魔天伝説 ~戦慄のオーパーツ~

【まてんでんせつせんりつのおーぱーつ】

ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
メディア 24MbitROMカートリッジ
発売元 タカラ
開発元 シンキングラビット
ジラフソフト
プレイ人数 1人
セーブファイル 3個
発売日 1995年10月27日
定価 10,800円(税別)
判定 なし
ポイント グラフィックだけは魅力的
一本道のシナリオ
長すぎる3Dダンジョンと単調な敵
セーブデータ破壊バグあり


概要

SFC後期に発売されたRPG。
フィールドや3Dダンジョン、一枚絵による登場人物などが特徴。
モンスターデザインは韮沢靖氏、キャラクターデザインは寺田克也氏、シナリオライターは竹内誠氏が手掛けている。


STORY

21世紀も秒読み段階に入った今、突然、地球の時空に大異変が起きた!
東洋の島国・日本が列島ごと地球から分離!
宇宙に飛び出してしまったのだ。
崩壊する新都心・新宿だが、ことはそれだけで済みはしなかった。
歴史上の様々な遺跡が突如、出現!
果たしてなぜ、このようなことが!?
地球へ戻るべく立ち上がった戦士!だが彼の生還への道のりは、あまりにも過酷な戦いに満ちていた…。
やがて彼が、最後に知った衝撃の事実!
それは25億年前の地球で起きた、あまりにも悲しい出来事であった…。

(説明書より抜粋)


内容

登場人物

  • 主人公(炎礼児、左近樹雷、水城北斗、白鉄星義、金剛大吾)
    • この5人から選ぶ。選ばれなかったキャラは本編に一切出てこない。
    • それぞれが陰陽五行説の属性の1つを象徴しており、パラメータの伸び等に個性がある。
      • レイジ→火、ライ→木、ホクト→水、セイギ→金、ダイゴ→土
    • レベルアップの概念はなく、後述する「エネルギー」で強化していく成長システムがある。
  • ヒロイン(十草祥子、小美苗ちさと、五十嵐いずみ、広瀬安見、永井美沙)
    • 選んだ主人公によってヒロインが決まる。例えばホクトを主人公に選んだ場合はいずみがヒロインになる。仲間になる際は、ヒロインごとにセリフが異なる。
    • 主人公同様、それぞれが陰陽五行説の属性の1つを象徴している。
      • しょうこ→土、ちさと→火、いずみ→木、やすみ→金、みさ→水
    • 新宿御苑に住んでおり、東京をさまよっていた主人公にテレパシーで語りかける。主人公とは最後まで共に戦ってくれる。
    • 武器は持たないが唯一の超能力の使い手であり、戦闘の際は攻撃や回復などのサポートを行う。イベントでも色々な能力を活用する。
      • 戦闘では超能力を使う際にブーストレベルを選べるものがあり、消費MPを増やすことで威力を上げたり効果範囲を広げたりできる。
      • テレポートで遠くの地域へ瞬間移動も可能。ただし膨大なエネルギーが要るという設定で、普段は使うことが出来ない。
    • 主人公と同様エネルギーで成長し、新しい技も習得できる。
  • 死返玉(まかるがえしのたま)
    • オーパーツの1つで、序盤からすぐに持っている…というよりは仲間になっている。人格を持っており、重要な場面では主人公達に助言をする事がある。
    • 通常はアイテム扱いで「エネルギー」を使って何度でも戦闘不能を治してくれる。
  • 仲間モンスター
    • イベントで仲間にでき、戦闘にも参加する。
      • 色々なスキルをノーコストで使えるが、細かい行動までは指定できない。アイテムを使わせる事はできる。
    • 一度に参加できるのは2体まで。
      • パーティーから外す際は、結晶化した状態で待機して、他の仲間モンスターと入れ替わる形になる。
      • 3体目が仲間になった際は、その旨を丁寧に教えてもらえるようになっている。
    • 主人公たちと違ってパラメーターは固定だが、エリアボスを倒した際にパワーアップする仕様になっている。
      • 尚、仲間モンスターの能力値は伏せられている。
  • 秋飛十助
    • 東京で主人公を助けてくれた人物。「SPIES7300改」というナビゲーターシステムを授けてくれる。
      • 地上では衛星からのデータを基に地図を表示し、地下ではスキャニングを行い、主人公たちの移動をサポートしてくれる。
  • 他にも多くのキャラクターが登場するが、その多くはモンスターと戦う術を持たず、逃げ隠れする日々を送っている。
    • わずかにモンスターと戦っている人物もいるが、主人公達の仲間になったりはしない。

