ミロカロス

登録日:2010/09/08(水) 21:34:47
更新日:2019/08/30 Fri 09:23:17
所要時間:約 8 分で読めます






◆データ


全国図鑑No.350
分類:いつくしみポケモン
英語名:Milotic
高さ:6.2m
重さ:162.0kg
タマゴグループ:水中1/ドラゴン
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず

通常特性:ふしぎなうろこ(状態異常のとき、ぼうぎょ1.5倍) ※ヒンバス時「すいすい」
    :かちき(相手に能力を下げられると、特攻が2段階上がる) ※ヒンバス時「どんかん」
隠れ特性:とくせい:メロメロボディ(直接攻撃を受けた際、30%の確率で相手をメロメロにする。フィールドで先頭にすると異性のポケモンが出現しやすくなる)
    ※ヒンバス時「てきおうりょく」

HP:95
攻撃:60
防御:79
特攻:100
特防:125
素早さ:81
合計:540

努力値:特防+2

ヒンバスの「うつくしさ」を高くしてレベルアップすると進化する。
「うつくしさ」のステータスを上げる方法がない作品では「きれいなウロコ」を持たせて通信交換すると進化する。


◆概要


頭に赤く長い触角と、下向きに長いもみあげのような鰭を持つ。
肌色のボディの下半分には方向によってにもピンクにも見える「虹色」の鱗を持った蛇型のポケモン。綺麗な湖に住むとされる。

見た者の心を癒やすとされ、湖から人々の前に現れ、怒りや憎しみの心を癒やす波動を放つ。
しかし、実際に「いやしのはどう」を覚えるわけではない。

「世界一美しいポケモン」と言われ、ミロカロスをモデルにした絵画・彫刻が多くある(パール図鑑説明)。
その割に長らくゲーム内では登場しなかったが、XYのパルファム宮殿でミロカロスの彫刻を拝むことができる。
しかし、XYでは野生で登場しない。カロス地方なのに。



◆ゲームでのミロカロス


初出はルビー・サファイア。
120番道路にいるエリートトレーナーヤエコおよびルネシティジムリーダーミクリが使用する。
ただし前者のほうは、流石にこの時点で雨状態のミロカロスはキツイと制作側が考えたのか、エメラルドではヤミラミに変更されている。

当時は弱点の電気タイプが特殊技だったため高い特防が幸いしてかなり硬く、
場合によってはわざわざ弱点を突くより威力のある物理技で攻めたほうが効いた場合もあった。

エメラルドではチャンピオンになったミクリの切り札として相変わらず使われ、
先代チャンピオン・ダイゴメタグロスとは違う強さを持っていた。
さらにバトルフロンティアチューブクイーンアザミもつかう。

また、入手方法の大変さでも有名で、野生では出現せず、
進化前のヒンバスが119番道路の広大な川の中から30分でランダムに変わるわずか6マスのポイントでのみ釣りあげられるという鬼畜仕様。
釣るにも釣れず、交換で貰おうにもそんな友達がいない皆は泣くしかなかった。
このランダムのポイントは流行り言葉に基づくものらしいので知っていれば狙うこともできるが、いかんせん情報も出回っていなかった。
あまりに手に入らないため、GBA時代には「ヒンバス漁業組合情報局」という専門のサイトまで出来たほどである。現在は閉鎖されているが、一応アーカイブがあるので見ることは可能。当時の状況がよくわかるだろう。
こちら

DPtではシンオウリーグチャンピオンである我らがシロナ様のポケモンとなり、
ちまちま攻撃しても「じこさいせい」で回復され、生半可な特殊技で倒しそこねると「ミラーコート」で逆に狩られた揚句に次のターン

「チャンピオンのシロナ は かいふくのくすりをつかった!」

となって涙目になったトレーナーも少なくはなかっただろう。

バトルタワーではタワータイクーンのクロツグが3周目で使い、
「さいみんじゅつ」(ダイパでは命中70かつ眠りの最低ターンが2ターンだったためかなり危険)からなぶられたりと、こちらもまたウザったい強さを持っていた。
持ち物がかいがらのすずのため、防戦だと意外と回復される。
またタワークオリティでれいとうビームのこおりが発動したりするので、なるべく早めに落としたい。

相変わらず入手は難しく、野生では出ず肝心のヒンバスが、テンガンざんの地下にある池で例の如くポイントを捜し出して釣るという仕様。
だが、図鑑に載ればWifi通信でGTSから入手可能になり、入手しやすくなった。



HGSSにおいてはカスミが強化後につかう。
その嫌味な硬さを生かした「ねむる」→「ねごと」「かいふくのくすり」はそれまで連れていたシナリオ要員では突破は厳しく、手を焼いた人も多いだろう。
また相変わらずクロツグも使う。が、技構成から水タイプで攻撃技は半減できるように。

ちなみに、ポロックやポフィンがないため、美容師やグリーンの姉の毛繕いを利用しないと進化できない。
…もっとも美容師や毛繕いで結びつくのは「なつき度」なので、普通に連れ歩くだけでも条件を満たせなくもないのだが。



BWにおいてのヒンバスは1番道路で凄い釣り竿を使う事で捕まえる事が出来る。
今回も特定のスポットでしかつり上げる事は出来ない……とか言う事は一切無く、物凄くポンポン釣れる。
それどころか時々出てくる泡で釣りをすればミロカロスが釣れる事すらある。
以前の捕まえにくさは何だったのか……



ルビサファリメイク版のORASではかつての鬼畜仕様は廃止され、低確率ながらもポイントに関係なくヒンバスを釣れるようになった。
また、昼の時間帯に橋の下で釣りをすると釣れる確率が高くなる。

