うごくジグソーパズル 日本の風景コレクション

【うごくじぐそーぱずる にほんのふうけいこれくしょん】

うごくジグソーパズル 美しき女性

【うごくじぐそーぱずる うつくしきじょせい】

うごくジグソーパズル 野生動物

【うごくじぐそーぱずる やせいどうぶつ】

ジャンル パズル


対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売元 レイニーフロッグ
開発元 ボトルキューブ
発売日 日本の風景:2018年4月5日
美しき女性:2018年10月4日
野生動物:2018年12月20日
定価 999円
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 1,000円で遊べる動くジグソーパズルシリーズ
ジグソーパズルとしての安定した遊びやすさ
実はそこまで動かないイラスト


概要

レイニーフロッグ発売、ボトルキューブ開発によるNintendo Switch専用のダウンロード専売ソフト。全部で3バージョンのソフトが発売されている。

ジャンルはスタンダードな実写イラストのジグソーパズル。タイトル名の通り、すべてのイラストが動画再生で動く。最大で4人までの協力プレイに対応。

1作目『日本の風景コレクション』のテーマは「日本の有名な風景」。
2作目『美しき女性』のテーマは「日本人美女」。
3作目『野生動物』のテーマは「ライオンやコアラなどの野生動物」。


ゲームルール

  • 全12枚のイラストと「60ピース(横10×縦6)」「120ピース(横15×縦8)」「240ピース(横20×縦12)」のサイズから好きなパズルを選択できる*1
  • プレイを一旦中断し、そのままの状態からのパズルを再開できる機能あり。クリア後は最速クリアタイムがイラスト、サイズ、プレイ人数*2別で記録される*3
  • Switch本体もしくはコントローラーの双方の操作に対応。散らばった複数のピースを掴んで枠にはめていく。2ピース以上を繋げた状態で掴む操作も可能。
  • ピースが枠の正しい位置に近づけると自動固定される。ピースをすべて枠にはめ込めばクリア。枠の色(3色)やBGM(3曲+OFF)の変更も行える。

評価点

  • ジグソーパズルとしての安定した遊びやすさ
    • ジグソーパズルとしての遊びやすさは申し分なく、ほぼノンストレスでプレイに熱中できる。
      • プレイ中の基本操作は「スライドかアナログスティックでピースを掴んで枠にはめる」だけのシンプルさ。操作性も良好で実物のジグソーパズル感覚で遊べる。
      • 各バージョン共に12イラストと3サイズのパズルがプレイでき、最大4人までの協力プレイに対応。価格を考慮すればそれなりのボリューム感。
    • それぞれのバージョンごとに明確なテーマが定められているため、好みのバージョンのみを購入すればいい配慮がなされている。

問題点

  • 実はそこまで動かないイラスト
    • イラストが動く事を売りにしている割には、そこまで動かないイラストが多く、ほとんど静止画と変わりない。
      • イラストによっては「よく凝視しないと、どこが動いているかがいまいち分からない」というものもあり、せっかくの売りが目立たない節もある。
      • あまりにもイラストを動かしすぎるとジグソーパズルとしての快適性が削がれる可能性もあるため、この辺の問題は難しいところではあるが、だったら一時停止機能をつければ良かったはず。
  • ピース数の解禁順位がおかしい
    • イラストのサイズは原則として多い順から解禁されていくが、後発のイラストはなぜか少ないサイズが後から解禁される。
      • そのためイラストによっては「少ない⇒多い」サイズ解禁と「多い⇒少ない」サイズ解禁が混ざっており、解禁パターンの基準が安定しない。
  • ピースの効果音が聞き取り辛い(『野生動物』)
    • 『野生動物』のみピースをはめた時の効果音の音量が妙に低く、BGMにかき消されてほぼ無音に近い状態となっている。
      • そのため『野生動物』において効果音を鳴らすにはBGMのOFFが推奨される。なお他の2バージョンではBGM付きでも、きちんと効果音が聞き取れる音量である。

総評

ジグソーパズルとしての遊びやすさは快適、かつボリューム的にも価格相当のものであり、大きなものを求めないのであれば満足度は高いであろう一作。
しかし売りであるはずの「イラストが動く」要素がかなり薄いため、そういう路線のジグソーパズルを求めると微妙に思える可能性もある。

最終更新:2024年03月01日 21:03

*1 一部のイラスト及びピース数はあらかじめ、他のパズルをクリアしないと選択できない。

*2 「1人プレイ」と「2人以上の協力プレイ」の2エントリーに分けられる。

*3 「12イラスト×3サイズ×2エントリーのプレイ人数」の全72パズルが記録対象。