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イースIII -ワンダラーズ フロム イース- - (2016/12/30 (金) 00:44:01) のソース

本稿では初出となるPC88版(判定なし)、移植であるSFC版(劣化ゲー)とPS2版(クソゲー/劣化ゲー)を紹介しております。

#contents(fromhere)
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*ワンダラーズ フロム イース ~イースIII~
【わんだらーず ふろむ いーす いーすすりー】

|ジャンル|アクションRPG|&image(Ys3_01_2.GIF,http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=785&file=Ys3_01.GIF)※画像は[[イース大全集>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1302.html#id_219d1341]]収録のPC-88版|
|対応機種|PC-8801mkIISR以降、PC-9801VM/UV以降、&br;X68000、MSX2|~|
|発売・開発元|日本ファルコム|~|
|発売日|1989年7月21日|~|
|定価|8,700円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|トップビュー→サイドビュー|~|
|>|>|CENTER:''[[イースシリーズリンク>イースシリーズ]]''|

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**概要・特徴
-『[[イース]]』シリーズ3作目。
-『イースII』から3年後の話で、『イース』と『イースII』に登場したドギの故郷フェルガナ地方でのアドルの冒険を描く。
-レドモントの街から周辺の攻略ポイントをクリアしていく事でストーリーが進行するアクションRPG。
-従来のトップビューからサイドビューへの大幅変更。各ステージからレドモントの街に至るまですべて真横視点で描かれる。この変更はナムコの『ドラゴンバスター』を意識していると評された。
--レドモントの街を出ると、広域マップ画面が表示されるので、その中から行きたい攻略ポイントを選択。奥に居るボスを倒していく。ストーリー進行と共に行動範囲が広がり、選択可能な攻略ポイントが増えていく。
--なお、攻略ポイントから帰還する時はマップ画面には戻らず、レドモントの街へ直接帰還する。アイテム購入やイベント進行において有益なシステムである。
-アクション性が高くなった分、難易度は『イースII』よりも高め。
-ストーリー上、アドル(主人公)が過去作品と比べると発言が多め。
--シリーズの他の作品では、プレイヤーの代役としてのいわゆる「喋らない主人公」という位置づけで、自分ではあまり喋らず、説明などはほとんど脇役が行っている(とは言え、アドルが喋る作品が他に無いわけではない)。

**評価点
-ごく普通に「横視点型アクションRPG」として見ればまずまずの良作。
-スプライト機能の無いPC88で多重スクロールを実現。
-BGMが非常に高いレベルでまとまっており、ユーザーディスク作成画面で流れている曲からして凄い。凄すぎて採石場深層の曲がトラウマになった人も多数。移植版は賛否あり。

**問題点
-「こんなものは『イース』ではない」など、否定的な意見が目立った。
--開発時は『イース』シリーズとして作られていなかったのだから妥当な意見だろう。また、経営者と製作スタッフとの内部衝突が作品にも現れた代表例の一つであり、正式タイトルが『WANDERERS FROM Ys』(イースからの放浪者)なのも続編製作に否定的だったスタッフたちの姿勢の表れでもある。あくまでも「アドルの冒険」であって、『イース』との繋がりは否定したタイトルなのだ。
-"魔法もクレリアも『イースII』の最後で全て封じられ、魔法の話はこれでお終い"となっていたはずが、どう考えても魔法としか思えない「リングパワー」などが登場し、前作との矛盾がどうにも苦しい。イース周辺の地域だけ魔法が消滅したということだろうか?
-一部で画面が見難い。
--PC88で多重スクロールを実現したのは驚異的技術である。だが視界の開けた画面作りの意識は薄い。

