「リズムに乗らなきゃ!
動きがバラバラじゃない」
「大地のリズムに
逆らっちゃいけないわ」
- 代表国/出身地: ケニア
- 生年月日: 9月18日
- 身長: 183cm
- 体重: 52kg
- スリーサイズ: B83 W58 H88
- 血液型: 不明
- 好きなもの: 音楽、ダンス
- 嫌いなもの: 自然を破壊すること
- 特技: 新しい友達を作ること
- ファイティングスタイル: カポエイラ
- キャッチコピー: 大地の戦士(III)、大らかなサバンナの戦士(ストクロ)、風と大地のカポエリスタ(IV)
"Shall we dance?"
III1st・III2nd
闘技大会の全景を見渡せる場所に族長の席がある。
父はその席に着いて、会場を見渡し終わると、つれてきた末娘に話しかけた。「格闘技は嫌いか?」
エレナは小さくうなずいた。
「そうか、だが我が部族は戦士の血を持つ者だ、戦うことが部族の文化であり存在そのものなのだ。
時代の流れとはいえそれを忘れてはいかん。それは大地に生きる動物が大地を失うと、同じことなのだ。
大地を失えば動物はどうなると思う?」
「うーん、落ちるのかしら?」なんだかむずかしい話にまだ幼いエレナは首をかしげながら答えた。
「そうだ、文化という大地を失えば同じように人は落ちていく。
そして落ちて宙に浮いた魂に自由はない、自分の血と歴史をおろそかにする者に本当の自由はないのだよ」
裂けた大地に大きな丸太を渡して作った足場でのバトル。一人前の戦士として成長したエレナがそこにいた。
「お父さんの大会も毎回エスカレートしていくみたい。ちょっとひどいわ丸太の上なんて。回り込むようなことはできないのね」
とそのとき、丸太を支えるロープが切れた。
「きゃあ!」エレナは短く悲鳴を上げると着地に備えて体勢を整えた。
落ちながらエレナは幼い日の父の言葉を思い出すのだった。
「ホント、宙に浮いたら自由がないや」
III3rd
日本の友達と別れてもう1年近くが経つ。
エレナは新春からフランス留学することになっていた。
毎日の楽しい闘いも、しばらくはおあずけかも……
そう考えると、いてもたってもいられない。
「よーし、新しい友達を見つけにいこう!」
キャラクター設定
あと、とても
でかい。
戦闘力も相当のものだと思われるが
身長がでかい。
「もしかしたら
ユリアン(『V』以降195cmに設定)より大きいのでは?」と言われていたくらい高身長。
『ウルIV』において183cmであることが明かされたが、
ローズの178cmよりも高い。
そのため
こっちの戦闘力に関しては、数字は立派だがその長身が災いしてかやや物足りなく感じるところか。
『III 1st』のサントラによるとデザインコンセプトは「アフリカの内○有紀」。
同じコンセプトの人の存在もあり、当時の人気を感じる話である。
長らく出番が途絶えており、地味な印象が持たれがちな彼女だったが、
『ストクロ』においてDLC・PSVita版追加キャラとして参戦した他、『ウルIV』にも登場。
『ウルIV』にて『III』の女性陣は(サブキャラの
ポイズン含め)全員参戦することとなった。
中平正彦氏の漫画版『RYU FINAL』ではリュウがダッドリー邸で彼と闘う最中、
庭に植えられていた大樹(この漫画ではエレナの故郷からダッドリーの父が持ち帰ったもの)を通じて対話するという、
出番がこれだけに拘らず非常に重要なポジションである。
原作での性能
長い足を生かしたリーチのある足技が持ち味。牽制に使う技の
判定も強い。
スライド入力を利用した間合いの広い通常投げや隙の少ない
中段技等、ガードを崩す術にも長ける。
反面小回りが利かない面があり、
ユンや
いぶきのようにガンガン攻めるのは苦手。
逆に近距離でラッシュをかけられると辛い。
ゲージを使った連続技の減りも悪くなく弱いキャラではないのだが、
「足払いヒット確認からの
スーパーアーツ」「移動投げ」「4強Kによる相手の牽制潰し」という
立ち回りの重要要素が全て
春麗とカブっているため、
「エレナで勝てるなら春麗でもっと勝てる」という悲しい現実が存在する。
そのため使用人口は『3rd STRIKE』キャラクター中でも下の方に位置する。
ショーンと違ってキャラに魅力があるのが救いか。
