フウとラン(ポケモン)

登録日:2011/08/11 Thu 00:35:33
更新日:2025/07/04 Fri 22:09:36
所要時間:約 7 分で読めます




へへへ…ジムリーダーが
ふふふ…ジムリーダーが
ふたりもいるんでおどろいた?
ふたりもいるんでおどろいた?

ぼくたち ふたご!
あたしたち ふたご!





フウとランとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
初登場は『ルビー・サファイア』。


◆概要


ホウエン地方のトクサネシティのジムリーダーを務めるチャイナファッションの双子
モブには「ふたごちゃん」というトレーナーがいるが、ネームドかつ男女の双子は初めて。

そして、史上初にして第九世代現在までの時点では歴代唯一の二人一組のジムリーダー。また、戦闘形式がジムバトルでは初めてダブルバトルとなるのも特徴。
使用タイプはエスパータイプ
男の子がフウで、もみあげもとい横に髪を出している方が女の子のランである。

まごうことなきロリ&ショタだがあまり言及されない。
服装がアレなのかそれともストーリー的に地味なのか。

名前の由来は日本原産の蘭の一種・風蘭からと思われる。

リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』では等身が下がり、少なくともアニメ版よりかは年下に設定された模様。
「人類が宇宙へ旅立つためのカギが超能力にある」とトクサネ宇宙センターでは考えられており、そこから協力を要請されている。
だがまだ子供なので実験を嫌がり、職員は彼らをミナモデパートに連れていきそこでぬいぐるみなどを買い与える事で機嫌を伺うようにしている。



◆ゲームでのフウとラン


使用ポケモン

【ルビー・サファイア】
  • ルナトーン  Lv.42 サイコキネシス/めいそう/さいみんじゅつ/ひかりのかべ
  • ソルロック  Lv.42 サイコキネシス/ソーラービーム/かえんほうしゃ/にほんばれ

【エメラルド】
  • ネンドール  Lv.41 サイコキネシス/じしん/げんしのちから/ひかりのかべ
  • ネイティオ ♂ Lv.41 サイコキネシス/めいそう/あやしいひかり/にほんばれ
  • ルナトーン  Lv.42 サイコキネシス/めいそう/さいみんじゅつ/ひかりのかべ
    (オボンのみ)
  • ソルロック  Lv.42 サイコキネシス/ソーラービーム/かえんほうしゃ/にほんばれ
    (オボンのみ)

【オメガルビー・アルファサファイア】
  • ソルロック  Lv.45 サイコキネシス/いわなだれ/ソーラービーム/にほんばれ
  • ルナトーン  Lv.45 サイコキネシス/めいそう/さいみんじゅつ/ひかりのかべ


ゲームでは7番目に戦うジムリーダー。
ジムはやたらと矢印パネルやらがあって地味に行き来が面倒。
また、ポケモン一匹で挑もうとするとバトルを拒否されてしまうので、二匹以上手持ちに加えてから臨もう。


『ルビー・サファイア』ではハッキリ言って弱い
多少高レベルとは言え、ルナトーンもソルロックもみずくさが弱点なので、ジュカインラグラージには相性的にカモ同然の存在。
近くの海辺でサメハダーかホエルコを2、3匹釣って「なみのり」を覚えさせればまとめて弱点をつけてしまう。
範囲技の下降補正で威力が50%に下がったり、相手の「にほんばれ」や「ひかりのかべ」で案外堅かったりするが、
ソルロックは物理技を覚えておらず特攻55の特殊アタッカーなので大したことはない。
ソルロックの「にほんばれ」→「ソーラービーム」or「かえんほうしゃ」のコンボもあるが、素のルナトーンの「サイコキネシス」の方が強いぐらい。
にほんばれ状態だと弱点のみず技も半減されるが、大抵は「にほんばれ」を撃つ前に倒せてしまうしみず以外の弱点も多いのでだいたい何とかなるのがオチ。
「めいそう」と「さいみんじゅつ」を連発するルナトーンが多少ウザい程度。
そのルナトーンも攻撃技は「サイコキネシス」 のみ なのであくタイプを出せば機能停止する。

