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ドラちゃん - (2017/12/10 (日) 21:46:57) の編集履歴(バックアップ)
ドラちゃん
【どらちゃん】
ジャンル
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アクションゲーム
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対応機種
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アーケードゲーム
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発売元
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クラール電子
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発売日
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1980年
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判定
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クソゲー
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ポイント
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著作権侵害な商業作品のゲーム
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概要
名作アーケードゲーム『クラッシュローラー』で知られるクラール電子が発売したアーケードゲーム。
特徴(というか問題点)
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まず第一に、小学館に無許可でドラえもんのキャラクターを使用している。
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本作は名前で分かるとは思うが、ドラえもんの登場するゲームである。
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''しかし本作はあろうことか、事前に小学館の了承を得ずに勝手に作られている。
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ゲームシステムもドラえもんである意味がない。
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レバーで車を東西南北に動かして敵から逃げながらドットを集めて画面上部の赤い壁に付いたトゲを取り除き、トゲがなくなって赤い壁にあいた穴を通れるようになったらドラえもんに体当たりしてステージクリア。…以上。
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やる事は本当にこれだけで、ひみつ道具を使ったりのび太くんが登場したりといったドラえもんならではの魅せる要素は一切ない。
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ステージにいる敵キャラは本作オリジナルの犬や猫、猿といった動物で、絵柄も藤子タッチではない。
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それだけならまだしも、これらの敵は動きが妙にトリッキーで先を読みにくく、おまけに縦への移動がなぜか8ドット単位で急に動くという雑な仕様なため頻繁にぶつかりやすい。
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もちろん音楽も無断で使用されている。
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本作はステージクリアするごとにボーナスステージが現れるが、そこではドラえもんのうたが「あんなこといいな~♪」と超大音量かつ超スローで流れてくる。
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一度だけハートを画面下から発射してドラえもんに当たるようハートを左右に操作するというつまらないボーナスステージの内容と相まって、プレイどころか見ているだけでイヤな気分になってくることうけあいである。
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音楽はゲームを盛り上げる重要な要素である。せめてドラえもんのうたを流すとしたら、アップテンポにした明るい曲調にアレンジしてステージ中で流してくれれば、それだけで本作の印象は多少異なったものとなっていたかもしれない。しかし、本作が著作権侵害なゲームである以上、そんなのはハッキリ言って枝葉末節な問題である。
評価点
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ドラえもんのグラフィックは1980年という時代にしては良くできている。
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また、基板には日本語フォントのデータがないにも関わらずタイトル画面で複数の球体を並べて「ドラちゃん」と日本語表記しているのも芸が細かい。
総評
「ドラえもんのゲーム」としても「アクションゲーム」としても中身がスカスカな子供だましの内容。
それだけならまだしも、小学館にきちんと版権を取らずに作られたという、ゲーム開発をするうえでの禁忌を犯してしまったかなりの大問題作である。
結果としてクラール電子は小学館に訴えられ、本作のアーケード基板はそのほとんどが回収処分されることとなってしまった。
余談
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本作でのマイナスイメージを払拭しようとしたのか、後に発売された『クラッシュローラー』以降にクラール電子は社名のアルファベット表記を変更している。
プレイ動画