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E.D.F. - (2015/03/04 (水) 18:34:34) の編集履歴(バックアップ)


E.D.F.

【いーでぃーえふ】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 ジャレコ
稼働開始日 1991年
ポイント 地味でマイナー

概要

  • ジャレコ制作販売の横STG。ジャレコは多くのシューティングゲームを販売しているが、うち殆どの開発はNMKで、自社開発STGは割りと珍しい。
    • 1レバー2ボタン、ライフ制。

システム

  • 本作は非常にベーシックな横シューティングシステムを取っている。特異な点として、ステージ開始時に自機の武器を任意に選択するシステムが上げられる。
  • 他にオプションのフォーメーションを切り替える事ができる。敵を自動的にサーチしたり、自機に張り付いて単純に火力を強化する物等4種類。オプション切り替えに制限は無い。
  • パワーアップシステムはレベル制を採用。敵を一定数撃破し、ゲージがMAXまで貯まるとレベルアップ。最大5レベルまでレベルが上昇。

長所

  • グラフィックが綺麗。背景も美しく、2面が大変芸術的である。
  • BGMが良い。前述の2面の背景とマッチしているので、結構評価が高い。
  • あまりネタにされることはないが、ボスは4面のAB1が評判である。

短所

  • 多和田吏によるBGMは評価が高いが、飛びぬけて印象的と言う訳ではない。
  • 一部からは、『サンダークロス』と間違われることがある。
    • 自機や背景などは確かに似ているが・・・。
  • 世界観はバリバリのSF。メタリックな敵が大量に出現するのだが、それだけに凡百のSTG作品の中に埋もれてしまい、印象は薄い。
  • ゲームバランスは極普通の覚えゲー。自機の当り判定がやや大きいのだが、的確にフォーメーションを切り替え、回避行動をとることで難なく進攻する事ができる。
  • 統括するととにかく地味。プレイし終えた後一時間は「なかなか良かった」と思うかもしれないが、それ以降はすっかり記憶の中から消え去っていてもおかしくない。

総評

 こう言っては何だが、本作について特に語る事は無いと思われる。BGMもグラフィックも敵デザインも良いには良いのだが、飛びぬけて印象的と言う訳ではない。つまらないわけではなく、むしろ色々と丁寧に作られており、面白い事は面白いのだが、じゃあ良作かと言うと相当な覚えゲーで人を選び、決してそうとは言えない。ゲーム的にも中途半端で、印象に残らない空気のようなゲームである。
 正直、同年に『XEXEX』や『ストリートファイターII』と言ったシステム・グラフィック共に非常に印象的なアーケードゲームがあるにも関わらず、よくもこれだけ地味なゲームをポンと出せた物だと感心するほどである。

翌年、アトラスからこのゲームと少し共通点を持ったブレイゾンが稼働された。


スーパーE.D.F.

【すーぱーいーでぃーえふ】

ジャンル シューティング
高解像度で見る
裏を見る
対応機種 スーパーファミコン
発売元 ジャレコ
発売日 1991年10月25日
価格 8,700円
配信 バーチャルコンソール
【Wii】2011年1月11日/800Wiiポイント

概要

  • アーケード版のアレンジ移植にあたる。アーケード版の相違は選択できる武器が4種類追加され計8種類になった、二人同時プレイがなくなり一人プレイ専用となった、一部ステージやBGMの差し替え、などが挙げられる。BGMに関しては、新曲が複数追加された。4(ACでは海ステージであったが、SFCではコロニーになっている。海ステージは3面に変更された。)、5面(ACにはあったが削除。変わりに、宙域になった。)はオリジナルになっているが、曲もオリジナルである。結構評価が高い。しかし、SFCシューティングとしては無難に遊べるゲームなのだが、地味さ加減もアーケード譲りであり、いまいち目立たない存在になってしまった感は否めない。