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SPACE RAIDERS - (2018/01/27 (土) 05:37:55) の編集履歴(バックアップ)
注:ここでは、オリジナル版の『SPACE RAIDERS』、及び廉価版の『SIMPLE2000シリーズ Vol.52 THE 地球侵略群 SPACE RAIDERS』を紹介する。判定はともに「クソゲー」。
SPACE RAIDERS
【すぺーす れいだーす】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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プレイステーション2 ニンテンドーゲームキューブ
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発売・開発元
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タイトー
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発売日
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2002年12月19日
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定価
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【PS2】6,090円 【GC】5,040円
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プレイ人数
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1~2人
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判定
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クソゲー
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黒歴史
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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3Dグラフィックの“人間スペースインベーダー” どんなに頑張っても1回は死ぬ難易度 ストーリーはおまけ 価格が中身に合ってない 凄いのはムービーだけ
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『スペースインベーダー』シリーズリンク
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概要
タイトーが『スペースインベーダー』(以下インベーダーと表記)25周年記念作品として制作した。
ゲーム性は『インベーダー』とほぼ同様であり自機(砲台)が人間に、トーチカ(シェルター)が街中の障害物などに変わった。まるで『ウルトラマンインベーダー』だがそれらの要素が問題となっている。
問題点
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つまり最終ボス戦以外は平行移動しかできない。その最終ボス戦もボスを中心にぐるぐる回れる様になっただけであり、結局横移動しかできない。蟹じゃあるまいし・・・。
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にも拘らず敵は自由に移動できる為、障害物が邪魔になる事が多い。中には屋根に敵が乗った車が急に猛スピードで突っ込んで来る事だってある。タイミングよく手榴弾を投げたりすればやり過ごせるが、初見だと対応できないだろう。『インベーダー』なのに覚えゲー・・・。
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左右への回避ができ近づいて来た敵に当たるとダメージを与える事ができるが、回避できる範囲が狭く敵の数が多い事や強い敵が出て来る事などが多い為あまり回避になっていない。勿論上述の車も回避できない。
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手榴弾やスペシャルアタックは強力だが、障害物まで壊してしまう為自由に使えない。上述の車の時も手榴弾を使ったりすると障害物が残っていた場合一緒に壊してしまう。最早ちゃんとテストプレイしたかどうかも怪しい。
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一応障害物を壊すとアイテムが出てくるが、自分でバリケードを壊さなきゃいけないって・・・。
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敵や障害物は一定数倒すたびに新たに配置されるため、オリジナルに比べてテンポが悪い。
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ボスはボスで弾幕シューティング並みの攻撃を仕掛けてくる。
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ちなみに視点は敵の状況によって自動変更される。自由にできない。
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アイテムは少しあるだけ。あんまり頼りない。
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これらが原因でゲームの難易度がかなり高くなっておりノーコンクリアは極めて難しい。まあこんなゲームを窮めたいなんて人はまずいないだろうが。
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プレイヤーキャラは性能の異なる不良少年・ジャーナリストねーちゃん・ゴリラ警官の3人から選べるが、ムービーが少し変わるだけで(あってない様な)ストーリーに違いはない。
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敵の巨大UFOに戦闘機で突入するシーンがある。↑の3人がなんで戦闘機を・・・生き残っていたパイロットに連れてってもらったとか考えるのは野暮だろうか?
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そしてたった一人で最終ボスを倒すと、なんと「(ネタバレ反転)
敵の増援部隊が地球人抹殺の為に地球へ集結する
」という苦労させといてあんまりなエンディングを迎える。まさか続編でも作る気だったのか?