但し発売当初はまだ2匹のデータが少なかったこともあり苦戦した人も多かった。
また、トクサネまでの海での野生エンカウントが面倒で、
スプレー使って手持ちを育てなかった(又は御三家のみ育成)小学生やライトユーザー、特にほのお技は半減され、かくとう複合で弱点をつかれるバシャーモ使いの人}は苦戦したのではないだろうか。


しかし、『エメラルド』ではまさかの超強化

ネンドールが「じしん」連打してこちら2匹にダメージを与えてくる上に、
相方のトゥートゥーネイティオはタイプ相性で「じしん」を無効化しつつ、「あやしいひかり」や「にほんばれ」などを仕掛けてくる。
そのため『ルビー・サファイア』での軽い気持ちで挑むと高確率で返り討ちにされる。

ちなみに2匹目のルナトーンとソルロックは『ルビー・サファイア』時代とレベルも技構成も同じ。そのためおそらく1匹目の方が強い。
だが「にほんばれ」状態だったり消耗したりしていると思われるので油断すると危険。
対策としてみずタイプをしっかり育て、「なみのり」やミナモデパートで買える「ふぶき」を覚えさせておきたいところ。


……が、リメイク版の『OR・AS』では『ルビー・サファイア』時代よりレベルが3上がったが、ソルロックとルナトーンだけに戻されてしまった。
さらに「なみのり」の威力補正が1.5倍になったので2匹で「なみのり」すればあっさり沈む。
さらにさらに、ソルロックは一致物理技かつ範囲攻撃の「いわなだれ」を習得したものの、「かえんほうしゃ」が無くなっているのではがねタイプで安心して駆逐できる……と相対的にも絶対的にも弱体化された。
スタッフはフウとランに何の恨みがあるのか…
ちなみに配信されたダンバル系統がいるなら、ジムトレーナーのエスパーフェアリーにも攻防面でも安心して対応できる上メタグロスになっていればメガメタグロスへメガシンカも可能なので、一方的な能力差でゴリ押しもできる。


ちなみに戦闘前の台詞ではコンビネーションを強調しているが、実はコンビネーション技が無い(強いて言えばルナトーンの「ひかりのかべ」くらい)。


勝利するとマインドバッジわざマシン04「めいそう」が貰える。


【エメラルド・再戦時(強化最終段階)】
  • スリーパー ♂ Lv.63 ゆめくい/ずつき/さいみんじゅつ/まもる
  • ネンドール  Lv.64 サイコキネシス/じしん/だいばくはつ/ひかりのかべ
  • ヤドキング ♂ Lv.63 サイコキネシス/めいそう/あくび/まもる
  • ネイティオ ♂ Lv.64 サイコキネシス/めいそう/あやしいひかり/ねむる
  • ルナトーン  Lv.65 サイコキネシス/めいそう/じしん/ねむる
  • ソルロック  Lv.65 サイコキネシス/ソーラービーム/かえんほうしゃ/にほんばれ
    (オボンのみ)

エメラルド版のみ再戦が可能。
再戦するたびに手持ちが強化され、再戦4回目で以上の強化最終段階となる。
もちろん再戦時の戦闘は全てダブルバトル。

強化最終段階ではスリーパーとヤドキングが加わる。
…それにしても『エメラルド』発売前に『ファイアレッド・リーフグリーン』でヤバいイベントを作ったばかりだというのに、ショタ&ロリの双子に対してスリーパーを使わせるあたり、何かと悪意を感じられる。

なお、再戦時はルナトーンまで「じしん」を使い始める。
ソルロックは相変わらず特殊技しか持っていないというのに……
なぜルナトーンの方にわざマシン26を使ったし
ちなみに何故かオボン持ちはソルロックのみになっており、ネイティオとルナトーンは「ねむる」を覚えているにも拘らず『カゴのみ』は所持していない。


ブラック2・ホワイト2』では他のジムリーダー同様、PWTにも参加しているが、なんとフウ、ランそれぞれが単独エントリー

【BW2・PWT(ホウエンリーダーズ)】
〈フウ〉
  • ソルロック   Lv.50(チイラのみ)
  • ネイティオ ※ Lv.50(ソクノのみ)
  • チリーン  ※ Lv.50(ナモのみ)
  • ブーピッグ ※ Lv.50(リュガのみ)
  • エルレイド ♂ Lv.50(カシブのみ)
  • ネンドール   Lv.50(オボンのみ)
※性別はランダム

