『1』で人間が食い殺されるという怪事件が発生していたラクーンシティにおいて、
事件を捜査中のS.T.A.R.S.ブラヴォーチームが消息を絶ってしまい、
捜索のために クリス・レッドフィールドらアルファチームの隊員としてラクーンシティ郊外の山中の調査に向かう。
だが、銃撃にも怯まない凶暴な野犬の群れに襲撃を受け、避難した先は 異様な雰囲気の漂う洋館だった。
そこで彼女達は、アンブレラ社が行っていた恐怖の実験により生まれた脅威を身をもって体験する事になる…。
得体の知れない化物の徘徊する館内で、彼女は同僚のバリーの手助けを受けつつ捜索を続ける。
異常な事態に物怖じせずにグレネードランチャー等の銃器や調合した化学薬品で敵を退け、
カラクリに満ちた館の謎を解き、アンブレラ社の地下研究所にまで踏み込む。
そこで真相を知ると共に仲間の裏切りに合い、実験生物兵器「タイラント(スーパータイラント)」との戦闘になってしまう。
しかしヘリで待機していた仲間の機転で投下されたロケットランチャーを使い撃退に成功し、辛くも生還を果たす
(なお、『1』はクリス編とジル編が完全パラレルなので、クリス編が正史の場合は、
「バリーとはぐれ、クリスと ウェスカーと共に洋館に辿り着くも、クリスが離れた所を本性を現したウェスカーに拉致され研究所地下牢に監禁。
その後クリスに救出され、クリスによってタイラント(スーパータイラント)は倒され無事にヘリで脱出」となる)。
その2ヶ月後の『3』では『1』での出来事以来、アンブレラ社の調査を行っていたが、
アンブレラ社内の権力闘争にからむ事故のためラクーンシティ全域でウィルス汚染が発生してしまう。
無数のゾンビが徘徊する文字通り死の町となったラクーンシティにおいてジルは必死に脱出方法を探す。
警官隊は壊滅し、アンブレラ社が事態打開のために投入した私設傭兵部隊も壊滅状態に追い込まれるが、
僅かな生き残り兵士とジルは協力し、脱出のために物資や武器を集めるため奔走する。
しかしアンブレラ社は同時に混乱に乗じてS.T.A.R.S.抹殺と新兵器テストを兼ねて新生物兵器ネメシスを投入、
強力な再生能力と銃火器を扱う知能を持ったこの「追跡者」に幾度も襲撃されてしまうジル達だったが、
最後はアンブレラ社の汚水処理施設に逃げ込みそこに投棄してあった米軍の試作レールガンを利用しネメシスを退ける。
しかしこの事件を収拾不可能と判断したアメリカ政府は 核ミサイルでラクーンシティを消滅させるという最後の手段を強行する。
ミサイルが飛来してくるラクーンシティにおいて絶望しかけたジルであったが、
そこへ危険を顧みず救出のために飛来した仲間のヘリに発見され、辛うじて脱出に成功する。
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別に超人って設定じゃないんだよね? |
- 猛スピードで暴走する列車から飛び降りても無傷。
- タイラントの攻撃を食らって数メートル吹っ飛ばされても平気。4回か5回くらい連続で食らわなければ大丈夫。
- 追跡者のロケットランチャーが後頭部に直撃しても、体力が満タンならば生きていられる。
- ヘリコプターの銃撃を受けても体力が満タンならば生きていられる。
- ヘリのミサイル直撃を受けても体力次第では大丈夫。
- 体力が満タンで且つ難易度がLIGHTならば、軍用大型レールガンの直撃を受けても生きていられる。
しかもそのレールガンは、他の武器では倒せない3のラスボスを一撃で戦闘不能にできる威力。
- そして、これ等の常人ならば死ぬのが当たり前の攻撃を受けても、救急スプレーや薬用ハーブを体にぶっかければ
あっという間に全快する(これは他のキャラにも言える事だし、ゲームだからではあるが)。
- ゾンビやケルベロスにどれだけ噛まれても、絶対にウィルスに感染しない。
追跡者に強力なウィルスを直に注入された際も、ワクチンを接種した途端に一瞬で回復した (これには一応、バイオの歴代主人公は全員ウィルスの抗体を持っているという裏設定がある)。
この様に、常人では到底不可能なマネを既にやらかしている。
というか、このシリーズに出てくる主人公は大体こんな感じである。本当にただの人間なんですか?
