魔導物語II アルル16才
【まどうものがたりつー あるるじゅうろくさい】
| ジャンル | ロールプレイングゲーム |  
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| 対応機種 | ゲームギア | 
| 発売元 | セガ | 
| 開発元 | コンパイル | 
| 発売日 | 1994年5月20日 | 
| 定価 | 5,500円(税別) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| 判定 | 良作 | 
| 魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンク | 
 
概要
ゲームギアで発売された魔導物語シリーズの第2作目。
『魔導物語1-2-3』のエピソード2のみをアレンジした内容となっている。
原作同様、16歳のアルル・ナジャが闇の魔導師シェゾ・ウィグィィに捕らえられ、脱出した後に秘宝「ルベルクラク」を求めてライラの遺跡に挑むというストーリー。
特徴
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ストーリーの内容、キャラの性格共に『ぷよぷよ』から導入された要素が逆輸入のような形で反映されている。
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原作では序盤のみの出番だったシェゾが、本作ではその後もアルルを追ってきて何度も再戦を挑んでくるようになった。
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言動もヘンタイ要素が強調され、「お前の全てが欲しい」などちょっとおかしくなっている。
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さらにはラスボス戦までシェゾが現れ、究極の選択になる(とある選択肢を選ぶとゲームオーバー)。
 
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原作では存在を示唆されていただけのルルーが先行して迷宮探索しており、ライバルを妨害するために仕掛けた罠でアルルの邪魔をしてくる(ただし手紙や声のみで直接姿は現さない)。
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途中では(アルルはその場に居合わせないものの)ルルーとシェゾの邂逅まである。
 
評価点
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前作同様、ゲームバランスは良く初心者でも楽しめる難易度。
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ただし後述するが今作は敵が若干強め。ただ人によっては「手ごたえがある」と感じられる事も。
 
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前作では方向石がないと方角がわからなかったが、今作は初めから方角がわかるようになった。
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些細な点ではあるが、前作では階段を見つけてもテキストで表現されるだけだったが、今作では階段がちゃんと画面に絵として表示されるようになった。
問題点
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本作は敵がやや強め。そのため敵との戦闘では苦戦を強いられがち。
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特に何度も中ボスとして立ちはだかるシェゾがけっこうな強敵。勝てない場合は素直にレベル上げをしよう。
 
総評
敵は若干強くなったものの決して理不尽ではなく、前作同様の良好なゲームバランス。
シェゾやルルーといったぷよぷよの人気キャラも多く登場するので、ぷよぷよファンにとっても嬉しい内容。
機会があれば是非ともプレイしてほしいゲームギアの良作RPGとなっている。
移植
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2008~9年にセガから携帯電話アプリ(ガラケー用)として移植。アプリ版『魔導物語I 3つの魔導球』と同様の新要素が追加されていた。2021年末にサービス終了。
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携帯電話アプリ版では敵が弱くなり、壁フロアは壊した壁が復活しないなど、難易度がやや下がっている。
 
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2018年9月28日発売のWindows用ソフト『魔導物語 きゅ~きょく大全 よ~ん GG I-II-III&A』、および2023年4月7日発売のWindows用ソフト『魔導物語 超きゅ〜きょく大全 ぷよぷよ入り』に再録されている。どちらも現在は販売が終了している。
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2021年2月15日より、D4エンタープライズが運営するiOS向けレトロゲーム配信月額サービス『PicoPico』にて、GG版『I』『III』とともに配信された。同年7月27日よりAndroid版もサービス開始。
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2023年11月14日よりプロジェクトEGGにて配信開始。
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上記を見ればわかる通り、携帯電話やPC用ソフトとしては何度か復刻しているものの「家庭用ゲーム機」には一切復刻されていない。
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『魔導物語1-2-3』のエピソード1はSFC版やMD版が作られているのと違い、エピソード2が家庭用ゲーム機に移植されたのは、いまだにこのゲームギア版のみである。(これはエピソード3と『A・R・S』のAも同様。)
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…と思っていたら2025年6月26日、MSX2版がSwitch用ソフトとして配信された。
 
最終更新:2025年07月13日 23:51