Pitfall II: Lost Caverns
【ぴっとふぉーるつー ろすとかばーんず】
| ジャンル | アクション | 
| 対応機種 | ATARI 2600 | 
| 発売・開発元 | Activision | 
| 発売日 | 1984年2月17日 | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| 判定 | 良作 | 
| ポイント | ピットフォールの続編 大幅に広くなったマップ
 | 
| ピットフォールシリーズ | 
 
概要
アクティビジョンが開発・発売した『Pitfall!』の続編。
特徴
- 
前作からの変更点
- 
前作は横方向にしか画面移動できなかったが、本作では縦方向にもエリアが追加され、探索要素が大幅に増した。
- 
チェックポイントの追加。赤い十字に触れるとミスをしてもそこからやり直すことができる。
- 
制限時間・残機は廃止され、敵にあたりミスをすると獲得したスコアが減少しつつチェックポイントまで戻される。
 
- 
新たなギミック
- 
一部エリアには水があり、泳ぐことができるようになった。
- 
風船に捕まることで上方向に移動できる。
- 
前作にあったターザンロープやワニなどは、オミットされている。
 
評価点
- 
さらに広大になったマップ
- 
マップが縦方向に拡張されたことにより、探索ゲームとしての趣が強くなった。
- 
縦方向限定だが、画面スクロールもするようにもなるなど、進化が垣間見える。
 
- 
残機制・時間制限の撤廃
- 
残機制と時間制限が撤廃されたことにより、難易度が若干下がり遊びやすくなった。
 
- 
BGMの追加
- 
前作は効果音しか流れなかったが、今作ではBGMが追加された。
 
問題点
- 
マップが広くなったことにより、エリアの全貌を把握するのが困難になった。
- 
マップが広くなった弊害で、道に迷ったり、アイテムの場所がわかりづらかったりするなどの問題点が発生している。
- 
この時代なので、当然マッピングシステムもない。自力でマップを覚えるなりメモするなりするしかない。
 
総評
前作から正統進化を遂げることに成功したピットフォールの第二作。
前作よりも探索ゲームとしての要素が強くなり、大幅なボリュームアップを果たしている。
日本では未発売故にプレイのハードルは高いが、もし入手できるチャンスが来たら是非とも遊んでいただきたいゲームである。
余談
- 
完成度は前作よりも遥かに上がっているのだが、売り上げはそこまで伸びなかった。
- 
というのも、本作の発売前にかのアタリショックが起きており、ATARI 2600が消費者からの信頼を失っていたためである。
 
最終更新:2025年02月06日 05:55