SMUSUMでもORAS同様に安定して釣ることができる。もっとも、この世代になるとミラクル交換やGTSの事情の改善によってわざわざ釣らなくても良個体が通信交換で簡単に手に入るが。

◆対戦におけるミロカロス


ギャラドスの攻撃と特攻、特防をシャッフルした種族値となっている。
進化前からのギャップが激しい水ポケモン同士の繋がりだろうか。

「じこさいせい」や「ねっとう」など物理受け向きの技を多く覚える。
しかし、素の耐久に関しては物理耐久に特化させてもガブリアスの「げきりん」が低~中乱数二発とあまり過信できるものではない。
熱湯の火傷に頼らないとジリ貧になることもしばしば。

「いかく」を持つギャラドスや同タイプで全体的に高水準な耐久を持つスイクンと比べるとパッと見見劣りしやすい。
まぁこの二匹は回復ソースが眠ると持ち物にしか頼れないのと火力の高さや安定性はミロカロスのほうが上なので差別化は比較的容易である。
安定感の無さで敬遠されやすいものの「さいみんじゅつ」を覚えるのも大きい。

また特殊耐久が高くギャラドスと違い4倍弱点もないので特殊技で弱点を突かれてもH振りだけでタイプ一致ですら耐えてしまう。
さらに「ミラーコート」で返り討ちにもできる。
しかしこれは読まれ易い戦術なのであまり過信しないこと。



隠れ特性は美しい姿にぴったりな「メロメロボディ」。
他のメロボ持ちが紙耐久ばっかの中での高耐久+再生持ちであり、うまくいけばブルンゲルよろしくなメロメロ糞gを展開することも可能。
♂にしておけば2回攻撃してくるメガガルーラを牽制することもできる…かもしれない。
しかし、現在はメガガルーラの需要が落ちたこともありこの特性を採用する価値は低くなった。ヒンバス時代のてきおうりょくのままが良かったとか言わないの!


XYからは通常特性に「かちき」が追加された。
「まけんき」の特攻版で、「いかく」持ちが多いダブル・トリプルでは非常に強力。
シングルでも他の二つの特性よりは発動機会が多めなので基本的に特性はこれで確定である。
通常特性であるため、前作から輸入しても「とくせいカプセル」で変更可能なのでご安心を。
ちなみにヒンバス時代の特性は「どんかん」。進化後メロメロ関連となる隠れ特性の方とはあべこべの関係となっている。


SMからは火傷のダメージが最大HPの1/8から1/16に調整され、主力技の「ねっとう」は多少弱体化した。
その一方で、火傷ダメージがネックとなっていたかえんだま型の使用率が一気に伸び、特性「ふしぎなうろこ」が再評価されることになった。
さらに「いかく」を受けると素早さが一段階上昇する道具「ビビりだま」が登場、ミロカロスの「かちき」と非常にマッチし、タイプ的にもランドロスガオガエンに非常に優位に立てる点から、ダブルで再評価されている。


ポケスペにおけるミロカロス


ルビーの五匹目の手持ち。名前は「MIMI」。
ポケモンコンテストでは「うつくしさ」担当。

「ヒンバスの養殖」で一儲けを企む海パン野郎と出会ったルビーが価値も分からず一発で釣り上げる。
が、あまりのみすぼらしさから何度も釣り上げては逃がしていたが、なんやかんやで手持ちに加わる。
その後は意外性を狙って*1「美しさ」担当になり、順調にリボンを取って行く。

しかし、ハイパーランクのコンテストの最中ミクリに負けたルビーが、溜まりに溜まった自身の苛立ちをぶつけてしまう。
あろうことか「(ミロカロスみたいな)コンテストに合ったポケモンを探せばよかった」などと言い放ったために、ルビーの元を去ってしまう…


しかしルネシティの超古代決戦のさ中、マツブサ&アオギリの前に孤立したルビーを助けるため、身一つで挑み、ひん死の重傷を負う。
ルビーが「本当の美しさは姿ではなく、その心」と気付き、渡し損ねたハイパーランクのリボンを渡したのをきっかけに、ミロカロスへの進化を果たした。このシーンは涙無しには見られない。

「心が身体を解き放てこそ、凛々しくそびえる美しさ。身につけたるは不思議な鱗。」


◆アニメにおけるミロカロス


AG編ではアダン、アザミ、コーディネーターのロバート。
DP編ではミクリ、映画『超克の時空へ』の冒頭でクロツグがと上級者が使うポケモンというイメージが強い。

また進化前のヒンバスはコイキングと偽って売られたり、
ビーボタン同盟(進化が全てじゃないぜが趣旨)の“最も美しい”と評される個体は強制進化装置で無理矢理進化させられそうに…
とコイキング売りの親父関連で酷い目に遭っていた。


◆余談


BWにて進化の条件が変わり、「きれいなウロコを持たせて通信交換」に変更された。
これは、BWでコンディションを上げる手段がないからである。

しかし、第四世代から美しさMAXのヒンバスを連れてきてレベルを上げると、しっかりミロカロスに進化する。
この仕様は第六世代に突入したXYでも変わらず、そして発売されたルビサファリメイクにおいて、
第四世代以前から連れてきたポケモンのコンディションが変わらず表示されることが判明した。
第三世代で捕まえたポケモンを連れてくると表彰状が貰える仕様もあいまって、かつてのルビサファユーザーを感涙させた。
…言い忘れたが、ORASでもきれいなウロコを持たせて通信交換してもしっかりミロカロスに進化する。
ただし、コンディションを上げられるソフトではきれいなウロコが入手できず、きれいなウロコが手に入るソフトではコンディションを上げる方法がないため、ソフト単体で進化の準備を行う場合、選べる手段はひとつのみという仕様になっている。


この仕様によりミロカロスはエーフィ&ブラッキー以来となる、2つの進化方法を持つポケモンとなった。










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