Dark Fantasy: Jigsaw Puzzle

【だーくふぁんたじー じぐそーぱずる】

ジャンル ジグソーパズル
対応機種 Nintendo Switch
Windows/MacOS/Linux(Steam)
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 NAISU
発売日 【Switch】2021年6月3日*1
【Win/Mac】2018年11月16日
【Linux】2019年4月18日
定価 【Switch】499円
【Win/Mac/Linux】310円
プレイ人数 1人
レーティング IARC 12+
セーブデータ 1個(+中断セーブ1個)
判定 クソゲー
ポイント ピース数が増えるとバグる

概要

ダークファンタジーの雰囲気をまとう妖艶な女性の絵をジグソーパズルで完成させていくゲーム。

  • パズルの絵の種類は20種類。
  • ピース数(難易度)は「12」「24」「48」「96」「192」「384」の6つ。
  • 最初は1種類の絵しか遊べないが、絵をどれか任意の難易度でクリアすると、別の絵でもジグソーパズルできるようになっていく。

システム

  • ピース
    • 回転させる必要はない。絵の額縁内部の正しい位置にピースを運んでくると自動ではめ込まれる仕組み。
  • 回数制限ありのヒント機能が使える。ヒントを1回使うと、任意にピースひとつが埋まる。高難易度ほど使えるヒントの数が多くなる。
  • 制限時間はないが、クリアにまでかかった時間が記録される。
  • 進行途中のパズルを中断セーブ可能。
  • セーブデータは別のパズルをプレイしただけでは消えないが、何か別のパズルをセーブすると上書きされてしまう。
  • 操作方法
    • Aボタン:ピースをつかむ(Aボタンをおしながら左スティックでピースを運べる)
      • ピースを運ぶのはタッチ操作でも可能。
    • Xボタン:ピースの輪郭を線で表示。背景に溶け込んでしまったピースの形状を把握できる。
    • Yボタン:ヒントを使用(右上のアイコンをタッチしてもヒントが発動できる)
    • 右スティック:絵の周りに散らばったピースを見回す。
    • L/R:パズル画面の拡大・縮小
    • 十字キー:難易度設定や、パズルとする絵を選ぶ際に必要となる。
    • Bボタン:中断する。4つのアイコンが表示され、ゲームを再開するか、進行状況をセーブするか、パズルを最初からやり直すか、パズルの絵と難易度選択画面にもどるかができる。
  • その他
    • パズルの絵の額縁に関して、カラーリングを変えたり出来る。
    • BGMが1種類ある。OFFにすることも可能。
    • パズル中、完成予定の絵を表示/非表示にすることも可能。

問題点

  • パズルを読み込むだけなのに10秒近くロード時間がかかることがある。
  • 後述の高難易度版だったり、ゲームを続けてプレイしていると発生しやすい。
  • 高難易度版(192ピース以上)で起こる問題
    • ピースの処理に手間取るのか、高難易度版でプレイを続けているとバグがやたらと発生しやすく、まともに遊ぶことが出来ない。
    • 最初の症状として、タッチ操作でピースが運べなくなるというバグが頻発する。
      • このときはコントローラーでの操作をしてもいいが、タッチ操作よりも正確にピースを動かすことは出来ないので不便。ひどいとコントローラーでのピース移動操作も受け付けなくなる。
      • Aボタンを押すと、ピース1枚がどこまでもついてきてまわり別のピースがつかめなくなる症状もある。
      • このようなバグに遭遇した場合、一旦ソフトを終了し再度開くなどの措置で対策するしかない。
    • そもそもの話ピースそのものがとにかく小さくなるため見づらい。拡大視することはできるが焼け石に水な状態。
  • ピースは土台となる絵にセットするしかない
    • セットする前に隣接するピース同士を固めて大きな塊にするというプレイングには対応していない。
  • 既にはめこんだピースとそうでないピースを区別しづらい
    • Xボタンでピースの輪郭を浮き上がらせることは可能だが、既にセットし終えたピースまで輪郭が浮き上がってくるので、まだ嵌め込んでいないピースがどこにいるのか区別しづらい。
  • 完成予定の絵を表示するモードでパズルを開始しても、バグで勝手に非表示にされることがある。

評価点

  • ボリューム自体はなかなかある。
    • 飽きずにプレイできれば、20枚分の絵と6通りの難易度を遊べる。一応早解きにも対応したゲーム設計ではある。
    • ピース「192」以上になってくると、クリアにだいたい1時間程度は遊べる。

