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G.Gシリーズ EXCITING RIVER
【じーじーしりーず えきさいてぃんぐりばー】
| ジャンル | カヤック操縦アクション |  | 
| 対応機種 | ニンテンドーDS (ニンテンドーDSiウェア)
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| 発売元 | ジェンタープライズ | 
| 開発元 | 朱雀 | 
| 配信開始日 | 2010年3月17日 | 
| 価格 | 200DSiポイント | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 備考 | 『G.Gシリーズコレクション+』の1タイトルとしても収録 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | カヤック使用の水上レースゲーム カヤック操縦であるが故のクセあり操作性
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| G.Gシリーズ | 
 
概要
『G.Gシリーズ』の一角である、縦視線による水上レースゲームにあたる。
競技用カヌーの一種であるカヤックを操作し、様々な川辺コースをチャレンジしていく設定。
オートセーブ方式。
特徴・主なルール
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クセあり操作のカヤックレースアクション。
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本作の自機はカヤックである関係上、一般的なレースゲーム感覚でプレイすると苦戦は避けられないだろう。
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パドル漕ぎ操作は方向転換と加速の両面を兼ねている。すなわち、左右交互によるパドル漕ぎによる加速を行いつつも、方向転換も併用で行わなければならない事を意味する。
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方向転換と加速が同じボタンの操作である為、あらかじめ方向転換をする角度をイメージしておかないと、加速中の方向転換が極めて困難となる恐れが高い。
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ステージ中は常に様々な方向転換が求められる場面が多い。「パドル単発漕ぎ・旋回・クイックターン」の3段階のターンを随所に使い分ける的確性も必要となる。
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ブーストの使いどころも近道クリアへの重要ポイントとなる。適切な場面で使えばクリア時間が縮まるが、使いどころを誤るとブーストゲージ消費が無駄になるだけで終わってしまう。
 
 
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パターン把握は要必至。
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これはレースゲーム全般にいえる事だが、本作を好成績でクリアするには、操作の極め以上にパターン把握が重要となってくる。
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スクロールの速さや"クセあり操作"の件もあり、障害物やリンゴアイテムを見てからの回避(取得)はまず不可能。よって、あらかじめ障害物などの配置パターンの暗記をしなければならない。
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ノーマルコース位ならば比較的パターン無視のごり押しクリアは可能だが、ハードコース以上でアドリブクリアするのはまず無理に近い。
 特にスペシャルコースに関しては、「リンゴアイテムを逃がさずに取得し、的確なるブースト使用で駆け抜けないと確実に制限時間が切れる」程にシビアなバランス調整がされている。
 
 
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コース選択について。
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ゲームを始めると三段階のコースが選択できる。
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各コースは「ノーマルコース」「ハードコース」「スペシャルコース」が用意されている。
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ゲーム初期時ではノーマル・ハードコースしか選べないが、特定条件を満たせばスペシャルコースも選べる様になる。
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各難易度共に全5ステージ構成。『G.Gシリーズコレクション+』版においては、クリアしたコース内でプレイした範囲のステージセレクトが可能となる。
 
 
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ゲームの流れ・ゲームオーバー条件について。
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カヤック(以下:自機)を操作し、各ステージに定められたゴール地点にたどり着けばステージクリアとなる。
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各ステージには制限時間が設けられており、ゴールに到達する前に時間が尽きてしまうとゲームオーバー。その後は該当ステージ最初からの無制限コンティニューが可能。
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ステージ中間には2回のチェックポイントがあり、そこを通過すれば特定量の制限時間が回復するボーナス。
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敵カヤックや障害物などに自機が触れるとタイムロスのペナルティ。確実にクリアしたいのならば、これらの回避・及び下記のブーストの使いどころが重要となるだろう。
 
 
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操作系統。
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自機の操作は以下の通り。
    