ちなみにエレナは1stから3rdまで参戦しているキャラだが、全体的に下位に位置している。
特に2ndでは(1stでもそうだが詳細不明)0FSAの存在により、試合の後半ではガードさせて有利な技がないと話にならない中で、
エレナは牽制として使いたい技どころかほぼ全ての
通常技がガードさせて不利という
哀しみを背負っている上に、
ヒューゴーや
アレックスのように試合の序盤の間に火力で押すことも出来ないと、えらいことになっている。
大体対戦風景で出てきた際は「エロい負けポーズを見たいがため」という理由だったり・・・。
「戦ってくれた感謝の気持ちを ブレイブダンスであらわすの」
なお、彼女は格ゲーでも珍しい体力回復用のスーパーアーツ「ヒーリング」を所持している
(他の体力回復技と言ったら、ギルの「
リザレクション」、
ウルヴァリンの「ヒーリングファクター」、
椎拳崇の「肉まん」、
ナコルルの「シリコロ カムイノミ」「カムイ サンテク」ぐらいか)。
回復出来るのは体力の1/3くらい。
珍しい超必殺技だが、ゲージが一本しかなく、EX必殺技をコンボに組み込みづらくなる、
ゲージが長めで回復量は上記の通りのため、他キャラの長ゲージSAに比べてゲージ効率が悪い、などの点に目が行きがち。
ただ、実戦では投げや、吹っ飛ばす攻撃など、距離を離す攻撃が成功した際のセットプレイで使用するケースがほとんどであり、
それらのダメージ+ヒーリングの回復と併せると、事実上の体力差はもっと開くことになる。
また、試合の後半で、僅差の体力リードから逃げスタイルを取ろうとする相手には、接近せずにヒーリングで対策を取ることもでき、
リスクを取って攻撃を通す攻撃型SAより有効となる場合も少なくない。
特に動きが遅い相手、高速突進系のSAを持たない相手(特に
ヒューゴー)に対しては、ヒーリングできる場面が多く発生し、非常に有効な技となる。
総じて、対戦相手によって有用度が大きく変化するSAと言えるか。
癒したあああーーーーーっ!!」
ヒーリングを上手く活用(?)してストレスを取ってあげる、エレナ使いの対戦動画 |
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このように体力回復を、戦術選択の一つとして組み込まれていたヒーリングは『ウルIV』でも続投。
しかしとある仕様によりゲーセンはヒーリング(癒し)どころか地獄と化した……。
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『ウルIV』でのエレナ |
ヒーリングのウルコン化。これだけで察しの良い諸氏には何が起こったか、何がヤバいかがお分かりであろう。
ダメージがそのままウルコンゲージに変換される『IV』シリーズにおいて体力が回復するということは、
そっくりそのまま ウルコンが何の工夫も無く何度も打てるということを意味する。
体力950ながら、この特徴により実質体力は ザンギをも上回る。立ち回り重視の低火力キャラなどはこの技一本だけで詰まされかねない。
エレナ自身の技性能も高く、リーチも持続も長く種類が豊富で密度が濃すぎる各種必殺技を絡めた下段の刻みと、
2ヒットする中段技「マレットスマッシュ」により立ち回りと崩し性能は圧倒的。
特にEXマレットスマッシュはゲーム中最速の15F地上中段という、
人間の反応速度をあざ笑うかのような性能で、先読み以外でのガードは不可能と言っていい。
その他の通常技や必殺技も優秀なものが多く、「崩しも立ち回りも強力で体力も高いキャラ」というのが『IV』におけるエレナである。
「厨キャラですか?」「はい」
稼働当初は『III』によるヒーリングのイメージの先行、および実際の 硬直を見てか数が少なかった。
特に 弾キャラ相手にはヒーリングを使うタイミングが無いのでは?という疑問もあったと思われる。
しかし、
- 弾に合わせて発動し弾をわざと食らうことで隙を大幅に消しつつ次のウルコンゲージを溜められる
- 何よりもエレナの長所である「扱いが簡単で実戦レベルに仕上がるまでが早い」
というポイントが周知されたことから一時期を境に爆発的に増加。
汎用性が高いうえに立ち回り性能やヒーリングによる低火力キャラの詰ませ性能、濃い中下段による対溜めキャラ性能も高いことから、