ゲームの進め方

  • フィールドを歩き回り、3Dダンジョンへ潜り、イベントをこなすことで話が進んでいく。
    • エリアボスを倒すと、ヒロインがテレポートで次のエリアへ進めてくれる。
    • パーティーが全滅したらゲームオーバーになり、タイトル画面に戻される。(負けイベントはこの限りではない。)
  • 「エネルギー」という概念
    • 敵を倒すと得られる。ダンジョン内部のオブジェから得られる事もある。
    • 本作には通貨や経験値の概念はないが、主人公の能力の強化や、武器やアイテムの作成など、エネルギーを使う事で色々な事が出来るようになっている。
    • ただし、IMG(イマジネーション)の数値以上のエネルギーを使うことはできない。IQ等を成長させてIMGの数値を上げる必要が生じる。
    • アイテムマトリクスは、エネルギーを費やしてアイテムを生成する事ができる。1度手に入れた事があればいつでも何度でも0個からでも作り出す事が可能で、上限は各99個まで。
    • エネルギー上限は9999までで、それ以上は無駄になる。
    • ゲームを進めるにつれて、エネルギーの新しい使い道も出てくる。
  • オーパーツ
    • 各地の設備を作動させるなど、未知のパワーを秘めたオブジェ。
    • 例えば、序章で手に入る「死返玉(まかるがえしのたま)」は、戦闘不能から完全復活ができる優れもの。
  • 武器の作成について
    • 主人公は最初から武器を作りだす事が出来る、これは主人公独自の仕様であり、剣と銃を選ぶ事が可能。
      • 強い武器ほど作成する際に多くのエネルギーが必要であり、装備するためには主人公のパラメータが一定数以上求められる。
  • 特殊武器
    • ボスを倒した後に出てきたり、登場人物からもらえたりと、色々な形で登場する。これは 前の武器を上書きする という仕様になっている。
    • 色々な性質を有しているものが多い、例えば高い攻撃力、広い攻撃範囲、攻撃回数が多いなど見た目だけではなく性能も個性的に満ちている。
    • 入手する前に、性能を見比べてから交換するか否かを選ぶ事が可能になっている。
      • 作成した武器とは違って装備するためのパラメータの条件はない。
    • 尚、取り換えた際は当分の間はその武器で固定される仕様である。(このあたりの仕様は説明書には書いてあるものの、作中では説明されないので注意。)
      • エリアボスを倒した後は、武器の作成が再度可能になる。このまま入手武器を使い続けても良いし、剣や銃を作成する事も可能。
      • 別の武器を作成した後は、前の武器は消失する仕様のため、入手武器は二度と得られない。
    • 入手武器を持っている事で起きるイベントもある。
      • 例えば広島では、入手武器を所持している事により仲間モンスターに会えたりする。
  • 地下は3Dフィールドで進んで行く
    • 便利なハイテクナビはあるが、内部は広く階層もあるので一筋縄では行かない。謎解きは殆どないが、終盤では強制スクロールなどのギミックも登場するようになる。
    • LRボタンを同時に押しながら進むと曲がりくねった通路も道なりに進めるという仕様になっている。
  • SPIES(サテライト・トゥ・パーソナルインフォメーション・エクスチェンジシステム)
    • 主人公たちの移動をサポートするハイテク機器。衛星からの情報を受け取れるシステムで、4つの機能を有する。
地図
  • 地上を画像処理によりマップ化してくれる。重要な場所は赤いマーカーで示される。
IR・UVビデオカメラ
  • 3Dダンジョン内部において、赤外線や紫外線を捕らえ、暗所が見えるようになる。壁の向こう側にある階段なども見つけやすくなる。
バイオセンサー
  • 3Dダンジョン内部において、周囲の生命反応を検知する。
オートマッピング
  • 3Dダンジョン内部において、通過した箇所のオートマッピングをしてくれる。
  • フィールド、ダンジョン問わずどこでもセーブができる。
    • ただし強制スクロールエリアでは、メニューは開けるもののセーブはできない仕様になっている。

