【のぶながのやぼう ぶしょうふううんろく】
ジャンル | SLG | ![]() ![]() |
対応機種 |
PC-8801SR以降、PC-9801VM/UV以降、MSX2、 X68000、FM TOWNS、DOS/V、Windows、 ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、 PCエンジン スーパーCD-ROM2、メガドライブ、 プレイステーション |
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発売・開発元 | 光栄 | |
発売日 | 1990年12月12日 | |
定価 |
通常版:9,800円 withサウンドウェア:12,200円 コーエー定番シリーズ:1,980円 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
前作の問題点をほぼ解消 歴史イベントが大幅に増加 |
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信長の野望シリーズ |
『信長の野望』シリーズの第4作。
武将や篭城戦という概念を取り入れ『全・国・版』までのゲーム性を大きく変えた前作『戦国群雄伝』だが、東北・九州が除外されるなど不満があった。
本作はその不満を解消し、規模は再び全国へと拡大。「文化」というテーマを掲げ、さらにシステムを発展させた作品となっている。
文化の概念により単なる合戦にとどまらず、戦国時代をさらにリアルに表現する事に成功している。システム自体も正統に進化を遂げており、国盗り時代の「信長の野望」は無事に一つの完成形にたどり着くことができた。
鉄砲や地形効果などに見られるゲームバランスの問題こそあるものの、史実再現とのバランスの兼ね合いというのは難しいことだったのであろう。史実とゲーム性のどちらを採るかは人次第で、そういった点が語り草となっているのもまた事実ではある。
今でもシリーズ最高傑作として名の挙がることも多い一作であり、後作の城取りやリアルタイムによる複雑さもなく、初めてシリーズに触れる人にもおすすめできる一作だろう。
*1 攻め込むと姫を磔にされ家臣の忠誠が下がる。織田家がCPUだと何も考えずに攻め込む事が多いが…。
*2 シナリオ開始年は兵糧0でもない限り戦争を仕掛けない。弱小国は序盤から積極的に合戦することで隣の国の物資や武将を集めることで展開を楽にできる場合も。
*3 シナリオ開始時に存在しない大名家を選ぶと、今井宗久との友好度が0からスタートという不具合がある。斎藤義龍は同じ斎藤家なので道三から友好度を引き継げる。
*4 忍者武将は戦闘が高く合戦に役立つだけでなく、他国の情報収集を確実に成功させるという隠し要素もある。
*5 前作では半年ごとに1ずつ上昇するだけだった。
*6 実際に金山・銀山があった国は効果が高い。
*7 短い順に47、61、75、89歳が死亡ライン。
*8 通常攻撃1回分のダメージしか通らない。
*9 その日の24時になるまでは続く。
*10 蘆名四天宿老の一人。近作では「氏輔」名義での登場が多い
*11 『信長の野望 覇王伝事典』で存在が仄めかされるなど、全く言及がなかった訳ではない。
*12 隠しシナリオが存在しないのは、PC-8801、MSX2、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンの各機種版。
*13 ちなみにBGMの名前は「乱心」で、乱心イベントでも流れる。
*14 有利なのは伊達、真田、北条、越後上杉、本願寺、武田、今川、徳川(松平)、織田、足利、三好、毛利、長宗我部、大友、島津。
*15 ただし史実では、シナリオ1開始年代より前の1551年に謀叛を起こして、主君の大内義隆を自害に追い込み、大内義長を擁立したのだが、本作では自分が擁立したはずの義長を殺して大名になってしまう。
*16 CPUならば自動的に同盟が結ばれる。この時同時に武田が今川とそれまでの同盟を破棄するのだが、これはプレイヤーが武田信玄でも勝手に強制破棄される。
*17 信長があえて交通の要所に建設した城であり、各方面から攻められ戦には不向きというイメージが強いが、本作ではイベント限定の隠し城なだけあって小田原城に匹敵するほどの堅固な城となっている。
*18 1571年シナリオでは、1555年より謀叛を起こすことは少なく、ターン経過で筒井順慶などに城主が差し替わっている事が多い。
*19 風魔小太郎は代替わりを表現しており、同名の武将が2名存在する事になっている。
*20 1等茶器「古天明平蜘蛛」を持っており、退路となる国が無いのが条件。
*21 技術だけでなく稀に茶器をくれることもある。また敵対勢力となる一向宗のいる国(越後・越中・能登・加賀・越前・三河・尾張・伊勢・伊賀・紀伊・摂津)にも平気で来訪してくる。受け入れると布教が失敗しやすいだけでなく、本願寺家との友好度が下がり一向一揆を誘発してしまう。
*22 どちらの大名も、それぞれ沖田畷の戦いと木崎原の戦いで島津家に大敗し壊滅的打撃を受けた。特に沖田畷の戦いで当主の隆信と多数の重臣が討死した龍造寺家は最終的に断絶し、辛うじて生き残った重臣の鍋島家が龍造寺家を継承する事になった。
*23 キリスト教では自害は禁止されているのだが、キリシタン大名である大友宗麟も自害してしまう。
*24 一応、山や部隊などの障害物越しには攻撃できないといった要素は存在する。
*25 双方の兵力に関係無く、一射撃ごとにランダムで発生。その為に「今川氏真が率いる兵力が0(1未満)の鉄砲隊が100の兵力を保持する上杉謙信を射殺して壊滅させる」と言う展開も起こりうる
*26 初期状態で製造できるのは薩摩のみで紀伊はあと少しで製造可能、但し薩摩の初期状態では一丁約金250。他の領地では相当技術革新を行わなければ製造は厳しい。政治99、技術999で一丁金1になる
*27 友好度100・教養100で一丁金20になり購入数に上限はない。友好度・教養を上げるのは茶会を繰り返せば比較的楽に上がるため、技術力を上げるよりはこちらの方が簡単だろう
*28 「表示上は戦闘100だが、実際は120くらいある」という都市伝説があったが、有志の検証によってガセと判明。
*29 元服年が遅いのがせめてもの救い。
*30 どの状況や国でも瞬時に今井宗久が顔を出すという、ゲームの都合とは言えなかなかに無理な描写である。
*31 武田家も信玄が単騎で各国を滅ぼせるほどに強いが、同盟相手が強国なので対処しづらく同盟相手が弱く脅迫が効く上杉ほど楽には進行しづらい
*32 一部リメイク作品では不可能だが技術革新をすればすぐに製造可能
*33 本作には登場しない。『覇王伝』パワーアップキットが初登場
*34 本作では「前田利益」名義
*35 大名でしか実行できないコマンドに変更された。「茶器を回すだけで忠誠上げ放題、などという義に反することはできませぬぞ!」
*36 代わりに教育コマンドは廃止。