#region(多重スクロールのオープニングデモ動画)
&nicovideo2(sm10373462)
#endregion

--後発の移植作では画面が見やすいように改善されている。またSFC版のように文字が大きくなる等の改善が加わっているケースも。もっとも、これに関しては色の滲みや文字潰れの対策によるところが大きい(当時のコンシューマー機はRFやAV接続だったため、PCほど鮮明な画質ではなかった)。
//この項目、「アクション性」という部分の具体性に欠けると判断、一部を編集し、大半をコメントアウトしました。
-アクション性の高さを前面に押し出してはいたが、純粋なアクションゲームと比べるとそれなりに粗が目立つ。
//--キーボードでの操作性があまり良くない。
//これまでの作品はほぼキーボードでの操作で問題なかった。
//↑これまでといったらイース1.2だがそうでもない。はっきりいって人による。ボス戦など考えると3の方がキーボード操作しやすいという考えもある。また編集で消されてしまったがコントローラー購入は自由。

--これまでのシリーズ同様、レベルが1つ上昇すると劇的に攻撃力が上がり、受けるダメージも目に見えて減るピーキーなバランス。レベルを上げれば最終マップ以外はほぼ無双状態だが、逆にレベル上げを怠るとザコ敵相手でも一瞬で負ける。
//-アクション性が低い。更にレベルアップやHP回復が可能なので操作テクニックをさほど必要としない。
---シリーズのウリである「優しさ」が念頭におかれている事、また横スクロールアクションであっても本質はRPGで、レベル(と装備品)が重要でプレイヤーの腕はさほど必要としないデザインになっている、と考えることもできる。もっとも、本作は今までの『イース』から脱却するための、ある程度実験的な作品でもあったため、アクション面のチューニングまでは行き届かなかったのかもしれない。
//--逆に一部のボスキャラは避けられない攻撃を連発するなど、HPの無いアクションやシューティングゲームにある回避方法を用意していない。
//実際にはボスの攻撃も必死に頑張ればほぼ回避可能です。超難易度ですが。
//--ザコの唐突な出現や移動スピードなど不意を突く攻撃でダメージを受けずに戦うことが難しい。
//そりゃ不意打ちならそれ相応の対応を求められるというものです。「アクション性が低い」という文言とは矛盾している。
--ジャンプ下突きの攻撃力が高過ぎる。地上の雑魚はジャンプ下突きだけ行っていれば良いため、多くの場面で戦闘が作業的になりがち。
---移植版は総じて弱体化しており、ジャンプ下突き以外の攻撃も積極的に行う必要がある。
--一部のリングの効果が絶大すぎる。
---正攻法では攻撃を回避することが難しい一部のボスの攻略法として「プロテクトリングを使って敵に重なって下突きジャンプでザクザク刻め」と身も蓋もない事を書いた公式書籍がある。
--総合的に見て、成長要素のある横視点マップ攻略型剣術アクションとして比較しやすいのは、前述の『ドラゴンバスター』や任天堂の『リンクの冒険』あたりだろうか。これらに比べると、上述した以外にも剣以外での戦闘要素がほとんど無い、敵に攻撃した際のヒットバックが無い、ボスを除けば敵の弱点などが特に設定されていないなど、操作性、難易度の両面とも、練りこみがやや足りない印象が強い。逆に成長システムなどについてはシリーズを踏襲している分、目新しさは少ないが容易に理解できる。
-ゲームの展開が単調。
--横視点のアクションゲームにありがちな敵の出現と行動の単調さ。
--当時のRPGに見られるレベルアップの鈍さ。
---移植版はレベルアップに要する経験値が少なくなり、レベルアップしやすくなっている。それに伴い最大レベルが12から16へと引き上げられた(MAXのステータス値に違いは無い)。
//-『I』のフィーナ、『II』のリリアに比べ、本作のヒロイン「エレナ」はビジュアルCGがまったく強調されず、あまり目立たない。ただし、比較対象が厳しすぎるだけで、本作単体で見ればヒロインとしての役割はきちんとこなしている。
//↑エンディングで出る。それに比較対象もOPとEDしかビジュアルはないのでそれと比べて劣ると評するのは明らかにおかしい文。
-ストーリー面
--最初に出現するボスは存在も出現した意図も不明。なぜかアドル相手に「さあ、こい」という台詞。しかも鉱山の職人がアドルにした忠告が「倉庫には強い剣があり、あの剣があれば責任者を助け出せる、倉庫は縦穴の右上だ、急いでくれ」。いかにもとってつけたような印象がある。
--しかもその剣は武器屋で売っている上級の物よりは弱い。またストーリーで町長が行方不明という非常事態に武器防具屋などが協力してくれないのは…(多くのRPGに言えることであるが)
//以前この文章書きましたが再プレイしたらこのあたりエドガーの責任なので仕方なし。
//--魔王を封印するとされる彫像をアドルが集めるが、集めることを初期から悪役に知られて警告もされているため、案の定街の人を人質にされ、せっかく集めた彫像を渡しに行こうとする展開に。



