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Tokyo Xtreme Racer Advance
【とうきょう えくすとりーむれーさー あどばんす】
| ジャンル | レースゲーム |  
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| 対応機種 | ゲームボーイアドバンス | 
| 発売元 | Crave Entertainment | 
| 開発元 | David A. Palmer Productions | 
| 発売日 | 2005年4月20日 | 
| 備考 | 日本未発売 | 
| 判定 | クソゲー | 
| ポイント | 首都高なのに東京以外の所に行ける SPバトルの構造が180度違う
 ライバルが全部知らない者ばかり
 『首都高バトル』と思わなければ遊べなくもない
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| 首都高バトルシリーズ | 
 
概要
『首都高バトル』初の任天堂ハード(携帯機)向け作品。
2003年に実在する自動車会社をライセンスした『首都高バトル01』以降の作品では唯一形式名のみの車種の作品である。
全体的な雰囲気やメニュー等の部分は『首都高バトル0』(外国ではTokyo Xtreme Racer Zero)のそれに近い。効果音も音程こそ違うがDC以降の物が使用されている。
問題点
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最初にクルマを選ぶのだが、その際に下に表示される車名が車体と一致してないものしかない。
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例を挙げると、本来なら「ST205」と表示すべき部分が何故か「S30Z」(おまけにそれっぽいのが見当たらない)になっている事など。
 
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自動車のポリゴンの形状が幼児の描く落書きの自動車のような歪な形をしている。
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その結果、ほとんどマトモなデザインの車が収録されていないという惨状が起こってしまっている。
 
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ライバルの乗るクルマは全て黒一色で同一車種である。
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本来、このゲームは多種多様のカラーリングや車種のライバルが出ているのだが、これだけはマークと性格以外個性感を感じないライバルしか出ていない。
 
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開発会社が元気ではないので、おなじみのライバル(紅の悪魔や迅帝、挙句の果てには不明までもがいない)も出ていない。
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レースを始めると、SPが減るはずが増えており、その自分のSPが満タンになったら勝ちというシステム。
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おまけに常に接戦。普通首都高バトルなら物凄い差が出来る筈だが。
 
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バトルエリアは『ミッドナイトクラブ』でもないのに「ロサンゼルス」や「ロンドン」と、もはや「東京」どころではないゲームになってしまっている。
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アザーカーもまた、日本でロンドンバスやアメリカントラックという、イカれているかつ、手抜き感MAXな感じが出ている。
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エアロパーツにも問題があり、一部ボディカラーと一致しないエアロがあるという、あまりにも酷すぎるシステムになっており、罪の無い愛車をダサくしてしまう事になってしまう。(おまけに色も変えれない。)
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ホイールがまさかの高価格。
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これは前述したお金が貯まらないこともあるが、通常ならホイールはレースで稼いだお金で手に入る程度の価格である。
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おまけにこのホイールがグリップタイヤとセットになっている事である。普通なら1つずつに分けて買うのだが…。
 
問題のゲームのプレイ動画
動画が始まった時点でこのゲームのクソさ加減が良く分かる動画である。
これを観るとまだ本家の会社が販売したPSPの劣化移植ゲーの方がまだマシに感じてしまう。
評価点
何かと首都高バトルではない部分が多いが、一応評価できる部分もあったりする。
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延々とオートパイロットが可能
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但し、オートパイロットの場合、何かとぶつかる事が多いが、一応その状態でもライバルを追うことは可能。
 
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SPバトルのスリル感
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どの作品にも言えることだが、この作品でも十分味わえる。
 
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カラーリング変更可能
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これもどの作品に言えることだが、基本的な色は揃えている。この機能はショップででき、デフォルトカラーに戻す事も可能。また、この機能で前述したエアロパーツの酷さを軽減する事が可能。
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但し、自由に色を変える事はできない。(RGB形式ではなくその色がチェンジする為)
 
 
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最初にセーブして以降、メニュー画面の前に毎回ロードをするかしないかの選択が可能。
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ちなみにしないを選ぶとニューゲームとなる。
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セーブはクエストモードのメニューから出ると可能。ロードと同じ方式であり、しないを選ぶとセーブをしない事になる。
 
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長い首都高をGBAカセットに納めており、首都高も海外製の割には良く出来ている。
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最初こそ短いが、「TOKYO2」以降のコースはまさに首都高らしい複雑なコースになる。
 
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BGMはそれないに聞けるレベルで、主にテクノ系が多い。
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特にフリーラン(ライバルを探す部分)時のBGMの一つが迫り来る様な感じになっており、いかにもそのシーンに合わせてBGMが流れるようになっている。
 
総評
ハードを考慮したとしても、到底真面目に『首都高バトル』の作品として送り出そうとしたとは思えない雑な作りで酷い作品として免れない作品。
車のデザイン周りにしても、シナリオにしても、何故この出来でいいと思ったのかが不明。
いずれも、ゲームは普通に出来るというのは幸いか。
余談
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このゲーム、前述したとおり見覚えの無いライバルばかりであるが、そのライバルのロゴの一部が首都高バトルの「炎のドラゴン」に似たロゴだったりする。
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このゲームの開発元のサイトがあるが、このサイトに当作品の情報が見当たらない為、開発元は恐らく黒歴史にしてしまったのだろう。
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ちなみに外国の「GameSpot」における評価はまさかの「7.1」であり、かつ良評価である。
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ただし、そのほとんどがたった一人による超過大評価であり、当のGameSpotは低評価である。
 
最終更新:2024年06月04日 16:00