機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
AC | 電車でGO! |
記念すべき最初の作品。電車運転というありそうでなかったジャンルを確立し、大ブームに。 一方でゲームの難易度は非常に高く、ブームの収束も早かった。 |
不安定 | |
電車でGO!EX | マイナーチェンジ版。各バグフィックスや新ダイヤの追加が行われ、雪の中の運転も実装。 | |||
電車でGO!2 高速編 |
秋田新幹線「こまち」をはじめとした、快速・特急主体の作品。 高速運転から突然表示される速度制限が多くのプレイヤーを撃沈した。 |
不安定 | ||
電車でGO!2 高速編 3000番台 | マイナーチェンジ版。『高速編』から路線もダイヤも大量追加。 | |||
電車でGO!3 通勤編 |
基板が変わったことでグラフィックが大幅進化。ダイヤ設定は初代に近い。 相変わらずのゲームバランスで、シリーズ最高難度との声も。 |
不安定 | ||
電車でGO!3 通勤編 ダイヤ改正 | マイナーチェンジ版。一部難しすぎるダイヤなどが改善された。 | |||
がんばれ運転士!! |
路面電車に特化し、初心者や非鉄道ファン向け要素も加えた意欲作。 再現度は高いが、同時に操作の複雑化を引き起こした。 |
スルメ | ||
電車でGO!! |
シリーズ20周年を記念としたリブート作品。 最新技術をふんだんに用いたゲーム性は、運転を極めた者にこそ分かるものへと変貌。 |
賛否両論 | ||
電車でGO! 復刻版 |
『GO!!』のアプデで追加された、初代と『3000番台』の復刻版。 しかし未収録要素を筆頭に不備が目に余るせいで評価を落としてしまう。 |
劣化 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
PS/Win | 電車でGO! |
PS版はおまけが多彩だが、隠し路線全カットでボリュームが激減。 Win版は堅実な移植だが、おまけは全く収録されていない。 |
劣化(PS) 不安定(Win) |
|
SS | 電車でGO!EX |
家庭用ハード唯一の『EX』の移植。 しかしハード性能を考慮しても目に余る移植度の低さがネックに。 |
劣化 | |
Win | 電車でGO!2 高速編 |
2では唯一の「量産車」の移植作。 隠し要素は初めから出現しているのが特徴。 |
不安定 | |
PS | 電車でGO!2 | AC版に様々な追加要素を加えた、実質リメイク作。 | 不安定 | |
DC/Win | 電車でGO!2 高速編 3000番台 |
『3000番台』の移植。やはり隠し要素が初めから出現している。 Win版がCS版より高スペックで発売された最後の作品。 |
不安定 | |
N64 | 電車でGO!64 | 『3000番台』をベースに、新幹線単独ダイヤも収録。2本しかないVRS対応ソフトのひとつ。 | 不安定 | |
PS/Win | 電車でGO! プロフェッショナル仕様 |
初代と『2』の路線を全て収録。有名列車も多数追加され、シリーズ最多のダイヤ数に。 この作品からナビゲーションシステムが実装され、多少難易度が改善されている。 |
スルメ | |
電車でGO! 名古屋鉄道編 |
シリーズ初の私鉄オンリー作品。フリーランも本作が初導入である。 名鉄の高い再現度とは裏腹に、著しく偏った収録ダイヤが問題視された。 |
不安定 | ||
汽車でGO! |
電GOのルールで蒸気機関車を運転する異色作。開発の大半をアクセスが担当。 わずか4路線・3形式のみの収録ダイヤと、複雑すぎる操作が評価を落とした。 |
ク | ||
PS2 | 電車でGO!3 通勤編 |
『通勤編』の移植。恒例の豊富な資料館モードが魅力。 『山陽新幹線編』の体験版も付属していたが、ここではバグはなかった。 |
不安定 | |
Win | 電車でGO!3 通勤編 ダイヤ改正 |
マイナーチェンジ版の移植。家庭用唯一のインターネットでのハイスコアランキングを実装。 こちらはおまけ要素皆無で、『山陽新幹線編』の体験版も入っていない。 |
||
PS2/Win | 電車でGO!新幹線 山陽新幹線編 |
新幹線オンリーの異色作。300km/hの世界を体験できるという触れ込みだったが処理落ち頻発。 タイトーに問い合わせれば修正版と交換してもらえた。 |
改善* | |
Wii | 電車でGO!新幹線EX 山陽新幹線編 | 『新幹線』のリメイク。グラフィックのさらなる進化に加え「キッズモード」も実装。 | なし | |
PS2/Win | 電車でGO! 旅情編 |