**総評
-ストーリーに関して前作ほどの起伏や壮大さは無く、話としてはやや短め。前作までとの多少の矛盾に目を瞑ればまとまりは良い。
-アクション性は向上したものの、家庭用ゲーム機やアーケード等のアクションゲームと比べるとやや見劣りする。
-全体として悪い作品では決してないが、「イース」シリーズの続編としても横スクロールアクションRPGとしても当時の水準からして双方のファンを満足させる出来ではない。総じて中途半端なゲームになってしまったことは否めない。

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**発売リスト・移植版の特徴
(国内のみ。発売元が日本ファルコム以外の場合は発売年の後に注記)~
***パソコン
-PC-8801mkIISR以降(1989年)…オリジナル。物語冒頭であるキーを押せば難易度の変更が可能(イージー・ノーマル・ハードの3つ)。
-PC-9801(VM/UV以降)(1889年)…PC88版ベースの移植。スピード調節・ユーザーディスク作成モード(更に細かい設定も可)を実装。3つまでセーブが可能。
-MSX2(1989年)…PC88版ベース。動作は非常に遅いがハードの限界に挑んだ1作。CPU負荷の高いFM音源は使われていない。唯一移植元が不明である。
-X68000(1990年)…本作からマイナーチェンジがなされたアッパーバージョンである(BGMの追加、本作やそれをベースとした移植はラスボスの動きが見直され、ハード性能を活かしアクション性が強くなった)。以降X68k版ベースはオリジナルのアッパーバージョンになっている。非常に滑らかな多重スクロールを実現しているのが最大の特長((スプライトによる動作の軽さは、裏を返せばキャラクターの体重を感じない軽薄な動きに成りがちで、PC88版のゲームを他に移植した場合はその補正を怠るケースも多く、軽いというよりもチープな印象を受けがちだった。))((X68k版では多重とはいえせいぜい地形と背景程度でPC88版のように3重4重スクロールまではしない))。
-Windows98~(2003年)…『イースVI』におまけとして同梱されていた『イース大全集』に収録。内容はPC8801版と同じもの。

