私、転がります。

【わたし、ころがります。】

ジャンル ドラマチック頭アクション
対応機種 Android 4.1以上
iOS 8.0以降
発売元 ポノス
定価 無料(※課金なし)
プレイ人数 1人
レーティング Android 12歳以上
iPhone 9歳以上
配信開始日 2017年11月24日
判定 バカゲー
ポイント ああああああああああ
ひたすら生首を飛ばすゲーム
流れてくる経歴がおかしすぎる
ポノス配信作品


ああああああああああ
※Android版説明文より




がいよおおおおおおおおおお

にゃんこ大戦争を手がけるポノスよりリリースされた、同作の敵キャラであるカオル君というキャラを彷彿とさせる(ただし首の有無などの違いあり)顔(というか生首)しかないキャラクターが主人公の横スクロールアクションゲーム。


そうさああああああああああ・るーるうううううううううう

  • 画面を長押しすることでキャラがああああああああああと叫び、口と反対の向きに勢いよく飛ぶ。ステージ上の移動はこの勢いでの空中飛行と、その慣性や回転による地上の転がりのみで行う。
    • キャラは常に右方向にゆっくり回転しており、地面に接している間は転がって右に動き続ける。ゲーム開始時の地面に埋まった状態を叫んで脱した後は、一点に留まることができない。
    • 叫びに時間制限はなく、長押ししている間キャラは叫んで飛び続ける。ただしその間もキャラが常に回転するため口の向きが変わり続け、飛行は楕円軌道となりまっすぐ飛ぶことはできない。思い通りの方向や位置に進むには、口の向きと叫ぶタイミングを上手く調節する必要がある。
    • また画面は上方向にはスクロールしないため、高く飛びすぎるとキャラが画面外に出てしまい、口の向きが把握できなくなり操作が困難になる。
  • 基本的にステージを右側に向かって進んでいく。
    • その間、画面右側には誕生から1歳ごとに「〇〇する」「〇〇を始める」といった「経歴」がテロップで下から上に流れる。
      • ステージ上に旗で示された「ステージを進んだ距離」が年齢を示している。経歴は年齢に応じて流れていき、後ろに戻ると経歴も戻っていく。スタート地点より後ろには進行方向を指す矢印が書かれている看板があり、そこより後ろへは見えない壁で進めなくなっている。
  • ステージ中には魂のようなアイテムが置かれており、触れると取ることができる。中にはオレンジ色のアイテムもある。
    • さらには毎日3個ランダムに指定されたキャラでステージに出ることで、さらに上位の青色のアイテムを入手することができる。
      • アイテムは3時間ごとに一定数入手することや、一定の距離進んだことによるボーナスでも入手できる。
    • 入手したアイテムを使うことで新しいキャラを手に入れることができる。だが、その入手方法にやや難あり。(問題点で解説)
  • 穴に落ちるとゲームオーバー。遺影と享年が表示され、これまでの経歴を振り返ることができる。
    • 触れるとミス扱いになるような敵や障害物の類は登場せず、ゲームオーバーの条件は穴に落ちることだけである。
    • ステージはエンドレスに続く。ただし100歳を超えるとステージは非常に狭い足場が広い間隔で配置されるだけになり、着地しながら飛ぶのが難しくなっていく。
    • 最大享年(進んだ距離)はキャラクターごとに記録される。ただ、その記録の表示方法が…(こちらも問題点で解説)

へんなああああああああああようそおおおおおおおおおお

  • まず、コンセプトそのものがシュールである。
    • 落ちる瞬間には自動的に叫び声が出てそれがスローになっていく演出があり、これがまたシュールさを引き立てている。
  • ゲーム中に流れる経歴がいろいろとおかしい
    • 右側に流れる経歴が、年齢や時系列がおかしかったりする。例えば…
+ これは一人のキャラクターの一生を抜粋したものである
  • 1歳:芸能活動を再開する
  • 2歳:家の前で職務質問される
  • 3歳:孫ができる
  • 8歳:幼稚園に入園する
  • 11歳:バイトリーダーとしてシフト管理を任されるようになる
  • 12歳:百科事典の訪問販売を始める
  • 17歳:NPOを立ち上げる
  • 24歳:生徒会長に立候補して落選する
  • 26歳:モデルデビューして週刊誌の表紙をジャックする
  • 30歳:子供が生まれる*1
  • 31歳:修学旅行の実行委員長を任される
  • …と言う風にあまりにも流れがおかしかったり、年齢と合っていないような場面が出てくることが多々ある。
    繰り返し言うが、これは一人(?)のキャラクターの一生であり、一回のプレイで連続してでてきたものである。決して何回かプレイして別々にでたものを並べているわけではない。
  • その他にも、5歳未満なのに「5年ぶりに実家に帰った」というような矛盾でしかない経歴も出てくる場合がある。

