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SPACE RAIDERS - (2014/01/28 (火) 11:45:23) のソース

※[[修正依頼]](項目名は『(前略)THE 地球侵略群 SPACE RAIDERS』)提出中
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注:ここでは、オリジナル版の『SPACE RAIDERS』、及び廉価版の『SIMPLE2000シリーズ Vol.52 THE 地球侵略群 SPACE RAIDERS』を紹介する。分類はともに「クソゲー」。
#contents
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*SPACE RAIDERS
【すぺーす れいだーす】
|ジャンル|シューティング|&amazon(B00006WLIK)|&amazon(B00007HMVQ)|
|対応機種|プレイステーション2&brニンテンドーゲームキューブ|~|~|
|発売・開発元|タイトー|~|~|
|発売日|2002年12月19日|~|~|
|定価|【PS2】6,090円&br【GC】5,040円|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|
|~|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~|~|
|~|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~|~|
|ポイント|3Dグラフィックの“人間スペースインベーダー”&brどんなに頑張っても''1回は死ぬ''難易度&brストーリーはおまけ&br価格が中身に合ってない&br凄いのはムービーだけ|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[『スペースインベーダー』シリーズリンク>スペースインベーダーシリーズ]]''|
//分類表記法は「ガイドライン」を参考のこと。
//鬱ゲーという判定表記は現状できない。鬱ゲー一覧に載せるならそれは任意で可能だが、程度次第で掲載場所を選択する必要がある点に注意。

**概要
タイトーが『スペースインベーダー』25周年記念作品として制作した。~
ゲーム性は''『スペイン』とほぼ同様''でありトーチカが人間に、シェルターが街中の障害物などに変わったのだがそれらが問題となっている。~

**問題点
-つまり最終ボス戦以外は''平行移動しかできない''。その最終ボス戦もボスを中心にぐるぐる回れる様になっただけであり、結局横移動しかできない。''蟹じゃあるまいし・・。''
--にも拘らず''敵は自由に移動''できる為、障害物が邪魔になる事が多い。中には''屋根に敵が乗った車が急に猛スピードで突っ込んで来る''事だってある。タイミングよく手榴弾を投げたりすればやり過ごせるが、初見だと対応できないだろう。''『スペイン』なのに覚えゲー・・。''
--左右への回避ができ近づいて来た敵に当たるとダメージを与える事ができるが、回避できる範囲が狭く敵の数が多い事や強い敵が出て来る事などが多い為あまり''回避になっていない''。勿論上述の車も回避できない。
--手榴弾やスペシャルアタックは強力だが、障害物まで壊してしまう為自由に使えない。上述の車の時も手榴弾を使ったりすると障害物が残っていた場合一緒に壊してしまう。一応障害物を壊すとアイテムが出てくるが、''自分でバリケードを壊さなきゃいけないって・・''。
--敵や障害物は一定数倒すたびに新たに配置されるため、オリジナルに比べてテンポが悪い。
--ボスはボスで弾幕シューティング並みの攻撃を仕掛けてくる。
--ちなみに視点は敵の状況によって自動変更される。自由にできない。
--アイテムは少しあるだけ。あんまり頼りない。
-これらが原因でゲームの難易度が高くなっている。

-プレイヤーキャラは性能の異なる不良少年・ジャーナリストねーちゃん・ゴリラ警官の3人から選べるが、ムービーが少し変わるだけで(あってない様な)ストーリーに違いはない。
--敵の巨大UFOに戦闘機で突入するシーンがある。''↑の3人がなんで戦闘機を・・''生き残っていたパイロットに連れてってもらったとか考えるのは野暮だろうか?
--そして苦労して最終ボスを倒すと・・(ネタバレ注意)“&color(white){敵の増援部隊が地球人抹殺の為に地球へ集結する}”というあんまりなエンディングを迎える。''苦労させといてそういうオチ!?まさか続編が!?''

-''“ゲームモードは2つ”“難易度変更不可”''という潔さ。

-3Dグラフィックになっているがそこまで綺麗ではない。

**評価点
-CGクリエイター・青山敏之氏の手掛けたムービー''だけ''は高く評価されている。
--寧ろ「ムービー詐欺」という意見も多い。店頭やネットの動画で騙された人間もいるとか。
--ちなみにどこからどう見ても映画『インデペンデンス・デイ』である。戦闘機のシーンはもしや…。

-クソゲーのお約束だがBGMはなかなか良質。最終ステージは特に壮大。

-コンティニューが無限。
--本来なら評価点として挙げるほどのものでもないのだが、難易度が高いのでこれでコンティニュー回数制限があったら本当にどうしようもなくなるところであった。

