
 
総評
非常に分かりやすいルールかつハイテンポでシルエットにアイテムを詰めていく面白さが堪能できる一作。
ボリュームは価格相当の問題数で、パズルゲームとしてはほどほどの難易度で遊びやすい。
最終更新:2022年07月16日 14:53