『がんばれ運転士!!』の移植だけでは終わらない路面電車主体作品。 路線や車両が大幅追加され、システムの改良や路線ごとの案内キャラの追加も行われている。 |
なし | |
電車でGO! プロフェッショナル2 |
ボリュームはシリーズ屈指だが、バグだらけで遊べた物ではない。 知名度の低いPS系の雑誌で配布されたCDにて修正。 |
改善* | ||
電車でGO! FINAL |
人気の4路線を収録。グラフィックもサウンドも当時のシリーズ最高レベル。 スペックの限界ゆえに『FINAL』と銘打たれ、長きにわたりシリーズの系譜が途絶えることとなる。 |
スルメ | ||
PS4/Switch | 電車でGO!! はしろう山手線 |
『電車でGO!!』をベースとしたアレンジ移植。 山手線一周のほか、並走する路線や中央線各駅停車の列車も運転可能。 |
スルメ |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
WS | 電車でGO! | 携帯機ながら再現度は高い。しかしコマ送りでフレームレートやグラフィックは非常に粗い。 | 劣化 |
GBC | 電車でGO! | 携帯機としても劣悪なグラフィック、さらに上がってしまった難易度などで不評。 | 劣化 |
WS | 電車でGO!2 | PS版『2』の移植。相変わらず映像はガタガタ。 | 劣化 |
GBC | 電車でGO!2 | PS版『2』の移植。初代から改善された部分もあるが、やはりグラフィックは手抜き。 | 劣化 |
NGPC | 電車でGO!2 ONネオジオポケット | AC版『2』の移植。カラー本体対応。 | |
PSP | 電車でGO! ポケット 山手線編 | 『FINAL』の分割移植。激しい処理落ちと分割された内容の薄さが評価を落とした。 | ク |
電車でGO! ポケット 中央線編 | 『FINAL』の分割移植。特急もあり、分割4作中ではマシな方。 | 劣化 | |
電車でGO! ポケット 大阪環状線編 | 『FINAL』の分割移植。普通列車ばかりでボリュームは薄い。 | ||
電車でGO! ポケット 東海道線編 | 『FINAL』の分割移植。ポケット中では最大ボリューム。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
PS2 | Train Simulator+電車でGO! 東京急行編 |
まさかのTSと電GOのコラボ。走行シーンは実写で音もTS譲りに実機録音仕様。 しかし、電GO!として扱うには疑問なレベルで従来の要素の変更が激しい。 |
シリ不 | |
PSP | Mobile Train Simulator+電車でGO! 東京急行編 | 移植版。しかし隠し路線は丸々カットされてしまっている。 | 劣化 | |
DS | 電車でGO! 特別編 ~復活! 昭和の山手線~ |
平成・昭和・明治の山手線を、秘蔵の資料をもとに徹底再現。 一方で、音楽館開発とは思えないほどの車両挙動の不自然さが問題視された。 |
スルメ |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
Win | 電車でGO! デジタルコレクション |
初代と『高速編』に登場する3Dグラフィックを鑑賞できるソフト。 のちの一部家庭用作品にも車両モデルを鑑賞する機能が付いているものがある。 |
執筆禁止 |
AC | カードで連結!電車でGO! |
シリーズ15周年記念として展開されたTCAG。 グラフィックやカードは評価が高いが、操作性の低い連結ゲームが難点。 |
なし |
でんしゃでゴー!!キッズ |
『電車でGO!!』のリソースを流用したキッズ向けのゲーム。 本編の操作に挫折したプレイヤーもこれで鉄道運転を模擬体験可能に。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
姉妹シリーズ | ||||
PS/Win | RCでGO! | ラジコンカーを操作する姉妹作。 | ||
ジェットでGO! |
飛行機を操作する姉妹シリーズ。 一時「電車&ジェットシリーズ」として電GOと同列に扱われた。 JALの機内で限定版が売られたことも。 |
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GBC | ジェットでGO! | |||
PS2/Win | ジェットでGO!2 | |||
PSP | ジェットでGO! ポケット | ク | ||
PS3 | Railfan |