**総評
ゲーム性について評価できる部分が無いので薄いストーリーが悪目立ちし、力の入ったムービーも裏目に出てしまう。全体的に褒めどころの無い、本家『スペイン』シリーズに泥を塗る仕上がりとなった。~
いわゆるフルプライスより若干安い価格帯ではあるが、内容には全く見合っていない。~
同じ記念作品なら『スペースインベーダー・アニバーサリー』を買う方がずっとお得で幸せになれるだろう。
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*SIMPLE2000シリーズ Vol.52 THE 地球侵略群 SPACE RAIDERS
【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ52 ざ ちきゅうしんりゃくぐん すぺーす れいだーす】
|ジャンル|シューティング|&amazon(B0001TXQBK)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|タイトー|~|
|発売日|2004年5月20日|~|
|定価|2,100円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''勿論クソゲー''|~|
|ポイント|『スペレイ』の廉価版&br''『THE 地球防衛軍』ではない''ので要注意&br''凄いのはムービーだけ''|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''|

**概要
-『スペレイ』を『SIMPLE』シリーズのPS2レーベル『SIMPLE2000』シリーズに加えた作品。
-今でも「褒められない出来」とされている『スペレイ』をタイトル・発売元を変え価格を引き下げて発売されたのが本作。只の廉価版と思って良い。

**問題点
-タイトル・発売元・価格以外変更点は無いので、問題点も''全て''据え置きである。

-だがそれ以上に問題なのは奥深いアクション性ややりこみ要素から『SIMPLE』シリーズでも屈指の知名度を誇る''『THE 地球防衛軍』と名前が似ていて紛らわしい''事。
--さりげなく「軍」ではなくて「''群''」。「侵略者に立ち向かう一般市民」のゲームであるため、「THE 地球侵略群」というタイトルはどのみち詐欺と言えなくもない。ゲーム内容を知らない人にタイトルだけ見せたら「侵略者を操って地球を攻めるゲーム」だと誤解されそうである((ちなみに地球防衛軍シリーズは外伝の『タクティクス』でインベーダー側を操作することができたりする。))。
--公式ページやパッケージ裏に関係ないと言う事が小さく記載されてはいるのだが、当時は''続編などと間違えて買ってしまったという声も多く聞かれた''。…今は?さあどうだか。
--その為本来無関係の筈の『地球防衛軍』関連スレで本作がネタにされる事もあった。
---『[[地球防衛軍4]]』のwikiでも簡素ながら紹介されている。
--D3パブリッシャー側になんらかの意図が有ったか無かったかは定かでないが、ある種のタイトル詐欺と言える。

**評価点
-クオリティの高いムービーやBGMも、SIMPLEだからと言って省かれたりせずそのままである。''本当にこれだけ''。

-値段が3分の1になった。
--そもそも元が薄っぺらいので、2100円の価値さえもあるか微妙だが。
--発売から時が経った今や中古で投げ売られてしまっているので、何のフォローにもなるまい。

**総評
元のゲームの問題点がそのまま引き継がれている。~
価格は非常に安くなりボリューム的なコストパフォーマンスはマシになったが、そもそも遊んでいて面白いゲームではないので、たとえ安くともやはりお勧めはできない。~
間違って本作を買ったEDF隊員は口をそろえて叫ぶ。「''罠です!''」
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**外部リンク
-珍しいWIREDのレビュー「インベーダー・ゲームの現代版『スペースレイダース』レビュー」
--http://wiredvision.jp/archives/200405/2004052105.html
--SIMPLEで出る前から評判が良くなかったことが分かる。
-「現代用語の予備知識」ゲームにパクられた映画のはなし 「インデペンデンス・デイ」
--http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6404/eiga/i.html#iday-sprd
--問題のムービーの画像が見られる。出来は確かにいい。
-プレイ動画

#region(ニコニコ動画)
&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm946099)
ラストまでを攻略。頑張ったプレイヤーをどん底に落とす鬱なエンディングムービーを含む。
#endregion

**余談
-同じようなタイトルでも、同じSIMPLE2000の『THE 宇宙大戦争』はゲーム性・ネタ双方で頑張っていてそれなりに評価を得ている。
-本物の続編『[[THE 地球防衛軍2>SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2]]』は、翌年2005年7月28日に発売された。内容についてはあえて語るまい。
-ファミ通WaveDVD2008年6月号の「BOSEの○○タイム 俺たちとインベーダーと30年」というインベーダーの歴史を振り返る番組((紹介作品はスペースインベーダー(1978)→リターン・オブ・ザ・インベーダー(1985)→マジェスティック・トゥエルブ(1990)→あっかんべぇだ~(1995)→スペースレイダース(2002)→スペースインベーダーエクストリーム(2008)の順。))で今作が紹介されている。が、出演者のBOSE、ローリング内沢、ルパン小島は最初こそ笑っていたものの、完全に出落ちであり、後半は終始微妙な表情でプレイしていた。
--ちなみにOPムービーは「最高じゃんこれ、面白い!」と評価されていたが、「完全にインデペンデンス・デイじゃん」「ジュラシックトゥルーパーズも入ったね」「色合い的にはマーズアタックもね」「ハリウッドあるあるみたいな感じ」などと言われており、「大風呂敷広げちゃったな」「(過去作品の)呪縛から逃れようとして逃れられなかった」とBOSEに言われていた。
---さらに、ナレーションのmobyに「かなりいい進化じゃないですか。『迷走』っていう言葉がピッタリ合う」とまで言われてしまっている。