    
        | + | 操作の詳細 | 
十字ボタンのいずれか・もしくはLボタンで操縦者左側のパドルを漕ぐ。
押しっぱなしで左旋回、素早く2回押すと左方向へのクイックターンができる。
パドル左漕ぎ・左旋回・左クイックターンの各操作は、自機を左側へと方向旋回させる効果がある。後者になる程に旋回の勢いが激しくなる。
Aボタン・もしくはRボタンで操縦者右側のパドルを漕ぐ。
押しっぱなしで右旋回、素早く2回押すと右方向へのクイックターンができる。
パドル右漕ぎ・右旋回・右クイックターンの各操作は、自機を右側へと方向旋回させる効果がある。後者になる程に旋回の勢いが激しくなる。
上記のパドル漕ぎを左右交互に行うと自機が加速する。その途中でYボタンを押すとブレーキがかかる。
パドル漕ぎの交互操作があまりにも早いと、自機に汗マークが表示され加速が伸びなくなってしまう。
Bボタンでブーストが発動できる。ブーストに関しては下記にて。
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アイテム効果・ブーストについて。
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特定条件を満たす事で、自機の性能を一時的に上げられる「ブースト」が発動できる。
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各ステージには定期的に「リンゴアイテム」が配置されている。これを取得すれば画面右側に表示された「ブーストゲージ」が少し増加する。
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ブーストゲージが少しでも溜まっている状態で上記操作を行えば、自機がブースト状態となる。ブースト中は通常よりも自機スピードが増し、一部の障害物を体当たりで破壊できる。
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ブースト中は時間経過でブーストゲージが消費され、ゲージが尽きると強制的に通常状態に戻ってしまう。
 
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各ステージ開始前のブーストゲージ状態に関して。
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各コースにおける最初のステージでは、既にブーストゲージが最大の状態となっている。これをどう活かすかはプレイヤー次第である。
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次ステージに進むとブーストゲージがそのままの状態で引き継がれる(ゲージは一切回復されず)。よって、あまり暴発的にブーストを発動してしまうと、後のステージで苦戦する恐れが高まる。
 
 
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仕掛け(障害物など)について。
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各ステージには以下の仕掛けが用意されている。
    
    
        | + | 仕掛けの詳細 | 
「リンゴアイテム」…効果の程は上記のアイテム効果の項参照の事。
「敵カヤック」…自機の前方で走行しているカヤック。これに自機が触れると失速ペナルティ。ブースト状態で触れるとノーペナルティで吹き飛ばせる。
「岸辺」…いわゆる外壁。これに触れると失速ペナルティ。各ステージのほぼ全域に敷き詰められている。ブースト状態で触れても若干の失速は避けられない。
「丸太」…これに自機が触れると失速ペナルティの後に丸太が破壊される。ブースト状態で触れるとノーペナルティで破壊できる。
「岩場」…これに自機が触れると自機陥没による大失速ペナルティ。ブースト状態で触れるとノーペナルティで破壊できる。
「沼地」「外壁岩場」…岸辺の代わりにこれらが配置されている場面がある。双方共に自機が触れると自機陥没による大失速ペナルティ。前者はブースト状態でも回避できない。
「危険標識」…水流や急カーブが発生する前に表示される標識。水流注意・カーブの曲がり具合を示す矢印が示される。
「水流」…自機が水流方向へと流されやすくなる。水流とのセットで岩場と沼地(外壁岩場)が配置されている場面が多い。
「急カーブ」…水上の中には急カーブの曲がり道がある。クイックターンを駆使しないと岸辺に激突しやすい。
「チェックポイント」「ゴール地点」…前者を通過すると制限時間延長のボーナス。後者を通過するとステージクリア。
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ステータス表示について。
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下画面右側には常に下記ステータス表示がされており、色々なプレイの目安となる。
    
    
        | + | ステータス表示の詳細 | 
「現ステージ数」…今プレイ中のステージ数が表示される。
「経過時間」…ステージ中の経過時間が表示される。
「制限時間」…ステージをクリアするまでの制限時間が表示されている。
「敵カヤック打倒数」…ステージ内で抜かした敵カヤック数が表示されている。
「ブーストゲージ」…ブーストゲージの残量が表示されている。残量が最大まで溜まっていると"MAX"の表示もされる。
「時速」…今現在の自機時速表示がされている。
「スコア」…今現在のスコア・及びプレイコースのハイスコアが表示される。この表示は上画面に示されている。
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評価点
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清涼感溢れるグラフィック・BGM周り。
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川辺のレースゲームらしく、爽やかな水辺らしさが強調された色彩が強調されている。
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ゆるいコミカルポップ調な雰囲気でありながら、「敵カヤックや障害物を避けながら、川辺の流れに乗りながらゴールを目指す」エキサイティングなノリも感じさせる。
 
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民族音楽を彷彿とさせる和み系BGMに癒される。
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あんまりレースゲームっぽくない気もしないでもないが、これはこれで清涼感がより増強されていていい感じ。
 
 
総評
ターンやブーストを駆使してカヤックを川辺を操作する様が楽しい作品。
操作性にややクセはあるが、それがまた本作の味わいを醸し出している。
余談
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『G.Gシリーズコレクション+』版における本作は、スポーツウェアと競技用ヘルメットを着用したナビゲートキャラが表示される。
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他タイトルのナビコスプレに比べれば無難すぎて地味なファッションだが、なかなか様になっている。
 
最終更新:2022年10月26日 18:57