ポイポイ! どうぶつパーク

【ぽいぽい どうぶつぱーく】

ジャンル プッシャーゲーム
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 トムクリエイト
配信開始日 2021年4月15日
定価 500円
プレイ人数 1~2人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 動物を投げて落とすプッシャゲーム
動物の顔ぶれは多彩
ほぼ運で結果が決まる大味さ


概要

『SDガンダム GGENERATIONシリーズ』の開発元にして、ダウンロードソフトの開発にも多く関わるトムクリエイトからリリースされたNintendo Switch専用DLソフト。

ジャンルはCSゲームとしては珍しい、メダルゲーム等でお馴染みのプッシャーゲーム。多種多様なぬいぐるみ風の動物たちを受け皿に落としていくのが主な目的。


ゲームルール

  • ゲームモードについて
    • 本作では1人プレイの「ひとりでまったり」と「ひとりでせかせか」と2人同時プレイの「ふたりでせかせか」の各モードがプレイできる。
      • "ひとりでまったり"は動物発射回数30発スタートの制限時間なし。"ひとり(ふたり)でせかせか"は動物発射回数無制限の制限時間45秒スタート
  • ステージルール
    • サイトを定めて動物をプッシャー奥付近へと発射し、ステージとなる「台」から動物をプッシャー手前にある「受け皿」へと落としていく
      • 台には大量の動物が詰め込まれる形で配置されており、押し出しの力でプッシャー手前の受け皿へと落とせばスコア等の入手。
        "ひとりでまったり"では受け皿の落とし方次第で発射回数が増やせる恩恵もある。側面などの受け皿ではない箇所に動物を落としてもスコア等は入手できず。
      • ステージ開始時では4種類の動物が登場し、特殊動物の「」を受け皿に落とすたびに1種類ずつ増加。何の動物が登場するかはおそらくランダムな模様。
      • 一定数の動物を受け皿に落とすとレベルアップとなり、ルーレット及び15秒の制限時間延長(せかせか)のボーナスが発生する。
      • 一定間隔で台の側面に動物の漏れを防いでくれるストッパーが設置され、時間経過にてストッパーの出現と消滅が繰り返される。
    • 発射回数(まったり)もしくは制限時間(せかせか)が0になるとゲーム終了。各モード別でベスト10までのハイスコアが記録される(ネームエントリー非対応)。
  • 動物とルーレットについて
    • 各モードでは以下の動物が登場。それに加えボーナスとして「ルーレット」が発生する場合もある。
+ 動物の種類とルーレット効果一覧
動物
ゲーム中において最も多く出現する通常の動物。全32種類が存在。メダルゲームでいうところの一般的なメダルに相当する。
動物を発射して同じ動物にぶつけると巨大化し、逆に違う動物をぶつけると縮小化する。サイズは10段階まであり、巨大化を進めると獲得できるスコア等が増す。
後述の特殊動物は巨大・縮小化の概念はなく、通常の動物にはない何かの特殊効果を持つ点が異なる。
特殊動物
受け皿に落とすと、新たな種類の動物が台へと追加される。
銀のバッファロー 受け皿に落とすと、台が揺れてその衝撃で受け皿に動物が落ちやすくなる。
金のバッファロー 受け皿に落とすと、台に大量の動物が投下される。
浮遊動物 浮遊しながらプッシャー奥付近を横切る動物。動物発射後にぶつけると台の下に落ちる。動物の代わりにルーレットボックスが横切るものも存在。
ルーレット
レベルアップもしくはルーレットボックスに動物をぶつけると発生するイベント。何のイベントが発生するのかはランダム。
主なイベントは「台に大量の動物が投下」「一定時間、制限時間が停止した状態で無制限の動物連射ができる」などの効果あり。
  • 操作体系
    • 右側のアナログスティックでサイトの位置調整、ボタンで動物の発射を行う。サイトの調整範囲はプッシャーの奥付近のみに限られる。
  • どうぶつパークについて
    • どうぶつパーク」という項目にて、各モードのプレイ中に受け皿へと落とした「動物の図鑑」や「落とした動物の累計数」の確認できる。

評価点

  • ぬいぐるみとプッシャーゲームの組み合わせ
    • ぬいぐるみのような丸っこい動物を発射して、雪崩の如く受け皿へと落としていく豪快さが楽しめる。
      • 操作そのものは一般的なプッシャーゲームと大きな差はないものの、ぬいぐるみ風の動物をメダル感覚で落としていく点が新鮮。
      • 操作体系はサイト調整と発射のみという分かりやすさで小難しさとは無縁。プッシャーゲームながら「動物同士をぶつける」という的当て的な感覚も含まれる。
  • 動物がわちゃわちゃ可愛い
    • 動物の容姿が非常に可愛らしく、手足をジタバタとさせながら画面内にわちゃわちゃと散乱する様がカオス具合を醸し出している。
      • 動物の種類は有名な哺乳類や鳥類がメイン。犬猫などの身近な動物や、動物園に行かないと拝めないものまで顔ぶれはなかなかに多彩。

問題点

  • 運の依存が強すぎる
    • 出現する動物からルーレットの効果に至るまで、ほぼすべての要因にランダム性が絡むため、プレイ結果が毎回安定しない。
      • 波に乗れば好成績が出せる反面、運がないとろくなスコアを稼げないまま一瞬でゲームが終わる。明らかに実力よりも運にウエイトが置かれたバランスである。
    • 同じ動物同士をぶつけて巨大化させていくシステムに関しても、まともな操作が非常にやり辛いという問題あり。
      • ゲームの性質上、動物が大量密着された状況と化してくるため、サイトが狙いたい動物に定まりにくい。巨大化させるにも運が大きく絡んでしまう。
      • "ひとり(ふたり)でせかせか"はそもそも制限時間が短すぎるため、動物を狙う余裕すらもない。結果闇雲な動物発射しかできず、より運次第な結果となる。
  • エンドレス的なモードがない
    • 収録モードがすべてスコアアタック系のモードしなかく、メダル(動物)をひたすらに増やす系統の楽しみ方ができない。
      • メダルゲームにおけるプッシャーゲームとは明らかにプレイの趣旨が異なる作風なため、メダルゲーム感覚でプレイすると大きな違和感を覚える。

総評

ぬいぐるみ風の動物をメダルに見立て、わちゃわちゃとした動物たちを落としていく面白みは確かに持っている一作。
しかしランダム性が強すぎる雑なゲームバランスや、半ば強引にスコアアタックに仕上げたその作風には賛否が分かれる。

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最終更新:2021年11月06日 08:56