ソニック&テイルス2
【そにっくあんどているすつー】
ジャンル
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アクションゲーム
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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ゲームギア
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発売元
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セガ・エンタープライゼス
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開発元
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アスペクト セガ
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発売日
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1994年11月11日
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定価
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3,800円
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判定
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良作
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ポイント
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ゲームギアソニックの4作目 新キャラ ファングも登場
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ソニックシリーズ
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概要
ゲームギアで発売されたソニックの横スクロールアクションの4作目。
前作『ソニック&テイルス』同様、ソニックの他にテイルスも使用可能。
敵はおなじみエッグマンだが、ソニックを悪党と誤解し妨害してくるナックルズと
ソニックもエッグマンも出し抜いてカオスエメラルドを手に入れようと企むファングが
新たな敵として登場する。
システム
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ゲーム開始時に「ソニック」と「テイルス」どちらを使用するかを選択する。一度決めたら途中で変更は出来ない。
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ソニックはストライクダッシュなどスピード系のアクションが豊富。テイルスは一定時間空を飛べるので探索向き。
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過去作ではダメージを受けるとリングを全て失っていたが、今作は一度に落とすリングが30個までになった。
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つまりリングを31個以上持っていれば、ダメージを受けてもリングは残るので過去作より死ににくくなった。
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各ゾーンのアクト1と2には1つずつ宝石が描かれたボックスが存在。リングを50個以上持った状態で壊すとワープゲートが出現し入るとスペシャルステージに挑戦できる。
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スペシャルステージは2種類。1、3、5回目は2Dステージ。2、4回目は3Dステージとなる。
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2Dステージでは制限時間内にゴールにたどり着くのが目的。タイムアップか穴に落ちると失敗となる。
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3Dステージでは規定数のリングを取るのが目的。終了時に規定数に達していない場合は失敗。
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どちらも最後はファングとの戦闘になり、勝利すればカオスエメラルドが手に入る。
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今作のカオスエメラルドは5個。全て手に入れた状態で最後のボスを倒せば真エンディングとなる。
評価点
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全体的に難易度は高くなく、初心者でもとっつきやすい。
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本作はリングの仕様変更のおかげで死ににくく、コンティニュー回数も溜まりやすいのでなおさら。
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前作の「ソニック&テイルス」ではテイルスでは真エンディングが見られなかったが、本作ではテイルスでも真エンディングを見られるようになった。
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本作はサウンドテストが標準搭載。タイトル画面で上下ボタンを押せば選択可能。
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ナックルズやファングといった第三勢力ポジションの登場でゲームの展開にも深みが増した。
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前作から続投したホッピングやロケットシューズの他、スノーボードやスクリューシューズなどの新アイテムによるアクションも追加され、より豪華になっている。
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特にテイルスでのみ使える潜水艦「シーテイル」は水中で息継ぎなしに自由に動けるため、かなりありがたいはず。
問題点
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最初のボスの倒し方がわかりにくい。
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今作はスプリングでジャンプ中にボタンを押すと空中で回転が出来る。この回転中に攻撃判定があるので、これを利用してボスを倒す事になる。
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ただ、このアクションかなり地味なせいか存在に気づかないというケースが起こりやすい。そうなるとボスの倒し方がわからないという事に…
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今作の新アクションなのでシリーズ経験者ほど、見落としやすいかもしれない。
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今作はタイムアタックというモードもあるのだが、セーブ機能がなく記録は残せない。
総評
メガドライブ版とは違った進化を続けたゲームギア版ソニックは本作でほぼ円熟したと言っていい出来。
初心者はもちろん、シリーズファンも楽しめる内容なので機会があれば是非プレイしてもらいたい。
余談
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本作で初登場した新キャラ ファング・ザ・スナイパーはその後もACの『ソニック・ザ・ファイターズ』やGGの『ソニックドリフト2』などクラシックソニックファミリーの一員として何作かに出演したが、モダンソニックに移行後は出演が途絶えており、『ソニック ジェネレーションズ 白の時空』のステージ中に彼の手配書が貼られている程度であった。
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その後、クラシックシリーズの新作である『ソニックマニア』にて、ボスの1人ヘビーマジシャンが化けるキャラクターとして本人ではないとはいえ久しぶりに登場。
ファング本人も2023年10月に発売されたクラシックシリーズの最新作『ソニックスーパースターズ』に敵役として登場することが明かされており、実に27年ぶりの本人出演となる。
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ちなみに『スーパースターズ』ではフルネームが「ファング・ザ・ハンター」に変更され、「指名手配されているため様々な偽名で知られている」という設定も明かされた。
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マイティーやレイ同様、アメコミ版ではアーチー版、IDW版ともに出演している(ただしIDW版はクラシック準拠のエピソードのみでの登場)。
最終更新:2025年07月21日 00:47