サメハダー

登録日:2011/04/19(火) 22:59:24
更新日:2020/11/04 Wed 15:08:50
所要時間:約 9 分で読めます




鉄板もかみちぎるキバを持ち泳ぐ速度は時速120キロ。別名は海のギャング。


■データ


全国図鑑No.319
分類:きょうぼうポケモン
英語名:Sharpedo
高さ:1.8m
重さ:88.8kg
タマゴグループ:水中2
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/あく
特性:さめはだ(接触攻撃を受けた時に相手のHPを最大値の1/8削る)
隠れ特性:かそく(1ターン毎に素早さが1段階ずつ上がる)

種族値
HP:70
攻撃:120
防御:40
特攻:95
特防:40
素早さ:95
合計:460

努力値:素早さ+2

キバニアがレベル30で進化


■概要


サメがモチーフのポケモン。別名は海のギャング。
キバは鉄板をも噛みちぎる威力を持つだけでなく、何回折られても即座に生え変わる。
泳ぐ速度は時速120キロで、突進の威力は大型タンカーを一撃で粉砕するほど。
サメがモチーフなだけあり、あくタイプも入っていて性格は凶暴。
尾ヒレはなく、お尻から水を噴射して泳ぐ。しかし長い距離は泳げない。
一方で現実のサメ同様、フカヒレが珍味として知られており、乱獲された時期もあったそうな。

進化前のキバニアはピラニアがモチーフ。
ジャングルの運河に生息しており、縄張りに入ってきた船を集団で襲い、なんでも食いちぎる威力の牙で八つ裂きにし、沈めてしまう。
しかし、1匹だけになるととたんに弱腰になり、逃げ出してしまう


■ゲームでのサメハダー


進化前のキバニアは作品によって「いいつりざお」で釣り上げられたり、「すごいつりざお」が必要だったりと作品によって扱いが変わる。

RSEではキンセツシティとヒマワキシティの間にある118番、119番道路の水辺で「いいつりざお」を使えば釣り上げることが可能。
サメハダーもトクサネシティ周辺の水辺で「すごいつりざお」を使えば釣れるため、マグマ団との戦闘等で即戦力として使えるかもしれない。
トレーナーではアクア団幹部とそのリーダー、アオギリ四天王カゲツ(RSのみ)が使ってくる。
マグマ団におけるバクーダと対を成す存在。
ちなみにカゲツの手持ちの方はエメラルドではシザリガーに差し替えられている。

ORASではフィールドで「なみのり」させると、とにかく速い
SMではライドポケモンの1匹に抜擢され、過去作で言う「なみのり」と「いわくだき」を足したような性能を持つ。

ソード・シールドには落選してしまい当初は出演出来なかったが、DLC「鎧の孤島」でガラル入国を果たした。
海のシンボルエンカウントとしても登場するのだが、図鑑の生態に忠実に水しぶきをあげながらプレイヤーキャラめがけて猛スピードで突撃してくるようになっている。
鎧の孤島の風景に感動していたプレイヤーはある者は度肝を抜かれ、ある者は腹筋を破壊された。

■対戦でのサメハダー


攻撃の種族値が120、特攻・素早さの種族値が95と攻撃面において高い能力を誇る。
反面HPの種族値が70、防御・特防に至っては僅か40と紙同然であり、半減でも高威力技を受けると落ちかねない。
まさに「ラフファイターはラフファイトに弱い」という言葉を体言している。

しかし、第3世代当時はみず・あく共に特殊扱いなので高い攻撃力120はほぼ宝の持ち腐れ状態だった。
また、初登場のルビー・サファイアでは何と自身のタイプであるみずタイプ技を自力では一つも覚えられない
幸い同シリーズではみずタイプの秘伝技は3つもあるので困ることは無い。まあ「なみのり」一個あれば問題ないけど

みず技をレベルアップで習得できるようになったのは第4世代から。
また、この世代からはタイプ内で技が物理・特殊に分かれるようになったので、高い攻撃力も活かせるようになった。
但しみず物理技は「たきのぼり」止まりの上、サブの物理も「こおりのキバ」があるとは言え威力不安が目立っていた。
その為、物理型にするよりも「ハイドロポンプ」や「れいとうビーム」を採用して特殊型にした方が強いと言う何とも言えない状態であった。
一応「たきのぼり」でひるみを狙う事も可能だったが、素早さ95は超激戦区だった為…。
要するに攻撃種族値120はまだまだ腐っていた