〈ラン〉
  • ルナトーン   Lv.50(ヤタピのみ)
  • ネイティオ ※ Lv.50(ヨロギのみ)
  • チリーン  ※ Lv.50(ナモのみ)
  • ブーピッグ ※ Lv.50(カムラのみ)
  • サーナイト ※ Lv.50(ゴーストジュエル)
  • ネンドール   Lv.50(オボンのみ)
※性別はランダム

【BW2・PWT(ワールドーダーズ)】
〈フウ〉
  • ソルロック   Lv.50(イトケのみ)
  • ネイティオ ※ Lv.50(きあいのタスキ
  • ドータクン   Lv.50(ラムのみ)
  • ランクルス ※ Lv.50(いのちのたま)
  • エルレイド ♂ Lv.50(ピントレンズ)
  • ネンドール   Lv.50(カシブのみ)
※性別はランダム

〈ラン〉
  • ルナトーン   Lv.50(たつじんのおび)
  • ネイティオ ※ Lv.50(きあいのタスキ)
  • ドータクン   Lv.50(ゴツゴツメット)
  • ゴチルゼル ※ Lv.50(たべのこし)
  • サーナイト ※ Lv.50(ラムのみ)
  • ネンドール   Lv.50(オボンのみ)
※性別はランダム

先鋒兼エースのソルロック、ルナトーンは「トリックルーム」に「さいみんじゅつ」と小技が光る。
ただ、「トリックルーム」と相性の悪いネイティオを手持ちに入れている場合も。
また、ダブルだと1ターン目に2匹で「トリックルーム」を使うので、片方が倒せる状態でも敢えて両方とも倒さないでおけば全く意味無いという……。



◆アニメでのフウとラン


CV:水島大宙(フウ)
CV:横山智佐(ラン)

ゲームではどちらが姉か兄か言及されていなかったが、こちらではランが姉、フウが弟という設定。
使用ポケモンはルビサファと同じく太陽と月。
それぞれランは姉であるハルカと、フウは弟であるマサトと同じ境遇であることから仲良くなった。
ちなみに、フウはスペースシャトルを操縦した。

また、アニメでは父親と母親も登場しており、父・ジンは宇宙センター所長兼宇宙飛行士、母・レイはセンター職員兼ジム戦の審判を務めている。

サトシとのバトルではオオスバメ(でんき技に耐性有)+「かみなり」をまとったピカチュウのコンビネーションに敗れる。何かおかしいが気にしたら負け。



ポケットモンスターSPECIALでのフウとラン


おくりびやまで宝珠を守る老夫婦の孫という、ゲームでは本来フヨウが担っている設定を引き下げて登場する。

まともな対戦だったら得意のダブルバトルで敵を圧倒していたことだろうが、相手がマグマ団の幻影使いであるホカゲだった為、彼の作り出した幻影相手に延々と戦う羽目になってしまった。

おくりびやまでホカゲにやられた後は、マボロシ島にてアダンと共に登場、ルビーサファイアのコンビネーションを鍛えた。



◆『ポケモンマスターズ』でのフウとラン


CV:名賀亜美→緒方佑奈(フウ)、亀谷理子(ラン)

初期実装組の二人であり原作通りフウはソルロック、ランはルナトーンを使用。『BW2』のPWT同様それぞれ個別のキャラで実装されている。
原作ではどちらが兄姉か語られていなかったが、今作にてアニポケ同様ランが姉であることが語られている。
体形は原作同様ほぼ同じだが、モーションが若干異なる。
チームスキルは5つあるが双子ということもあってか二人とも全く一緒であり、2024年12月現在では同一人物ではない2組だけで5つすべて一致はこの二人だけ。
チームを組んだ際の特殊ボイスも当然実装されている。他の特殊ボイスの組み合わせとしてはランはノボリと、フウはクダリとある*1

  • フウ&ソルロックの性能
エスパータイプでは希少な物理アタッカー*2
『プラスパワー』で攻撃を高めて繋がっているんだ!で自己バフを2倍にするという積み特化型。
ただ初期実装組ということもあって技威力がかなり低く*3、命中も100ではない、EX化不可が欠点。
バディーストーンボードにて素早さ、急所、命中、防御上昇による自己バフ強化や抜群時や妨害状態時に威力を強化可能なため、不足気味の火力もある程度は補える。

