Detective Inspector: Mysterious Clues
【でぃてくてぃぶ いんすぺくたー みすてりあす くるーず】
ジャンル
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間違い探し
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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Gametry
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配信開始日
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2022年3月10日
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定価
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340円(税込)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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IARC:12+
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備考
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日本語非対応
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判定
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なし
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ポイント
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事件現場を題材とした間違い探しゲーム 同じ素材の使い回しが多い 遊びやすいが素朴な出来
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概要
海外メーカーのGametryからリリースされたダウンロード専売ソフト。ジャンルは間違い探しゲーム。日本語非対応。
殺人や強盗などの事件現場を題材としており、コミカルな絵柄ではあるが出血などの軽度なグロテスク描写が多い。
なお「Detective(探偵)」のタイトル名ではあるが、推理ゲーム的な要素は含まれない純粋なる間違い探しゲームである。
ゲームルール
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全207ステージを順々にプレイしていく。ステージセレクト方式。各ステージごとにクリアマークが付くが、それ以外の記録対象はない。
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左右表示された同一イラストを見比べて、その中から3~5箇所の異なる間違いをすべて当てればステージクリア。イラスト及び間違い箇所はすべて不変。
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各ステージは3分の制限時間制で、お手付きをすると15秒の減算ペナルティ。制限時間がすべて尽きるとゲームオーバー。
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コントローラー側のみの操作に対応。操作は「カーソルの移動」「箇所の決定」「イラストの切り替え(後述)」が対象。
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オプションのルール変更として「1枚のイラストを交互切り替えで見比べる」形式に変更可能。根本的なルールは左右表示形式と全く同じ。
評価点
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単純明快な遊びやすさ
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「イラストを見比べて間違いを見つける」だけのシンプルなルールで、これ以上ない位に単純明快な間違い探しゲームである。
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余分な演出は一切なく、とんとん拍子なテンポでステージクリアできる軽快さ。各イラストの分かりやすいタッチで描かれており、極度に苦戦する事も少ない。
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間違い箇所が不変なため、クリアが難しいステージであっても繰り返しプレイすればいつかはクリア可能。ゲームオーバーの繰り返しで覚えるという手もある。
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難易度的には左右表示形式の方が簡単で、記憶力が必要な交互切り替え形式の方が難しい。好みで2種類の形式が遊べるのはいい配慮といえる。
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価格の割にはボリューム多め
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200ステージ超の問題が収録されており、販売価格の割にはそれなりにボリュームのある内容。ただし問題点の件もあり、素直には喜べないのだが…。
問題点
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繰り返しプレイには不向き
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間違い箇所が不変であるが故に、明らかに繰り返しプレイで遊ぶのには適した内容ではない。
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クリア時間の記録やクリアランク的なやり込み要素もないため、一度クリアしたステージを再度プレイする理由がなくなってしまう。
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とんとん拍子のクリアは裏を返せば「これといったやり応えもないままに終わってしまう」ともとれる。この辺は悪い意味でのカジュアルさが際立つ。
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同じ素材の使い回しが多い
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前ステージに登場した素材が何度も使い回されるため、新しいステージなのに既視感の強い場面が非常に多い。
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前に見た「死体役」「刑事役」「犯人役」「背景」等がこれでもかと使い回され、まるでステージの継ぎ接ぎ集のような展開が終始続く。
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しかし「素材の使い回しを繰り返して200超のステージを作り上げた」という点はある意味潔いともいえる。素直に評価できるものかはさておき。
総評
間違い探しゲームとしては大きな欠陥もなく、至って遊びやすい反面、盛り上がりもないままにあっさりと終わってしまう素朴な一作。
「やり込みよりもカジュアル重視」という意味では存在価値のある作品といえる。ただし題材上微グロ表現を含む点には注意。
余談
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アセットストア「SellMyApp」で販売されている間違い探しゲーム制作用アセット「Find The Difference(外部リンク)」を使用していると推測される。
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キャラクター等の素材に共通点が散見される。また、アセットには200ステージのサンプルが含まれているようだが、アセットフリップかどうかは不明。
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Gametryは過去に『Sky Races』等のアセットフリップを配信した事がある。
最終更新:2023年08月19日 15:18