***家庭用
-PCエンジン CD-ROM2(1991年、ハドソン)…家庭用初移植。唯一のPC88版ベースだがX68k版の要素も存在する。ハードでは出来ない多重スクロールをスプライトで擬似的に再現(その為ちらつき・がたつきが多く目が疲れるのが難点)。
--CD-DAで奏でられるBGMや気合いの入ったオープニングは圧倒的だが、その分ゲームが始まったときの落差もやや大きい。
//--主要なキャラクターには音声もついたが、アドルだけは文字で会話する。音声ありの台詞には字幕が出ないので、音を消すとかなり滑稽になる。←あえて特殊なことをして文句つけるのはどうか。また字幕のないというのを問題点とするならこれはPCエンジン版のイース1.2にもいえるのでそちらにも足すべき。
--2011年2月16日から、ゲームアーカイブスでも配信されている。
-ファミリーコンピュータ(1991年、ビクター音楽産業)…X68k版ベース。ハード性能の問題で多重スクロールはしないが、動作は軽快。一部の曲の削除やマップの簡略化などもあるが、かなり頑張った移植。
--スプライトに頼ったキャラ表示をしている為、敵の動きがチープ。
//ラスボスはX68kより強い。
//特定の場所で垂直斬りしているだけで倒せたような…。違ったら戻してください。
//--地面に座ったキャラクターだけが異常に大きく描かれ、かなり不気味なビジュアルになっている((膝を立てて座ったキャラクターの足から膝までの高さが、普通に立っているキャラクターの身長と同じだけある。))。指摘するスタッフは誰もいなかったのか…。←移植に限らず全般的なものでは?それに解決策があるとも思えない。
--あまり知られていないが、スタッフはSFC版と同じである(スタッフロールを見比べると直ぐわかる)。
-[[スーパーファミコン>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/785.html#id_1886830e]](1991年、トンキンハウス)…リンク先参考の事(劣化移植判定)。
//…68k版ベース。家庭用としては最も有名な移植だろうか。68k版と比べると演出の簡易化、グラフィックとモーションの簡略化が目立つ。操作性も劣悪。
//--また88版と直接比較すると、レベル1から2の必要経験値は100、アドルの移動スピードの高速化、最大レベル16にアップ、ジャンプ下突きの弱体化などの変更点がある。
//--が、ある種独特のメロディのBGMで所謂「パペパプー音源」のはしりとされた(一部ではメーカー名を取って「トンキンサウンド」とも)。正確には『[[ジーキル博士の彷魔が刻]]』 の開発元のサウンドスタッフによるもので、こちらも独特のメロディが流れている。
//--シーンごとの作画崩壊が激しく、特に主人公の真正面からの顔が非常に不気味。ただ本当にごく一部だけレベルの高いCGがあり、余計に残念さを醸し出している。
//クソゲーまとめのページに詳細情報があるのでCO
-メガドライブ(1991年、日本テレネット)…X68k版ベースだが、一部にPC88版の要素も見られる。
--CGがほぼ無く、各シーンが人形劇っぽく見える点は若干気になる所だが、グラフィックやキャラの動きなどゲーム本体は全く問題無し。ちらつきなどもまず無く、動きもスムーズ。流石メガドライブ、スプライトに強いだけはある、とPCエンジン版の対極。
--『イースIII』の家庭用移植作の中では一番出来がいいと評判だが、肝心の『イースIII』自体の評価が低いのが極めて残念。
-[[プレイステーション2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/785.html#id_eb733efb]](2005年、タイトー)…リンク先参照の事(クソゲー判定)。
//…68k版ベース。同時期のタイトー製移植作品の中でも酷い糞移植。
//--ただ移植が繰り返される中で煮詰められていった作品なので、PS2版もあくまでイース3の移植作や同時期の移植作品の中で評判が悪いだけで、オリジナルのPC88版と比べれば通常のアッパーバージョンの範囲である。
//---しかしBGMはオリジナルより劣化している。
//--初見のプレイヤーはオリジナル版が元々持っていた問題と、PS2版で手が入った要素を混同しがちなので注意が必要。
//SFC版と同様にCO

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**リメイク版『イース フェルガナの誓い』
-詳細は''[[コチラ>イース -フェルガナの誓い-]]''を参照。

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*イースIII ~ワンダラーズ フロム イース~ (SFC版)
|ジャンル|アクションRPG|&image2(562845_14475_front.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068HEH)|&image2(ys3sfc.JPG,http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2865&file=ys3sfc.JPG,width=160,title=これが例の邪神アドルである)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|~|
|メディア|8MbitROMカートリッジ|~|~|
|発売元|トンキンハウス|~|~|
|開発元|アドバンスコミュニケーション|~|~|
|発売日|1991年6月21日|~|~|
|価格|8,800円(税抜)|~|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''(管理人裁定による)|~|~|
|ポイント|邪神アドル(旧称:[[モッコス>ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸]])&br()[[パペパプー>用語集/全般/5#id_b19f3c51]]BGMのはしり|~|~|
**概要
PC88で発売された『WANDERERS FROM Ys』(以下イースIII)のX68000移植版をベースにしている。~
X68kの長所と短所、SFCの長所と短所を合わせ持っている。~

