ファイアーエムブレム 風花雪月

【ふぁいあーえむぶれむ ふうかせつげつ】

ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 Nintendo Switch
発売元 任天堂
開発元 インテリジェントシステムズ
コーエーテクモゲームス
発売日 2019年7月26日
定価 6,980円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 25個*1+1個(オートセーブ専用スロット)
レーティング CERO:B
判定 良作
ポイント 戦乱の悲惨さを生々しく描いた重厚なストーリー
てごわい(育成)シミュレーション
「騎士団」「計略」システムを実装し、より戦争らしい内容に
ファイアーエムブレムシリーズ関連作品リンク


概要

30年以上の歴史を持つ大作SRPG『ファイアーエムブレム』シリーズ第16作*2。据え置き機としては、12年前に発売された『暁の女神』以来となる。
本作ならではの大きな特徴として、士官学校を舞台としており、主人公がその教師として活躍するというものがある。

また『ファイアーエムブレム無双』でコラボを組んだコーエーテクモゲームスが本編作開発に参加したのだが、今回は長年戦記物ゲームを手掛け続けてきたシブサワ・コウ ブランドのスタッフがシナリオを担当している。


ストーリー

「フォドラ」と呼ばれる大地。
世界は突如として現れた邪神によって脅かされるが、立ち上がった解放王「ネメシス」と
女神より与えられた「英雄の遺産」を手に戦う十人の英雄「フォドラ十傑」によって危機は退けられた。
しかし、やがて驕りたかぶったネメシスは、フォドラ十傑とともに女神に対して反旗を翻し、
女神が差し向けたとされる聖者「セイロス」と、その仲間である「四聖人」によって討ち果たされる。
セイロスは、四聖人と、投降したフォドラ十傑を束ねて、「ガルグ=マク」を総本山とした「セイロス教」を興すとともに、女神の名のもとに「アドラステア帝国」を建国。
やがてアドラステア帝国から「ファーガス神聖王国」と「レスター諸侯同盟」が分離するが、それぞれの勢力は相争うこともなく、長い平和の日々が続いていた。

時は流れ、帝国暦1180年。
かつて大陸全土にその名をとどろかせた騎士「ジェラルト=アイスナー」は、現在は傭兵として活動していたが、ある日セイロス教の総本山である「ガルグ=マク大修道院」に併設された士官学校に通う3人の若者に助けを求められる。
ジェラルトは、自らの子供と共に3人に助力し、彼らを襲撃した盗賊を退ける。
若者たちはそれぞれ、アドラステア帝国の次期皇帝「エーデルガルト=フォン=フレスベルグ」、ファーガス神聖王国の王子「ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダット」、レスター諸侯同盟盟主の孫である「クロード=フォン=リーガン」と名乗り、かつてジェラルトの従者であった騎士「アロイス=ランゲルト」と共に、ジェラルトたちを修道院へと招く。
果たしてジェラルトは騎士に復帰し、彼の子供は、「黒鷲の学級(アドラークラッセ)」、「蒼獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)」、「金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)」のうちの学級の内の一つを受け持ち、彼らが一人前の騎士として育つよう指導する事となる。
しかしこのことが、7年近くにも及ぶ凄惨な殺戮劇の幕開けであることは、この時は誰一人として気づくことはなかった。