『東京急行編』に続くタイトーと音楽館とのコラボ第2弾。 HD画質の実写映像で運転できるが、収録路線はTSよろしく非常に少ない。 |
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Railfan 台湾高鉄 | ||||
その他の関連作品 | ||||
AC | GROOVE COASTER | テーマ曲『電車でGO!GO!GO!』のアレンジ版を収録。 | 良 | |
maimai | 良 | |||
太鼓の達人 | 良 | |||
PS | スペースインベーダー2000 | 『電車でGO!2』の体験版を収録。 | ||
ぽっぷんぽっぷ | ||||
FEVER 3 SANKYO公式パチンコシミュレーション | パチンコ版電GOを3作品収録。あのフィーバー曲もそのまま流れる。 | |||
DS | 鉄道ゼミナール -JR編- |
タイトー制作の鉄道データベースソフト。電GOとの連動要素があった。 この作品で登場した「きっぷくん」は電GOの『特別編』にも登場する。 |
良 | |
鉄道ゼミナール -大手私鉄編- | 良 |
「電車運転ゲーム」というありそうでなかったジャンルの作品として、90年代に登場。
運転席の視点から実際の車両と同じ操作で電車を動かすという内容で、多くの人が一度は抱く「電車の運転士になりたい」という願いを叶え、そのインパクトで一般層をも引き込んで大ブームを巻き起こした。
また、それまではテレビゲームに縁のない存在であった鉄道ファンを一気に引き込んだことも、人気の爆発につながったといえる。
登場するのはすべて実在の鉄道路線・車両であり、車内アナウンスはもちろん、車体挙動のリアルさに現役の運転士が驚いたという逸話もあるほどの再現性を誇った。ただしダイヤ自体はあくまで架空のものであり、長すぎる駅間の短縮を中心にゲーム的なアレンジがされている部分がある。
路線は当初JRの在来線のみであったが、シリーズ展開に合わせて新幹線や地方私鉄、路面電車などさまざまなシチュエーションが採用されていった。
ゲームでは、乗車率などによる車体挙動の変動や、時には事故によるダイヤ調整などの煽りを受けつつ、ダイヤ通りに目的地に到着することが目的となる。
あくまで現実的な運転を指向したシミュレーターであったため、ほぼ完全なパターンゲーである。初期作は特に難易度が高く、当初は話題性に惹かれて集まっていた一般層も『2』稼働末期には離れてしまうことになった。
ただ、パチンコの台でも大ヒットした経歴を持つため、ゲームをやっていなくてもこちらで知っている人も多いと思われる。大当たりラウンドで流れる、串田アキラ氏の歌う電波系ソング「電車でGO!」やブルーハーツの「Train-Train」、Zooの「Choo Choo Train」を聴いたことのある人も多いだろう。
ブーム収束後は一時アーケードの新作が途絶えたものの、Type-zero基板を引っさげて2000年に『3』が稼働開始。翌年には一見さん向けにゲーム性を大きく変えた『がんばれ運転士!!』がデビューするが人気を巻き返すには至らず、以降はTCAGが1本出た以外新作がない状態が続いた。
しかし月日は流れ2016年8月、シリーズ20周年記念作品として『電車でGO!!』が発表された。最新の技術をふんだんに詰めこんだシリーズの正統続編で、2017年11月に稼働を開始した。
一方で、コンシューマ機での展開も当初から行われており、初代PS版はブームに乗っかってミリオンヒットを記録。パソコンや携帯機への移植版、さらにはLSIゲームまで発売される盛況であった。
爆発的な人気が収まって以降は『プロフェッショナル仕様』を皮切りに家庭用オリジナルタイトルへと制作が移行し、アーケードと違い多少の難易度改善も行われた。これらはPS系ハードとWindowsのマルチタイトルで発売されるのがお馴染みとなっていたが、『FINAL』でいったんシリーズの完結が宣言された。
これはのちに撤回され、「現状のハード(PS2などの第6世代ハード)ではこれ以上の進化は無理と判断した」という説明がなされたが、以降は発売当初のPS3の普及率やHDハードとなったことによる開発費用高騰の問題があり、新作は事実上見送られたままとなっていた。
その後はタイトーのコンシューマ部門がスクウェア・エニックスに統合され、家庭用新作は絶望的と思われていた。しかし2020年12月3日、PS4に先述の『GO!!』の移植版である『電車でGO!! はしろう山手線』がスクエニから発売された。
ちなみにここに記載されているタイトル以外に、カードゲーム(ACの「カードで連結!」とは関連性がない別物)や、メダルゲーム機、プライズゲーム機等も存在した。