北斗の拳 新世紀末救世主伝説
【ほくとのけん しんせいきまつきゅうせいしゅでんせつ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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メガドライブ
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メディア
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4MbitROMカートリッジ
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発売・開発元
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セガ・エンタープライゼス
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発売日
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1989年7月1日
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定価
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6,000円(税別)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:C(15才以上対象)
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配信
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バーチャルコンソール 【Wii】2008年9月9日/700Wiiポイント(税5%込)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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理不尽な探索パート 雑な難易度のボス戦
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北斗の拳シリーズリンク
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ストーリー
199X年、世界は、核の炎に包まれた。
…そして、強い者が弱い者を、暴力によって支配する荒廃の時代となった。
一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者「ケンシロウ」は世紀末覇者「ラオウ」を倒し、世界は救われたかにみえたが平安は長くは続かなかった。
数年後、今度は「ラオウ」以上に強い力を持つ帝国が生まれ、人々は圧政を受けていた。
そこで、「ケンシロウ」はかつての仲間「リン」「バット」と共に、反旗を翻し「元斗皇拳」の伝承者「ファルコ」を倒し、帝国を崩壊させた。
だが、帝国の残党は「リン」をさらい、「修羅の国」と呼ばれる謎の国へ渡ってしまった。
すぐに「ケンシロウ」は、後を追うように海を渡った。
そこで見た「修羅の国」は3人の羅将を頂点とする恐るべき闘いの国であった。
先ず「ケンシロウ」は、「リン」を助ける為、羅将の一人「ハン」を葬ったが、再び「リン」はさらわれてしまった。
そして今度は「ケンシロウ」の実の兄でもある第2の羅将「ヒョウ」と戦うはめになった。
壮絶な死闘の末、「ヒョウ」の記憶が戻り、「北斗神拳」創始者の大いなる遺言の封印を解いた。
「リン」をさらい、「北斗神拳」打倒を目指す真の敵「カイオウ」と戦う時がきた。
かなりの苦戦を強いられたが、「ケンシロウ」は無事勝利を収め「リン」を助けだした。そして、彼の戦いは伝説となった。
(OPより)
ゲーム概要・基本操作
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天帝編、修羅の国編を題材としたアクションゲーム。全4章に区切られている。
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アクションステージからゲームは開始。クリアすると双六のようなフィールドMAPが現れる。
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駒(ケンシロウの胸像)を任意のマスに移動させるとアクションステージが始まる。以降この繰り返しでゲームは進行する。
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【アクションステージ】方向キー+3ボタン制。前後の移動、しやがみ、パンチボタン、キックボタン、ジャンプボタン。
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【フィールドマップ】方向キーでコース選択。スタートボタンでケンシロウのステータス表示。
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特定の場所に到達すると1vs1のボス戦が始まる。
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この時だけ一般的な格闘ゲームのように方向キーを後ろを押しても敵に背中を見せずに後退する(但し後ろジャンプ時は背中を見せる)。
ゲームの特徴
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システムは評価の高いマークIII版を元にしている、が……。
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キャラクターとの会話によって体力の上限がアップしたり防御力がアップする。
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ジャンプは定量制だが、方向キーで軌道修正は可能。
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ライフ制でゼロになると即ゲームオーバー。
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攻撃を受けるだけでなく制限時間を使い切った後も徐々に体力が減っていく。
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タイトル画面で「ABC+スタート」を入力するとクリアした章ならどこでも再開可。
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敵の繰り出した攻撃でダメージは受けるが、敵の身体に触れてもダメージは受けない(ノックバックはする)。
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バイクで突進してくる雑魚や小サイズの敵を除き、基本的に敵をジャンプで飛び越す(めくる)事はできない。
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敵のほうから飛び越してくれるかノックバックのどさくさで透過するかである。
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雑魚の中には原作で重要な役割を担った強敵もいるが、すべて一撃で倒せる。
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飛び道具や火炎放射器の炎に攻撃をうまく合わせると弾き飛ばしたり消化する事ができる。
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他作のように二指真空把でカウンターといった芸当がなく、弾いた武器はあさっての方向へ飛んでいく。
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但しブーメラン男(ブロン)は例外で、ブーメランを弾き返すと投げた本人に刺さり絶命する。その間、別の雑魚がいても巻き込めずスルーされる。
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ボスの飛び道具にも有効。ダメージを無効化して消滅させるかそのまま後方へ受け流す。
パワーアップ
画面下にゲージがあり、雑魚や中ボスを倒す事でパワー(経験値のようなもの)が貯まる。一定の目盛に達すると原作にならってか上着が破れ、同時にパワーアップ。
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敵を倒す事で得られるパワー獲得値は、中ボス(ファルコ含む)+16、第一章の雑魚のみ+0,5、第二章以降は雑魚一体につき+1獲得できる。
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ゲージの全長はMAX224。左端から「0」「48」「112」「176」「224」と目盛が刻まれている。
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第一章は「48」、第二章は「112」、第三章は「176」、第四章は「224」と、章ごとにパワーアップに必要な値が決められている。