特徴・変更点など

  • 3つの学級から一つを選択する方式
    • ジェラルトの子供である主人公(デフォルトネーム:ベレト(男性)/ベレス(女性))は、ゲーム開始直後に3つの学級の内の一つを受け持つことになる。
      受け持った学級によってストーリーや加入ユニットが大きく変化するため、事実上のルート分岐と考えて差し支えない。前々作『if』とは異なり、ルートごとに別売りということはなく、一本のソフトで複数のルートが楽しめるようになっている。 選択しなかったクラスのメンバーは基本的に使用できないが、一部のユニットを除いて後述する「課題協力」や「スカウトシステム」を使うことで味方に加えることも可能。
    • なお、本作の主人公は、過去作と異なり自発的にしゃべることはなく、『ドラゴンクエスト』などと同様に、プレイヤーの選択肢によって意思表示がなされる。
  • 教師として
    • 生徒達はそれぞれの目標を持って勉学に励んでいる。プレイヤーは目標の設定と直接指導を行うことで、生徒たちの各種技能レベルを上げていく。
      • 生徒毎に得意な科目や苦手な科目が細かく設定されており、同じ指導をしても得意なら上昇しやすく苦手だと上昇しにくくなっている。しかし一部の生徒に苦手な科目を何度も指導すると「才能開花」が起きて得意な科目になることも。
      • もちろん主人公も例外ではなく、他の教師達に指導を請うたり講習に参加することで、自ら技能レベルを上げることが可能。
  • 「騎士団」と「計略」
    • 本作の新要素として、1ユニットにつき一種類の騎士団を雇用し、配備することができる。配備することで命中率や攻撃力など、さまざまなパラメータを上昇させられる*3が、ダメージを受けることで兵力が消耗し、兵力が0になると補正を受けられなくなってしまう。
      • 騎士団にはランクが存在し、基本的にランクが高い騎士団ほど高い補正値を得られるが、ランクの高い騎士団を配備するには指揮レベルを上げる必要がある。
    • また、騎士団を配備することで、パラメータに補正をつけるだけではなく、「計略」と呼ばれる特殊効果も発動できる。計略の内容も単純な攻撃だけでなく、魔法や弓矢による範囲攻撃、命中すれば敵を移動させる攻撃、味方ユニットの回復・補助・再行動など多岐に及ぶ。
  • 副官
    • 覚醒の「ダブル」を大幅に弱体化させたような要素であり、主人公の指導レベルが一定を超えると、キャラ1人に副官を1人つける事ができる。編成画面で任命するため出撃枠は取らず、また戦闘中に解除や交代などはできない。
    • 副官には支援値や経験値等も入るが、騎士団の経験値と指揮経験値のみ入らない。また最大まであげても3人までしか副官に任命できない。
    • 効果はクラスによって変わり重装系(拳闘士などの格闘職も含む)は追撃の防御、信仰系はターン開始時回復、それ以外のクラスは一定確率で装備中の武器または魔法による追撃が発動する。
      • いずれの種別においても、前衛となるユニットの行動時には追撃の有無にかかわらず連携攻撃に参加するものとして扱われ、命中・回避などに補正を得られる。また、攻撃を行わない効果種別でも装備している武器種の技能経験値は獲得できる。
  • 敵ターンでどのユニットが攻撃されるかの予測表示をよりわかりやすく視覚化するようになった。
    • 危険範囲の表示だけでなく、ユニットを移動させる際に、攻撃される可能性がある位置では対象の敵ユニットから赤い波線が飛んでくる。この表示をきちんと見ていくことで、敵ターンにおける事故死をある程度防ぎやすくなっている。
  • アイテム関連における設定の変更
    • if』、『Echoes』の直近二作でオミットされていた武器の「使用回数」と、『新・紋章』以降、省かれがちであった「重さ」の概念が完全新作としては久々に復活した。
      • 一方で、『Echoes』で不採用となったすくみの概念は本作でも存在せず*4、魔法に関しても、魔道書や杖などの道具を介するものではなくなっている。
        ただし、魔法は、『Echoes』のようにHPを消費するものではなくなっており、魔法は1マップに限られた回数だけ使用でき、マップをクリアすると回数が回復するという仕様に変更されている。
      • また、武器のほかに一つだけアイテムを装備できるようになった。盾を装備することで防御力を上げたり、杖を装備することで魔法の威力や射程の強化などが可能となっている。
  • 大修道院における指導と自由行動
    • 本作では、1章につき1か月単位で進行する。平日は指導を行うことで生徒たちの技能レベルを上昇させられ、休日は大修道院の散策やフリーマップへの出撃などといった自由行動が行える。
      • 散策では、生徒たちとの絆を深めたり、商人からアイテムを購入できるほか、大修道院で暮らす人々から情報を集めたり、栽培や魚釣りなどのミニゲームを楽しむことも可能。また、「課題協力」を依頼することで、その月のみ自軍のユニットとして使用できるが、経験値や技能レベルは獲得できない。さらに、主人公の能力を高めたり、支援レベルを上げることで、他のクラスの生徒を自分のクラスにスカウトする事もできる。スカウトしたキャラは指導やレベル上げも可能になる。
      • 散策で生徒たちとお茶会をすることも出来る。これは「茶葉」という特定のアイテムを消費する事で主人公と生徒(もしくは教師)との1対1での交流が楽しめる。 お茶会中に最大4回の会話のチャンスがありどれも3択の選択肢となっている。正解するごとに好感度が上がり全て正解*5するとフリータイムとなりキャラをじっくりと眺めたり贈り物を送ってさらに好感度を上げることも出来る。 1対1の会話ということで『if』のマイキャッスル*6を連想する人も多いがあちらと違い顔を触ったりせず会話するだけなので嫌う人は少ない。ただし、正解を狙うためには相手の嗜好を熟知しなくてはならないため、難易度は高い。
      • また生徒二人と食事をとる事ができるのだが、特定の組み合わせだと専用の掛け合いとなる。
  • 「紋章」と「英雄の遺産」
    • 聖戦の系譜』の「聖戦士の血」及び「神器」に近い、キャラ個性のシステム。フォドラ十傑や四聖人、さらに出自が不明のものを合わせて実に20種類近くの紋章が存在し、それを身に宿したキャラクターに有利な効果がもたらされる。
      • 紋章は、通常の「小紋章」のほか、固有効果が発生しやすい「大紋章」が存在しており、大紋章を所有しているのは一握りのキャラクターのみとなっている。また、基本的に複数の紋章を所有することはないが、例外となる人物も存在する。
      • 「英雄の遺産」は、フォドラ十傑が女神から与えられたという伝説の武器だが、その外観は極めて禍々しく、さらに紋章を所有していないユニットが使用すると、戦闘後に10ダメージを受けるというデメリットがある。一方で、遺産には対応する紋章が存在しており、その紋章の持ち主が所有することで、専用の戦技を使用できたり、敵からのダメージを半減させるなど、高い効果を発揮できる。なお、過去作などで多く見られたステータス補正効果は存在しない。
  • 戦技の仕様が変更
    • 前作『Echoes』にもあった戦技が続投。前作は武器の使用回数の概念が無かったためHPを消費して発動する形式となっていたが、今作は武器の使用回数を消費する仕様に変更となった。
      • あちらで猛威を振るった「ハンターボレー」や、過去作品で奥義として扱われていた「流星」・「滅殺」といったスキルも、今作では特定のクラスに紐づけされた専用の戦技として登場している。
  • 強力な敵である「魔獣」が登場
    • 本作で敵対する事になる「魔獣」は、いわゆる過去作における「竜」や「魔物」に相当するのだが、本作ならではの特徴を多数備えている。
      • 普通のユニットよりHPが高いうえに、「障壁」と呼ばれるバリアが張られており、攻撃によるダメージを半減*7してくる。障壁を破壊すると一回だけ混乱して動けなくなり、全て破壊するとアーマーブレイクが発生して行動不能になる他、希少な錬成素材を入手できる。
      • 複数のHPゲージをストックしており、すべてのゲージを0にしなければ撃破できない。さらに、HPゲージが少なくなると固有のアビリティが発動し、より強力になる。 
      • 力をためた次のターンには「猛撃」という強烈な攻撃を繰り出してくる。この猛撃は広範囲のユニットに纏めて大ダメージを与える上にせっかく破壊した障壁も復活してしまうという厄介な技。素早く攻撃して障壁を全て破壊するか、安全を優先して攻撃範囲外に退避するかは状況と判断次第。
      • このように、通常の敵ユニットを大きく上回る強敵として設定されているが、すべての障壁を破壊することで、貴重な武器を修理するための素材を獲得できる。魔獣の種類によっては英雄の遺産に使える「ダークメタル」も入手できるので、積極的に挑みかかる価値は十分にあるだろう。