第5世代では隠れ特性で「かそく」を得た。
サメハダーは前述通り遅いわけでは無い為、1ターンさえ稼げれば素早さを上昇させられるこの特性とは相性が良い。
というか攻撃を受ける回数が必要な「さめはだ」とはすこぶる相性が悪かった為、この特性は素直に嬉しい。
先手を取りやすくなる為、「たきのぼり」のひるみ効果も期待できるようになり物理型もありえるようになった。

圧倒的スピードで先制し高い攻撃力で仕留める。正にロマンの塊である。
一言て現せば「ミサイル」と言える戦法がようやく取れるようになったと言える。
但し前述通り耐久が紙同然なので持ち物は「きあいのタスキ」推奨…というかほぼコレ1択である。

第6世代のXYではさらに「みちづれ」を習得できるようになった。「かそく」との相性も良い。先制技は知らない

USMでは教え技でたきのぼりより僅かに威力が高い「アクアブレイク」を習得したが、たきのぼりの追加効果が強力なので使い勝手は微妙。

ORASではさらにメガシンカを獲得した。

第8世代ではみず版「とんぼがえり」の「クイックターン」、ダイマックスのターン枯らしに有用な「ダイビング」、威力が高く相性補完としても優秀な「インファイト」など物理方面で優秀な技を新規習得。苦手な相手に一矢報いる「めざめるパワー」や「いかりのまえば」は没収されてしまったものの、相対的には強化点が多い。
ダイマックスをしても耐久面の強化は焼け石に水だが、火力の面ではみずタイプという事もありメインウェポンのダイストリームで能動的に雨を展開した後に「かそく」で上から叩くという戦法が可能なので相性はなかなか。

■メガサメハダー



メガシンカにより闘争本能が爆発。黄色い模様は過去の歴戦の傷跡。

種族値
HP:70
攻撃:140
防御:70
特攻:110
特防:65
素早さ:105
合計:560

特性:がんじょうあご(牙を使った技の威力が1.5倍になる)


能力上昇は攻撃に+20・防御に+30・特攻に+15・特防に+25・素早さに+10。
全能力が上昇する中ではかなり珍しく上昇数値がみんなバラバラである。
特にガブリアスを抜ける素早さ105、そして不安すぎた耐久面の大幅上昇は非常に嬉しいところである。
元が無補正ファイアローのブレバで軽く死ぬ耐久だっただけに余計に硬くなったように感じる

特性は「がんじょうあご」に変化する。
サメハダーのタイプ一致ウェポンである「かみくだく」や相性補完となる「こおりのキバ」が特性対象になるのは大きい。
ただ、その点を踏まえても仮想敵次第では「こおりのキバ」より「れいとうビーム」を優先することもあり得る(詳細は後述)。
攻撃特化ならH極振りシールドフォルムギルガルドを「かみくだく」で確定一発にできる。
また、ORASからはレベル技で「どくどくのキバ」も習得出来るようになった為苦手なフェアリータイプにも対抗出来るようになった。
特に一致技を両方半減するくさ/フェアリー複合やみず/フェアリー複合の対策に役立ち、前者にはこおり技でも対処できるが、後者にはどく技以外で弱点を突けない。
補正込みでも「どくづき」より威力が5劣るが、追加効果は「どくづき」の「3割で」に対し、「どくどくのキバ」は「5割で猛毒」で勝るため一長一短。
但し習得できるキバ技は上記の3種類と「かみつく」のみ。残念ながら他の3色キバは来なかった。
もっとも、「かみくだく」と「こおりのキバ(orれいとうビーム)」だけあれば大抵何とかなる。
このように「かみくだく」「まもる」とこおり技でほぼ技が固定されてしまうことや「みちづれ」の使い勝手がいいことから、結局肝心のみず物理技はほとんど使われなくなってしまった。

SMではタマゴ技で「サイコファング」を習得し、苦手なかくとうタイプにも対抗しやすくなった。


基本戦術は1ターンメガシンカ前の状態を維持し、「かそく」を積んでからメガシンカして全抜き体制を取る事。
攻撃に補正を掛けた状態でも、メガシンカ前の素早さが適応されるメガシンカ直後のターンなら140族まで抜ける為問題は無い。
但しサメハダーの素の耐久をさらす上タスキでは無い為「まもる」は必須である。

