監督
【異界渡り】うちはイタチ
ポケモンアカデミア1年D組/ダンジョン部部長
指揮:S …経験を積み、最高位の指揮能力と図太さを獲得
育成:S …育成の最高位、趣味は合体
統率:A …危険な異界への挑戦、失敗の数々が揺るがない統率力を支えている
能力:A …現状ではまだ容量に余裕があると思われる
セキチクジムリーダー・元カントー四天王の
うちは赤影の長男。
旧西スクールの一年三巨頭の一人であり、現在のアカデミアきっての実力者。
育成重点万能型の資質と、汎用性が高く強力な固有を持つ。
入学当初は敗北も多く、新人戦では予選敗退だったが、夏季大会4位、
秋季大会・
冬季大会連覇と優秀な戦績を持つ。
夏季大会終了後の公式戦での敗北は確認されていない。
また、身体能力及び生存力、学力も高く容姿もいい。
研究者としてもポケモンの合体理論とダンジョン・異界研究において頭角を現しつつある。
監督志望の理由は
シロガネ山・深度5の探索。
勝率の維持が主目的なため怪我を許されないプロはもちろん、アマチュアや学生でもトップクラスしか潜れないし潜ろうとしないダンジョン、
特に深度3~4を多く踏破・【ヌシ】捕獲をしており、鉄火場の経験量と保有【ヌシ】の数・質はトップクラス。
また、高育成を生かした多数の選手の育成を可能としており、手札が非常に多い。
固有は第一・第二ともに複数の一時的な能力付与で構成されているタイプであり、爆発力はそれなりだが圧倒的な対応力を誇る。
更に、盤外戦の情報収集力にも目を見張るものがある。
PT構成も居座りからサイクルまで幅広い戦術が可能。総じて隙が無く、完成度が高い。
選手
【トップバッター】
【狩人】エクシードギルス【草/フェアリー/デルタ種:炎】
搦め手型のトップバッター。やどりぎを軸とした構成と思われる。
追い打ち型のアシストから構成がガラッと変化した。
相手を一撃で倒せるほどの火力を持つわけではないが、安定して割合ダメージで削ってくる。
ドレインで数値以上の耐久を持ち、サイクルも回せるため邪魔にはなるが、重要度はそこまで高くはない。
回復さえさせなければ耐久もそこまで高くはないため、一回の攻撃で落としてしまおう。
【ブロッカー】
【竜骨城の看板娘】プテファイターいろは【水/岩/デルタ種:エスパー】
サイクル回し・ステルスロック・防御設置物・アシスト・火力ブーストと完全支援型のブロッカー。
本体の耐久もブロッカーらしくかなりあるのでいざとなれば自ら殴ってくる。
居座り・サイクル型どちらの採用率もそこそこあるため、警戒しすぎはよくないが頭の片隅に置いておいて損はない。
基本的にイタチPTにおいてサポート型は火力型よりも排除優先度が落ちるので、無理のない範囲で削っていこう。
【三毒】ヘドラ・ザ・ハンク【毒/エスパー】
ベトベトンの【変種】を人型の形状に収めたイタチPTの数少ない回収役。
特筆すべきは状態異常【毒】を起点と推測される能力群と後続に【キラー】を付与するサイクル能力。
鋼タイプや毒タイプも毒にしているため、タイプ貫通の毒付与は確実にあると見ていい。
また、毒状態の相手の回復が妨害されていた。詳細は不明だが計算に入れておこう。
火力は毒だよりなため、スリップダメージさえどうにかすれば対処はしやすい。
【オブサーバー】
リリス【水/エスパー】
イタチPT唯一にしてかなり特殊な【ヌシ】オブサーバー。
通常よりも支援の確率が高く、また回復も保有している可能性が高い。
また、このオブサーバーと後述のタイトエンドが選出されていた試合で、タイトエンドが先発ではないのに【トップバッター+キラー】となっていた。
オブサーバーがいない試合ではこのような事例はないため、役割に関する能力を持っているだろう。
【アシスト】
【舞姫】メルトリリス【電気/フェアリー】
トップバッターから転向した回避型アシスト。
必中持ちの攻撃を回避していたため必中無効は確実に保有している。
また、回避したTの終了時に相手を強制交代させるという強力無比かつ回数制限のない能力を主軸としている。
さらにはサイクル殺しのステルスフェアリーも完備。
採用率はサイクル主軸相手にもそこまで高くはないが、選出された場合、場に出たT系統の能力がボロボロになる。
また、重要な選手を引きずり出されないように強制交代無効の採用も視野に入る。
対策としては無効系解除能力を使用し一撃で沈めるのが望ましいが、いない場合はスリップダメージや固定ダメージで攻略しよう。
【タタラ】ドム【炎/地面】
ホウエンでのPDC主催のネームオーダーカップにて異名獲得後、ほとんど構成が変わっていない純粋なアシスト且つイタチPTの回収役その2。
【火傷】付与、後続の回復+アシストと現環境ではあまり見かけない汎用アシスト特化。
とはいえタイプ相性が優秀なためか火力役の後に出る場合が多いせいか、撃墜数がサポート役としてはかなり多い。