メインのキャラ替えのみならず上級プレイヤーも嗜みとしてサブエレナを持つ場合が多い。
その結果、『IV』シリーズ最後のEVO「EVO2015」ではTOP3の全員がサブエレナ持ちという凄まじい結果に終わったのであった。
『ウルIV』が 『エレIV』と呼ばれるのに、そう時間はかからなかった。
殺意リュウと共に『IV』シリーズ終末期を象徴するキャラの一体である。
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『ストクロ』や『ウルIV』でも必殺技や超必殺技の構成は『3rd』と殆ど同じだが、
『オメガエディション』にて必殺技に「ジラーフネック」、超必殺技に「シルフアミュレット」が新たに追加されている。
MUGENにおけるエレナ
海外で製作された原作仕様のものとアレンジ仕様のものが存在する。
MUGENでもやっぱりでかい。でか過ぎるという人はCNSファイルを開いてサイズ変更すべし。
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Phirmost氏製作 原作仕様 |
簡単な AIを搭載しているが、AI起動用コマンドが一つしかなく、
行動も「技が届く範囲に敵がいたら技を出し、ヒットしたらキャンセル必殺技を出す」くらいのもので
相手の行動の対処や、自分から相手に近付くまでの立ち回りなどは期待できない。
また、コマンドファイルの中のAI関連の場所は「AI」でなく「IA」と書いてあるので、内部を見る時の検索では注意が必要。
おまけの人氏によって積極的に ブロッキングを狙い、ガンガン敵に近付く外部AIが公開されている。
単発ヒット技がメインのキャラを相手にした場合、ほぼ封殺することもある。
逆に積極的にブロッキングを狙う結果、間合いの長い投げキャラ( 大道寺きら等)と非常に相性が悪いようで、
近寄った所を投げられるのを繰り返し、そのまま負けてしまうこともある。
他にもヒット数の多い技を捌き切れずに途中から当たってしまうことも多い。
Q等と違いブロッキングから間合いの広い投げに移ることも出来ないので、どうしてもブロッキング後の動作が牽制メインになってしまう。
しかしブロッキング後の牽制に相手のガードが間に合ってしまうため、
ブロッキング→牽制(ガードされる)→ブロッキング…の繰り返しになりブロッキングの練習等と言われることも…。
総じてシングル戦ではやや単調になりがちである。
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Fido氏製作 SF4+アレンジ仕様 |
現在は入手不可。
他の製作キャラクター同様アレンジが施されている。
エフェクトが非常に派手。
以下は更新前の仕様だが、動画で見かけるのは主にこちら。
1ゲージ消費によるKOFのMAX発動に似た物(発動時無敵あり)を発動すると、
どこキャンのような動作が可能になるため、PA(攻撃力アップ)後には即死コンボも可能。
旧バージョンのみに対応した名無し氏のAIパッチが公開されており、3段階でのAIレベルの調整も可能。
レベルを最高にすると、上記の無敵付加のMAX発動で切り返しそこから高威力コンボに繋いだりする為、結構な強さがある。
新バージョン対応AIが無いまま公開停止したため、氏のエレナを動画で見かける場合、古いバージョンに名無し氏のAIを入れたものであることが多い。
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海平氏製作 原作仕様 |
2017年4月のサイト閉鎖を以て公開終了したが、現在はhamer氏によってパッチと共に代理公開されている。
氏の他のキャラ同様、 勝利デモも搭載されており、
「3rd仕様」以外になんと「1st/2nd仕様」も設定可能となっている(当該作の ボイスは未搭載)。
AIは未実装だが、作者による簡易AIパッチが別途公開されていた。
AIレベルの上下は無いが、ブロッキング率の設定ができた。
これの初期設定が100%になっているので、いくらか下げた方がいいかもしれない。
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Jose Cuervo氏製作 ストIV仕様 |