  • 新たな武器種「籠手」
    • 本作では、おなじみとなっている剣、槍、斧、弓のほかに、「籠手」という武器が新たに加わった。
      • 威力が低い代わりに軽量で命中率が高く、自分から攻撃を仕掛けた際に、必ず2回攻撃(追撃が発生すると4回)が可能ないわゆる勇者系武器の特性を持つ。ただし、後述するように装備できない職業が多く存在する。
  • クラスチェンジシステム
    • キャラごとに基本紐付けであったクラスの概念が大幅に変更。本作は主人公を含め多くのユニットの初期クラスが「平民」または「貴族」となっており、資格試験をクリアさせることで新たなクラスに変更できるようになる。
      • 各クラスには基準となる技能レベルが設定されており(例えば騎馬に乗り槍を主に扱うソシアルナイトならば槍術と馬術が必要であるなど)、それらの条件を全て満たしていれば必ず合格できる。技能レベルが不足している項目がある場合は不足分に応じて合格率が低下するが、合格率30%以上ならば受験できる*8
      • 一度合格した兵種には、出撃準備画面でいつでも変更が可能。また、本作ではすべての兵種が剣、槍、斧、弓を装備可能で、籠手は魔法系・騎兵や飛行以外のすべてのクラスで装備できる。一方で、魔法は特定のクラスにつかないと使用できなくなっている。
      • 上記の仕様でありながら、兵種ごとに特定の技能について戦闘で獲得できる技能経験値が増加したり、技能レベルに応じて獲得できる「武器術」(剣術なら「剣術Lv.○」、斧術なら「斧術Lv.○」のような着脱可能スキル)を装備することで命中・回避・必殺回避*9に補正を得られるという仕組みになっている。
        特に今作は必殺回避を補正する要素が少なく*10、「武器術」の有無によって必殺率が0になるかならないかを左右するケースが多いため、所持する装備の自由度が高い一方で闇雲に多くの武器種を抱えても有効になるとは限らない設計になっている。
      • 受験できるのは一回の休日*11及びストーリー進行日につき各キャラ一回ずつ。成否は休日を迎えた時点で確定されており、失敗した場合にリセットするとしても再挑戦は実質お預けとなる(後述の点によりリセットする意義自体はある)。
    • 過去作のようにクラスチェンジしたらレベル1に戻る事はなく、キャラレベルと独立しており、キャラレベルが一定以上になると上位のクラスへの試験を受けられるようになる。なお、受験するには一定以上のキャラレベルを満たし、対応する「試験パス」というアイテムを消費する必要がある(初級なら初級試験パス、上級なら上級試験パス、といった具合)。
      • クラスチェンジは一度合格したクラスであれば、何も消費することはない。
    • 『Echoes』と同様に各クラスに基準値となるステータスが設定されており、資格試験に合格した時点で基本能力値(クラスによる補正を含めない値)が基準値に満たない場合は自動的に補正される。
      • この仕様により、守備難のキャラクターに重装と斧術を教え込んで守備の基準値が高いアーマーナイトを経由させて守備を底上げするということも可能である。そのため過去作の「下級職で多くのレベルアップ機会を得てからより上位のクラスへ移行する」のではなく「早いうちに上位クラスの資格を獲得し、能力値ボーナスを獲得する」方が最終的な総合値が高くなることになる。
      • ただしレベルの限界値は99とそれまでよりはるかに高い数値で、通常のプレイでは終盤でもレベル40台~50程度にしかならないので取り返しがつかないことはない。
    • また、今作はシリーズ恒例の再行動役「踊り子」が特定の人物と紐づけられているわけではなく、中盤のイベントで任意の自学級に所属する生徒一人を指定して踊り子の資格を獲得させるという形になっている。
      一応『「魅力」パラメータが一定以上』という条件があり誰でもとはいかないものの、条件そのものは然程厳しくなく(主人公を含む先生陣や騎士団員を除いて)全員が「踊り子」になれる可能性がある。
      • 今回の踊り子は上級相当にあたり、剣術と指揮が得意である他に貴重な「魔法を使用できる」クラスでもある。そのため補助要員として申し分のない性能である。
        しかしこれらの「ほぼ誰でもなれる」「魔法が使える」という特徴が とある重大な罠 に化けてしまうケースが存在し……(賛否両論点を参照のこと)
  • 支援関係
    • 覚醒など同様にC~Sの四種、またペアによってはC+,B+,A+というように追加の会話イベントがあるものの、全員と支援及びSがあるのは主人公のみとなり、他のキャラは相手によってB、A、A+で打ち止めとなる。
      また、前述した通り、本作では主人公が自発的にしゃべる事がないため、主人公が関わる支援会話では、基本的に相手がしゃべり、主人公がそれに対してプレイヤーが選択した返答を行うという形式になっている。基本的に、どちらを選んでも得や損をすることはない。
      • 主人公は支援Sを結んだ相手とペアエンドになるが、それ以外のキャラは支援A(A+が存在するペアはA+)になった相手の中でもっとも支援値を稼いだキャラとペアエンドを迎える。同時に、Bで打ち止めになる相手はペアエンドがない組み合わせということになる。
    • 基本的に修道院でしかイベントは起こせず*12、シナリオの進行や特定のサブイベントをこなさないと支援会話が起きない事もある。
    • 支援レベルを上げたキャラクターが近くにいると命中率や回避率が上昇するのは従来の作品と同じだが、本作では特別な組み合わせ*13に限り、与えられるダメージが増加することもある。
  • 外伝マップ
    • 本作の外伝シナリオは、自由行動中のフリーマップの中から行える。
      • プレイ条件は主に、主人公と特定のユニットの支援レベルが関係しており、現れるシナリオでは大抵、その相手が主役である事が多い。
        外伝のマップは、特殊なギミックが存在する場合も多いことからメインシナリオと比較して難易度が高い傾向にあり、索敵マップなども殆どがこちらに集中している。また、シナリオによっては他のクラスのユニットをスカウトする必要もある。ただし、クリア報酬は豪華な事が多いため、積極的に攻略する価値がある。
  • amiibo
    • 修道院にある「amiiboスポット」でamiiboを読み取る事により、修道院に訪れる度にアイテムが出現するようになる。この際FEキャラのamiiboだとアイテムの質や量がよくなり、更に2週目以降ではamiiboに合わせたBGMが追加される。
  • オンライン(Nintendo Switch Onlineへの加入が必要)
    • 留学生
      • 修道院内で生徒にアイテムを持たせて*14、他のプレイヤーに派遣する事ができる。また修道院に訪れる度に一回、他のプレイヤーが留学生に指定したキャラがランダムに4人出現するようになる。
      • 留学生が所持しているアイテムを定価より安く購入でき、また派遣した側は次の休日以降に呼び戻した留学生から売り上げを受け取る事ができる。ただしオンラインの都合上、受け取った後に受け取る前のセーブデータを読み込むと売上の回収はできなくなる。
      • また留学生と訓練(かくれんぼ)をする事ができ、成果によって報酬が貰える。
    • 戦死者の魂
      • 別のプレイヤーのデータで、ステージ内でキャラが多く死亡したマスに黄色(味方)、紫(敵)の魂が現われるようになる。黄色は経験値と武器や魔法などの回数回復、紫はアイテムが入手できる。
    • ランキング
      • 他のプレイヤーの「使用率の高いキャラ」「お茶会をしたキャラ」等がロード画面でランキング形式で表示され、また「その休日に他のプレイヤーが選んだ行動」がパーセンテージで表示されるようになる。
  • 子世代の廃止
    • 本作では、第1部と第2部の差が5年であり、時間を超えるというような要素も登場しないので、『聖戦』や『覚醒』、『if』で採用されていた子世代は登場しない。
  • その他
    • お助けパラディン*15」「キルソード持ち剣士」「赤と緑の騎士」などのシリーズおなじみのキャラが一部登場しない。一応それらしきキャラは存在しているが。
    • クリア後は習得した技能や支援値など、一部データを引き継いで周回プレイが可能。シリーズ初となる「強くてニューゲーム」が可能となった。
    • 難易度ノーマル限定で、出撃回数を消費しないフリーマップに出撃可能。これはマップを撤退しても経験値等が入る(撤退した場合は武器や騎士団の消耗、アイテムや支援値がもとに戻る)。
      『覚醒』や『if白夜』と同様、育成面での敷居を下げる重要なステージとなる。
    • クラシックモードの1部でロストし使用不可になった場合、全員がその場では撤退扱いとなるのだが、この場合後日談では「2部までの間に各々の理由で味方に合流できなかった」という扱いになる。

