マージユアルーム
【まーじゆあるーむ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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Prison Games
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配信開始日
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2022年8月4日
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定価
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1,299円(税込)
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プレイ人数
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1~4人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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IARC:3+
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判定
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なし
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備考
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有料追加コンテンツあり
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ポイント
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ペアのおもちゃを片付けるパズルゲーム 遊びやすいルールだが変化に乏しいゲーム性 面白みも感じられるが否めない割高感
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概要
お世辞にも良いクオリティとはいえないゲームが多いポーランドのメーカー、Prison GamesからリリースされたNintendo Switch専用ダウンロード専売ソフト。
ジャンルは「ペアアイテムを探し当てる」系のトップビューのパズルゲーム。散らかったおもちゃを片付けるという設定。最大4人までの協力プレイに対応。
有料ダウンロードコンテンツとして新しいおもちゃと50のレベルが追加される『Toys Pack』(349円・税込)も発売されているが、本ページでは触れないものとする。
ゲームルール
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画面内に散らばったおもちゃを掴んで、片付けエリアへと収納していく。ペアのおもちゃ2つが片付けエリアに収納されていればノルマ1ポイント消費。
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各レベルに定められたノルマを0にすればクリア。ペアではないおもちゃを片付けエリアに収納すると周囲へとはじかれるが、それ以外のペナルティはない。
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全100レベルまであり、一度プレイしたレベルは再選択が可能。各レベルのおもちゃの数は必ず「プレイ中のレベル×ペアとなるおもちゃ2つ」が配置されている。
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レベルが変わっても背景の変化はなく、画面のスクロールもない。また同じおもちゃでも配置の状況によって、色の明暗や見え方が異なる場合がある。
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1人プレイ限定で「経過時間を10秒停止」「1ペアのおもちゃを片付けエリアに自動収納」のヘルプが有限で使用可能。レベルクリアする度にヘルプストック回復。
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クリア後は1人プレイにおいては時間に応じた3段階のクリアマークがレベル別で記録される。協力プレイでは各プレイヤーの収納結果表示がされる。
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Switch本体側の「タッチ&スライド」操作とコントローラー側の「アナログスティック&ボタン」操作の双方が、すべてのプレイ人数に関係なく対応。
評価点
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おもちゃを片付けていく楽しさ
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「おもちゃの数々を片付けエリアに収納していく」という非常にシンプルなルールで、遊びやすさという意味では優秀。
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散乱したおもちゃを徐々に収納していき、画面内をすっきりさせていく過程が地味に楽しい。例えるならば『真剣衰弱』や『上海』と近い感覚。
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ゲームシステムがシンプルすぎる節もあるが、「目的のおもちゃを見極めて的確に収納」というテクニックも重要で、シンプル故の手強さも多々含まれる。
問題点
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ゲームとしてのバリエーションの乏しさ
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後発のレベルでもおもちゃの数と種類が段階的に増えるだけで、ゲームとしてのバリエーションがかなり乏しい。
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そのおもちゃの種類にも限りがあり、同じおもちゃが先のレベルで何度も使い回される。このレベルならではというおもちゃは一貫して登場しない。
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どのレベルでも背景とBGMは終始不変であり、外観上の変化性も乏しい。レベルをすべてクリアしてもエンディングやおまけ等のサプライズもなし。
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仕様上の不具合
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深刻なものではないが、ゲームの仕様としてプレイ中に以下の不具合が起きる。共に1人プレイ限定で発生。
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おもちゃを片付けエリアに収納すると、結構な頻度で収納扱いされないままに放置されてしまう。とはいえ再度収納し直すと問題なく認識される。
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1人プレイ時では画面右上にノルマ等の表示枠があるのだが、おもちゃがこの枠の中に隠れる現象も発生。発生率は極めて稀だが最悪クリアが詰む可能性あり。
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不具合とはまた違う問題だが「レベルセレクトにおいて、プレイしたレベルを合わせるのに時間がかかりやすい」という不便さもある。
総評
良くも悪くもシンプルで遊びやすい内容で、「ペアとなるおもちゃを見つけ次第に収納」というゲーム性をどう感じるかによって価値が変わってくるであろう一作。
シンプルな内容の割に販売価格が1,000円超えという割高感は否めず、多人数プレイ対応とはいえ価格分の満足度が得られるものかは非常に疑問。
最終更新:2023年05月04日 05:27