進撃するカブトムシ

【しんげきするかぶとむし】

ジャンル アクション
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売元 PLiCy
開発元 montarosu entertaimment
発売日 2022年1月6日
定価 660円(税込)
レーティング IARC:3+
判定 バカゲー
ポイント 虫の大群を操作するゲーム
グラフィックがまさかの実写とフリー素材
虫嫌いと集合体恐怖症の人には勧められない
見た目に反して出来は意外と良い


概要

元々はPLiCy(プリシー)というサイトで公開されたUnity製の無料ブラウザゲーム『進撃のカブトムシ』が原作。
本作はそれをNintendo SwitchのDL専用ソフトとしてアレンジ移植したものである。


特徴

  • 基本ルール
    • プレイヤーは虫を操作して相手の虫を倒すことで、自分の虫が増えていく。制限時間内に自分の虫の数が一番多ければステージクリアとなる。
    • ステージ内に出現するスライムを倒すと虫が一匹増える。青いスライムは倒すとスピードアップする。
  • 相性
    • 虫には相性が存在する。カブトムシはクワガタに強く、クワガタはチョウチョに強く、チョウチョはカブトムシに強い。
  • 属性
    • 虫の中には属性を持っているものがある。ホノオはカミナリに、カミナリはミズに、ミズはホノオに強い。
    • また、いずれの属性にも該当しないノーマルも存在する。

おバカな点

  • 虫のグラフィックが実写
    • 本作に登場する虫(カブトムシ・クワガタムシ・チョウチョ)は全て実写である。
    • ステージ選択画面やタイトル画面でも、実写の虫が動き回っている。
  • ゲーム内のグラフィックにフリー素材が使われている。
    • 特にフリー画像サイトとして有名な「いらすとや」のイラストが多く使用されており、これに気付くとグラフィック面が途端にチープに感じてしまう。
    • 一応フォローしておくとフリー素材を使うこと自体は悪いことではない。原作が無料で公開されたブラウザゲームであることを顧みると、致し方ない部分はあるだろう。
    • とはいえ、家庭用ゲーム機であるNintendo Switchでリリースされたゲームに有名なフリー素材が使われている状況は、なんとも言い難い違和感を感じてしまうのも事実なのだが。

評価点

  • 大量の虫を操作する爽快感
    • 操作方法はシンプルなので取っつきやすく、相性を考えながら敵の虫たちを蹴散らしていく爽快感はなかなかのもの。
  • 丁寧なチュートリアル
    • 属性や相性の概念やルール説明まで、丁寧に解説してくれる。

賛否両論点

  • ゲーム内容そのもの
    • 実写の虫を大量に増やして戦うというゲームなので、当然虫嫌いの人や集合体恐怖症の人が生理的嫌悪感を感じてしまう内容である。
    • もっとも、ストアページの画像や動画で大体どんなゲーム内容なのかは、容易に理解できるので、購入して後悔するというケースはまずないだろうが。
    • 登場する虫も、カブトムシ、クワガタ、チョウチョと、比較的気持ち悪い虫ではないのが救いか。

問題点

  • 虫が増えすぎると処理落ちすることがある。
    • 画面内に大量の虫が映ると、処理落ちが発生する。

総評

実写の虫を増やして戦うという中々奇妙な一作。
ゲームとしての出来は悪くはないが、いかんせん実写の虫とフリー素材で構築されビジュアルが人を選ぶので、万人向けのゲームと評するにはかなり厳しいだろう。
ヘンテコなゲーム、奇抜なゲームを求めているなら、購入を検討してもよいかもしれない。

最終更新:2022年06月23日 16:10