【こっとんろっくんろーる すーぱーれいてぃぶ ないと どりーむす】
ジャンル | シューティング | ![]() |
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対応機種 |
アーケード(ALL.Net P-ras MULTI Ver.3) プレイステーション4 Nintendo Switch Windows(Steam) |
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発売元 | サクセス | ||
開発元 | スタジオ最前線 | ||
稼働開始日【AC】 | 2021年9月27日 | ||
発売日 |
【PS4/Switch】2021年12月23日 【Steam】2023年1月6日 |
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プレイ人数 | 1人 | ||
判定 | 良作 | ||
バカゲー | |||
ポイント |
シリーズ30周年記念作 キャラ毎に異なるシステム 大味だが爽快感重視の作風 シリーズ屈指のブッ飛んだストーリー展開 初期は全体的に説明不足だったが現在は改善 |
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コットンシリーズ |
魔女っ子シューティングゲーム『コットン』シリーズの第7作目。シリーズ30周年記念作であると共に『レインボーコットン』から21年ぶりの完全新作。
ジャンルは従来の横スクロールシューティングに戻ったが、『レインボー』に続いてフルポリゴン描写による3Dグラフィックを採用している。
開発は『海腹川背』シリーズ等の「スタジオ最前線」が担当。スタジオ最前線にとって初のシューティングゲームとなる。
まずアーケード(ALL.Net P-ras MULTI Ver.3)版(以下APM3版)が先行配信の形でリリースされ、その約3ヶ月後に家庭用版が発売された。
アーケード向けとしては『ブーメラン』以来23年ぶりの新作リリースとなる。
ある日、妖精の国から特産品「WILLOW」が次々と消える異変が発生。
それと同じくして地殻変動や魔物出現など様々な異変が起こり始め、人々は再び不安な生活を送っていた。
「世界からWILLOWが消え去りし時 その者青き衣をまといて妖精の国に降り立つべし 失われし「絆WILLOW」を見つけ出し 最後には恵みのWILLOWの雨を降り注がせるであろう…。」
突如現れた老婆の予言を聞いた女王(*1)は、シルクに異変解決を託すのであった。
そんな中、世界の危機に相変わらず無関心な魔法使いナタ・デ・コットンは、お腹を空かせつつも「WILLOW」を探しに世界を放浪していた。
そこへシルクが現れてコットンに事件解決の協力をお願いするが、今まで騙されて酷い目に遭った事を理由に拒否。
しかし、こうなる事を予測していたシルクはいつもの調子で「WILLOW」食べ放題をちらつかせ、案の定お気楽なコットンはそれに食いつく。
こうして二人は再び世界を救う旅へ出かけることになるのだが…。
+ | キャラクターについて |
+ | 湯飲み避けシークレットボーナス以外の隠しボーナスについて |
+ | 本作のハチャメチャな世界観。終盤の展開も含むためネタバレ注意 |
+ | 現在は改善された点 |
21年ぶりのシリーズ完全新作はシリーズ特有のノリを継承しつつも時代に合わせて豪快かつ爽快感溢れる作風に生まれ変わった。
キャラによってプレイ感覚がガラリと変わる事やオマージュステージの存在によりなかなかのボリュームがあり、エブリエクステンドに起因する癖のある大味なゲームバランス、UIの快適性の部分で所々粗はあるが、残機の増えやすさや敵を一掃したり攻撃を無力化できる手段の多さから遊びやすさはシリーズ随一となっている。
一通りクリアした後もスコアアタックへ移行しやすく、特殊攻撃で敵の攻撃ごと得点アイテムに変換してガッツリ稼ぐ快感は病みつきになるだろう。
対応ハード的に手に触れやすくシリーズ入門には最適な作品といえる。興味を持った方は是非本作の持つハチャメチャなノリを味わってもらいたい。
*1 過去作でのベルベット女王。本作では一貫して「女王」名義となっている。
*2 タクート、シルク以外のキャラでゲームクリアする毎に、クリアしたキャラに対応したステージが解禁される。
*3 スコアリセットについてはコンティニュー画面でも注意表記される。
*4 完全なトレースではなく、若干癖のある追従をする。
*5 防げる回数は敵によって変動するが、耐久値が高いザコ程防げる回数も多くなる。
*6 無敵時間は後述のレーザーレベルに関係なく一定。そのため最短のレベル1ではレーザー終了後も無敵時間が若干残る状態となる。
*7 なお「海腹川背」「ウミハラ カワセ」表記となっている場所もあるが、この記事では作品名との区別も兼ねて「カワセ」と表記。
*8 デザインのモチーフは『ミディアムユニット』版自機の第一形態。なお、原作では一定レベル到達毎に自機が変形するギミックがあったが本作ではオミットされ、常に同じ姿となる。
*9 デザインのモチーフはグラビトンボディ+グラビトンパーツ形態。原作ではメインショット及び機動性能が決める「ボディ」と特殊ショットの「パーツ」を自由に組み合わせが可能であった。
*10 白クリスタルは3秒、紫クリスタルは50秒回復。
*11 使用キャラ、コンティニュー有無不問で一度ゲームをクリアする。
*12 才波リアのみ敵本体、敵弾にかする事でも上昇。
*13 ファインのみ特殊で被弾してもランクが下がらない。ただし地形に挟まれるミスをして墜落演出を発生させた場合はランクが下がる。
*14 『初代』『100%』『2』『ブーメラン』にてラスボスだった魔物のボスの女の子。
*15 最も過去作で特にこれといった装備をせずに水中のステージを進む光景があったので魔力で活動するためのエネルギーを補っていると解釈できなくはないが…
*16 初回は1万点でタクートに触れて飛ばす毎に1万点ずつ上乗せされていき、最大10万点(画面表示では99999点)まで上昇。なお、タクートに触れた際に画面外へ飛ばしてしまうとその時点で隠しボーナス終了となる。
*17 その証拠に一部キャラにて通常ショットのみ進行での難易度HARDノーミスクリアを達成している動画がアップされている。
*18 ただしボスの耐久値は2体で共有しているため、2体同時に溜め撃ちやボンバーを当てるようにすると大ダメージを与えられる。
*19 コットンでは専用のやり取りが用意されている。
*20 99発の上限こそ設けられているが、たとえボンバーを極力温存したとしてもその上限に達する事はまずない。
*21 なお、この時の通常ショットはYouTubeでアップロードされている当時の動画で確認可能。
*22 他のキャラはクリア、ゲームオーバー問わず明るい声で「また遊んでね~♪」と言ってくれる。
*23 このゲームでの2億点は稼ぎ性能が高いキャラでも稼ぎやすいステージを通り、更に稼ぎポイントをきっちり押さえないと届かないスコア…といえば凄まじさが伝わるかもしれない。
*24 初回のみ1500万点、2回目以降は1000万点エブリ
*25 なお、男性のプレイヤブルキャラは過去に『ブーメラン』『リブート!』のニードルがいるためシリーズ初ではない。ただし、あちらは魔女帽子に宿った精霊なので人型の男性プレイヤブルキャラとして初。
*26 APM3はデモ音OFFで稼働している台が多い。