【おすそわける めいど いん わりお】
ジャンル | 瞬間アクション | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
任天堂 インテリジェントシステムズ |
|
発売日 | 2021年9月10日 | |
定価 |
パッケージ版:5,478円(税込) ダウンロード版:5,400円(税込) |
|
プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:A (全年齢対象) | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
バカゲー | ||
ポイント |
様々な特徴を持ったワリオと仲間たちを操作してプチゲームに挑戦 パーティーゲーム的な売り込み方と裏腹に初見プレイヤーに厳しい 複雑化した操作方法による歴代屈指の難易度 過去作と比べておまけ要素が薄い |
|
ワリオシリーズ |
『ゴージャス』から3年を経て発売された『メイド イン ワリオ』シリーズの新作。
プチゲームを連続でクリアしていく、というゲーム性は旧作同様であるが、本作では
ワリオカンパニーの社員を操作してプチゲームをクリアする
というこれまでのシリーズ作品とは一風変わった仕様になっている。
またタイトルに「おすそわける」とあるように、おすそわけプレイによってシリーズ初の
プチゲーム2人同時操作
(*1)を実現している。
しかし、大きく変わった方向性により歴代シリーズのファンが求めていたものとは異なる仕上がりとなった。
ストーリー
ずかん
バラエティ
ワリオカップ
キャラクター
いずれのキャラについてもスティックで操作し、A・B・X・Yいずれかのボタンでアクションを行うことが出来る。
なお、特筆していない限りは空中移動は出来ず、重力の影響を受ける。
+ | 操作キャラ詳細 |
キャラ毎に異なるアクションが用意されているワリオと仲間たちを操作できる
ゲームプレイの多様化
キャラとプチゲームの組み合わせによる歴代最高クラスの難易度
ボイス関連
多人数プレイ重視なのに初見プレイヤーに易しくない
プチゲーム関連
キャラクターの性能差が激しい
+ | 強キャラ・弱キャラの例(太字は特に強いor弱い) |
ハイスコアを目指す上で運に左右される要素が大きい
2人同時プレイ関連
オンライン要素が「ワリオカップ」のみ
おまけ要素が希薄
バラエティモードのプレイ人数に関する不満点
キャラに関する問題点
従来作品通り連続でゲームをクリアしていく快感は健在だが、歴代に比べて大きく方向性が変わった作品となった。
キャラクターごとの攻略方法の違いや2人でのおすそわけプレイも考慮するとプチゲームの楽しみ方は5000通りを軽く超える一方で、操作方法は難解になり、直感的なプレイは難しくなった。
個性豊かなワリオと仲間たちを直接操作できるのは本作のみの大きな魅力であるが、『メイド イン ワリオ』は、単純なルールのプチゲームをテンポよくクリアすることを売りにしていたシリーズである。
18種類のキャラクターの操作を完全に頭に叩き込まないとまともにプチゲームを遊ぶことが出来ないというのは大きな問題であると言えるだろう。
しかし多人数プレイのパーティー性はシリーズ最大級となっているため、操作方法を覚えた上で気心の知れた仲間となら「おすそわける」楽しさを存分に味わえるかもしれない。
*1 旧作においても2人以上でプレイ出来るモードは存在したが、あくまでプチゲームを交互でプレイしたり、同じプチゲームを別々にプレイして競ったり、誰かがプレイしている間に邪魔をしたり、といった具合であり1つのプチゲームを複数名でプレイするということは出来なかった
*2 例えば最初のステージであるワリオのストーリーだと「夢中でゲームを遊んでいるワリオの家に隕石が直撃して家も全壊してしまったのにそれを気にせずワリオがゲームスタートを宣言する」という突っ込みどころ有りすぎな始まり方である。
*3 ただしゲーム中では「タックル」ではなく「アタック」と表記されている
*4 なお、本作でボーカルBGMがあるステージはペニーステージのみ
*5 実際には約4秒