評価点

  • 豊富なグラフィック
    • 主人公は勿論、モブキャラ1人1人まで立ち絵が用意されている。
    • 敵キャラも個性豊かなものが多く、色違いのような使い回しが無い。
    • 他にも、オーパーツなどの重要アイテムや武器の1つ1つにも専用グラフィックが用意されている。
      • ただしアイテムを選択する際はアイテム名が表示されるのみで、折角用意されているグラフィックが出ない。
    • 立体とりこみボス
      • 通常の敵キャラは静止画だが、大ボスは巨大&アニメーションで動く。高品質なグラフィックの中でも特に力が入っている。
  • 各地域の特色をふんだんに取り入れている
    • フィールドは普通のマップではなく、まるで巨大な絵巻を展開したような見た目に仕上がっており、臨場感がある。
    • 各地域には高品質なグラフィックで描かれた名所が多く登場し、まるで観光巡りをしているような気分にさせてくれる。
      • 例えば広島では「帝釈峡」「竜神湖」「雄橋(おんばし)」、京都では「清水寺」「一条戻り橋」「比叡山」「琵琶湖」、青森県では「十和田湖」、長野県では「真田宝物館」「松代城跡」があり、他には「富士樹海」「大阪城」も登場する。
    • グラフィックのレベルは、SFCの次世代機に近い品質にまで仕上がっている。
    • 各地に登場するキャラクターの一枚絵が、高品質なグラフィックとマッチしている。
    • 地域ごとに異なる曲が用意されているのも良い。
    • シナリオも地域に応じた違いがある。
      • 東京では廃墟の中で人々が生活していたり、四国では人々が石に封印されていたり、九州では恐竜が暮らしていたりするなど、色々なシナリオが用意されている。
      • あまりにも現実離れしており、地域との関連が薄いのではというツッコミどころはあるが、日本を宇宙まで飛ばすという設定があるだけにこれくらい飛び抜けていても違和感はないだろう。
  • 3Dダンジョンは進んで行くのが楽しい。
    • 壁の質感は多彩で、普通の壁は勿論、洞窟の中、遺跡の中、城の中、更にはSF世界のものまで様々。
    • 曲がる際のグラフィックは、ありがちな90°単位だけではなく45°単位の画像もあるので、分かり易く快適。
      • ジグザグの通路は多いが、LRボタンを併用するとオートで進められる。
    • ところどころで、ダンジョンの状況を説明する表現が入る。
      • 風が吹いている、電気が帯電している、植物の根っ子が張り巡らされている等。
      • あるダンジョンでは「強力なボスが控えており、道中のザコ敵がおびえている」という説明があり、エンカウント率が抑えられているというものまである。

賛否両論点

  • 常識離れした世界観
    • 日本列島が宇宙まで出てしまった・京都で鬼と戦う等の設定について、面白いと感じるかついていけないと感じるかはプレーヤー次第。
    • 内容はハードボイルドであり、行く先々が荒廃していたり、人々が命を落としたという話も多い。またプレーヤーの選択次第では登場人物が命を落としてしまう事も多々ある。
  • エンディングのスタッフロールでは、今までに登場した人物や敵キャラが全て表示されていくが、豊富故に駆け足で表示されてしまい、じっくり見られない。
    • それでもスタッフロールは10分以上かかる。
    • グラフィックが充実しているだけに勿体ない。贅沢を言えば、ギャラリーモードでも実装して欲しかったところ。

