ピンボール・フリーダム
【ぴんぼーる ふりーだむ】
| ジャンル | ピンボール |  | 
| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売・開発元 | CGA Studio Games | 
| 配信開始日 | 2022年4月14日 | 
| 定価 | 1,150円(税込) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所・オートセーブ方式 | 
| レーティング | IARC:3+ | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | アーケードスタイルのピンボール集 ピンボール5台+エアホッケーを収録
 全体的に微妙なクオリティ
 | 
 
概要
イギリスのリバプールに拠点を置くインディーズスタジオであるCGA Studio Gamesからリリースされたダウンロード専売ソフト。
ゲームセンターに置かれたアーケードスタイルのピンボール5台がプレイできる設定。それに加えてエアホッケーもプレイできるが、すべて1人プレイ専用である。
ゲームルール
- 
収録台について
- 
「SF」「おとぎ話」「BMX」「スケートパーク」「Chill Pandaの冒険」のピンボールとエアホッケーが自由にプレイできる。
- 
各台をプレイする前に主観視線でゲームセンター内の移動が行える。とはいえ各台をプレイする以外の目的はなく、単なる趣味的な移動でしかない。
 
- 
ピンボールのルール
- 
すべてリアル寄りのピンボールで非現実的な仕掛けは存在しない。各ピンボール台の共通ルールとしては以下のものがある。
- 
主な操作は「ボール発射」「左右のフリッパーを振る」「台揺らし」「3段階の視線変更」があり。
- 
所持ボール3つからのスタート。ボールを台の下部へと落としてしまうとボールロス。ボールをすべて失うとゲームオーバー。
- 
台揺らしをしすぎるとフリッパーが一時的に操作不能に陥るティルトのペナルティ。ティルト発生前には警告表示がされる。
- 
ボール発射から短時間でボールを落としてしまった場合、ボールロスなしで再発射がされるボールセーブが発動(1ボールにつき1回のみ)。
- 
プレイ中にとある条件を満たすと追加ボールが得られるエクストラボールや、3つのボールが操れるマルチボールが発生する場合あり。
 
- 
ゲームオーバー後はベスト3までのハイスコアがネームエントリー付きで記録される。
 
- 
エアホッケーのルール
- 
縦表示の台による1VS1のエアホッケー。対戦相手はCPUのみで強さ等の設定は行えない。
- 
主な操作は「スマッシャーの移動」のみ。スマッシャーでパックを打ち返し、相手側のゴールに落とすと1点獲得。先に5点先取すると勝利。プレイ記録非対応。
 
 
評価点
- 
台の収録数が多め
- 
ピンボール5台とエアホッケーが収録されており、販売価格を考慮すればボリューム面ではまずまず豊富。
- 
各台における致命的な不具合はなく、操作性に関しても分かりやすいもの。良くいえばピンボールの前知識がなくともプレイしやすい。
- 
各ピンボールの仕掛けの配置にはある程度の差別化がなされており、それなりに新鮮な気分でプレイできる。
 
 
問題点
- 
全体的に微妙なクオリティ
- 
各台のクオリティはあまり良いものとはいえず、全体的に微妙なものが目立つ。
- 
各ピンボールの仕掛けや演出は少なく、プレイ自体が単調かつ地味になりがち。ピンボール自体が作業の強いジャンルではあるが、本作ではより顕著に感じる。
- 
エアホッケーは無料のアプリゲームクラスのチープさで、わざわざSwitchでプレイするようなものではない。勝利しても何の演出もないままに素っ気なく終了。
 
 
- 
細かな不具合の数々
- 
致命的な不具合こそはないものの、細かい不具合が所々に見受けれられる。
- 
「スケートパーク」ではボールが仕掛けに挟まって動けなくなる現象が高頻度で発生。対策としては「台揺らしでボールを落とす」方法で解決。
- 
「おとぎ話」においては高頻度でボール発射後、何もできないままに下部に通ずる左右の隙間へと吸い込まれてしまう。
 下部に落ちてもボールセーブ発動により即ボールロスにはならないが、ボール再発射後に再び隙間へと吸い込まれてボールロスに陥る可能性がある。
- 
エアホッケーでは「プレイヤーがゴールするとブザー音」が、「CPU側がゴールするとチャイム音」が鳴る。明らかに効果音が逆である。
- 
同じくエアホッケーにおいてパックとCPU側のスマッシャーが硬直してしまう現象が起きる。もうこうなってしまうとゲームリセットをするしかない。
 
 
総評
決して遊べないほどではないが、収録ピンボール&エアホッケーのクオリティがいまいち微妙で、面白みはあまり期待できないであろう一作。
ボリューム自体は多めでプレイしやすい内容ではあるため、クオリティよりもシンプルさ重視を求めるのであればプレイの価値はあるかもしれない。
最終更新:2023年03月06日 15:27