  • ラン&ルナトーンの性能
こちらはエスパータイプのサポート。
SPガードGによる特防強化と『通じ合うヨ!』による攻撃特攻強化が行える。
これによりチームを組むにあたって残り二人を物理特殊問わず採用できる。
積み終わった後はゲージ1の「ねんりき」でバディーズ技カウント稼ぎも可能。
ただしステータスがHP以外かなり低めに設定されており、サポートでありながら受けは苦手。
バディーストーンボードにて苦手な受けを強化する無傷登場時回復付帯やB技後HP中回復G1などでHPを回復しつつ戦えるように。

総合的にみるとフウから見た場合、ランが強化できないステータスはフウのバディーストーンボードで強化可能、5つのチームスキルでスタータス底上げもできるので結局ペアで使ったほうがいいのかもしれない。
残り1枠は物理でも特殊でもランがバフをかけられるので、アタッカーであればだれと組んでも大きく損はしないだろう。



...時は流れ2023年、星祭りイベント「離れ離れの双子星」にてこの二人がメインに抜擢。ちょうど同タイミングでフウの声優が変更された。
フウはジラーチと、ランはテッカグヤとバディを組んで登場した。
こちらではラン&テッカグヤがひこうタイプ扱いのため、二人で全チームスキル一致ができなくなっている。
どちらもポケマスフェス限定バディーズとしての登場のため、性能もそれ相応に高くなっている。
イベントの内容としては星祭りとして二人が歌を歌うことになる→ランとリラがウルトラホールに巻き込まれ、テッカグヤと出会う→フウはアオギリと一緒にジラーチを探す→ジラーチの力を借りて歌い、異世界にいるランを誘導する→無事帰還
という流れ。双子だから通じ合えたとかそういうレベルを通り越している気がするが、この二人は超能力者でもあるので細かいことは気にしたら負け。
なおこの一連のイベントは上述の「マジコス兄弟出発進行!」でも軽く触れられている。

  • フウ&ジラーチの性能
はがねタイプのテクニカル。
本家におけるはめつのねがい再現として2回技を繰り出す度に2回目の技を出した際の対象にはがね特殊の追加ダメージを与え、味方バディーズ全員に何かしらの能力を2段階上昇させる。
更に技を出した相手は技を受けるたびに特防が2段階下がる。
トレーナー技の『夜空に願いを……!』はゲージ加速、特攻4段階急所率3段階となかなかの性能。
バディーズ技は相手の攻撃が下がっているほど威力上昇となる。
バディストーンでの強化は変化技使用時能力上昇、相手まひ時威力強化、能力上昇時威力強化など更なるパーティ強化や威力強化が狙える。

  • ラン&テッカグヤの性能
ひこうタイプの物理アタッカー。
攻撃技は『ギガインパクト』のみだが、ひこうチェンジによりひこうタイプ扱いとなる。
変化技の『てっぺき』か『まもる』を使用すると防御が2段階上昇し(てっぺきの効果とは別)、次の技のゲージ消費が0になる。
『ギガインパクト』はゲージ消費4なので消費0化は相性がいいのだが、防御6段階上昇したらそれ以降の『てっぺき』は無意味であり、『まもる』は1回しか使えないので注意。
トレーナー技の『夜空を飛ぶヨ!』で命中1段階急所率3段階上昇に加え、上昇している防御分攻撃が上昇するので、『てっぺき』→『まもる』→『夜空を飛ぶヨ!』でちょうどバディーズ技をフルパワーで使えることになる(他の2人も3回行動していれば)。
バディストーンでの強化はまもる使用時に物理ブースト、防御上昇分バディーズ技強化、防御上昇分威力強化など。



きょうだいの追記・修正より君たちwiki篭りの編集のほうがはるかに強かったみたいだね…

あなたならもっと良項目にできる!追記・修正してもらったあたしたちには分かるわ!

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最終更新:2025年07月04日 22:09

*1 ノボリとクダリがメインとなるイベント「マジコス兄弟出発進行!」にて同じ双子ということで登場しており、それぞれが組んだ相手という繋がり。

*2 他にはスイレン&カプ・テテフのみであり、恒常では唯一。

*3 しねんのずつきが61、がんせきふうじが46。参考までにラン&ルナトーンのサイコキネシスが118.