問題点

  • ストーリーは一本道
    • エリアボスを倒した後は、切迫した状況の中でテレポートをして次のエリアへ進むという展開上、クリア後のエリアを再訪する事は出来ない。
      • これにより多くの登場人物も1回限りの登場で、後に再会するという事も殆どなく、印象に残らない。1人1人に立ち絵を用意しているだけに勿体ない。
    • 一本道の中の僅かな自由度と言えば「一部の攻略する地域の順番を選べる」くらいしかないが、テレポートの際に即決しなければならない。
    • このため、取り逃したアイテムや仲間に出来なかった仲間モンスターなどは諦めなければならない。
  • 回復拠点は殆どない
    • 序盤は秋飛十助のところで回復できるが、たまにいない時もある。
    • これだけ聞くと厳しい印象があるが、回復手段そのものが限られているというわけではない。
      • レーション系のアイテムマトリクス(移動中に限り大回復出来る)は簡単に手に入り、最初から持っている死返玉は低コストで何度でも戦闘不能から復活できるので、ザコ敵1戦ごとに得られるエネルギーがあれば、回復拠点の代用になる。
      • どこでもセーブと全回復が出来るので、厳しいどころかむしろ易しいくらい。
  • モンスターの種類が少なすぎる。
    • 例として、最初のダンジョンは地下6階まであるが、モンスターはたったの4種類。必然的に同じモンスターとばかり何十回も戦わされる。
      • ゲームが進むにつれ、援軍を呼ぶモンスターや、ESPが全く効かないモンスターなど、モンスターの種類も増えてはくる。
    • 前述の通りモブキャラ一人一人に立ち絵を用意するくらいなら、その分をモンスターの種類増加に充てていれば、単調さが多少マシになったのではないか。
  • 戦闘バランスはヌルくなっていく。
    • 序盤では初期状態こそ心細く、本作独自のパラメータも多いため難しく感じるが、HP回復アイテムを作り出す方法を手に入れれば、後は易しく感じるようになる。
      • 前述の通りHP回復アイテムは低コストで作り出せるため、この時点で回復手段に困らなくなる。
      • 回復アイテムを作り出す方法は、フィールドを歩いているうちに手に入るようになる。
    • ヒロインを仲間にすると、戦い方はほぼ完成する。
      • 主人公が武器で攻撃→ヒロインが毎ターン回復→仲間モンスターはアイテムでサポート…という戦い方で簡単に勝ててしまう事が殆ど。
      • ヒロインを仲間にした時点で、仲間モンスターもアイテムも簡単に揃うようになる。この後に最初のボス戦があるが、苦戦する事はないだろう。(このボス戦でケスパラの攻撃がまともに通らなくなるため、必然的に仲間モンスター=アイテムを使わせる役割となっていく。)
      • 敵の攻撃も、通常攻撃の他に全体攻撃や2回攻撃などはあるが、状態異常や即死攻撃があまりないため簡単に対応できてしまう。敵によって戦い方を変える必要も殆ど無く、中盤~終盤においても通用してしまう。
      • 終盤に差し掛かる頃には、全体回復を覚えていることや、アイテムを各種99個まで持てる仕様も相まって、本作を攻略するワイルドカードが完成されていることだろう。
  • ダンジョンが長い。
    • オートマッピングが実装されているため手書きでマッピングする必要はないが、とにかく広い構造になっているため相当歩き回る必要がある。
    • ダンジョン内の申し訳程度の謎解きや敵とのエンカウントも重なり、攻略に時間がかかる。
      • 中でも最初のダンジョンは、地下2~5階で同じマップを使い回しており、水増し感が強い。
        また、最初のダンジョンは地下で暗号表が必要になるが、暗号表は地上にある自衛隊のジープで手に入る。暗号表を持っていなかった場合、地上へ引き返して再度地下へ戻ることになり、長いダンジョンを往復させられる羽目になる。
  • 現在地の階層が表示されない。
    • 地下何階なのかが表示されないため、現在地が分かり辛い。階をまたぐような複雑な構造にはなっていないが、それでも厳しいものがある。
    • ハイテクナビという設定だが、ハイテクどころか不便さばかりが目立つ。
  • 終盤の「3つの塔」の攻略が面倒。
    • まず地下都市でIDカードを発行してもらった後、「集中制御塔」「太陽発電塔」「天文塔」の3つの塔の機能を回復させに行くことになる。
      だが、このIDカードを発行する場所は教えてくれない。地図を貰えたりはせず、無駄に広大な地下都市の構造を自力で把握しつつ探索しなければならないため、IDカードを手に入れるまででも相当時間がかかる事になるだろう。
    • その後3つの塔を攻略しにいくが、3つの塔と言っても、制御や発電や天文などの特色は見られない。外観の一枚絵があるわけでもなく、内部構造も似たようなものになっており、同じ塔を3つ分攻略させられているようで作業感が増す。
    • しかもこれら3つのクリア条件はいずれもボス戦ではなく「道中の固定敵を全滅させる」というもので、いつの間にか条件を満たしていたなんてこともあり、非常に分かり辛いものになっている。
      • やり残しがあった場合は、条件を満たしていない3つの塔のどれかを再訪しなければならない。
  • セーブデータ破壊バグの存在
    • ゲーム終盤、大阪城で最後の仲間モンスター「火炎キリン」を仲間にした後、それまで仲間にできるモンスターが全て加入している状態で仲間モンスターの入れ替えを行うとバグ画面に移動してしまう。
    • バグ画面で何らかのボタンを押してしまうと以降は完全フリーズ。そしてすべてのセーブデータが破壊され、新規にゲームは始めるしかなくなる。
    • それまでに全ての仲間モンスター*1が加入していなければ回避可能。また、もしバグが発生する状態になっても仲間モンスターの入れ替えを行わなければバグ画面には移動しない。