『IV』キャラを凄い勢いで次々にmugen入りさせている海外製作者Jose Cuervo氏によるエレナ。
この作者、自身のサイトを持たずMediaFireにポンとアップロードするだけであり、
どのサイトでも代理公開されていないので、入手したいならば要検索。
ヌルヌル動くがsffファイルのサイズもエライことになっているので、動かすには高いマシンスペックが要求される。
あと、 小ポトレと大ポトレ(と中ポトレ)が異様にデカい!デカ過ぎて一部しか表示できないほど。
Dragon972氏がOneDriveでパッチを公開中。本体同梱なのでこちらから入手するのもアリかも。
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KAZ氏製作 ストIII & マーヴル VS.仕様 |
- KAZ氏製作 ストIII & マーヴル VS.仕様
2014年元日に公開。もしエレナが『 MVC』シリーズに出たら…、というコンセプトで製作されている(readmeより)。
キャラ性能自体は『MVC』アレンジなので原作の『3rd』に比べると元々あった弱点が解消されておりかなり強い。
また演出面においては1st、2nd、3rdの3作での各演出がほぼ完全再現されている。
それ以外では 特殊やられに多く対応されていて、例えば ジャギの「おい、そこに座れ」や、 レイの通常投げ、
秋子さんの「謎ジャム」などなど他多数…。
AIは10段階に調節可能で、その他にもブロッキングレベルや演出の切替えなどもConfig.cnsにて設定可能。
また、1stのエレナステージも同梱されている。
さらに更新にて上記『ウルIVオメガエディション』にて追加された「ジラーフネック」及び「シルフアミュレット」が新たに追加実装されており、
MUGENに於いて唯一逆輸入技を使えるエレナである。
なお、MUGEN1.0専用版とWinMUGEN専用版の2種類あるので、それぞれの環境に合う方を選べる。
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大会ネタバレ |
MUGEN祭 並盛りシングルトーナメントでは強豪と目されながらもまさかの1回戦敗退を喫したのだが、
並盛りサイドメニュー(本編1回戦敗者によるトーナメント)にて波乱を呼ぶこととなる。
ブロッキングと空中コンボを駆使して着々とサイドメニューを勝ち進むその最中、並盛りシングル完結後のおまけ動画での検証の結果、
審査員に勝つ可能性があるどころか 片方に 圧勝し、 実は余裕の上限オーバーだったことが発覚。
そして下馬評と検証の両看板の下に順調にサイドメニューを勝ち抜き、迎えた 黑魅霊との決勝戦。
何と 2R連続パーフェクトという、ニコニコMUGEN史上でも稀有な決勝戦を終えて優勝を果たした。
なお、本編優勝者の戦慄のタツマキとのおまけ試合も問題無く制している。
審査に通る条件は「審査員の両方に勝ちこさない」ことであり、彼女は審査時の1戦において 約5%の敗北を偶然掴み取ったことになる。
また、審査落ちしたキャラには「審査には落ちた(勝利した)が、再審査してみたら勝つ方が珍しかった」という逆のケースもあった模様。
とはいえ大規模大会の開催に際してリクエストを受けた1700名以上のキャラクターを審査した訳であり、
こういったイレギュラーが発生する事態は確率的に仕方ないと言える。
その後、審査の試行回数を増やした MUGEN祭 並盛りタッグトーナメントでは順当に審査落ちしている。
大規模大会ならではの、加えて投稿者の検証で初めて明らかになった、珍しい事例と言えよう。
そして並盛りシングルで彼女を撃破していた 両儀式(41氏製作、misobon_ism氏AI)が 実は大会の真のMVPだったと言えなくも無い。
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「ね、風を感じない?」
「アフリカの大地が私の先生
今度来てみてね!」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
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出演ストーリー
「また会おうね、Friends!」