評価点

  • 3つの国が絡み合う、壮大な物語
    • 前述した通り、本作はコーエーテクモゲームスのシブサワ・コウ ブランドによって手掛けられている。中でも、本作は「三國志」を意識している部分が大きい*16
    • 本作は「学園編」と「戦争編」の二部構成になっており、前述した通り、選んだクラスによって加入キャラやストーリーが分岐する。学園編は、攻略するマップこそ同じだが、戦争編においては、基本的に選んだ学級の国について戦う事になるため、攻略するマップが大きく異なる上に、場合によっては、修道院や他のクラスのユニットが敵として立ちはだかる事もある。味方ユニットが敵として現れる要素は前々作『if』や、過去作『暁の女神』でも見られたが、本作ではなんと、主人公以外のすべてのユニットに、敵対するシナリオが用意されている。*17
      • また、『暁』や『if』では、味方同士の争いに持ち込むために強引な展開を見せることが度々あり、シナリオを重視するプレイヤーからの顰蹙を買っていたが、本作では、すべてのキャラクターや国に綿密な設定が施されているため、無理のある点は非常に少なくなっている(皆無ではないが)。
    • プレイヤーは、分身たる主人公が選んだ学級に応じて、異なる歴史を追体験することになる。最終的には、プレイヤーが受け持った学級の所属する勢力がフォドラの覇者となり、他の学級の生徒はスカウトを行わない場合は高い確率で破滅を迎え、スカウトに成功しても、順風満帆な後日譚を迎えられにくい。とりわけ級長となるキャラはその傾向が顕著で、特にエーデルガルトとディミトリは、特定のルート以外では悲惨な末路を迎えてしまう。
      • その結果として、近年のシリーズ作品に見られた勧善懲悪の傾向は完全に鳴りを潜めており、正義同士のぶつかり合いが主となっている。そのうえで、かつての教え子たちと刃を交えることもある。今までは戦いの中で説得をすることで自軍に引き入れるケースが多々あったが、本作ではそういった機会はかなり稀*18になっており、予めスカウトできなかった他クラスのメンバーは自らの手で殺害せねばならない。そのため、今までにないほど重く、シビアな展開となっている。
        一方で、ルート選択によって、必ず救われる勢力が出てくることも事実である。いうなれば、かつてとは異なる形を取り、主人公=プレイヤーの手によって、教え子や仲間たちを滅びの未来から救い上げる事ができ、さまざまなルートを選択するためのモチベーションに繋がっている。
    • 本作では最序盤の盗賊討伐の際、生徒一人一人に敵ユニット撃破時の台詞が用意されていたり、レベルアップ時の台詞で明確に相手を殺害している事を強調していたりと、戦争が命のやり取りである事を意識させる発言が従来よりもかなり多い。対立が激化する2部ではこの傾向が更に顕著となり、「また生き延びられた。また殺した!」(ベルナデッタ)、「人殺しの経験が私を成長させる……」(ドロテア)、「これだけ殺ってりゃ強くもなるさ……」(クロード)といった具合に、悲痛で凄まじい台詞の割合もより増加する。
    • 戦争のみならず、政治劇に関しても従来より作りこまれており、紋章の有無によって人生を狂わされたり、平民と貴族の軋轢に苦しむ者や、他の国出身ゆえに、フラットな視線でフォドラを俯瞰する人物など、本作ならではの魅力的な要素も多く見られる。特に外伝シナリオにおいて顕著となっている。
+ 黒鷲の学級
  • 主にアドラステア帝国出身の生徒によって構成されている学級。 口より先に手が出るタイプの「カスパル=フォン=ベルグリーズ」や筋金入りの引きこもりである「ベルナデッタ=フォン=ヴァーリ」と言った他の学級と比較するとクセのある生徒が多い。また、生徒の一人である「ペトラ=マクネアリー」は、表向きはフォドラの外にある小国「ブリギット」からの留学生ということになっているが、実際はアドラステア帝国への従属を強いるための人質であったりと、強国ならではの歪みがそこかしこに見え隠れしている。
    ただし、宰相の嫡子である「フェルディナント=フォン=エーギル」がエーデルガルトを一方的にライバル視している以外は諍いらしきものはなく、曲者ぞろいながら、生徒同士の仲は良い。
    • このルートは最大の特徴として、第1部の終盤ある選択によって、第2部のシナリオ、および加入ユニットが全く違ったものとなる。端的にいえば、敵対を余儀なくされた帝国と教会、どちらにつくかというものであり、そのため本作は実質的に3.5ルート分を形成することになる。形式としては『if』が近いが、主人公視点でもプレイヤー視点でもわけもわからぬうちに分岐を選ぶことになるあちらと違い、主人公・プレイヤーに上手く感情移入を促した絶妙なタイミングで発生するため、非常に悩ましい選択となる。そしてどちらを選択しても、かつての馴染みの仲間それぞれと相争うことになるという、辛いながらも感動できる流れが分布されている。
      • このうち教会につく「銀雪の章」では当然ながらエーデルガルト(と従者の「ヒューベルト=フォン=ベストラ」)が離脱、最強クラスの戦力である級長を欠くことになり、帝国につく「紅花の章」では「セテス」や「カトリーヌ」などの強力なユニットを加えられないうえに、どちらも敵が非常に強い。 そもそも黒鷲の学級で加入するユニットは魔法を主力とする癖のある性能をしていることが多く、ラスボス*19も3ルートの中で最も強いなど、他のルートより難易度が高めになっている。
+ 蒼獅子の学級
  • ファーガス神聖王国の出身者が集う学級。女性にだらしない「シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ」や、貴族でありながら戦に自らの価値を見出そうとする「フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス」などがいるものの、ドジなところもあるがかなりの努力家の「アネット=ファンティーヌ=ドミニク」や穏やかな性格で生真面目な「アッシュ=ディラン」など、3つの学級の中では比較的模範生も多い。一方で、フェリクスがディミトリに公然と皮肉を言ったり、ディミトリの幼馴染である「イングリット=ブランドル=ガラテア」が「ダスカー」の民であるという理由で「ドゥドゥー=モリナロ」を敬遠しているなど、生徒同士の関係はあまりよくない。
    • この状況は、数年前に発生した「ダスカーの悲劇」と呼ばれる事件で国王のランベールが死亡しており、王国の情勢が非常に危うくなっている点が深く関係している。級長のディミトリは事件の当事者で、表向きは好青年であるものの、内心では狂気を孕んだ復讐心を抱いている。また、この事件によってフェリクスの兄であり、イングリットの婚約者でもあった「グレン」が命を落としているなど、国と学級の両方に強い悪影響を及ぼしている。
      • 一見するとFEシリーズ従来の定番に沿っているように見えるこのルートでは、主に「ダスカーの悲劇」の真相究明の他に、復讐鬼に堕してしまったディミトリの救済が主なテーマとなっている。特にディミトリは、別のルートを選んだ場合は例外なく悲惨な最期を遂げるため、助けられた際の感動はひとしおとなっている。
    • 他、加入キャラはディミトリを含め物理に秀でているユニットが多い他、敵があまり強くないため、他の二つの学級と比べて攻略難易度が低めとなっている。
+ 金鹿の学級
  • レスター諸侯同盟の出身者で構成されている学級。表向きは好青年ながらも、自らを「猜疑心の塊」と称するクロードや、サボり癖がある「ヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリル」、極度なまでの悲観主義に染まっている「マリアンヌ=フォン=エドマンド」など、黒鷲ほどではないにせよ癖の強い生徒もいるが、身分に囚われていない事が多いためか、まとまりの良さは随一。
    • このルートは、主にクロードの意向によって、フォドラの歴史の裏に潜む真実を暴くことに主眼が置かれている。そのため、他の学級より明らかになる情報量が多く、読みごたえがあると同時に、クリアした際の達成感も大きい。謎が残ることもないため、他のルートで感じられがちな消化不良感も、このルートでは一切見られない。
    • 初期や他ルートでこそ胡散臭さを見せるクロードも、やがて主人公を「きょうだい」と呼ぶなど無二の相棒となり、第2部ではますます好青年っぷりに磨きがかかる。他の生徒たちも、2部においても前向きな姿勢をほとんど変えていないため、多くのプレイヤーから高い人気を集めるヒロイックなルートとなる。
  • 二つの時代をまたぐことで、大きく作風が変わる。
    • 本作の物語は、第1部(学園編)の「白雲の章」と、第2部(戦争編)に大別される。第1部では、受け持ったクラスを指導しつつ、「課題出撃」と呼ばれる月末のイベントをこなし、フォドラにおける現状を把握していく。その中で、修道院の付近で暗躍する二つの勢力「炎帝軍」「闇に蠢く者」の存在が明るみになり、彼らの陰謀を阻止するために主人公と教え子たちが活躍していく。こちらの章は、立て続けに事件が起こるものの、戦争中というわけではないため、悲惨な状況にはなっていない。しかし、終盤でガルグ=マク大修道院が大きな戦に巻き込まれ、その中で主人公は致命傷を負って行方不明となり、内なる存在によって5年にわたって肉体を修復される事となる。
    • 5年後となる第2部は、前述したルート分岐によって「翠風の章」「紅花の章」「銀雪の章」「蒼月の章」の4つに分かれる。見てわかる通り、この4つを組み合わせて、本作のサブタイトルとなる「風花雪月」となる。
