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【ふぁいあーえむぶれむ ふういんのつるぎ】
ジャンル | シミュレーションRPG | |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | インテリジェントシステムズ | |
発売日 | 2002年3月29日 | |
定価 | 4,800円(税別) | |
プレイ人数 |
【GBA】1~4人 【WiiU】1人 |
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セーブデータ | 3個(製造時期によって電池版,フラッシュ版が存在) | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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周辺機器 | GBA専用通信ケーブル対応 | |
配信 |
バーチャルコンソール 【WiiU】2015年9月2日/715円(税10%込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
携帯機による新生FEの幕開け 支援会話が初搭載 |
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ファイアーエムブレムシリーズ |
SRPGというジャンルの火付け役となった『ファイアーエムブレム』のシリーズ6作目。
シリーズ初の携帯機での発売であり、FEの産みの親である加賀昭三氏が開発元から離れた後の初の作品でもあることから、シリーズの転換点とも言える一作である。
CMの構成や登場キャラクターの大まかな特徴、シナリオの雰囲気等、過去作の『紋章の謎』のオマージュ要素も数多い。
また次回作『烈火の剣』は本作の前日譚である。
ゲームバランス面
+ | ネタになりやすいキャラ |
その他
メインスタッフの加賀昭三が不在の中で初めて作られた作品故、ゲームデザイン自体は過去作の範疇を抜け出さない保守的な作風となったが、三作に渡るGBAシリーズの土壌を作った点では、一つの岐路といえる作品である。
シリーズ最高難易度を誇る前作『トラキア776』を踏まえ、本作は高めながらも、ライト層でも攻略が見込める『紋章の謎』に近い難易度のバランスに仕上がっている。
また、支援会話システムや難易度設定搭載など、既存の枠組みから脱却しようとする意欲的な面も見られる。
SRPGというジャンルの火付け役でありながらFC/SFCそれぞれの末期にひっそりと商品展開されるなど、比較的機会に恵まれなかったFEシリーズであったが、GBAというハードの時流に乗って発売された事や、主人公のロイが本作の発売に先んじた『スマブラDX』出演、事前に漫画版とのコラボレーション展開が用意されるなど、本作から売り込みに力が入っていく。
『紋章』『トラキア』のシステムに大掛かりなテコ入れを施した初回作故かゲームバランス等に多くの粗こそあれど、プレイに致命的な支障をきたすレベルのものではなく、あえて大味な部分を楽しむ者も居る。
これらの粗は次回作で多く改善されており、より安定して遊びやすくなっている。
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