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新章を迎えると服が元に戻ってパワーダウンをする。再度パワーアップをするには章ごとに定められた値までパワーを貯める必要がある。
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仮に第一章をノーマル状態のまま(48以下)クリアし、第二章に入ってパワーを48まで貯めても何も起こらない。
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第二章は112到達でパワーアップすると定められているからである。
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パワーアップ後は次章に備えてパワー値をある程度余分に貯える事ができる。規定値に達するとカウンターストップ(以降カンスト)が掛かり次章まで凍結される。
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第一章は「72」でカンスト、第二章は「136」でカンスト、第三章は「200」でカンスト。
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第一章で72ポイントまで貯えておくと、第二章は112-72=40ポイント貯めるだけでパワーアップできるという事になる。
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パワーアップすると…。
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攻撃力と守備力がアップする(雑魚はすべて耐久力1なので攻撃力は実感できない)。
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攻撃モーションがすべて別のものに差し替えられる。
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ジャンプの最高到達点が延長され、ノーマル時に飛び越せなかったボスの闘気弾?(飛び道具)を飛び越せるようになる。
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技について
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パンチ、キック、ジャンプパンチ、ジャンプキック、しゃがみパンチ、足払いの6つの攻撃方法がある。
【通常時】
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パンチボタンを素早く2連打するとワン・ツーと技が変化するが、2発目を放った直後にモーションストップが掛かり微妙に弱体する。
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立ちキックは天高く蹴り上げる。これがノーマル時の最も頼れる技になる。
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攻撃範囲が広い。頭から足元までの広範囲をカバー。飛び道具がどの高さから飛んできてもこれ一本で対処できる。迎撃率は最高。対空能力も高い。
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攻撃発生時間が長い。蹴飛ばすタイミングが早すぎて空振りしたような感じでもある程度は拾ってヒットしてくれる。
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攻撃距離が見た目以上に長い。よく見ると全然触れてないのにヒットさせている。
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足払いは「お前それでもケンシロウか?」というほど女々しい格好。地中のカニ男(シエ)などに有効。
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ジャンプキックは連環腿のように左右交互に蹴り上げる。判定も2度発生し、対空迎撃~着地までの広範囲を途切れ途切れにカバーする。地上の敵への判定は弱い。
【パワーアップ時】
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パンチは上中下と微妙に位置をずらしてのオート3連打、キックも下中上と位置をずらしてオート3連打する。
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見た目は凄まじいが隙があまりにも多く、特に飛び道具の迎撃力が大幅に低下。連打の隙間を縫って面白いように被弾する。
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ジャンプキックは足を前方に突き出すようなモーションに変化。着地までの間、前方に長々と攻撃判定を残し一蹴りで雑魚を5体蹴散らす事もある。
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更にその判定は下半身後方にも及び、尻で飛び道具を弾き飛ばすなど攻防一体の優れた性能を発揮する(垂直ジャンプキックはモーションが短い)。
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しかし、対空能力は著しく落ち、後半は空中戦を用いるムカデ男(カイオウ滅殺隊)や鳥に上をとられて殆ど勝てなくなる。
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かと言って対空迎撃にジャンプパンチは期待できず、使いどころは序盤にいる「塀の上で槍を構える雑魚」(無害)の撃墜程度と思われる。
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足払いが拳法家らしくなる。モーション中は腰を深々と落とす分だけ当たり判定も小さくなる。
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タイミングよく繰り出せば第一章のボス(ソリア)が放つ弾などを潜り抜けられる(本作のCMで実践していた)。
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必殺技はボス戦に限り「トドメの演出として」発動する。
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中ボスの場合、どの攻撃を当てても体力を0にすればベコベコグシャ!でお馴染みの「秘孔」でトドメをさす。
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赤鯱(あかしゃち)は例外で、倒すと会話シーンに発展する。
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大ボスの場合、相手の残り体力が1の時にパンチを当てる事で「北斗百裂拳」を発動する。というより使わないといつまでも倒せない。
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余談だが、非パワーアップ時(上着着用時)に第二章の大ボス(ファルコ)にラスパンを当てると上着を裂いて北斗百裂拳を発動し、シーンが切り替わると上着が復活している。
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問題点
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原作を知らないと話が全く見えてこない。原作を知っていても「こいつ誰?」な雑魚がいる。
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中には劇的な名台詞もあるのだが、その台詞に行き着くまでの流れも再現しないと意味がない。
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歩行速度が遅い。
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敵の攻撃を受けると大きくノックバックをしながらダメージを受ける。その間、半透明無敵などはない。
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迷宮パート(後述)ではこの仕様が酷く難易度を上げることとなる。
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当たり判定が大雑把。ボス戦、中ボス戦の当たり判定は特に酷い。
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奥義発動中やジャンプ中は完全無敵。第一章のボス(ソリア)戦でうっかり懐に潜り込むと根元中の根元から最多Hitを被る事に…。
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パワーアップすると以前より弱体する技がある。特に飛び道具の迎撃に苦労する。
