Gradiently 勾配
【ぐらでぃんとりー こうばい】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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Hook Games
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配信開始日
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2021年4月9日
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定価
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500円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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IARC:3+
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備考
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日本語非対応
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判定
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なし
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ポイント
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色彩のグラデーションを並べるパズルゲーム 色彩感覚が問われる直感型 ステージ数は多いが演出は皆無
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概要
Nintendo Switchにおいてペンシルパズルの配信を多く手掛けるHook Gamesからリリースされたダウンロードソフト。
ジャンルとしては「色を使ったパズルゲーム」といった趣旨のものだが、思考性よりも直感が重視されたルールであるのが特徴的。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全400問の問題をプレイしていく。初めからすべての問題を選択可能。問題選択は一画面あたり80問の表示がなされる。
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問題の解き方
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画面内にバラバラに設置された色のタイルの集合体が表示されるので、タイルを組み替えて縦列・横列すべてにおけるグラデーションを完成させればクリア。
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グラデーションとは「色の種類や明るさを段階的に変化させていく」表現を示す。どのようなパターンでグラデーションを並べるのかはステージによって異なる。
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操作できるタイルに制限はなく、好きなタイルを自由に組み替える事が可能。ただし「×印の付いたタイル」のみは一切の操作を受け付けない。
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タイル集合体は先のステージに進むにつれ増大していく。最大の集合体は「縦7 × 横11」まで存在し、操作できるタイルも当然ながら増えていく。
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クリア後は問題を解いた最短時間がステージ別で記録される。それ以外の記録対象は特になし。
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操作体系
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コントローラー側とSwitch本体のタッチ側の双方に対応。問題中に行う操作は2枚のタイルの組み換えのみ。
評価点
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色彩感覚が問われる直感パズル
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色彩感覚と直感がクリアの鍵となる一風変わったパズルながら、小難しいゲームルールはほぼ含まれていない。
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「イメージでグラデーションを並べていく」としかいい様のないゲームで、この辺は言葉で伝えにくい。実際にプレイすれば手っ取り早く理解できる。
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他のパズルゲームにありがちな操作回数制限やペナルティに該当するものは一切なく、何回でも試行錯誤を繰り返せばいつかはクリアできる難易度となっている。
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ステージの多さとクリア時の達成感
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販売価格の割には収録ステージは多く、遊べる範囲はなかなかに広い。ゲームテンポも軽快で色彩感覚次第ではとんとん拍子でクリアする事も可能。
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ステージクリア時は「ピーン」という効果音が鳴り、グラデーションが綺麗に並べられた外観も相まって達成感が実感できる。
問題点
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演出は全体的に地味
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同社のパズルゲーム全体にいえる事だが、ゲームを盛り上げる演出はあまり搭載されていない。
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上記の効果音は心地いいものの、それ以外の演出はほぼ皆無で、盛り上がりという意味では相当な素朴感がある。必ずしも素朴さが問題点という訳ではないが…。
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これも同社のパズルゲーム全般にいえるが、何かを収集するやり込み的な演出も非搭載。やり込みといえるのは各ステージにおけるクリア時間の記録のみ。
総評
色彩感覚と直感がものをいうゲーム性ゆえに従来のパズルゲーム感覚としては若干違和感があるが、これはこれで面白みのある内容といえる。
演出はあってないようなもので、どうしても素朴なプレイとなってしまうが、黙々とグラデーションを作り出していく過程が地味に楽しい一作。
最終更新:2022年02月05日 01:15