| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
| 本編 | ||||
| AC/PCE/NGPC | コットン Fantastic Night Dreams | 魔女っ子シューティングの記念すべきシリーズ1作目。 魅力的なキャラクターとコミカルなデモシーン、その見た目とは裏腹の硬派な難易度でヒット作に。 | 良 | |
| PS | コットン オリジナル | |||
| X68k | コットン Fantastic Night Dreams(X68000) | AC版をほぼ一から作り直された事実上のリメイク作。前半は元のAC版に忠実である一方で後半は独自展開となる。 予約特典「湯呑み」は後のシリーズ家庭用移植版及び家庭用作品での恒例となった。 | ||
| Switch/PS4/ Win | コットンリブート! | X68000版をベースに現代向け再リメイク。 秋葉原のレトロゲームショップ「BEEP」のゲーム事業初参入作で、開発は『トラブル☆ウィッチーズ』の「ロケットエンジン」が担当。 新魔法追加や魔法のレベル制導入、特殊ショットを活用するスコアシステムで爽快かつ派手に。オリジナルのX68000版も収録。 | ||
| SFC/PS/Switch/ PS4/XSX/One | メルヘンアドベンチャー コットン100% | 初代『コットン』の続編。「メルヘン」のサブタイトル通りホラー色が強かった『初代』から一転して明るめの世界観に。 システムは初代がベースだが、マジックセレクトやフォーメーション型のオプション等変更点多数。 | ||
| MD/Switch/PS4/ XSX/One | パノラマコットン | まさかの3Dシューティングに。しかし作品のクオリティは高く、特にハード性能を限界まで駆使した疑似3D描写は圧巻の一言。 | ||
| AC/SS/Switch/ PS4/Win | コットン2 Magical Night Dreams | 初代から6年ぶりのナンバリング続編。ライバルキャラのアプリ&ニードルが初登場。 当時人気だった格闘ゲームを要素を取り入れた結果システムが大きく変化した意欲作。 アクション色が強い独特かつ複雑なシステムは独自の面白さを生み出す一方、ハードルが高く人を選ぶ作品。 | スルメ | |
| AC/SS/Switch/ PS4/Win | コットン ブーメラン Magical Night Dreams | 『2』のアッパーバージョン。残機チーム制になり近接攻撃の「パンチ」が追加。唯一ストーリーがなく恒例のデモシーンも簡素に。 通常ショットの強化等の改善で『2』から幾らか遊びやすくなったが、システムが更に複雑化して『2』同様に人を選ぶ作品に。 | ||
| DC | レインボーコットン | 『パノラマ』に続く3Dシューティング2作目でシリーズ初のフルポリゴン描写に。 『レインボー』の名が示す通り幻想的な世界観がウリだが、3Dシューティングとしては無視できない問題点が多め。 | ||
| Switch/PS4/ PS5/One/Win | レインボーコットン(リマスター版) | 24年の時を経てHDリマスター化。グラフィック強化や操作性、一部システム等の改善が施された。 オリジナル版から概ね遊びやすくなった一方、ラスボス戦でのオリジナル版になかったある行動など疑問符が付く変更も…。 | ||
| AC/Switch/PS4/ Win | コットンロックンロール Superlative Night Dreams | シリーズ30周年記念作と同時に21年ぶりのシリーズ完全新作。『海腹川背』シリーズの「スタジオ最前線」が開発を担当。 キャラ毎に変わるシステムや増えやすい残機とシンプルにジャラジャラ感が味わえるスコアシステムによる爽快かつ豪快な作風が特徴。 また『サイヴァリア』『ザンファイン』『海腹川背』『どきどきポヤッチオ』のキャラがゲスト参戦。お祭りゲーの側面も兼ねている。 | 良 | |
| Switch/PS5/PS4 | コットンリブート ハイテンション! | 初代のリメイク『コットンリブート!』の直接的な続編。 | ||
| カップリング・オムニバス | ||||
| Switch/PS4 | コットン ガーディアンフォース サターントリビュート | 『2』『ブーメラン』に同社の全方向戦車STG『ガーディアンフォース』を加えた3本セット。 セット収録はパッケージ販売のみで、ダウンロード版は単品販売。 | ||