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飛び道具が押し寄せてきたら下手に応戦せず地味にしゃがみパンチ。あとは防御力に委ねて耐え忍ぶしか道はない。
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一見自由度の高そうな任意選択式の分岐フィールドMAP、しかし特定の場所でフラグ立てしないとイベントが発生しないので意味がない。
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何も知らずに進めると無駄に何往復もするはめに。分岐は寄り道、物語は一本道。
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各章に1ヶ所存在する迷宮ステージを攻略しなければならないがこれの仕様が何もかも酷い。
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雑魚が登場せず(例外あり)大量の飛び道具とトラップが延々と襲いかかってくる。
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特定のオブジェクトに接触しない限り、脱出する事はできない。第三章のみボス戦(ハン)がゴール。
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選んだ道が行き止まりだと分かるには随分と奥まで進まなければならない。意地の悪い構造。
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長時間拘束させる割に単調で眠くなるBGM、陰鬱で地味な背景。
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そして、随所に仕掛けられたトラップがかなり凶悪。
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理不尽なトラップ達
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斧…本作をクソゲーに追いやるのに多大なる功績を示す武器。圧倒的物量で左右から挟み込むようにゆったりと飛び、端で一段下がって折り返す。
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矢…パワーアップしたはずのケンシロウに弱体感を与える武器。パンチ、キックの弾幕を容易にかい潜っては突き刺さる。
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天井槍…一度波長が合いさえすれば全ての槍を無難に通れるようになるが、ロングジャンプ移動を封じる厄介な存在。
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剣…嫌らしいタイミングで天井から落ち、床に刺さった後も取り除くまでは延々と攻撃判定を出して阻み続ける。
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床槍、床バーナー…行き止まりコースで見かける事が多い。姿が見えないので設置場所を把握していないと通過と同時に被弾する。
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小石…雨のように降り注ぐ。飛び越さねばならない床穴をいざ飛び越そうというタイミングで上から大量に降ってきたりする。
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火炎放射器…床穴の前後に設置してある為に当たると落ちる。しかしトラップの中では最も穏やか。
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トラップの間に挟まれるとノックバックを受け続け体力が尽きるまでハメられる。剣と剣の間などで起こりやすい。
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この他にも天井槍の間にうっかりジャンプして嵌まる者、大量の斧を迎撃しようとして失敗した者、雑魚と雑魚の間に挟まれた者も同じ憂き目にさらされる。
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運が良ければ足払い連打で抜け出せるが、抜ける頃にはごっそり体力を失うケースが殆ど。
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ボイスは「あたぁ!」1種類のみ。
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鳥やナイフを突き出した海賊が厄介。無傷で撃破することは難しい。
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原作でファルコを瀕死に追いやった名も無き修羅(棒使い)が「塀の上で槍を構える雑魚」(無害)の次に弱い。
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本来は修羅の国の恐ろしさを伝える重要人物だが、こちらが「待ってやらないと」攻撃モーションを拝めない。危機感ゼロで歩いてくる。
評価点
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キャラクターグラフィック自体の出来は良好。各キャラクターの特徴を上手く表現できている。
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ただし、アニメパターンの数が少ないので全体的に動きがぎこちなくなっている。
総評
転がる岩、画面を覆う飛び道具、大味な当たり判定、この時代のハードでは破格のキャラサイズ、それでいてアニメパターンの少なさ故のぎこちない動き…など、
何処となくPCエンジンの某作品と共通するものがある。しかし強制スクロールしてくれる分だけ指が痛くならず、まだそちらの方が良心的に思える。
余談
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かつてはWiiバーチャルコンソールにて配信されていた(720ポイント)。
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VCの料金プランはRPGやSLGなど腰を据えて遊ぶ長丁場なソフトに+100円の割高料金が設定されているが、本作もその割高設定で配信されている。
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おそらく版権によるものである
が、もしかしたら「地雷、DLするな」と価格で教えてくれているのかも知れない。
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現在はWiiショッピングチャンネルのサービス終了に伴い、購入不可。
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説明書のデザインはジャンプコミックス風になっており地味に凝っている。
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なんと本作は海外でも発売されている。タイトルは『Last Battle ~Legend of the Final Hero~』。
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登場キャラクターは北斗とは無関係のものに差し替えられている(例:ケンシロウ→Aarzakという名の赤髪マッチョ)。
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敵の色が独特のセンスで塗り替えられている。特にバスクとゲイラは宇宙人。
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残虐描写の規制。雑魚は破裂せず画面外に一直線、中ボスは「赤以外」の色をぶち撒ける。但し鳥は日本版と同じ。
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これも残虐描写と見なされたのか、名も無き修羅から洗礼を受けたファルコ(Duke)が両足で立っている。
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発売当時は冷戦時代終結前であり、ボスのアルフのマントがソビエト連邦の国旗に似ていたためかマントが青く塗り替えられている。
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また、「核戦争後の世界」という設定自体が削除されている。
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ちなみに日本のゲームを主にホビーパソコンへ移植しているElite SystemsによってAmiga版, C64版も発売している。
最終更新:2024年01月10日 01:55