**特長(SFC版)
-ユーザー層に合わせたゲームバランスの調整。
-他の移植作と同様にレベルが上がりやすいように最大レベルを含め修正が施された。
--位置の微修正の行いやすさと下突きの攻撃力低下によって、アクション性は向上。
//-68k版と比べて操作性が劇的に向上している。
//--アドルの動きがキビキビとして移動速度が上がっている。
//--アドルの位置の微修正がしやすくなり、指先を使った感覚的な操作ができるようになった。
//-またSFCは十字キーコントローラーを使えるため、快適な操作を実現している。
//--68kはキーボード操作のため、アクションゲーム向きになっておらずがゲームパッド必須。使わないユーザーは“物好き”な存在だった。
//PC版もコントローラーに対応してるぞ。ホントにやったことあるのか?
//-発色が鮮やかになり画面が見やすくなったため、地形と背景の区別が付き辛いと言う事が無くなった。
//--SFCの得意分野であるドットの表現は優れている。
//RFあるいはAV接続の家庭ゲーム機はPCと比べて場合全てにおいて色の滲みと潰れがヒドイ。実機見た評価とは思えん。
//-レベル上限が上昇して16に(68k版は12)。
//--レベル1から2の必要経験値は100に修正(68k版は300)
//--早い段階でレベルアップできるようになった。一番の雑魚モンスターだと75体倒す必要があったのが、25体で良くなった。
//---この辺りはコンシューマ向けらしい調整といえる。
//記述内容が完全に捏造であり、こんなものは認められません。
//経験値とか数字を持ち出されたのだから、具体的に数字で反論すればいいじゃない。
//操作感については捏造でもないと思います。最近プレイする人で、わざわざパソコン用のコントローラーを用意する人がどれだけいるのでしょうか。
//68kはコントローラー付属してる。レゲーを当時の目線で評価しないで現状で評価するなら粗は枚挙に暇が無い。