      • こちらは、復活を果たした主人公がかつての教え子たちと再会し、彼らと共に戦乱を生き抜くという内容になっている。主人公は生命活動が停止していたため姿は変わらないが、教え子たちは5年の時を経て大きく成長しており、中には別人のようにたくましくなる者もいる。こちらは、1部とは打って変わってハードな展開が終始展開され、本作が「戦争」を描くゲームであることを認識させてくれる。基本的に第2部の方が評価は高いが、いずれのルートも、第1部における展開があってこそ、という内容になっている。
  • 緻密な世界観とキャラクター設定
    • 本作ならではの大きな特徴の一つとして、味方キャラのほとんどにフルネーム*20と、年齢、身長、経歴などのプロフィールが設定されている。従来のFEでは、支援会話などである程度のバックボーンを理解できるようになっていたが、本作では設定を補強する要素を多数閲覧できる上に、生い立ちや家族構成などもはっきりとわかるように作られている。また、プロフィールに記載されている「好きなもの」「嫌いなもの」は、プレゼントの際に参考になるように設定されており、攻略のヒントとしても十分に機能している。
    • 「お約束」からの脱却を図った結果として、メインキャラも従来とは大きく方向性の異なるキャラ付けが多数登場している。
      主人公は傭兵団団長の子供という、『蒼炎の軌跡』主人公の「アイク」に似た立場となるが、性格はそれまでのFE主人公とは大きく異なり、寡黙で感情をほぼ現さない。また、他の成長途上の主人公たちと違いストーリー開始時点からフォドラに名を馳せる熟練の傭兵として描かれている。そのため戦闘以外のイベントでも必要であれば敵国の人間を躊躇なく殺害することもある。*21しかし、その確かな剣術と用兵術は教え子たちの信頼を得る最大の武器となり、主人公自身も次第に教え子たちを大切に思う場面が増えていく。また主人公は「if」のカムイのように甘く煮え切らない態度は見せず、「覚醒」のルフレのような奇策は行わず、生徒達の考えもしっかりと尊重しつつ、他のキャラに言われるがままというわけでもない。また、慣れない修道院生活の中で、どこか天然ともいえる仕草を取る事もあるなど、コミカルな部分もしっかり持ち合わせている。こうしたバランスの取れている性格から主人公キャラとしてプレイヤーがストレスを感じにくく、キャラクターとしても好評である。
      • 一方、主人公たちが所属しているセイロス教会の大司教である「レア」は、表向きは慈悲深い聖女のような振る舞いを見せるが、教会に逆らうものは容赦なく処刑しようとする、主人公の父親でありかつては彼女に従っていたジェラルトからも明らかに警戒されているなど、明らかに従来では敵側にいるような油断ならない人物として描写される。
      • 各学級の級長たちも基本的には主人公に対して友好的だが、いずれも「目的のためには手段を択ばない」点が共通している。彼らの腹の内を探り、その内面を深く理解し絆を勝ち取っていく流れが、感情移入を促す要素として機能している。
      • また、従来の作品は、舞台となる一つ、ないし二つの大陸のみで完結していたものがほとんどだが、本作ではフォドラ以外にも、複数の国や大陸がある事が明かされており、そういった多数の外部勢力は実際に物語にも絡んでくる。
    • モブキャストも、個性あふれる面々が揃っている。
      • 本作も、マップ上で村や民家を訪れることは基本的にできない*22のだが、その分、修道院内で、騎士団や教会の人物などとの会話が可能となっている。
        会話内容は月ごとに異なっており、その場面に即した話や、裏話的な要素を楽しむ事ができる。会話できるキャラクターのなかには、戦争で難民になったり、家族を失ったりなど、悲惨な境遇にある人物も少なくなく、この点も、戦争の悲惨さをアピールするために一役買っている。
        中でも人気を集めたのは、修道院の門番を務める青年。「先生、お疲れさまです!」から始まる彼の話は、癒し系として多くのプレイヤーから人気を集め、その結果、メインキャラクターに匹敵する知名度を獲得している。 モブキャラ達の会話も全員フルボイスで展開されるためより一層キャラクターの魅力が引き立っている。
  • 「ファイアーエムブレム」という概念が、物語と深く関係している。
    • メインタイトルにもなっている「ファイアーエムブレム」の定義はシリーズ作品によってさまざまで、重要度も大きく変化していた。
      • 本作では、前述した「紋章」の中に、ずばり「炎の紋章」と呼ばれるものが存在する。これは、主人公を含めた限られた存在にのみ宿る特殊な紋章で、物語の中でも特に重要な存在として描かれている、「ファイアーエムブレム」のタイトルに相応しいものとなっている。
  • 豪華な声優陣
    • 本作はファイアーエムブレム初出演と、『Echoes』に出演せず『ヒーローズ』を経験している声優で構成されている。
    • その声優陣も、男性陣は豊永利行氏や石川界人氏、古川慎氏が、女性陣も悠木碧氏や花守ゆみり氏、長妻樹里氏等といった、聞いたことのある人物が多数。また、常連の子安武人氏や世戸さおり氏ももちろん出演している。ちなみにベテラン17才の井上喜久子氏は今作がFE本編初出演であり、SNS上では一時期話題となった。
      • 残念ながら連続出演がある小野大輔氏や沢城みゆき氏等のif多数*23演じていたやEchoes全員の声優はいないが、『覚醒』以前の過去シリーズで起用された小西克幸氏や加隈亜衣氏等が今作に出演している。 また、後述するが今作ナレーションとして出演してる大塚明夫氏が、本編においても主人公の父親役で出演している。 その中にはFE本編作では覚醒以来となる岡村明美氏の名前も。
      • 後述するように、本作ではフルボイスであるうえに、テキスト量も非常に多いため、声優たちの名演を多く楽しめるようになっている。
  • 充実した支援会話やイベント
    • 本作では、イベントが発生した時期などに応じて、細かく支援会話の内容が変化する。
      • 一例として、イングリットが化粧の話を振られた場合、他の支援会話で化粧を勧められていると「少しだけ経験している」と話し、そうでない場合は「未経験」と返すなど。また、異なる学級の生徒同士でも支援会話を発生させることができるうえに、同じ組み合わせの会話でも、最初に選んだ学級によって内容が変化するなど、緻密かつ丁寧に描かれている。そして本作ではそういったイベント、支援会話のすべてがフルボイスとなっているため、すべての会話を拾うためのプレイを楽しむユーザーなども目立つ結果となった。*24
      • ただし上記のように時期の違いやスカウトによる所属の変化など、本当に細かい所でも変化するためそのテキスト量は膨大となっており全てを網羅するのは至難どころではない。発売から時間が経過してもなおふとした所から新たな派生会話がどんどん見つかっている程。
  • 自由度の高い育成要素
    • 本作の技能レベルは、武器を扱うだけでなく、クラスチェンジや魔法、戦技、スキルの修得などありとあらゆる育成要素に関わっているため、従来よりも重要になっている。講義や訓練の時間では主にこの要素を伸ばすためにあてがわれるため、どの生徒をどういう風に育てるかを、ある程度自由に調整できる。
      • 主人公や級長は、それぞれ専用クラスがいくつか存在するが、あえて他のクラスにつかせる事も可能で、場合によってはそのほうが有利に働く事もある。
      • 個人スキルや紋章を変更する事はできないが(紋章は2周目以降に使入手できるアイテムで擬似的に与えることが可能)、『聖戦』とは異なり、紋章の有無が性能に直結する事はない。育成を怠らなければ、すべてのユニットを活躍させる余地が十分にある。
  • 結婚システムの改善
    • 本作は後日談で結婚する仕様に変わっている。上述で支援Sになりたいキャラクターを決めてクリア後のイベント、いわゆる後日談でプロポーズするようになっている。その前の支援会話で過程や交流がきちんと描かれているので『覚醒』と『if』のような戦争中のプロポーズや唐突なシナリオの展開は大幅に改善されている。どれも内容は好評で推しだったキャラクターがさらに好きになってしまうプレイヤーも多い。
      • 加えて同じキャラの組み合わせでも、選んだルートによっては後日談の内容がガラリと変わるようになった。そのため本作のペアエンドは従来作品と比べても膨大かつ多種多様になっている。
    • 好評だったのか本作にも同性同士の支援Sペアエンドは続投しているが、親友や主徒等の結婚だけではない後日談が追加された。こちらもまた別の信頼し合う関係として見られる、と好評。
  • 章開始時のナレーションが復活
    • 覚醒』以降で不採用となっていた、章開始時のナレーションが復活した。
      • 従来の勢力の動向を解説するマップ形式に加えて、独特の宗教画のようなタッチの一枚絵と共にフォドラの季節や人々の習慣を説明するパートも初登場(後者は第1部、前者は第2部に割り当てられているため、日常→戦争への変化を際立たせる要素ともなっている)。大塚明夫氏(ジェラルトと兼役)の穏やかな声も交え、こちらも高い評価を得ている。
  • 良質なグラフィックとBGM
    • 昨今において高い評価を得ていたグラフィックとBGMは、本作においても好評。
      • 本作では、舞台となるマップの拡大が可能となっており、ユニットが騎士団と共に戦っていたり、マップの中に様々な要素を見ることができる。
      • 倉花千夏氏によるデザインもおおむね評価が高く、据え置き機ならではの、高クオリティのイベントムービーがそれらを彩ってくれる。前述したナレーションにおける一枚絵も、独特の味があると好まれている。
    • BGMも、戦闘曲から日常曲まで優れた出来のものが多数揃っている。中でも、OPテーマである「フレスベルグの少女」と、マップBGMの一つである「野望の地平」は、それぞれのシチュエーションに即していることから人気が高い。