総評

多彩な地域に多彩な登場人物など、韮沢靖氏や寺田克也氏が手掛けたグラフィックは非常に優れており魅力的。
しかしグラフィックに容量を割きすぎたのが災いして、敵の数が少なくなり単調な戦闘の繰り返しになるなど、ゲームバランスにおいてはとても褒められたものではない仕上がりになっている。
根気さえ続けばクリアはできるので、かろうじてクソゲー評価はまぬがれたといったところだろう。
グラフィックや世界観などの「ガワ」以外は見るべき所の乏しい、惜しいゲームになってしまった。


余談

  • 本作は、韮沢靖氏デザインの人気キャラ「ギロチーナ」の初登場作品でもある。
    • 最初のダンジョンの地下1階で助けると仲間になる。
    • 本作が発売された当時はまだ設定が固まっておらず、セリフも一切ない。
  • 本作にはデバッグモードが存在し、その内の任意の場所へのワープの一覧に『星をみるひと』という場所が存在する。
    • 超能力を使う際のレベルの指定など、同名タイトル作品の影響が多少なりとも本作には見られている。
    • なお、実際に行く場所はラストダンジョンである。
  • 本作の各地で発生している異変は、一見では何の脈絡もなく思えるが、何かしらの歴史的な元ネタが存在していると思われる。
+ 元ネタの詳細
  • 長野(長野市松代町):松代城は別名茅津城とも呼ばれ、茅の生い茂った地であったと伝える説があり、植物の怪物が闊歩する異変と関連性があると思われる。
  • 四国:高知の足摺岬には世界最大級と呼ばれるストーンサークル「唐人駄場遺跡」があり、石造りの都市とゴーレムが闊歩する異変と関連性があると思われる。
  • 九州:熊本県上益城郡御船町で1979年に日本初の肉食恐竜化石が発見されていることが、恐竜人が文明を築いた異変と関連性がある。
    • 作中でも阿蘇地方と名言されている。
  • 青森(十和田湖):十和田火山の巨大噴火が北東北から北海道にかけて一気に広まった円筒土器文化の誕生に深く関わったとされ、土偶の怪物が闊歩する異変と関連性があると思われる。
最終更新:2023年07月27日 20:00

*1 あるモンスターは二者択一。