**問題点(SFC版)
-X68k版と比べると攻撃パターンが簡易化されている。
//--ただ、PC88版と比べてると、今度はSFC版の方が優れている。つまり、PC88版とX68k版の中間。
--演出も簡易化され、アドルも一回り小ぶりになり一部の背景の書き込みが甘い。
--逆にX68k版はキャラパターンが一部省略され、アドルが逆向きの場合は反転描写。
-攻撃したまま降下すると下突きが使えない。
-全体的に耐久力が上がり敵の攻撃頻度も増えたため、''難易度は移植の中でX68kと並びトップクラス''となり、ラスボスの強さはファンの間で語り草となっている。
--因みに難易度調整機能はなくなっている。
//ライト向けのハードが最高難易度となっているが、オリジナルのPC88版と比べても大して難しくない。
//日本語がおかしい。難易度調整無いのに「ライト向けのハード」って何?
-スプライトによる動きの軽さ。
--家庭用ゲーム機にありがちな体重を感じないチープな動きになった。
-導入されたイベントシーンのクオリティーが低い。
--作画崩壊が激しく、特にアドルの正面顔が非常に不気味だったことからPS2版発売以後は''邪神アドル''((それ以前から某モッコスに掛けてモッコスアドルと呼ばれることも。))と呼ばれる羽目に。しかも鎧すらまともに描けていない。
--ごく一部でレベルの高いCGがある。本当にごく一部だが。
-PC版と比べると音源は弱い。ただ5~6chをBGMに使っている(残りはSE割り込み用)ので同時期のSFCソフトとしては標準的な範囲。
--BGMの音色やアレンジの方向性が独特。ある曲のイントロが「パペパプー」と聞こえるとされ((『翼を持った少年』および『バレスタイン城』という曲のイントロ。バレスタイン城については下記のPS2版の参考動画を参照))、その用語の語源となった。発売元の名を取って「トンキンサウンド」とも呼ばれている。ただ上記の開発元表記の通りトンキンハウス自身がサウンドを制作したわけではないのでこの呼び名はあまり適切とは言えない。((この手の名称を考えた/使っている人はパブリッシャーとデベロッパーの違いをきちんと確認していない可能性が高いと思われる。))
//((PS以前のトンキンハウスが外注に出さずに自前でBGMを作る際、バリバリのPCM音源をガッツリ使うためつけられた名称。同社作品のライトファンタジーなどではトンキン節がいかんなく炸裂している。念のため申し添えるが、音源がPCMしかないだけで、音楽自体は健闘している方ではある。SFCで原曲のサンプリングができると知らなかったゆえの悲劇。なおPS以降は外注を使うようになり、トンキンサウンドは鳴りを潜めてしまった。))
//↑東京書籍/トンキンハウスのPS以前のタイトルはプログラム・グラフィック・サウンド全て外注です。担当しても企画制作まで。PS以降で自社の開発部署が出来ても半々くらいは内製ではありません。
//誤用とかそんなもんじゃない
-初期ロットの一部ロムで「タイトル画面からのロードを行おうとすると画面がブラックアウトしたままフリーズすることがある」と言うバグがある。
--必ず発生するわけではなく、しないこともある。発生する時は何度リセットしても連続で発生する。
--タイトル画面からのニューゲーム及びゲーム中のコマンドウィンドウ画面からのロードは問題なく行える。このため、この症例が頻発する場合一度ニューゲームで開始後、操作可能な場面まで待つ必要があった。
--当事一部ユーザーがメーカーに問い合わせたところ、トンキンハウスはこの症例を認めず、交換にも応じなかった。
--該当ロムを別の本体で起動させたところ一度も症例が発生しなかったケースも報告されているので、SFC本体との相性の問題もあった可能性がある。
//↑以上、自分含め、複数の方の証言で確認した症例ですが、ネット上にはこちら→http://darkhagemo.blog75.fc2.com/blog-entry-512.htmlくらいしか明確なソースは無さそうなので、問題があるようなら項目ごと消して下さい。

//**総評(SFC版)
//68k版のエッセンスを、スーパーファミコンの性能に合わせて上手に換骨奪胎し、さらに68k版の段階ではまだ残っていた88版の欠点にも大幅に修正を加えている。~
//(「イースIII」そのもののアクション性の低さはフォローしきれていないものの)~
//ただ、このSFC版の弱点として、見た目で損をしやすいことが上げられる。~
//この「イースIII」SFC版は、68k版と比べて多少モーションが削られている。~
//外から一見すると問題のように見えるが、注意しなければならないのは「イースIII」への影響はまったくない。~
//なぜかというと、「イースIII」は「イース」「イースII」同様に、元々レベルや装備が圧倒的に重要。~
//攻略の適正レベルから1つ低いだけでほとんどダメージが通らない、レベルがカンストしたらその時々の最強装備を探し出して装備していないと以下同文と、レベルと装備品に強烈に左右される仕様になっている。~
//「ゼルダの伝説」などのように、ボスの攻撃パターンを見極めたりする必要が薄く、アクション性が極端に低い横視点アクションRPGのため、皮肉にもモーションが削られたり、逆に増えて滑らかになっても、殆ど影響らしい影響がでない。~
//2D格ゲーの家庭用移植のように、攻撃モーションといったアニメパターンが削られて、アーケード版では成立したコンボが成立しなくなった。といった、プレイヤー遊び方に影響を与えるような事が、そもそも起きないのだ。~
//ましてやSFC版のモーションは、オリジナルである88版よりは豊富で滑らかなのだからアクション性に不都合や支障が出ることがない。~
//パソコンゲームやPCエンジンタイトルがSFCに移植されると、SFCの苦手としているイベントCGの劣化や音質のダウンという“判りやすい”部分だけ強調されて、操作性の向上などSFCが得意とする部分は都合よく無視される傾向にある。本作も、同様に、まず見た目で酷評されがちなタイトルの一つ。~
//つまりモーションの削減や音質のダウンというマイナス要素が強調されがちだが、それらイベントCGや音源といった要素は、極論すると遊ばなくても、すぐにわかる。~
//逆に操作性やフィールドの見易さなどの遊びやすさといった、SFCが他のハードに比べて優れている部分は、実際に遊ばないとわかりにくいため。~
//そのような見た目で損をしやすい部分を除けば、68k版でも残っていた88版の悪い所を改善し、(レベル1から2の必要経験値は100最大レベル16にアップ、ゲームバランス、操作性)、~
//オリジナルの88版やベースとなった68k版を越えた好移植と言えるだろう。~

