~オープニングセレモニー~
人類が増えすぎた人口を
宇宙に移民させるようになって、
既に半世紀が過ぎていた。
地球の周りの巨大な人口都市は
人類の第二の故郷となり、
人々はそこで子を産み、育て、
そして死んでいった。
宇宙世紀0079
(ダブルオーセブンティーナイン)
地球から最も遠い
宇宙都市サイド3は
ジオン公国を名乗り、
地球連邦政府に
独立戦争を挑んできた。
戦争はすぐ終わるはずだった。
地球の千年単位で
整備されたシステムと
わずか半世紀だけ
生活してきた場所とでは、
最初から
戦争にならないはずだった。
だが、戦局は大方の予想を
完全に裏切った。
原因は、モビルスーツという
ジオンの新兵器にあった。
モビルスーツ、
それは、宇宙世紀を代表する
戦闘兵器である。
そしてそれは、その時まで、
ジオンにしか
存在していなかった。
一月のこの日は、
地球連邦軍の一人の猛将が、
名将となる日として知られる。
太陽風はそれほどでなかったが
折からの
ミノフスキー粒子の散布により、
電子的視界は極めて悪く、
艦船は密集陣形で
命中率の悪さを
どうにかしようとしていた。
これでも、ジオンの
モビルスーツに対しては
抜本的対策とは言えず、
長い宇宙艦船の時代の終わりが、
縮こまった陣形に
見えるようであった。
この戦い。
戦場全域では
200隻を優に数え、
人員では200000人を
軽く越える。
その多くが、
今日、死ぬことになっていた。
彼らは死んでも、
戦わなければならない
理由があった。
彼らの後ろには
地球があったのだ。
もはや、地球を守るものは、
彼ら以外
なにもなかったのである。
ジオンは、今日、この日、
自らの住居である宇宙都市を
地球に落下させようとしていた。
敵の奇襲攻撃が始まった。
圧倒的な戦力差を耐え抜き、
戦線を維持せよ
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ご覧のとおり、最初のうちは原作アニメのオープニングナレーションとほとんど同じ文章なのだが、途中からどんどんおかしくなっていく。
なんというか、義務教育から通いなおしてください…。
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