能力には表れない迷信の類だが、ひょっとするとキルのための「運」があるのだろうか。優先的に排除したい回転軸だが、他の火力役との優先順位を間違えないように。
【スイーパー】
【英傑殺し】一方通行【エスパー/岩】
現環境のスイーパー単体としては珍しい、火力能力がほとんどない純粋な嫌がらせ特化のスイーパー。
構成に反して異名は無傷の【二枚看板】と【エース】の撃破によって獲得した。
その能力構成は嫌がらせ型スイーパーの完成系と言っていい。相手の役割と火力を奪い去る能力らしく、火力役に補正解除無効がないとほぼ置物と化す。
また、エースを引きずり出す能力を持っているらしく、エキスパンション飛行等がないとバトル序盤でエースを吹き飛ばされてしまう。
解析能力も保持している、イタチPT一の頭脳派。
とはいえ嫌がらせに能力リソースをすべて振っているので育成Sの最底辺程度の耐久しかなく、また場に出る必要もあるため撃破するチャンスは少なくない。
出てきたら確実に仕留めよう。
【パニッシャー】
【魔弾】エミヤ【鋼/ドラゴン】
イタチが初めて獲得した異界展開型【ヌシ】にして高耐久高火力を有する純アタッカー。
異界展開によって耐久力を上昇させ、素の火力と奥義で圧倒する。
特に、相手を瀕死にした次のTに火力が急上昇しており、攻撃タイプも変わっているように見える。
また、
エミヤを倒した相手は瀕死か重傷を負うため、瀕死後にも何かしらの攻撃手段を保有しているとみていい。
どちらかというとアタッカーとしてよりもフィールドの塗り替え要員としての採用が多いように見受けられる。
カバーリング系で火力役を守りつつ早めに排除したい。
【アヴェンジャー】
【無情剣】ロラン【格闘/電気】
元々のアヴェンジャーであった【大黒柱】
ゴロネキの引退の穴を埋めるべく登場した新たな深度4の【ヌシ】アヴェンジャー。
特筆すべきは連撃と高火力、そして死に出しではないアヴェンジャーの起動。
新顔のためあまり分析が進んでないが、冬季大会決勝二回戦を見る限り、消費リソースをほぼ使わずにあれだけの火力を常時出せると見ていい。
冬季大会予選で異名を獲得したばかりなのにあの強さ、警戒を強めたほうがいいだろう。
【タイトエンド】
【unknown】ホワイトグリント【水/草/毒】
入手経緯が極めて特異な後天性タイトエンド。
外見からは想像できないタイプに加えて高火力・高耐久・アシスト、さらには居座りもサイクルもこなすイタチPTの万能性を象徴するような選手。
【天賦】【金冠】【ヌシ】などのリソースを保持していないことは明確なのに、相手の消費リソースをガリガリ削りつつ生存する。
序盤から終盤まで無駄にならず、いるとかなりプレッシャーがかかる。
多少のリソース消費は経費と考え、場に出たら速攻で潰そう。
なお、そのタイプに似合わない硬いだけではない装甲と後天的タイトエンド獲得の経緯から、一部の研究者たちから熱い視線を注がれている。
【キラー】
【怪盗】アルセーヌ【炎/悪】
イタチPTの中で最も分析が進んでいるが、対策が取りづらい火力役。
深度4【ヌシ】で、その強さは
野生異名が中核を占める。
その効果は「場に出たT相手の達成値補正とダメージ倍率補正を奪い取る」という強力無比なシロモノ。
さらには初回登場時に自分を解析させ、その代償に回数制限のある専用の回数をゼロにするため、アタッカーに当てられると非常に厳しい展開となる。
自分を回収する能力もあり、一度出ると相手にプレッシャーを与え続ける。
恐らく他のサイクル主眼のPTならば【エース】として君臨していただろうが、イタチPTでは三番手火力役というところに選手層の厚さを感じさせる。
指揮Sの試合勘でここぞというときに登場させ、ほぼ一撃で対面を倒して帰っていくのは驚異の一言。
逆に、耐久は脆く、補正解除無効系統と強制交代に弱いという点もはっきりしているため、居座り型で圧力をかけつつ焦れて飛び出たところを刈り取ろう。
【黒曜】ディアーチェ【ダーク】
【異界渡り】が【三天】の一角にして、生まれながらの【天賦】による異界展開と【ダーク】という超希少タイプを武器に暴れまわるイタチPTの【キラー】。
一度異界を展開すると相手の能力を一部無効化し、上書きを禁止し、あらゆるタイプを減衰し、高火力貫通と奥義で叩き潰しつつドレインで回復する「単純に強い」アタッカー。
対抗策は上から減衰無効で確実に殴るか、同じく上書き無効の異界に引き込むか、あるいは無効化されない反射でぶち抜くしかない。
フィールド効果を使用するトレーナーは、先述のエミヤと並び真っ先に対策するべきだろう。
【二枚看板】
【豪傑】ガンバスター【鋼/電気】
イタチPTと聞いて真っ先に思い浮かぶ二体の【二枚看板】の内の一体にして【金冠】と【ヌシ】を持つ超高体力型アタッカー。