ひょうかてええええええええええん

  • 入手できる操作キャラクター数が豊富
    • 叫び声もパンダパンダアアアアとからあめええええええんなど顔によって異なる。
    • キャラクターによって顔の大きさや叫んだときの速度、地面とぶつかったときの反発力などといった能力が見て分かるほどに違ってくる。そのため、キャラクターごとに遠くへ飛ばす方法や難易度が大きく変わってくる。
  • ゲーム中に流れるピアノメインのBGMは妙にヒーリングミュージック感があり、ゲームのシュールさに一役買っている。
  • 英語・韓国語・中国語の簡体字、繁体字に対応している。
    • 語学の学習にある程度は役立つ…かも知れない。
  • 絶妙な操作性
    • 画面をタップして叫んでいる間でも常に回転しているため、コツをつかめないとなかなか前に進むことができず、すぐ落ちてしまう。
    • だが、コツをつかんでしまえば落ちかけたときに容易に復帰できるようになったり、アイテムを気持ちよく取ることができたりと楽しくプレイすることができるようになる。
      • コツも人によれど比較的早くつかむことができるため、その前にゲームが嫌になることもないだろう。
  • 優しい仕様
    • 一日の最初にゲームを起動したときは前回最後に使ったキャラに関係なく青色のアイテムが入手できるキャラクターが選択できるようになっている。青色のアイテムを使って入手するキャラをコンプリートしていない人には便利である。
  • シンプルながら非常に奥深いゲーム性
    • キャラによって違う操作性やエンドレスに続くステージといった点から全キャラ入手後も様々なやり方で自由にステージを進むことができるため、ただ普通に攻略するだけでなく例えば「道中のアイテムを全て取って進む」とか「一回離れたら地面に着くの禁止」と言ったように自分で制限を設けてプレイすることがやりやすい。

もんだいてええええええええええん

  • 操作キャラの追加方法に関する点
    • 操作キャラはステージ中で集めたアイテムを使って木になっている実を育てる事で手に入れることができるのだが、アイテムが途中まで育てた実を無視して新しくでてきた実を育てようとすることがある。
      • 実はタップしている実に対してアイテムが入り、実が無いところをタップしていると一番近いところが選ばれる仕様になっていることでこの現象が起こっているのだが、その説明がない。
    • その他にも、アイテムは木に同じ色の実がなっている時にしか使えないので、気がついたらオレンジ色のアイテムが無駄に溜まっていたという事態が発生しがち。
  • 各キャラクターの進んだ距離が年齢として記録されるのだが、ボーナスがもらえる段階でしか表示されない。
    • 30歳までは5歳ごとにボーナスが手に入るのだが、それ以降は10歳ごとでないと手に入らなくなり、最終的には100歳から先は一切入手できなくなる。これにより具体的に何歳まで進んだのかが分かりづらくなっている。
  • キャラクターによっては、顔が非常に小さかったりタップしていないとそもそも見えなかったりしているせいで、どこが口なのか分からなくなっているものがある。
    • 一応、そういったキャラは比較的後半の方で入手できるものであるのが救いである。
  • 経歴は記録されないため、ゲームオーバー画面後は読み返すことができない。
    • 文章としてコピーすることもできない。残しておきたいならばスマホ本体のスクリーンショット機能で画面ごと保存するしかないが、スクロールしないと全部を表示できない分量のため手間がかかる。

そうひょおおおおおおおおおお

「顔がああああああああああと叫びながらステージ上を飛ぶ」「いろいろとおかしい経歴」といった要素は怪作と言うほどぶっ飛びすぎず、プレイしている人たちの笑いを絶妙に引き立ててくれる。そのうえで操作はすぐに慣れることができ、少しコツをつかめば様々な遊び方が楽しめる。
にゃんこ大戦争で培った能力が充分に使われている、そんなゲームであるといえるだろう。皆さんも現実世界でいい経歴を残せそうにない状況でああああああああああと叫びたくなったらプレイしてみてはいかがだろうか。


よだああああああああああん

補足

  • 主人公を「にゃんこ大戦争のカオル君を彷彿とさせるキャラ」と表現したが、実際にカオル君を操作キャラとして選ぶことができる。
    • 他の顔に比べて異様にでかいので、小さな穴であれば簡単に突破できるようになっている。ただでかすぎて落ちたときに出てくる遺影に入りきっていない。

「あああああああああああああ」について

  • Android版のインストールページの「このゲームのページについて」の欄にはあああああああああああああというように叫んでおり、ゲームを始める前からシュールさを見せてきている。ちなみにストアの文字数は55。
    • iPhone版にはそれが無いものの、両者アップデートの部分がああああああああああップデートとなっている。
最終更新:2022年08月02日 11:48

*1 3歳でもう孫ができているのに…?