//判定変更により、新たな執筆お待ちしております。
//イースIII関係の記事は、SFC版とPS2版も含めて原作ページに統一しようと考えています。ただ、原作がカタログ行きになるかが決まっていないので、もし原作がカタログ決定ならば家庭用移植二作のみを一ページに纏めるのもありかと。
//原作がカタログ決定ならSFC版はカタログで当然ではないかと思う。原作と比べて、完成度の大きな向上を感じる移植。68k版と比べると良い点・悪い点があるが。これを企業問題扱いするのは無理がある。ニコニコで扱われたことだけで言いがかりをつけているといわれても仕方がないのでは。
//そもそも君たちがニコニコ動画しか見てないのではないだろうか?ニコニコで騒がれたと難癖つけて無理やり擁護し、逆にPC-88版を必死で叩きたがっているようにしか見えないが?本当に調べまわった?勿論企業問題は非常に無理があると思うが・・・。

//元記事を削除せずCCにしたのは偉いと思う。でも君の書いてることはもはや捏造です。そもそもX68000でキーボード操作をするなんてのは余程の物好きだけ。君は触ったこともないオリジナル版の批判をしているものと断定されます。

//キーボード操作は物好きとか言いすぎなのではないでしょうか。EGG版とか(88版ならイース大全集なども)ある以上、キーボード操作での印象を書く人間がいてもおかしくないのでは。
//それに、そもそもゲームコントローラーが評価の前提っておかしくありませんか? ハードの付属品でないものを使って当然というのは違和感があります。ネジコンとか格ゲー用コントローラーを使えといっているようなものでしょう? 全員にゲームコントローラーでの印象を前提とさせるのには違和感があります。(これは家庭用機のユーザーだからですが)

//コントローラーが使えないか如き書き方をしてるのに問題があると指摘してるのでは? つか実機はコントローラー付属している。

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*イースIII ~ワンダラーズ フロム イース~ (PS2版)
|ジャンル|アクションRPG|&amazon(B0002M2UC2)|&image2(ys3.JPG,http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2865&file=ys3.JPG,width=160,title=他力本願な某ベルトアクションの市長もどき)|
|対応機種|プレイステーション2|~|~|
|発売元|タイトー|~|~|
|開発元|アクセス|~|~|
|発売日|2005年3月24日|~|~|
|価格|6,090円(税込)|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|
|~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~|~|
|ポイント|邪神アドルの起源&br()PCエンジン以下の糞長いローディング&br()操作性低下&br()せっかくの「下突き」役立たず&br()クインテットが作ったとは思えない糞BGM|~|~|