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“ゲームモードは2つ”“難易度変更不可”という潔さ。
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3Dグラフィックになっているがそこまで綺麗ではない。
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こんな内容のくせに5000円以上もする。いわゆるフルプライスより若干安い価格帯ではあるが、内容には全く見合っていない。
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PS2版はGC版以上にグラフィックがいまいちな出来。1050円高いのに。
評価点
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CGクリエイター・青山敏之氏の手掛けたムービーだけは高く評価されている。
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寧ろ「ムービー詐欺」という意見も多い。店頭やネットの動画で騙された人間もいるとか。
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ちなみにどこからどう見ても『インデペンデンス・デイ』である。戦闘機のシーンはもしや…。
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虫型クリーチャーが大挙して襲ってくるさまは『スターシップ・トゥルーパーズ』のようにも見える。どちらも続編などが作られる程の人気SF映画なので影響を受けた可能性はかなり高いだろう。
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クソゲーのお約束だがBGMはなかなか良質。最終ステージは特に壮大。
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コンティニューが無限。
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本来なら評価点として挙げるほどのものでもないのだが、難易度が高過ぎるのでこれでコンティニュー回数制限があったら本当にどうしようもなくなるところであった。
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二人同時プレイが可能。ストーリーが無い事も含めプレイするならまだこっちの方がいい。
総評
ゲーム性について評価できる部分が無いので薄いストーリーが悪目立ちし、力の入ったムービーも裏目に出てしまっている。
全体的に褒めどころの無い、本家『インベーダー』シリーズに泥を塗る仕上がりとなった。
同じ記念作品なら『スペースインベーダー・アニバーサリー』を買う方がずっとお得で幸せになれるだろう。
SIMPLE2000シリーズ Vol.52 THE 地球侵略群 SPACE RAIDERS
【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ52 ざ ちきゅうしんりゃくぐん すぺーす れいだーす】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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D3パブリッシャー
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開発元
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タイトー
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発売日
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2004年5月20日
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定価
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2,100円(税5%込)
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プレイ人数
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1~2人
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判定
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クソゲー
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ポイント
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『SPACE RAIDERS』の廉価版 『THE 地球防衛軍』ではないので要注意 やはり凄いのはムービーだけ
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SIMPLEシリーズリンク
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概要(SIMPLE)
『SPACE RAIDERS』を『SIMPLE』シリーズのPS2レーベル『SIMPLE2000』シリーズに加えた作品。
今でも「褒められない出来」とされている『SPACE RAIDERS』をタイトル・発売元を変え価格を引き下げて発売されたのが本作。只の廉価版と思って良い。
問題点(SIMPLE)
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タイトル・発売元・価格以外変更点は無いので、問題点も全て据え置きである。
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特に問題なのは奥深いアクション性ややりこみ要素から『SIMPLE』シリーズでも屈指の知名度を誇る『THE 地球防衛軍』と名前が似ていて紛らわしい事。
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さりげなく「軍」ではなくて「群」。「侵略者に立ち向かう一般市民」のゲームであるため、「THE 地球侵略群」というタイトルは「どのみち詐欺」と言えなくもない。ゲーム内容を知らない人にタイトルだけ見せたら「侵略者を操って地球を攻めるゲーム」だと誤解されそうである。
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公式ページやパッケージ裏に「関係ない」と言う事が小さく記載されてはいるのだが、特に発売当時は「間違えて買ってしまった」という声も多く聞かれた。
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その為本来無関係の筈の『地球防衛軍』関連スレで本作がネタにされる事もあった。
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D3パブリッシャー側になんらかの意図が有ったか無かったかは定かでないが、ある種の「タイトル詐欺」と言える。
評価点(SIMPLE)
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クオリティの高いムービーやBGMも、SIMPLEだからと言って省かれたりせずそのまま収録されている。本当にこれだけ。
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値段が3分の1になった。
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しかし、そもそも元が薄っぺらいので2100円の価値さえもあるかどうか微妙なところではある。
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最も発売から時が経った今では中古で500円ぐらいで投げ売られてしまっているので何のフォローにもならないのだが。
総評(SIMPLE)
元のゲームの問題点がそのまま引き継がれている。
価格は非常に安くなりボリューム的なコストパフォーマンスはマシになったが、そもそも遊んでいて面白いゲームではないので、たとえ安くともやはりお勧めはできない。
間違って本作を買ったEDF隊員は口をそろえて叫ぶ。「罠です!」
外部リンク
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珍しいWIREDのレビュー「インベーダー・ゲームの現代版『スペースレイダース』レビュー」
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「現代用語の予備知識」ゲームにパクられた映画のはなし 「インデペンデンス・デイ」
余談
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同じようなタイトルでも、同じSIMPLE2000の『THE 宇宙大戦争』はゲーム性・ネタ双方で頑張っていてそれなりに評価を得ている。
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本物の続編『THE 地球防衛軍2』は、翌年2005年7月28日に発売された。内容についてはあえて語るまい。
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ファミ通WaveDVD2008年6月号の「BOSEの○○タイム 俺たちとインベーダーと30年」というスペースインベーダーの歴史を振り返る番組で本作が紹介されている。
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ちなみにOPムービーは「最高じゃんこれ、面白い!」「完全にインデペンデンス・デイじゃん」「ハリウッドあるあるみたいになって面白い」と評価されており、その後のゲーム部分に関しても「この発想はなかった」「とんでもない名作を見逃していた」と概ね好意的なコメントを残している。
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しかし、ナレーションでは「かなりいい進化じゃないですか。『迷走』っていう言葉がピッタリ合うと思いますけどね」「(SIMPLE作品としての再販について)例のSIMPLEシリーズですからね、面白いかどうかってのは、皆さんにかかってるって訳です」とやや批判的に紹介されている。