アップデートで改善された点

  • 難易度
    • 発売当初は「ノーマル」と「ハード」のみ。大修道院での要素を抜きにしても総合的な難易度はシリーズの中でも簡単な方だといわれているが、これは主に『Echoes』から引き続き実装された行動巻き戻し機能「天刻の拍動」をはじめとしてプレイヤー側に有利なシステムが多いのが原因とされる。
    • しかし後にVer.1.0.2にて追加された最上級難易度「ルナティック」は純粋に敵の能力が高いだけでなく、「すり抜け」や「蛇毒」などの強力なスキルが敵に応じて追加されているなど*25、「手ごわいシミュレーション」に相応しい布陣がプレイヤーを迎え撃つ。
  • 回想モード
    • 本作の回想モードでは、従来から可能だった支援会話やムービーに加えて、ストーリー上の会話パートに関してもある程度閲覧できるようになっているのだが、当初は第1部中盤で発生する「女神の塔」でのキャラクター別固有イベントは後から見返すことができなかった。 このイベントは主人公と一定以上の支援レベルにあるキャラクターから1人をあらかじめ指定して、それぞれの人物像について少し踏み込んだ会話がされるというもので、性質上発生・回収に手間がかかるため、見返すのに苦労しやすい部分だった。
    • Ver.1.0.2以降、発生させたことのあるキャラクターについては再生できるようになった。
  • UIまわりの改善
    • 各キャラクターは最大6個のアイテムを所持でき、ドロップや報酬などで所持数が7個以上になった場合は超過分を輸送隊に預けるか廃棄することになる。 しかし当初は「輸送隊に送るアイテムを選択する」ダイアログと「廃棄するアイテムを選択する」ダイアログが非常に紛らわしく、且つ「Bボタンを押すだけで廃棄と輸送隊が切り替わる」という仕様から、誤操作で預けるべきアイテムを廃棄してしまう事態が起き得る状態であった。
    • Ver.1.0.2以降、「輸送隊モードから廃棄モードに切り替える際はその旨をポップアップで通知する」「廃棄モードにて廃棄を赤文字で強調する」改善がなされた。
  • 当初はセーブデータの最大保存数が5つしかなく、ルート分岐があり内容が細かく変化するゲームとしては物足りない数であった。
    • 2019年11月に配信されたVer.1.1.0によって、セーブデータの数が大きく増えた。
  • 新たな仲間の加入
    • 2019年11月に配信されたVer.1.1.0から、二人のキャラクターが新たに仲間にできるようになった。
    • 一人はルート限定キャラで、当初は抱える事情のために序盤ですぐに姿を消すキャラでその補完がなされており、多くのプレイヤーがこれを喜んだ。
    • もう一人はエキスパンション・パス購入特典で、店員として登場するシリーズ定番キャラのアンナを仲間に加える事ができるようになった。

賛否両論点

  • 一部シナリオ
    + ネタバレ注意
    • 「紅花の章」と「蒼月の章」は、前述した暗躍勢力であり因縁深い敵である「闇に蠢く者」がプレイヤーのあずかり知らぬ所で倒されてしまう*26ため、消化不良を感じやすくなっている*27。しかし、いずれのルートも、他のルートをプレイしてみると、実際は全ての問題が解決するようになっているのが理解できるため、すべてのルートを遊んだプレイヤーからは好意的に受け止められていることも多い。
    • 黒鷲の学級では、上記の分岐次第で永久離脱するユニットが3人*28存在する。いずれも高い性能を誇っているうえに、これらのキャラクターも、クラスで一人のみ任命できる「踊り子」の資格者である。とりわけフレンは踊り子に適した性能であるため、彼女を踊り子に任命したものの、離脱されて後悔したというプレイヤーが見られた*29
      • ただし、分岐の条件は厳しいものではなく、選択場面においても通常とは異なるエフェクトが見られるため、見落とすことはほとんどない。また、「蒼炎」における「ジル」や、「if」の「スズカゼ」のように、唐突に離脱されるわけでもなく、ストーリーの流れを追っていくとむしろ離脱は自然であることがわかる。
    • 「蒼獅子の学級」「金鹿の学級」ルートにおける第2部に存在するマップ「グロンダーズの会戦」では、帝国、王国、同盟、それぞれの盟主が集い、三つ巴の争いを繰り広げる。この点は、第1部で行われた「鷲獅子戦」の再来として、大いに盛り上がる場面となっている。
      • ただし、この段階において王国と同盟は敵対しているわけではない。「金鹿の学級」におけるルートでは、王国の盟主であるディミトリが帝国への憎しみのみで動いているため、同盟を邪魔ものとみなして攻撃をしかける事も不自然ではないが、「蒼獅子の学級」では、同盟側のクロードが特に王国に敵意を持っていないにもかかわらず、「乱戦だから」という理由で、容赦なく攻撃を仕掛けてくる*30ため、不自然に感じるプレイヤーも見られた。また、システム上の問題になるが、第三軍(王国および同盟のうち自軍ではない方の勢力)は戦闘開始からしばらくすると自軍の初期配置付近に増援ユニットを送り込んで挟撃を仕掛けてくるため、人によっては「帝国よりタチが悪い」と思われがち。
      • ちなみに「金鹿の学級」における王国軍に関してはこの戦闘後に国王ディミトリが戦死することで実質崩壊となり、「蒼獅子の学級」における同盟についても大幅な戦力低下により王国軍が王都奪還を目指す間に滅亡寸前まで追い込まれることになる。また、帝国にも大きな打撃が与えられるために戦況は膠着状態となり、これ以降は作中で長期的な三つ巴の勢力争いが行われることはなくなる。
  • 修道院での行動について
    • 本作ではとにかくできる事が多く、戦闘マップ以外にも様々な事柄に挑戦できる。
      • しかし、そのためにかかる手間も大きいため、面倒に感じるという声も存在する。戦闘マップ以外の行動をスキップすることもできるが、その場合は技能レベルやアイテムの面で不自由することになりやすい。
  • 支援会話
    • 上記の通り基本的に好評なものの、主人公以外は支援Aで打ち止めという仕様もあって、支援Aにおいて半ば恋人のような会話が行われる事が多い。しかし、本作は支援Aは相手がいる限り全て起こせるため、場合によっては複数の相手に好意を持っているような状況に見えてしまう事がある。
      • 支援システムのベースが同じ『覚醒』『if』では恋愛要素が概ね支援Sの管轄なので無縁の問題であり、結婚システムありきの支援システムから結婚システムが削除されたことの弊害とも言える。
    • 一部であるが、支援会話の発生するタイムリミットが設定されているペアが存在する。
      • 評価点にもある通り今作は非常に細かく支援会話の差分が存在するのだが、それでもごく一部の「キャラクターの外見に言及する」ような内容であったり「特定の第三者が生存しているのが前提」であるものなどは時期を逸すると一定の支援値を満たしても支援会話を発生させられなくなる*31。とはいえ、時期を制限しないがために話の辻褄が合わなくなる方がより問題なため致し方ない部分もある。
    • 支援会話の中には「仲違いし、次の支援会話で関係修復」というものもあるのだが、大抵喧嘩が支援B、修復されるのが支援Aであり、支援Aは2部でしか起きないため場合によっては5年間喧嘩しっぱなし、という結構な違和感を感じる展開になってしまう。特にアネット&メルセデス等仲違い中専用の食事会話があるキャラが複数グループあるため、この違和感が目につきやすい。
    • 好感度は上がっても下がることはないため、主人公以外は支援会話Aを発生させた後で全員の好感度がカンストしてしまうと、エンディングの組み合わせがリスト順で固定されてしまう。影響はエンディングだけだが、「このキャラのペアENDが見たい」と言う場合に取り返しがつかなくなる。
      • 支援会話自体は発生フラグが立った後も実際に発生させるかは従来通りプレイヤーが選択できるため、ペアエンドを成立させたい組み合わせの支援会話を優先的に発生させ他は最終盤に消化するという手法である程度コントロールできるのだが、先述のように時期を逃すと支援会話が発生しなくなるペアが少数ながら存在するという罠もある。
  • 闇魔法系のクラスと入手制限の厳しい「闇魔法試験パス」
    • 闇魔法を得意とする男性専用クラス「ダークメイジ」(中級)・「ダークビショップ」(上級)の資格を獲得するには「闇魔法試験パス」という専用アイテムが必要になるのだが、この入手が特に初見だとかなり難しい。
      • 先述の通りクラスチェンジには対応する「試験パス」が必要で、それらの多くは道具屋で購入したり一部マップの敵ユニットから盗むなどで入手できる。購入についてはストーリーの進行度によって在庫が制限されるが、最終的には条件を満たせば最上級クラス用も含めて無制限に入手できるようになっている。しかし 「闇魔法試験パス」については特定の敵ユニットからのドロップアイテムとして以外の入手法がない
      • この「特定の敵ユニット」とはルートによって回数は違えど複数回遭遇する機会があるのだが、少なくとも序盤は「 基本的に戦わなくてもゲーム進行に支障はない代わりに場違いなほど強敵 」であり、無策で挑めば例外なく返り討ちの憂き目に遭うという枠である*32*33*34
    • ちなみにここまで苦労して手に入る闇魔法系のクラスだが、多くの魔法適性があるキャラクターは闇魔法を覚えない*35他、数少ない闇魔法を覚えるキャラ*36に対しても「闇魔法の達人」のような兵種スキルが用意されていないため、入手難度に比べるとかなり残念な性能になっている*37
  • クラス
    • 本作のクラスは、「初級職」「中級職」「上級職」「最上級職」とわかれているが、最上級職は「複数の技能を組み合わせた兵種」という、やや癖の強い性能をしている事が多く、一芸特化であれば上級職でも十二分に一線級の強さになれる。
      実際に剣使いとして運用するならば魔法も扱える最上級職の「エピタフ」よりも上級職の「ソードマスター」が力,速さ,必殺率などの攻撃性能が優れており、理学が苦手なカトリーヌなどは、剣と格闘を鍛えて行った方が強くなりやすい。あらゆる魔法の使用回数を2倍にできる最上級職「グレモリィ」も、使用するのが白魔法のみ且つ回復量を重視するのであれば使用回数が2倍かつ「白魔法回復+10」を持った上級職「ビショップ」のほうが有利となる*38
    • 格闘系の最上級職「ウォーマスター」が男性限定、理学・信仰を統合した最上級職「グレモリィ」が女性限定のため、逆の性別でそれらが得意武器の場合最終目標にできないためやや勿体ない事になる。
      • 格闘技能ボーナスが2以上ある兵種が全て男性限定*39のため、格闘を中心にした女性キャラを育てにくくなっている。これを踏まえてなのか、「女性で格闘が得意なキャラ」および「男性で信仰が得意なキャラ」は主人公以外ではそれぞれ1名しか存在しない。前者はカトリーヌ、後者は「リンハルト・フォン・ヘヴリング」が該当するが、上で記した通り、カトリーヌは、剣と格闘を活かすためならソードマスターのままで、リンハルトは回復役として使うならビショップのままで特に問題はない。
      • 性別制限のないクラスのほとんどは「槍術」「馬術」「飛行」のスキルが必要となる。魔法職の「ホーリーナイト」「ダークナイト」や重装職の「グレートナイト」も例外ではない。*40
    • この点は、さまざまな育成方法を模索する楽しみを与えてくれる反面、終着点を定めにくいという難点があり賛否両論となっている。