**概要(PS2版)
2005年にPS2にも移植された。他にもタイトーはIV・Vの移植を発表しており、その第1弾として発売されたが…。

**問題点(PS2版)
-恐ろしく改悪されたBGM。どうすればこのような音が出るのかと疑いたくなるようなアレンジ。
#region(参考動画)
#nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm2655110)
#endregion
--BGMアレンジはクインテットが担当したのだが、そう思えない糞音質。
---クインテットはかつてPC88版のイースシリーズを手がけたスタッフが独立後に設立した会社である。何故オリジナルを最も知るはずの会社がこのようなことをしたのか…。
--重要な場面でカットされてしまったBGMもあればイントロ部分しかないBGMまで。
-フルボイスになったものの、なぜかアドルにまでやたら渋いボイスがついた。これまではアドルが喋る作品はあるにはあったが、ボイスで喋る((SEVENもボイスはあるが、戦闘中の掛け声のみなので問題はない。))のは今のところ本作のみ。
--それだけならまだしも、アドルを始め、起用されている声優はほとんど(当時)無名で、全体的に演技が拙い((『フェルガナの誓い』もPSP版でアドルを除いてフルボイスとなったが、実力派の声優を多数起用しているため、批判の声はあまりない。))特にエレナの棒読みっぷりは聞くに堪えない。声なしの方がマシである。
-オープニングはキャラと名前が表示されるだけ。動きがあまりにも少ない。
-全体的にモッサリとしたゲームスピードに。
--攻撃モーションが改悪されたため走りながら攻撃ができなくなった。
---最強の攻撃法である下突きはほとんど使い物にならない。
--マップ移動の度にローディング。ロード速度もコンシューマー初移植のCD-ROM搭載機PCE版以下。
--背景が一枚絵で、戦闘フィールドはろくにスクロールしない古典的な画面切り替え式。
---原作が多重スクロールがウリだったというのに…。
--更に街を移動する際もイチイチ移動ポイントを選ばなければならなくなりダッシュも出来なくなった。
-他にもことごとくカットされた部分がある。
--敵のHPグラフが廃止された。
--シナリオも省略された箇所がいくつか見られる。
---しかも一部のボスまでカットされている。
-高難易度のX68000版がベースなのだが、他機種と比べ恐ろしく低い難易度に。
-キャラデザも違和感を感じる非常に安っぽい物に。
--エレナがメイド服だったり町長が[[某ベルトアクション>ファイナルファイト]]の市長みたいだったり悪役の領主が[[某シール>http://bikkuri-man.mediagalaxy.ne.jp/index0.html]]の天使側の神みたいだったりする等、明らかにミスマッチ。
--初期に公開されたデザインの評判が悪く''邪神アドルという蔑称が生まれるほど''だった。
#image(Ps2_Ys3.jpg,width=320)
---しかし差し替え後もイマイチな物に。
#image(ys3ps2-5.jpg,width=250)

**評価点(PS2版)
-シナリオだけは、一部省かれているもののオリジナルをほぼそのまま使用しているため悪くない。
-グラフィックそのものの出来は悪くはない。背景の書き込みなどもそこそこ頑張っている。

**総評(PS2版)
この作品は邪神アドルの起源となったグラフィック、明らかに堕ちたクインテットの改悪BGM、下突きを殺してしまうなどの操作性改悪、糞ロードという最悪の移植。~
同年に本家ファルコムが原作の良リメイク『[[イース -フェルガナの誓い-]]』を発売したこともあり、満遍なく叩かれてしまうことになった。~
//ただ移植が繰り返される中で煮詰められていった作品なので、PS2版もあくまでイース3の移植作や同時期の移植作品の中で評判が悪いだけで、オリジナルの88版と比べれば通常のアッパーバージョンの範囲である。~
初見のプレイヤーはオリジナル版が元々持っていた問題と、PS2版で手が入った要素を混同しがちなので注意。~

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**余談(PS2版)
-またタイトーが%%懲りずに%%それを携帯に移植した。
//-[[またタイトーが%%懲りずに%%それを携帯に移植した>http://www.taito.co.jp/mob/title/y/falcom/ysf/]]。←ページが変更されている模様
-IV・Vの移植も問題点があるがこちらは劣化移植の域を出ないだけマシである。
-初回限定版には一部の曲が収録されたサウンドトラックCD、序盤の攻略、PS2版I~VIを収納出来る箱が収録されている。
-発売の前にキャラデザだけではなく背景のグラフィックも書き直されている。
-ジャンプの表紙裏に書かれた広告ではあきまんを起用した。