「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。
依頼内容はカードの性能に関する説明の追記です。
カードで連結!電車でGO!
【かーどでれんけつ でんしゃでごー】
| ジャンル | キッズカードゲーム |  | 
| 対応機種 | アーケード | 
| 発売・開発元 | タイトー | 
| 稼動開始日 | 2012年4月19日 | 
| 1プレイ料金 | 100円 | 
| 備考 | 2013年3月18日以降順次稼動終了 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | シリーズ15周年記念作品 デフォルメの利いたグラフィック
 鉄道会社間で格差が激しいバランス
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| 電車でGO!シリーズリンク | 
 
概要
『電車でGO!』15周年記念作。
先頭、中間、後部の3枚のカードをスキャンし電車を運転するゲーム。
第4弾をもってカードのリリースは終了し、2013年3月18日以降順次稼働そのものが終了した。
特徴
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マスコンをブレーキ強・ブレーキ弱・ニュートラル・アクセルから指示されたものに動かす。
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一区間終了後、もう3枚のカードをスキャンし、その後ボタンを連打して連結させる連結ゲームに突入。
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連結後、もう一区間運転し、10万点を越えると停車ゲームに突入。運転スコアと車両スコアの合計を競う。
 
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路線は新幹線、特急、近郊の3種類ですべてオリジナル。所属している路線ごとに得点の高い部分が存在する(新幹線なら先頭など)。
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カードは1車両につき先頭・中間・後部の3種類で中間のみレアカードが存在する。
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カードにはそれぞれ装備が設定されており、特定のマスコンの操作時にはスコアが上がる。
 
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先頭・中間・後尾をひとつの形式に揃えた上に路線まで揃えると、車両ごとに対応した車両とすれ違う。
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連結ゲームも含み運転終了後、評価が出る。
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1プレイごとに3回まで連コインが可能で、連続投入した回数によってボーナス得点が加算される。
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路線ごとに最高得点を出した場合、名前を載せることができる。
 
評価点
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3Dグラフィックが良い。
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デフォルメされた車両ながら床下や方向幕といった細かいところまで作りこまれている。
 
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難易度が丁度良い。初級なら子供向けであるが、上級となると大きなお友達でもフルコンボは結構難しい。
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特徴を合わせるのが楽しい。子供が考えるようなごちゃごちゃな車両でも、その気になればそこそこ点数を出せる。
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収録車両が多い。特に281系はるかは家庭版時代にすれ違いで登場しながらも、プレイアブル車両としては初収録となる。
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他にも、家庭版時代にはデビューしていなかったE259系成田エクスプレス・E5系はやぶさ・N700系のぞみ・485系彩・E655系和・E233系・285系サンライズエクスプレスなども初収録である。
 
問題点
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マスコンの操作性が悪い。硬いわりに滑りやすく「アクセルからニュートラルにしようとしたらブレーキ弱になった」といったことがザラである。
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さらに上級にはそれを悪用したかのように2段飛ばし(アクセルからブレーキ弱など)が存在し、操作性の悪さがさらに影響する。
 
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ゲームバランスが悪い。全体的にJR東日本の車両が優遇されている。
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具体的には、編成を揃えるとスコアゲイン値も車両スコアもトップクラスなE5系はやぶさやE26系カシオペア、その車両群と相性のいいE231系湘南新宿ラインなどである。
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逆にJR東海は不遇であり、新幹線最低クラスの性能の300系ひかり、編成揃えても唯一1万点を越えない313系新快速、特徴が少ない上に装備の上昇値が最低クラスの371系あさぎりなどである。
 
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ランキングに1位しか名前を記録されない上にリセットされない。
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E5系はやぶさ+E231系でフルコンボ+停車ゲーム0m+連コイン3回などやられようにはどうやっても抜かせない。
 
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登場車両に偏りがあり、JR東日本/東海/西日本の3社のみで私鉄等は一切未収録。その中でもさらに特急が多い。
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停車ゲームがあまりに適当。車両ごとの性能差がない他、40m付近でブレーキ弱、1m付近でブレーキ強に入れるだけで簡単に0m停車ができる。
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路線の流用が多い為、順番が固定されてしまう。
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対策として新弾稼動からある程度経過すると下り路線に変わり、号令も変わるのだが…。
 
カードの問題
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路線の概念を破綻させる同一車両スキャンの存在。同じ車両でも、ナンバーが違えばスキャンできる。「2編成6両が全部同じ形式=すべての特徴が合致する」ことから、路線合致による警笛ボーナス等のスコアなど知れたものである。
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とはいえ、同一車両スキャンしないと出ない評価もあり、現実で同じ車両同士の連結が存在する車両もある為、なんとも言えない。
 
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1シリンダーという関係で排出が固定されている。さらに順番も固定されており、順番で☆5の位置などが分かってしまう。
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さらに2弾以降、同一車両の後部→中間→先頭の排出順になり、排出のつまらなさに拍車をかけている。
 
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他のカードゲームと同じように「カードだけ買うモード」があるのだが、何と無限投入可能。
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もっとも、プレイヤーが少ないため掘り師はほとんどいないのだが…。
 
総評
『ぼくのでんしゃ』『テツダマシィ』などの他の鉄道を題材にしたカードゲームと比べたら断然こちらの方が出来が良い。
しかし、ゲーム単体として見ると主にゲームバランス面の作り込みの甘さが目に余り、結果程なくしてプレイヤー離れで一気に過疎ゲー化に。
デフォルメが良い方向に働いているグラフィックなど、特筆できる光る面があるだけに惜しまれると言える。
ある意味半端な立ち位置のまま早期に稼働終了してしまったこともあり、本格的にシリーズ復活の道へと歩むのは5年後の『電車でGO!!』まで待つことになった。
余談
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最初の弾となる第1弾では15種類の車両の収録ながら、8種類もの先行登場車両が登場した。家庭用にプレイアブル車両として登場していた車両はE4系、700系、681系、E257系、E231系、103系であり、半数は今作品がプレイアブルとして初登場となる車両である。
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1弾稼動時からオリジナルサウンドトラックが配信中である。
最終更新:2024年12月27日 09:17