問題点

  • 騎兵と飛兵の差が激しい。
    • 評価点において記述した通り、本作では基本的に、兵種問わず全ての武器を使用できる*41。そのため、兵種を選択する際には、兵種スキルや移動適正、成長率を主眼において選択することになるが、ソシアルナイトやパラディンなどといった「騎兵」と、「ペガサスナイト」「ドラゴンナイト」などの飛行職の使い勝手の差が激しいという意見が目立つ。
    • 騎兵は、移動力そのものは高いものの地形(荒野や森、階段など)によって移動を大幅に制限される事が多いうえに、重要なステータスである「速さ」の成長率にマイナスの補正が与えられる。「任意のタイミングで下馬して歩兵になるor乗馬する」コマンド*42や「再移動*43」が使えることもあり、過去作ほどの冷遇はされていないのだが、レベルを上げる際などには使用を躊躇するプレイヤーも少なくない存在となっている。
      • 逆に飛兵は、従来通り地形に左右されず移動可能、かつ騎兵と同様に「再移動」が使え、速さの成長率のマイナスも無い。従来からある弓に弱い・地形効果を受けられないという弱点も、騎兵と同じく使える先述した下馬・乗馬コマンドによりその弱点をある程度回避する事が可能であり、騎兵よりその恩恵が大きい。唯一の弱みと言えるのは副官と雇用できる騎士団に厳しい制限がかかる(飛行タイプのみしか付けられない)という点のみ*44で、そのため飛兵と騎兵の差が激しくなってしまっている。
      • 飛兵が有利なバランスのため剣をメインに扱う飛行職がない*45ことで武器の格差にも繋がっている。
    • 最上級職についても騎兵がアーマー(重装)系と組み合わせた性能の「グレートナイト」や魔法系と組み合わせた「ホーリー/ダークナイト」など賛否両論点で書いた最上級職の特徴通りの癖が強めの性能なのに対し、飛行職の最上級職「ドラゴンマスター」「ファルコンナイト」は中~上級職の上位互換と言える性能であるため、この点も飛行職優遇を助長している。
  • 一部マップに存在する友軍(NPC)ユニットについて
    • ストーリーマップやそこから派生する外伝マップの中には「特定の友軍ユニットの敗走が敗北(=ゲームオーバー)条件の一つ」となっていたり、「友軍ユニットが生存したままクリアすることで報酬が変化」といった要素が存在するのだが、それらのうち一部にやや問題点が見られる。
      • 前者の「友軍ユニットの敗走」についてだが、特に第2部のマップ「アリル奇襲戦」が顕著。このマップ、当初は「敵将を撃破すれば勝利、主人公or級長が敗走したら敗北」という条件で、ターン開始時にダメージを受ける地形があったり溶岩で飛行タイプ以外進入できない地形が多いことを除けば至って普通の戦闘マップなのだが、中盤に差し掛かると合流予定だった友軍ユニットが自軍から遠い位置に登場し敗北条件に「友軍リーダーの敗走」が追加される。ところがこの友軍ユニットはやたら好戦的な割にはあまり打たれ強い方とは言えず、放っておくと数ターンのうちに撃破されてしまう。救援に向かおうにも先述の通り地形の都合上飛行タイプ以外はすぐに向かえないということも多く、最悪の場合登場した時点で既に手遅れ(=マップ冒頭からやり直し)ということすらあり得る。一種の初見殺しともいえる内容*46
      • 後者は特に無防備なユニットを離脱地点まで逃がすというケースが厄介。無防備であるにもかかわらずわざわざ敵兵の攻撃範囲に移動しようとする状況が少なからず発生する。*47
  • 一部の戦闘アニメーション
    • グラフィックの凝りようが評価されている一方で、戦闘デモにおけるモーションのいくつかに、不自然な点が見受けられる。
    • 前2作(if・Echoes)が多様かつグリグリ動く戦闘モーションだっただけに不満に思う人も多い模様。
      • 中でも、計略による攻撃は、兵士が集団で体当たりを仕掛けることもあり、「計略?」と首をかしげざるを得ないものとなっている。
  • ゲームそのものの動作
    • 場面が切り替わるときのロードがかなり長く、ストレスの原因となりやすい。
      • 途中で挿入されるムービーや章間のイベント会話はそれほど長くはないが、戦闘マップや修道院パートへの導入は読み込みがかなり長い傾向にある。
    • 第2部の指導パートで処理落ちを起こし、カーソル移動などが目に見えて重くなる。第1部ではほとんど処理落ちも起きないのだが……

