SCRAP
【すくらっぷ】
| ジャンル | アクション | 
| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売元 | オーイズミ・アミュージオ | 
| 開発元 | Woodland Games | 
| 配信開始日 | 2020年2月20日 | 
| 定価 | 600円 | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | スクラップロボットを操るランニングアクション 良くも悪くもあっさりな作風
 可もなく不可もない平凡な出来
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概要
国産メーカーであるオーイズミ・アミュージオから発売されたNintendo Switch専用ダウンロードソフト。開発はポーランドのディベロッパーであるWoodland Games。
スクラップ扱いのロボットが破壊装置を潜り抜けながら工場からの脱出を図る設定。ジャンルは左右移動が行えない強制スクロール型ランニングアクション。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全3ワールド×10ステージを順々にクリアしていく。ステージセレクト方式。
 
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操作体系
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2つのボタンでロボットの操作を行う。左右移動は行えないためアナログスティックは操作対象に含まれない。
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ジャンプボタンでジャンプを行い二段ジャンプも可能。上部の地形にいる状態で落下ボタンを押すと地形の下へと降りられる。
 
 
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アイテムについて
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ステージの合間には定期的に「セル」というアイテムが配置されている。ランククリアを獲得するための必須アイテム。
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大半のステージには「トラップの隙間を潜り抜けられる」「ハイジャンプができる」などの効力アイテムが配置されている場合あり。効力はすべて制限時間制。
 
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ステージクリアとミス条件について
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ステージの奥にあるゴールまでロボットを到達させるとクリアとなる。
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ステージは主に「上部の地形」と「下部の地形」に分かれており、ジャンプ及び落下ボタンの使い分けで各地形の行き来を行う形となる。
 
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ロボットが「破壊装置やその攻撃に触れる」「落とし穴へと転落する」のいずれかで即ミス。
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ステージ途中の特定区間には2~3箇所のチェックポイントがあり、ミス後はそこからの再開となる。また残機の概念はなく何度でも復活可能。
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条件を満たした状態でクリアするとステージ別で最大3つのランクに印が付く。ランクの条件はステージによって若干異なる。
 主なランク条件は「セルを一定数取得する」「ノーミスクリアする」など。一度印を付けたランクは永続するため、取り逃したランクを後に回収する事も可能。
 
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各ワールドにおけるすべてのステージをランク全回収でクリアすると、そのワールド特有のボーナスステージもプレイ可能となる(全3ステージ)。
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ボーナスステージはチェックポイント抜きでミスするまでエンドレスで続けられる。なおステージを終えても生存時間等のプレイ記録はなされない。
 
 
評価点
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簡単操作な快適死にゲー
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実質2ボタンのみの操作でプレイが行え、非常にシンプルかつ遊びやすい内容となっている。
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ジャンプと地形落下以外の操作は全編通して存在しない。複雑なルールはほとんどなく、強制スクロールの中でゴールを目指すとさえ認識すれば問題ない。
 
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古典的な死にゲーでほとんどのステージは初見クリアするのは困難だが、運が絡む要因はなくクリアはそう難しくない。
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ステージ自体が1分程度でクリアできる短さな上に、チェックポイント経由によるやり直しが行えるため、ミス後の負担はほとんどない。
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ランク狙いによる二次目的もあるため、一回ステージクリアをしただけでは終わらないやり込みも含まれている。全ランク達成までの道のりはそこそこ難しい。
 
 
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独特の哀愁漂う雰囲気
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無機質空間の中で破壊装置を避けながらゴールを目指すロボットの哀愁漂う雰囲気に味わいあり。オルゴール風のBGMが哀愁さをより引き立てる。
 
問題点
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良くも悪くもあっさりな作風
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1分程度のステージが30つ(+ボーナス3ステージ)しかなく、腕前次第ではあっけなくオールクリアできてしまう節がある。
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オールクリアしてもろくなエンディングもないままにゲーム終了。全ステージを3つランククリア達成してしまうと、それ以上やり込める部分がなくなる。
 
 
総評
カジュアルなランニングアクションとしては無難な完成度で、高望みをしない範囲でそれなりの手応えが楽しめる一作。
特別に大きな問題点はないが、それと同様に特別な面白みも見受けられない。まさに価格相当な可も不可もない平凡な出来の内容である。
最終更新:2021年12月23日 16:26