ただし3においては、ジルは他に操作できるとあるキャラとの違いとして、
「ナイフ攻撃のモーションが小さい為、狭い場所でもナイフを扱える」という特徴があり、
やはり他の者達よりも格闘面では抜きん出ている事が分かる。
また、これらの様な戦闘面以外の技能に関しても、
- 爆発物処理の専門家
- 簡単なものであれば、キーピックで部屋の鍵を解除できる
- 材料さえ揃っていれば、拳銃やショットガン、更にはグレネードランチャーの弾丸を精製する事ができる
- ベートーベンの『月光』を、楽譜を見ただけで完璧にピアノで演奏できる
見ての通り、相当の才能を持ち合わせている。
どこの完璧超人だ、お前は。
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『5』では…(ネタバレ注意) |
『5』では、ウェスカーに殺されそうになったクリスを庇い、ウェスカーを道連れに崖から転落、
その後の捜索で遺体が発見できなかった為、公式には死亡扱いとなった。
当のジルは、共に落下したウェスカーに回収されて冷凍睡眠状態に処されており、
数年後に薬物「P30」によって精神を支配され、ウェスカー達に操られてバイオテロに加担する事になってしまう。
最終的にはクリス達に投薬装置を引き剥がされて自我を取り戻し、無事に帰還を果たした。
尚、P30の副作用で 漂白脱色金髪になっているがこれについての評判は芳しくない。
一方、本編とは関係のないミニゲーム『マーセナリーズ』では元気な姿で登場。
体術「 円転脚」「 車輪脚」を習得し、この作品のザコ敵であるマジニに対して
蹴ったり踏んだりと非常にフリーダムな動きを見せるが、前作『4』からして、
操作キャラほぼ全員が 蹴ったり投げたり掌打したり首折ったりベリィ・トゥ・ベリィしたりと容赦がなく、
『5』でもプレイヤーキャラはやっぱり 全員アッパーしたり裏拳叩き付けたり首折ったり敵を踏み付けたりする。
しかも銃より威力が高かったり銃で死なない相手を即死させる場合も。
覇砕双剛掌とか葬送脚なんて名前の技もあるし、あの世界には妙な拳法でもあるのだろうか?
( 某モヒカンの如く群れでバイクに乗ってこちらを追撃してくる敵は一応いるが)
尤も、5主人公クリスの因縁の相手ウェスカー(ウイルス投与で超人化)に至っては、
瞬間移動じみた動きで 銃弾を避けた挙句主人公を運送したり、
サングラスを投げ付けたと思ったらすぐ目の前に現れてボコったり、
抜き差しで胴体貫通させたり、間合いをあけると 瞬間移動して間髪入れずに殴ってきたり、
戦闘機用のミサイルを 手で投げ付けてきたり、溶岩の海にこちらを 投げ捨てたり、
空中で反転してこちらの首をねじ折ったりするのでこうでもないと勝てないのかもしれない。
お前ら出るゲーム間違えてるだろ。
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『リベレーションズ』では久しぶりに主人公に復帰。時系列は『4』と『5』の中間。
本作では英語以外の音声も選択可能であり、日本語版声優は映画の吹き替えと同じ湯屋敦子氏が担当。
劇中で海洋汚染テロ用に作られたTウイルス「T-abyss」の試作ワクチンを自ら投与している。
…何というか怖いもの知らずにも程があるが、しておかないと直後のイベントで死んでしまうので、 仕方が無い。
おかげでリベレーションズ以降のジルは2種類のウイルス抗体が体内にあるという凄まじい状態になっている。
ちなみに、『5』でウェスカーが作った「ウロボロスウイルス」は
ジルの体内にあった「非常に強力なウイルス抗体」が材料になっているのだが、
本作でのワクチン投与もそのウイルス抗体の生成の一因かもしれない。
あと後ろ姿の尻がとてもエロい。
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