賛否両論点

  • 絵のテイスト
    • ダークな雰囲気のイラストを素材にジグソーパズルできる、という点ではオリジナリティが高い。
    • 絵の中央には必ず女性がおり、半裸なケースも多い。単にダークな雰囲気のファンタジーや風景画だけを楽しむことはできない。
    • また女性の顔の造詣が海外絵師によるものと思われ、日本人好みの絵となっているとは言いがたい。またあまり気品を感じられない。
    • タイトルで大方、本作で遊べる絵のテイストの察しはつくだろうが・・・。
  • ピースの嵌め込みの判定について
    • ピースをニアピンの位置に持っていくと吸い込まれるように額縁にセットされる。そのため多少あてずっぽうが可能となっている。
    • パズルとしては欠陥のようにも思えるが、高難易度となるとピースの細かい模様などが判別不能になるのでかなり役に立つ。
      • ただし、ピースを一箇所にあつめすぎると狙ったピースが動かせなくなるので、あまり複数個所に対して一遍にあてずっぽうを試みるのはオススメできない。

総評

ゲーム内容はごく普通のジグソーパズルであるが、絵のテイストはジグソーパズルの題材としてはすこし珍しい部類に入る。 パズルをする上での便利機能は最低限抑えてはあるので、簡単な難易度を遊ぶ分にはあまり実害はないが、ピース数が増えて高難易度となると処理による重い挙動だったりバグが起こりやすく、お世辞にも快適には遊びやすいといえないゲームと化す。


Dark Fantasy: Jigsaw Puzzle 2

【だーくふぁんたじーじぐそーぱずる2】

ジャンル ジグソーパズル
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 NAISU
発売日 2021年9月9日
定価 499円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所(一時保存4箇所)
レーティング IARC 12+
判定 なし
ポイント 前作からバグが改善された

概要(2)

萌えイラストを主軸とするゲーム開発を行っているディベロッパーNAISUの作品のひとつ。 前作に引き続き、邪悪な雰囲気、妖艶な姿に身を包んだ女性のイラストをベースにジグソーパズルができる内容となっている。

システム(2)

  • ピースは回転させる必要はなく、額縁の適切な箇所にもっていくと自動で嵌め込まれていく。
  • 操作性に関しても前作とおおむね同等。
    • 変更点としては、パズル中断用のボタンが「B」→「-(マイナス)」ボタンに変更になった程度。
    • 各イラスト、各難易度(ピース数)につき、クリアに要した最短時間が記録される。

評価点(2)

  • パズルゲームとして
    • 前作でのプレイ障害になっていたピースがつかめなくなるバグは大方解消されている。ピースが多いときにほぼバグらなくなったおかげで、やりこみやすくなった。
    • 中断セーブ用として作れるデータの数が4つに上昇。
    • ベースとなる絵の数は20→24に増加。絵の使いまわしはない。

賛否両論点(2)

  • 絵としての味わいの減少
    • 前作の評価の繰り返しになるが、ジグソーパズルの題材としてこういった邪悪な雰囲気の絵を使えるのは斬新かもしれない。
    • 背景に使われている色の種類が少なく、女性の絵が背景から不自然に浮いて見える。
    • 絵の題材となっている女性が半裸でいる率が大幅に上昇。具体的には前作が20枚中8枚なのに対し、本作は24枚中17枚。
      • 前作の時点で、半裸の女性の絵が多かったのはその通りなのだが、本作は輪をかけて衣装が不自然でファンタジーらしさや気品が感じられない。戦士や魔法使いではなく大半が低級淫魔に見える。

問題点(2)

  • 前作と共通の問題点
    • 既に嵌め込んだパズルピースとそうでないピースの区別がしづらい。特に特徴的な模様がないような単色のピースだと背景と同化して見失いやすい。
    • 相変わらず、ピースは額縁の内部に嵌め込むしかできない。額縁の外で別のピースと組み合わせて塊にしたりはできない。

総評(2)

パズルとして遊ぶ上で致命的なバグは払拭されており、最低限遊ぶことは可能。ベースとなるイラストの種類は前作よりも増えた一方で、全体的なイラストの傾向がより過激に、悪く言えば下品にはなっている。

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最終更新:2022年11月22日 17:54

*1 日本での配信開始日。海外は2021年7月15日