総評

製作発表時こそ、学園要素というFEらしからぬ概念が賛否をもたらしたが、後に二部構成であることと、かつての味方同士で相争うという要素が明かされると、ファンの期待も一気に高まった。
そして現実の戦記をもとに、複雑に絡み合う戦争のシナリオを長年扱ってきたコーエーテクモゲームスが開発に携わる事で、今までにないほどリアルな戦争描写がなされ、キャラクターや世界観の描写も緻密に描かれている。その結果、新規プレイヤーやライトゲーマーと従来からのシリーズファンとの間で賛否両論とする所が多かった『覚醒』『if』から一転してシリーズでも屈指と言える優れたシナリオとなった。
難易度も、「ノーマル」「ハード」は従来より易しめだが、「ルナティック」は相応のてごわいシミュレーションとしての歯ごたえを楽しめる。 シリーズのファンを喜ばせただけにとどまらず、戦記モノを好むユーザーにもオススメの一作となった。


余談

  • 技能育成などの一部のシステムはコーエーから発売されていた『Zill O'll』に発想のヒントを得たとのこと。
    • 「ニルヴァーナ」「打ち砕くもの」など、一部の兵種や武器の名称に『Zill O'll』の要素がちょっとだけ混ざっているのはその痕跡。もちろんコエテクからの許可は得ている。
  • TETRIS 99』とのコラボ祭を開催していた。
  • 発売からわずか2か月で、全世界で229万本を売り上げるという記録を残した。
  • 日本語版では主人公のデフォルトネームが男女で違うが、英語では男女ともに「Byleth」で統一されている。
  • 本作では、過去作に出てきたキャラクターの名前と一致する地名や人名などが多く登場する。
    • クロードやヒルダ、物語の中に登場する獅子王ルーグなどの人名をはじめ、オグマ山脈やミルディン大橋など。明らかに多数の名称が使用されているため、意図的なものと思われる。

*1 '19/11/08のVer.1.1.0アップデート適用後。初期は5個

*2 コラボレーションやソーシャルゲームを除く

*3 一方でマイナス補正がかかる場合もある。重装タイプだと回避が下がる、魔法兵だと物理攻撃力が下がるなど

*4 ただし、槍を装備していると剣を装備した敵に対して命中回避にプラス補正を得られる「剣殺し」などといった相性スキルが擬似的にそれを再現している

*5 好物の茶葉を選択すると3問以上正解に緩和される

*6 一人のキャラを自室に招きタッチペンで顔を触って好感度を上げるという前々作の『if』のシステム。

*7 一部の強敵はより軽減率が高いものもある

*8 合格率は受験するキャラクターの幸運パラメータに応じてわずかに上がるという隠し仕様が存在する

*9 「幸運」の値+装備中の武器or魔法に対応した「武器術」に応じて5~10が基本的な必殺回避

*10 外部要素としてはいずれのルートでも加入チャンスのある「マヌエラ=カザグランダ」が持つ個人スキルで10%補正されるのみ。補助装備として必殺そのものを無効化するアイテムも存在するが、入手タイミングが比較的終盤且つ貴重品であり、ルート次第ではそもそも入手機会すらない場合がある

*11 行動できず飛ばされる日は除く

*12 主人公のみ「相手が会いたがっている」「様子が気になる」という形で平日にイベントが起きる事がある

*13 主人公と級長、など

*14 持たせたアイテムは消滅する

*15 所謂ジェイガン役。成長率が低いが高ステータスで序盤の救済役として特に高難易度では重宝されるキャラのこと。

*16 海外版ではサブタイトルが『Three houses』とされている。

*17 マリアンヌ(1部の模擬戦で対決することはある)を除いた全員と戦争で向き合うため、自軍によって殺害される可能性がもれなく生まれる

*18 主人公で特定のキャラを倒し尚且つそのキャラとの支援レベルもある程度あれば殺害するか自軍に引き入れるかを選ぶことができる。

*19 ボス自体は銀雪、紅花で共通しているが、性能が微妙に異なる

*20 素性が明らかでないなどといった理由で、苗字が明かされてないユニットもいる

*21 かつての教え子はもちろん、ルートによっては自分たちに牙を剥いてきた村の少女(帝国の将軍である兄の復讐を目的に潜り込んだ暗殺者ではあるが)ですら斬り殺す描写も存在する。

*22 特定のマップで、敵に進入されるとアイテムが入手できない、といったものはある。

*23 暗夜王国の声優陣がほとんどで白夜王国からは浜田賢二氏や高野麻里佳氏、松本忍氏のみ

*24 そもそも複数のキャラとの支援会話の内容での矛盾などは過去作から特に「覚醒」で問題視されていた。本作ではその問題を解消したともいえる。

*25 『覚醒』と異なり、所有スキルがランダムで変化する事はない。

*26 紅花の章では後日談で打倒、蒼月の章では彼らが与する帝国と戦ううちに大損害を負わせている形であり、結果的には自軍の活躍で壊滅している。

*27 特に紅花の章は他のルートよりマップ数が少ないためそれが顕著になっている

*28 エーデルガルト、ヒューベルト、フレン

*29 『ドラゴンクエストVII』のパーティメンバーの一人だったキーファが事前告知無しで永久離脱し、使用した強化アイテムが無駄になる様子と似ていることから、フレンを「令和のキーファ」と呼ぶ声も聞かれる。もっとも、キーファと違い彼女に非は全くない。

*30 一応「霧が濃くて様子が分かりにくい」という旨が語られるが、別に索敵マップではない。

*31 発生させようとすると「絆を深める機会を逸してしまったようだ」という専用ダイアログで通知される

*32 距離にかかわらず反撃を行う「応撃」というスキルを所持し、且つ装備は高命中高必殺高威力であり大抵の自軍ユニットは2回攻撃か必殺で即死する

*33 条件は厳しいが「速さ」パラメータが敵を上回っていて「盗む」スキルを装備していれば掠め取ることも可能という抜け道は存在する。また、騎兵なので騎馬に有効な戦技などで序盤でも「当たれば」大ダメージを与えることは可能、用意できるならば騎馬特効を持つ闇魔法「ダークスパイクΤ」を使えば大抵の場合一撃で倒せる。

*34 DLC追加後の紅花の章では一部の時点で一つ無条件に手に入るようになった

*35 兵種スキルで「ドーラΔ」という初期闇魔法が使えるのみ。

*36 黒鷲の学級限定のエーデルガルトと「ヒューベルト=フォン=ベストラ」の他は、金鹿の学級に所属する「リシテア=フォン=コーデリア」の3名。しかもエーデルガルトとリシテアは女性であり、そもそも闇魔法系クラスの資格試験を受けられない。

*37 一応上級クラスにあたるダークビショップは兵種スキルとして自分から攻撃した際に魔力+6として扱う「魔神の一撃」という強力なスキルを持っているのだが、そもそも理学系の中級クラスであるメイジをマスターすると着脱可能なスキルとして入手できてしまう。1枠分を別のスキルに充当できるという点では意味がないこともないが……

*38 今作の回復量10は魔力30に相当するのに対し、「ビショップ」と「グレモリィ」の魔力差は3と回復量は目に見えて変わる。ただし射程が魔力の大きさに依存する「リブロー」など魔力自体が高い方が都合がよいこともある

*39 例外は女主人公の専用職のみ

*40 戦闘で馬術を上げるには、「ソシアルナイト」や「パラディン」になる必要があるため、重装職や魔法職から上がる場合は指導で技能ポイントを稼ぐ必要がある

*41 よりによってサブウェポンが欲しい魔法職が籠手を装備できないが

*42 騎兵はこのコマンドにより最大移動力が下がるが「速さ」が一時的に上がるというメリットはある。ただし成長率に作用する兵種補正値が変わるわけではない

*43 騎乗中に一部を除く各種行動後、未消費の移動力が残っていればその分移動できる兵種スキルで、今作の騎乗/飛行兵種は全て所持している

*44 逆に飛行タイプのキャラや騎士団を歩兵キャラに付けることは可能。

*45 斧ならドラゴンナイト系、槍ならペガサスナイト系がある。

*46 一応、「攻撃範囲内に敵が存在しない場合はなるべく主人公の元へ最短距離で向かう」という思考ルーチンにはなっている

*47 一応友軍NPCには移動系魔法で自軍近くまで移動させたり回復魔法で体力を回復したりできるため救済処置が無いわけではない。