欠点は大幅に上がったとは言えまだまだ不安な耐久面。
活用するならば一撃必殺を心がけるようにしよう。


■主な技


【たきのぼり】【アクアブレイク】
タイプ一致でメインウェポン候補。
「たきのぼり」は威力もあり怯み効果もあるので、「かそく」との相性から使い勝手は良い。
ほんの僅かだが高威力を取るなら「アクアブレイク」となる。

【かみくだく】【つじぎり】
タイプ一致のメインウェポン候補その2。
相手の防御を下げつつ確実にダメージを与えるかみくだくか、そこそこの威力だが急所率の高いロマン溢れるつじぎりかはお好みで。
メガシンカ型なら特性「がんじょうあご」の存在から「かみくだく」一択となる。

【かみつく】
上二つのあく技に比べたら威力は心もとないが、怯み効果もあるのでおうじゃのしるしなどと合わせた怯みコンボには一考か。
「たきのぼり」でいいと思うけど

【アクアジェット】
相手を確実に倒したいとき用に。
タイプ一致なので威力もある。
かつてはファイアローに先手を取れることから重宝されていたが、先制技が弱体化したSMからは下火に。

じしん
一体どうやって起こしているのかは謎。
でんきタイプや対策に。

【まもる】
「かそく」を発動させたり様子見に。
非メガシンカかつ両刀型の場合、火力面に努力値を割いて素早さの確保は「かそく」+「まもる」で補うのも手。
その場合、性格は「やんちゃ(攻撃↑特防↓)」か「さみしがり(攻撃↑防御↓)」推奨。

【みちづれ】
確実に相手ポケモン1匹を倒したいときに。
「かそく」により先手で撃ちやすいので使い勝手はいい。
襷型、メガシンカ型でも強力だが読まれやすく、先制技には無力なので相手はちゃんと選ぼう

【ハイドロポンプ】【なみのり】
特殊型、二刀流型のメインウェポン。
努力値や性格補正次第では物理型のたきのぼりを超える。
ただし、「ハイドロポンプ」は遺伝技なので注意。

【こおりのキバ】【れいとうビーム】【ふぶき
みずタイプおなじみ、こおりタイプサブウェポン
くさドラゴン対策に。

なお、通常形態はもとよりメガシンカ型でも「こおりのキバ」より「れいとうビーム」等の特殊こおり技を優先することもあり得る。
命中率の問題もあるが、それ以上にこおり技を弱点とするメジャーなポケモンには物理技や接触技が通りにくい相手が多いためである。
具体的には特性「さめはだ」のガブリアスや「いかく」のボーマンダランドロス、物理受けが多いグライオンサンダー等。

【あくのはどう】
タイプ一致。
こちらも特殊型に組み込まれる。
怯みも狙えるのでおすすめ。

【どくづき】【どくどくのキバ】
物理型のサブウェポン。後者はメガシンカ型での採用になる。
一致技やこおり技を半減するマリルリアシレーヌカプ・レヒレへの打点。
またエルフーンマシェードカプ・ブルルに4倍ダメージ。

【サイコファング】
メガシンカ型でのサブウェポン。
かくとうタイプに有効。


■アニメでのサメハダー


AG編19話で初登場。
ムロ島の近海に一頭のリーダーを中心とした群れで船に襲い掛かるなど悪さをしていた。
さめはだの効果で少量とはいえハルカとマサトの水着を破った。





水着を破った。





大事なことなので二回言いました。

しかし悪さの報いかロケット団を襲った際ハブネークのポイズンテールを受け群れのリーダーは衰弱してしまう。
付きっきりで看病するタケシに次第に心を開いていき、共にロケット団を撃退した。
余談だが、この回でタケシはポケモンドクターについて触れており、DP編でドクターへの道を決意した回も、ドククラゲの毒を受けたベビーポケモン達を救うため奮闘するという似た内容だった。

また、人になついたサメハダーに触れてもさめはだの効果は現れない様子(DP編でもヒカリがナナカマド研究所の個体をレンタルしているが特に痛がっていない)。
ちなみにベトベトンにも人になれると悪臭を発しなくなるという似た習性がある。


追記・修正お願いします。

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最終更新:2020年11月04日 15:08