| コットン 16bitトリビュート | 復刻版『100%』と『パノラマ』の2本セット。こちらもセット収録はパッケージ販売のみで、ダウンロード版は単品販売。 | |||
| その他 | ||||
| PS2 | マジカルパチンココットン パチンコ実機シミュレーション | パチンコ化していたコットンをデジタルゲームとして移植。各種細かい仕様違い計5機を収録。 資料的価値は高いがサブゲームなどは無し。演出面は『レインボー』がベースとなっている。 | ||
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
| DS | 偽りの輪舞曲 | シミュレーションRPG。コットンが参戦。 | ||
| Win | トラブル☆ウィッチーズ Origin! | 『リブート!』の開発を担当した「ロケットエンジン」(*1)製作の横スクロールSTG。 追加DLCキャラとしてコットン&シルクが参戦。 コットン使用時のみ『初代』BGMが選択可能でボス撃破後の「TEA TIME」も再現される。 | 良 | |
| Switch/PS4 | トラブル☆ウィッチーズ ふぁいなる! | 上記『Origin!』の家庭用機向けグレードアップ版。コットン&シルクがDLCキャラで引き続き参戦。 | ||
| AC/Switch/PS4/ Win | 海腹川背Fresh! | サクセスが販売担当となり、従来作からシステムが一新されたラバーリングアクション。 コットン&シルクが参戦。 | なし | |
| Switch/PS4/Win | 海腹川背 BaZooKa!! | 最大4人プレイ可能な『スマブラ』タイプの対戦型アクションゲーム。コットンとアプリが参戦。 | ||
| AC/Switch/Win | かしおり | お菓子を題材とした落ち物パズルゲーム。コットン&シルクが参戦。 | なし | |
| Switch/PS4/Win | バッカニヤ | 海戦をモチーフにしたタワーディフェンスゲーム。 店舗特典としてコットン、カワセ、才波リアをモチーフにした乗船猫スキンが配布された。 | ||
サクセスから発売されている甘味とお茶が好みの食いしん坊魔法少女「ナタ・デ・コットン」が活躍するシューティングゲーム。
第1作は元アニメーターの田村英樹氏による魅力的なキャラクターに加えて、当時のアーケードシューティングでは例のなかったステージ間のビジュアルデモを引っさげて登場。
ゲームの方も難易度が高めながらもやり込む程着実に先へ進めるゲームバランスといった丁寧な作りでヒット作となり、開発元であるサクセスの知名度向上に大きく貢献した。
その後続編作が制作されており、主人公コットンと共にサクセスの看板シリーズといえる存在となっている。
作品によってはコマンド技があったり3Dシューティングになったりとシステムの変化が激しいシリーズではあるが、
ストックを消費して発動する強力な「魔法攻撃」とボス撃破後のボーナスタイム「TEA TIME」は一貫して搭載されている。
また、「TEA TIME」に代表されるスコア稼ぎ要素にも力を入れており、スコアアタックが熱いのも特徴である。
当時SF・メカ系の世界観が多かったシューティングにいち早く萌え要素を取り入れたパイオニア的存在とも扱われる。
シリーズのウリであるビジュアルデモはキャラがいきいきとアニメーションし、さらにギャグ要素も多いコミカルな内容でこれを目当てにプレイする人も多い。
主要人物も大好物のWILLOW以外は無関心で己の欲望のままに動くコットンや真面目な性格だが裏でコットンを巧みに利用する相棒の妖精シルク等と曲者揃いである。
2000年発売の『レインボーコットン』以降長らく新作のリリースが途絶え、パチンコや他作品へのゲスト出演、コラボに留まっていたが、
2021年のシリーズ30周年を期にシリーズが再始動。初移植作品も含めた過去作の現行機移植や21年ぶりの完全新作のリリースとIP活動が盛んとなった。
さらに「東京ゲームショウ2023」にて『コットンロックンロール2(仮題)』の、2024年5月に『コットンリブート ハイテンション!』の開発開始が発表されている。
*1 厳密には「ロケットエンジン」を立ち上げたメンバーによる同人サークル「スタジオシエスタ」による制作。