【金冠】補正による高い耐久力で居座り、相手を瀕死にした時回復する能力で維持し、その大きな体躯から繰り出される高火力で蹂躙する居座り型【エース】の一種の理想形。
スリップダメージで削っても回復されるだけなので、一撃必殺か反射で倒してしまおう。というか他に対処方法がない。
【殺戮蜂】メガスピアー【虫/毒】
【異界渡り】が【三天】の一角、イタチPTの最大火力である【古代種】。
「妖刀」とまで恐れられる戦闘狂であり、素の攻撃力はもちろん、【二枚看板】のC補正と恐らく下克上にて獲得したであろう【天賦】のA補正、
指揮のS資質、さらには絶対先制から繰り出される超高火力の連撃は目の前のものすべてを排除する。
「いろめがね」の強化能力を保持しているのは確実であり、タイプ相性がいい選手を出すとあっさりと返り討ちにされかねない。
さらには戦闘続行まで所持しており、倒されても無理矢理道連れにするという何とも恐ろしい存在。
こいつに対処するのに必要なのは防御手段ではなく攻撃手段であり、速さと重さを兼ね備えた一撃を
メガスピアーより早く撃ち込まなければならない。
1:1~2で倒せたら運がよかったと考えよう。
出現率はサイクル型の場合のほうが若干多い。
【エース】
【最終兵器】ライーサ【飛行/ゴースト】
【異界渡り】が【三天】の最後の一人にして、すべての試合で選出されているにもかかわらず公式戦での出場機会がほとんど確認されない【エース】。
情報の少なさからか強さを疑う声もあるが、プライドの高い【ヌシ】である先述した多数の火力役選手たちが【エース】を譲っている、という事実からその強さは間違いなくイタチPT最強であろう。
西のポケモンスクールに入学した当時は何の変哲もない普通の生徒だったが、勝利と手痛い敗北、【ヌシ】【天賦】の獲得を経て、
うちはイタチの【不動のエース】として君臨している。
出場機会が少なく、且つ出た試合もある程度勝敗が決まってしまっていたため能力の詳細はわからないが、
これまでの傾向から「時間が経つごとに能力が強化される」系統の能力と絶対先制・防御貫通・必中・エキスパンション飛行を持っているであろうことは想像に難くない。
イタチPTを攻略しようと思うと最初と最後に考えなければならず、彼女がいるせいでリソースの割り振りが非常に難しくなっている。
彼女が選出されている、という事実だけで相手にプレッシャーをかけてくる、非常に厄介な存在。
バトル開始から時間が経てば経つほど、その威圧感は加速度的に増えていく。
そして彼女がいる限りイタチPTには勝利の目があるということであり、主導権が完全に相手に渡ることがなく、また他の選手が相手のリソースを削ることだけに専念できる原因でもある。
詳細が明確ではないのではっきりとは言えないが、同じく能力を強化した【エース】か【二枚看板】で対処するのがベストか。
【キラー】で【エース】を解除した上で叩きのめされたという報告も上がっている。
彼女が出たということは、火力役は恐らくもういないので、その時の全てのリソースをつぎ込もう。
PT攻略
さて、監督と選手を一通り紹介したところでこのPTをどうやって攻略するかを考えよう。
先述のとおり、居座り・サイクルがぱっと見ではわからず、それによって対応策が大きく変わるため、強力な対人メタという戦法は取れない。
火力役は選出予想が立ちやすいが、サポート役は全く分からないことがザラである。
しかし、どんな選出・戦法でもイタチPTの戦略はただ一つ、「【エース】で6枚抜き、他はサポート」である。
その上で、サポート一体一体が必殺級且つ単体で完結していて、さらにはシナジーを有している。これに対処するのは至難の業である。
とはいえそれでは攻略にならないので明確な指針を一つ。
「常にダメージレースでの勝利を意識すること」。これ以外の対処方法はないといっていい。
イタチはこちらのPTの情報を分析したうえで、豊富な選手の中からメタを張れるものを選出してくるため「相手のPTに合わせる」といった考えは通用しない。
よって、自分の持ちうるリソースを最大限火力につぎ込み、それによってイタチが選出してくるであろう選手たちに、どの自軍の選手を当てればダメージレースに勝てるかを常に考え続けなければならない。
もし最高を仮定しても火力が足りないという判断が下されるなら、あなたにはうちはイタチに挑むための努力、才能、あるいはその両方が足りていない。
ある程度Tが過ぎてくるとエースの影がちらついてくるが、いつ来てもつらいのは同じなので、エース用のリソースを保持していられるならあまり考えないこと。
うちはイタチが相手の対策をするならば、その想定を上回るレベルで自分のPTの特色や長所を前面に出し、対策される暇を与えず勝利することが現状の最大の攻略法である。
諸君等の勝利を祈る。
ポケモンアカデミア・うちはイタチ研究対策会
最終更新:2020年09月18日 20:14